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こんにちは!今回は、RE/100 1/100 バウのレビューをご紹介します!
RE/100 1/100 バウは、機動戦士ガンダムZZに登場する量産型分離可変モビルスーツ『バウ』のRE/100(REBORN-ONE-HUNDRED)1/100スケールモデルキットです。発売日は2016年11月26日。価格は税込み3,780円です。
『バウ』の主な登場者はグレミー・トト。このキットカラーにもなっている朱色の機体はグレミー・トトが登場した先行試作機です。上半身で形成されるバウ・アタッカーと下半身で形成されるバウ・ナッターとに分離変形し、それぞれが独立して機動するのが特徴の機体です。
RE/100シリーズということで、組み立てやすくしっかりとした色分けやディテールで完成度も高く仕上がっています。
直立はかなり安定感があり、関節も各部にポリキャップを使用してあるため、関節強度が高いです。ポリキャップも3種類の形状のものしかなく、組立時に極力迷うことがないようになっています。
基本的にはダークグレー、オレンジ、イエローの3色で再現されたキットです。色数こそ少なめですが、各部がきっちりと色分けされていて塗装も比較的楽かと。マスキングによる色分け箇所も極力ないようになっています。
左右対称。バックパックには大型のウイングを装備していますが、特に後方に倒れることもありません。
頭部。機動戦士ガンダムZZに登場する機体に多く見られる三角形型の形状をした頭部です。各部に細かいディテールが入っていて、合わせ目はスミ入れをすればほぼモールドの一部と見分けがつかなくなる感じ。凹みディテールなどで合わせ目がカモフラージュされています。とさか部分もパーツによる色分けがされています。首周りの動力パイプはやや太め。
頭部のカバーを外すことでモノアイが露出。モノアイパーツを可動させることでモノアイを左右に位置させることが出来ます。襟の内側には多少のディテールが入っていて、情報量もまずまず。モノアイパーツの上部にあるダボは切り取らないよう注意です。
正面から。モノアイを左右に可動させた状態が楽しめます。センサーはシールでの再現となります。
バストアップ。胸部ダクトやエンブレムは別パーツでの色分けとなります。広範囲に渡る襟やショルダーアーマーが特徴的。襟は比較的外れやすいので注意です。ショルダーアーマーの内側も別パーツで色分けされていて、胸部には左右で形状が異るディテールが細かく再現されています。胸部はZガンダムに似た形状です。
腹部。分離機構が内蔵されていながらも外観にほとんど影響はなし。完成度の高さを感じさせます。腰部には色分けされたミサイルポッドらしき武器が装備されています。
腕部内側にはビームサーベル柄を装備。動力パイプの形状も再現されています。外側にはイエローパーツで色分けされていて、ダクトも黄色いアーマーと繋がったパーツによって色分けされています。全体的にほぼ合わせ目も出ない形状になっています。
二の腕外側のアーマーは特に可動ギミックはなく、肩部に差し込んで固定する仕様になっています。
イエローの外装パーツには開閉式のグレネードランチャーが再現されています。
脚部。膝裏には動力パイプが再現されています。裏面、側面のダクトやスラスターは別パーツでの色分け。各部にモールドが入っていて、スジボリをしなくてもしっかりとしたディテールが再現されています。一部のモールドは塗り分けが必要かと。
最中割なので中央に縦に走る合わせ目がありますが、段落ちモールドで合わせ目が目立たないようになっています。
足首から下の部分。オレンジとイエローのパーツで色分けされています。足裏にはモールドがしっかりと彫り込まれていて、リアルな見た目が楽しめます。足裏はとくにパーツによる色分けはありません。
かかとは変形機構があるため独立して可動。中央に合わせ目がありますが、こちらも段落ちモールドなどで分かりにくくしてあります。
バックパックはタンクを並行に2基搭載したもの。スラスター部分もイエローのノズルパーツで色分けされています。タンクは筒型なので合わせ目は出ません。
MG1/100フルアーマーガンダムVer.kaと1/100フルメカニクスガンダムバルバトスルプスと比較してみました。バルバトスルプスとほぼ同じくらいのサイズです。
首の上げ下げ。首の長さが短いため、上下可動は極めて小さいです。僅かに頷いている程度。
左右へは襟が干渉するまで可動。この首周りにあって、まずまずの可動域かと。
腕部左右への展開は、ショルダーアーマーと前腕の干渉などにより、水平程度にしか可動しません。肘が逆向きに少しだけ可動します。
肘もショルダーアーマーの一部が干渉するので、90度程度に曲がるのみです。
腰をひねった状態。これでも一応回転させていますが、見た目的にはほぼないのと同じ可動域です。
