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HG エグザベ専用ギャン(ハクジ装備) レビュー

今回は、HG 1/144 MS-15/H エグザベ専用ギャン(ハクジ装備)のレビューをご紹介します!

HG エグザベ専用ギャン(ハクジ装備)は、『機動戦士ガンダムGQuuuuuuX』に登場するMS「MS-15/H エグザベ専用ギャン(ハクジ装備)」の1/144スケールモデルキットです。エグザべ専用ギャンの特徴的な機体形状を再現。巨大なスピア「ハクジ」や保持用台座、シールドの付属により、印象的なアクションポーズが再現可能となっています。価格は2,860円(税込み)です。

ジオン公国軍が開発した白兵戦用MSで、推進器も兼ねる大型複合兵器「ハクジ」を装備。劇中ではエグザベ・オリベが搭乗し、シャリア・ブルのキケロガなどと激しい戦闘を繰り広げた機体「MS-15/H エグザベ専用ギャン(ハクジ装備)」がHGでキット化。ジークアクス版ギャン特有のデザインと洗練されたフォルムが新規造形で再現されています。

成形色はホワイトを基調に、胸部や腹部、膝部などにライトグレーを配色。その他、肩内部や大腿部動力パイプ、背部スラスター、バックパックなどがグレー、内部や関節などがダークブルー成形色での再現となっています。

マーキングシールが付属し、モノアイと全身各部のゴールドラインを補います。ホイルシールは付属せず。バックパックや大腿部後部のフック、ハクジのモールドなどを塗り分ける必要がありますが、素組みでも十分なくらいの色分けが再現されています。

外装のホワイトや内部のダークブルーパーツなど、一部パーツにはKPSが使用されています。ABSは不使用なので、塗装やスミ入れをする場合も破損を気にせずに取り組めそうです。

ポリキャップは不使用。肘や膝はKPSパーツ構成で関節強度はまずまず高め。バックパックも小柄で特別負荷のかかるような装備はないため、自立は安定します。

■付属品

巨大スピア「ハクジ」、ギャン・シールド、ビームサーベル刃✕2、サーベル柄(長)✕2、ハクジ保持用のスタンドが付属。

スタンド用のジョイントパーツが付属。余ったパーツはお好みでご自由にお使いくださいとのこと。

■各部形状

HGUCギャンと比較しながらエグザベ専用ギャンの各部を見ていきます。

■頭部

頭部。ギャン特有の十字型モノアイスリットに加え、頭頂部アンテナや曲状装甲が特徴的に造形。成形色も白で統一されるなど、全体的に上品さや清潔感を感じさせる造りになっています。

全体的に合わせ目ができないパーツ構成。

メット部は上下に可動。横軸のモノアイスリットを広げたり閉じたりして表情を変化させることができます。

上部メット部を外すことで球状のモノアイが露出。

モノアイはボールジョイント接続で柔軟に可動させることができます。中央ピンクはマーキングシールでの色分け。

■胴体部

胸部。派手ではないですが、白とライトグレーの装甲がバランスよく造形。頭部を覆う立ち襟も気品や風格を感じさせるところがあります。ゴールドのラインはモールドの上からマーキングシールを貼っての色分け。

首は、ダブルボールジョイントパーツで適度に可動。襟内側のラインモールドが印象的で良いですね。肩は1軸接続の受け口で少しだけ可動します。

腹部ボールジョイント、腰部の可動ギミックにより、上半身を広く前後させることができます。

腰部。全体を覆うような腰アーマー類はなく、簡単なライン状の装甲のみが造形。可動を活かすような軽装スタイルになっています。こちらもサイドアーマーのゴールドラインはシールでの色分けです。

サイドアーマーはリアアーマーに1軸接続で上下に可動。脚部との干渉を避けられるようになっています。腰アーマー裏に裏打ちパーツやモールドはありません。

■腕部

腕部。球状のショルダーアーマーや腕部の筒型装甲など、全体的に西洋騎士の甲冑を思わせる、特徴的なデザインで造形されています。上腕と前腕のゴールドラインはモールドにシールを貼っての色分け。

上腕は一部が左右の組み合わせですが、合わせ目は段落ちモールド化。前腕も左右の組み合わせですが、こちらは前後中央に合わせ目ができます。肘から分離しないので、合わせ目を消す場合は後ハメなどの加工が必要かも。

手首には可動ギミックがあり、適度に反らすことができます。なのでビームサーベルで突くようなポーズも再現可能。

ショルダーアーマーは簡単な1個パーツ構成。ふちのゴールドはシールでの色分けです。ショルダーアーマーはボールジョイント接続で柔軟に可動。ダボ受け口が一部が欠けた状態で高くまで上げることができます。