専用アタッチメントを使用してアクションベース1に設置可能。
画像のように股関節部分にアタッチメントを差し込んでアクションベースに設置します。股関節内部には黄色い別パーツで2基のノズルが装備されています。
アクションベースに設置してもかなりしっかりとしています。ポージングも自由に可能。アクションベースのほうがフラフラした感じがありますね^_^;
脚を前後に展開させた状態(画像左)。フロントアーマーを上げてそこそこ腿を上げることができますが、リアアーマーの干渉により、後方にはほぼ上げることが出来ません。膝の可動は外装パーツが干渉するまで曲げることが出来ます。まずまずかと。
足首の可動もほぼ微量。変形キットな割に、そこまで足首の可動に柔軟性はありません。
アンクルガードが上下に可動。このあたりは少しでもポージングに幅をもたせることができます。膝の外装パーツはポロリの頻度が高い箇所です。
内股は腿の外装パーツが干渉するので画像(左)程度ですが、がに股は真横以上に可動します。画像(右)のように、向こう側に脚部を向けることも可能。
腰部サイドアーマーを水平に可動させることで、脚部も干渉なく水平に可動させることが出来ます。足首の可動域はほぼ気持ち程度。
立膝は思った以上に整ったスタイルになってくれました。脚部の外装パーツが厚めなこと、足首が内側に少し可動することなどが要因です。
サイドアーマーはバウ・ナッターに変形するときウイングになるので、水平にまで可動し、さらに回転させることができます。サイドアーマーには縦に合わせ目がありますが、こちらも段落ちモールドでカモフラージュされています。
バックパックのフレキシブル・ウイング・バインダーは水平にまで可動。
前後にも腕部が干渉するまでは回転させることができます。
内側のバックパック本体も上下に回転可動させることができます。主に変形時に可動させる部分です。多少合わせ目がありますが、こちらもディテールの一部としてモールド化されている状態です。
フレキシブル・ウイング・バインダーのパイロンに取り付けてある三連装ミサイルは回転させることができます。主に変形時に可動させる箇所です。ウイングへの取り付けはクリップ型のパーツでの設置となります。ややポロリ対称。
※パイロン・・・・航空機の翼や胴体の下にエンジン、ミサイル、 爆弾、増槽などを取りつけるための支柱。
ビームライフルは最中割で、動力パイプやセンサーなどが一部別パーツでの再現となっています。
センサーはシールでの色分けです。グリップは可動させることが出来ます。
ビームライフルのグリップにダボがあるので、マニピュレーターにしっかりと固定されます。手首が弱めでややふらつきがありますが、ポロリするほどゆるくはありません。
シールドには色分けされた五門メガ粒子砲を装備。黄色いエンブレムも別パーツになっています。しっかりとしたディテールになっていて、シールド裏も適度にモールドが再現されています。裏面には数カ所、円形のパーティングラインがあります。
腕部に取り付けるアタッチメントは上下に可動し、回転させることができます。シールドを装備した時のポージングではいろんな角度に可動してくれます。
腕部の黄色い外装パーツに挟み込みます。被せているだけなので、手が当たるとポロリすることもあります。
ビームサーベル刃が二本付属。
腕部のビームサーベル柄を取り外し、ビームサーベル刃を取り付けます。柄にはダボがついているので、マニピュレーターにしっかりと固定されます。
ではモビルスーツ形態の画像を適当に何枚かどうぞ。
ではここからバウを変形させていきます。モビルスーツ形態から飛行形態への変形となります。
①画像左はモビルスーツ形態。②まずはバックパックを上側に可動させ、腹部のコックピット部分を展開しておきます。(画像右)
③背面のスラスター付きボディパーツを展開させておきます。この箇所もスラスターが別パーツで色分けされています。
④上半身と下半身を分離させます。
ではここからバウの上半身をバウ・アタッカーに変形させていきます。
⑤コックピット部分の先端を引き伸ばします(画像左)。⑥頭部を胴体に沈め、頭部下の部分から黒いパーツを引き出しておきます(画像右)。
⑦ウイングを水平に可動させます(画像左)。⑧ウイングを縦に回転させ、黒いバックパック部分と水平になるようにしておきます。ウイングに付いている三連装ミサイルも縦に回転させておきます(画像右)。
⑨黒いバックパックを回転させ、ウイングが上半身と水平になるようにします(画像左)。⑩頭部下の黒いパーツと背面のスラスター付きボディパーツを画像のように位置させておきます(画像右)。
⑪ビームライフルのグリップと上部の可動パーツを回転させ、取り付け可能な状態にしておきます。
⑫ビームライフルとシールドを取り付けていきます。