■脚部

脚部。西洋騎士風の丸みのある装甲に加え、大腿部を巻くように配された動力パイプが特徴的に造形。どの部分よりも目を引くような独特のデザインになっています。大腿部のクロスしたゴールドラインはシールでの色分け。膝やスネのモールドはグレーに塗り分けが必要です。

大腿部は前後の組み合わせですが、側面の合わせ目は段落ちモールド化。膝から下は白い装甲が左右の組み合わせで前後に合わせ目ができます。膝から分離しないため、合わせ目を消す場合は後ハメが必要。

大腿部にのみ簡単なフレームが造形。足の付根はロールや上下可動します。

大腿部上部にはサーベルホルダーがあり、付属のサーベル柄を脱着することができます。

取り外したサーベル柄はグリップを保持用の長いものに組み替え、ビームサーベル刃を組み付けて使用します。

大腿部後部のスラスターは角形のフレームが特徴的。フレームはゴールドに塗り分けが必要です。スラスターノズルはヒンジ接続で上下に可動。適度に表情をつけることができます。

ソール部は軽装スタイル。少しつま先に厚みがありますが、まとまりのあるデザインで造形されています。

足裏はメカニカルなモールド入りの裏打ちパーツで蓋がされています。足首のボールジョイントは左右で形状が少し違うので組立時は少し注意が必要。

■バックパック

バックパックは1stのギャンに似たシルエットで、左右に筒型スラスターを装備。下部にはスラスターノズルが露出するなど、全体的にメカニカルさを感じさせるデザインになっています。中央のフレームはゴールドに塗り分けが必要。

筒型スラスターは簡単な前後2枚パーツ構成ですが、側面や上部の合わせ目は段落ちモールド化。

下部スラスターは円形フレーム、バーニア共々別パーツ化されているので塗り分けても良さそうですね。

バックパックはヒンジの基部パーツが他のキットと同じ2ダボ接続。なのでHGSEED FREEDOMシリーズやHG水星の魔女シリーズ、一部のHGUCなどのパックパックと交換、カスタマイズをすることができます。

ヒンジ接続によりスラスターを適度に上下させることができます。

■他キットとの比較

HGUC RX-78-2ガンダム(リバイブ版)、HGUCνガンダム(ファンネルなし)と並べて大きさを確認。RX-78-2よりも少し大きめ。HGとしては中間くらいの大きさかなと。

HGUCギャンと並べて比較。HGUCが昔ながらの重厚な西洋騎士風のデザインなのに対し、ジークアクス版であるエグザべ専用ギャンはより現代的でスタイリッシュ。大腿部動力パイプや後部スラスターなど、一部に個性の強いディテールもあり、独特の存在感を放つキットになっています。

SEED版であるHG ギャンシュトローム(アグネス・ギーベンラート専用機)と並べて。ギャンシュトロームのほうが1stのギャンのデザインに近い印象ですが、どちらも1stギャンの特徴をうまく捉えつつアレンジされています。

同シリーズのHGジークアクスHG赤いガンダムと並べて。どれもジークアクス登場機らしい、独特のクセを持ったキット(機体)になっていますね。

■各部可動域

頭部は首のダブルボールジョイントパーツによって適度に上下します。左右へは顎と襟が干渉しやすいですが、顎を内側にいれることで水平までスイング可能です。

腕は水平程度まで上げることができます。肘は1重関節ですが、V字まで深く曲げることが可能。

肩は可動ギミックがあまりなく、意外にも少し前後する程度です。

腹部可動ギミックにより、上半身を幅広く反らすことができます。

腰は少し干渉しますが360度回転可能。浮かせてディスプレイさせる場合は一般的なキットと同様、股間部に3.0mm軸を差し込みます。

前後開脚は、前方へは腰アーマーが軽装で干渉がないため、高くまで脚を上げることができます。後方はスラスターとリアアーマーが干渉するため、かなり制限されます。

膝は2重関節で、大腿部のパイプがやや干渉しますがある程度深くまで曲げられます。膝周りも隙間は塞がれていて装甲の内側が見えたりすることはありません。

足首は適度に前後します。左右への可動は、内側へは広めに可動するようになっています。

大腿部が太く、腰部と干渉するため、左右への開脚はハの字程度までとなります。

内股、がに股は共に45度程度まで可動します。

立膝は割ときれいな姿勢で再現することができました。

可動域の総括としては、大腿部が太いため、脚部が多少干渉して動かしづらいところはありますが、上半身は比較的細身で可動が柔軟。胴体部も可動箇所が多いですし、脚部もそこまで不自由な感じではないので、ある程度しっかりとしたアクションポーズは再現できると思います。

■武装類

巨大スピア「ハクジ」。3基のレールガンと推進装置で構成された大型兵装です。球状のエネルギータンク?が特徴的に造形。後部装甲やパイプ部分はグレーのパーツでの色分けですゴールドラインはシールでの色分け。