⑬先にシールドをバックパック下部のダボに取り付け、その後にビームライフルを取り付けます。ビームライフルは取り付けが少し複雑なので、説明書を見ながら破損させないように取り付けます。
⑭マニピュレーターを外し、手首の内部パーツを回転させてダクト型のディテールがこちらに見えるようにしておきます。
⑮腕部のショルダーアーマーを閉じておきます。この時、肩のポリキャップを少し斜めにしておくとショルダーアーマーが回転させやすいです(画像左)。(ここは説明書が少しわかりにくいですが、あまり深く考えず、ただショルダーアーマーが閉じられればOKです。
⑯腕部を回転させ、ボディと平行にしておきます(画像右)
⑰腕部を下側に可動させたら、バウ・アタッカーに変形完了です。
ビームライフルに付属のアタッチメント(股関節に設置したものと同じパーツ)を取り付けてアクションベースに設置します。
ではバウ・アタッカーの画像を適当に何枚かどうぞ。
では次に下半身をバウ・ナッターに変形させていきます。
①画像左は変形前の下半身です。②かかとを収納し、足首を少し手前に位置させておきます(画像右)。
③足首部分を脚部に収納し、つま先が伸びた状態にしておきます(画像左)。④サイドアーマーのウイングを水平に可動させ、腿の付け根を外側に回転させます(画像右)。
⑤サイドアーマーのウイングを回転させて平らな面が見えるようにし、脚部を左右45度程度に開いておきます(画像左)。⑥フロントアーマーに付いているダボを腿にハメ込んで固定します(画像右)。
これでバウ・ナッターへの変形は完了です。
バウ・ナッター用のアタッチメントが付属します。
アタッチメントをフロントアーマーの中央に差し込んで固定し、アクションベースに設置します。
ではバウ・ナッターの画像をいくつかどうぞ。
アタッチメントはするりと抜けやすいので、バウ・ナッターの前方を下側に向ける時はアタッチメントからバウ・ナッターがスルッと抜けてしまわないよう注意が必要です。
ではここから、バウ・アタッカーとバウ・ナッターの飛行イメージ画像を何枚かどうぞ。
以上です。
可動域はそこまで広くはないものの、軽量すぎず重量すぎずのスタイリッシュボディで、ポージングがも思いの外決まります。しっかりとした色分けがされていますし、ボディのモールドも多めでディテールがリアル。変形機構も楽しめる、機動戦士ガンダムZZファンにはたまらない新作キットになっています。
バウ自体、これまでそれほど多くキット化されていない機体ですし、1/100サイズのバウとしては今回が初(ガレージキットを除く)。組み立てが比較的容易でありながら、組み立てボリュームもあってガッツリ楽しめるのがいいですね。
8 件のコメントがあります。
しんざん
on 2017年1月16日 at 00:30 -
コメント失礼します。私、今組んでいる真っ最中ですが、二の腕がポロリするのは、一番奥までパチンとはめ込んでいないからではないでしょうか?
(バウナッターの機首部分のように)
パチンと音がすれば、逆に抜くのに力がいるくらいの強度になりますよ~。
nori
on 2017年1月16日 at 03:12 -
コメントありがとうございます!
確かに二の腕部分をハメた時、なんとなく物足りなさを感じましたからねぇ^_^;
今バウは塗装中なので、完成したら組立工程ご紹介時にでも試してみたいと思います♪
ご指摘ありがとうございますm(_ _)m
DISRX
on 2017年3月14日 at 22:15 -
腰は左右に傾けられますよ
nori
on 2017年3月15日 at 04:11 -
コメントありがとうございます!
今はキットが手元にないため確認出来ませんが、もしかしたらコックピットブロックやフロントアーマーをかわすことで回転させることができるかもしれませんね。
考察が不十分で申し訳ないですm(_ _)m
閲覧頂きありがとうございます(*^^*)
DISRX
on 2017年3月15日 at 16:24 -
回転じゃなくてスイングです
腰の黄色い部分に軸があってそこで傾けられます
nori
on 2017年3月16日 at 00:22 -
コメントありがとうございます!
そうですね。バウナッター先端のフィンのところが軸になっていて、腰部が左右にスイングしますね♪
ご連絡いただき感謝ですm(_ _)m
匿名
on 2017年4月17日 at 19:24 -
膝アーマーのポロリと言われてますが、アップ画像を見る限りしっかりはめ込まれていないと思います。
ここはなかなか外れるものではないですよ。
nori
on 2017年4月18日 at 06:38 -
コメントありがとうございます!
RE/100バウのレビューにおいて多くの方にご指摘いただき大変感謝ですm(_ _)m
バウのレビュー全体を見直し、修正をしましたのでまたこのページを訪れた方々に参考にしていただけると幸いです。