白い本体部分は簡単な左右の組み合わせで上下に合わせ目ができます。後部のグレーの部分は後ハメなので合わせ目を消すのはラクそう。ライン状のモールド内部はグレーに塗り分けが必要です。

グリップにも輪型のフレームが造形。スピアの内側は荒々しいモールドが多数造形されています。ふちのスラスター基部に少しやっつけ感があるのはもったいないかも。

ギャン・シールド。正円形を特徴とする大型の防御武装になります。本体と同様、白を基調としたカラーリングで、表裏共に装甲に厚みがあり、ゴツゴツとした装甲によって重厚さが表現されています。ゴールドのラインはシールでの色分け。

裏面のジョイントフレームは可動箇所が多く、各部を可動させることでシールドの位置を細かく変化させることができます。

表面の装甲は展開可能。内部からハイドロポンプの発射口が露出します。発射口も丁寧に開口されていて造形のクォリティが高いです。

開口穴には付属のビームサーベル刃が組み付け可能でした。ビーム砲ではないですが、エフェクトパーツを組み付けて演出してみても面白いかも。

HGUCギャンのシールドと並べて比較。円形なのは同じですが、デザインやディテールはかなり違っています。

■ポージング

一通り武装して。

ハクジは一旦内側のグリップを外し、ハンドパーツで握らせてハクジ本体に組み付けます。

グリップが太く、ハンドパーツにぴったりはまり込むのでしっかりとした保持が可能です。

上半身が広く前後するため、劇中で見せた突き進むような飛行ポーズも自然な姿勢で表現することができます。

スタンドを使用する場合は3.0mm軸にジョイントパーツを組み付け、ハクジに組み付けて支えるようにします。

スタンドはたまにHGなどで見られるコンパクトサイズのものが付属。底板が小さく軽量なので、ハクジの重量に持っていかれることもあるので注意です。

ハクジはギャンの全高を超える大きさ。存在感がヤバいですし、装備させることでギャンの重厚感が一気に増します。やはり大型武装を保持する機体は格好良いですね。

ギャンシールドのジョイントフレームはグリップとダボの2箇所でしっかりと固定されるため、厚みのあるシールドもラクに保持することができます。

ハイドロポンプ射出体勢で。ギャンシールドを前方に向けてもフレームが全く垂れることはなく、腕部も各部関節強度が高いのでしっかりと保持してくれます。

ジョイントフレームに3.0mm穴があるので、ギャンシールドを単体でディスプレイできますし、他キットの前腕などに装備させても良さそうです。

ハクジの重量からか、弄っていると手甲パーツの1軸が折れてしまいバラけやすくなりました。こうなるとバラける頻度が一気に高まるので、折れないように注意したほうが良さそうです。

保持強度が完全に落ちてしまうので、仕方なくマスキングテープでも巻いてバラけないようにしておきました;ハクジもスタンドで支えないとキビシイ・・・;

股間部が左右の組み合わせで3.0mm穴が開きやすいため、スタンドとの固定が甘くクルッと反転しやすいので注意です。飛行ポーズなどを取らせる場合は何か詰め物をするなど補強してからディスプレイさせたほうが良いかも。

ハクジを外すと軽装化するのでポージングがかなりラクになります。手甲パーツのバラけも気にする必要がないので助かります;

ビームサーベルが軽量なので、特に保持を気にする必要がなく、四肢の可動に注力できるのでポーズが取らせやすいです。手首スナップが効かせるので、突くようなポーズも自然な姿勢で再現することができます。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。全身ホワイト+ゴールドラインがかなり映えるカラーリングになっていて、このジークアクス版のギャン特有の機体形状ともよくマッチしています。昔から高貴な雰囲気の強いギャンですが、この白を基調としたカラーリングもとても上品で良いですね。可動は多少ぎこちなさはあるものの、程よい可動域と個性的な造形で十分に動きや表情を付けることができます。

気になる点は、ゴールドラインがシールなのはちょっともったいない気がしますが、まぁパーツで色分けするためには、RGレベルの緻密な分割が必要そうなので致し方ないところではありますね。それとハクジが割と重いので、保持させるとハンドパーツに負荷がかかってきます。自分のものは軸が折れてしまい、保持がかなり厳しくなったので、飾る場合はハクジをスタンドでディスプレイさせ、手に負荷を欠けないようにしたほうが良いかもです。

シールドはハイドロポンプ射出ギミックが再現されていてポーズが様になりやすいですし、ギャンらしい手首スナップで、突くような動きも再現可能。エグザべくんをグッと持ち上げた指揮官機らしい、風格が感じられるキットになっているのが良いですね。

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