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RG シャイニングガンダム レビュー

今回は、RG 1/144 シャイニングガンダムのレビューをご紹介します!

RG シャイニングガンダムは、『機動武闘伝Gガンダム』に登場するMS「GF13-017NJ シャイニングガンダム」の1/144スケールモデルキットです。RG独自のリアルな外観と可動機構を追求。差し替え無しでスーパーモードが再現可能な他、可動に最適化したフレーム構造を採用し、よりしなやかなポージングが可能となっています。シャイニングフィンガー用のハンドパーツも付属。価格は3,850円(税込み)です。

ネオジャパンのミカムラ博士が開発したモビルファイターで、劇中では主人公であるドモン・カッシュが搭乗。ガンダムファイト第13回大会を戦い抜くなど、作品の前半で多大なる活躍を見せた機体「GF13-017NJ シャイニングガンダム」がRGでキット化。

2022年8月に発売されたRGゴッドガンダムの内部パーツとアドバンスドMSジョイントフレームを流用しつつ、スーパーモードへの変形ギミックを持つ特徴的な機体形状が新規パーツを交えて再現されています。

成形色はホワイトを基調に、各部にブルー、レッド、イエローを配色したガンダムカラー。その他、頭部や胸部エネルギーマルチプライヤーがクリアグリーン、肩部や前腕内部のユニットがゴールド、内部や関節、各部ラインモールドなどがダークグレー成形色での再現となっています。

ホイルシールは付属せず。RGなので細部までパーツで細かく色分けされているため、塗装はほとんど必要がありません。素組みで十分な色分けが再現されています。

RGゴッドガンダムから流用のアドバンスドMSジョイントフレーム。肩と手首に組み込みます。一部にABSが使用されているので、塗装する場合は破損などに少し注意が必要です。

ブルーやダークグレー成形色パーツはKPS、その他のパーツもPS素材で塗装に対応。内外パーツの一部はアンダーゲート仕様でゲート跡が露出しないようになっています。

ポリキャップも不使用。肘や膝関節はKPSパーツ構成で関節強度はまずまず高め。背部にコアランダーを装備していますが、特に負荷はかからず、自立は安定しています。

■付属品

ビームソード刃(長短)、ハンドパーツ各種(掌底:左右、自然な平手:左、力んだ平手:左右、穴ありの握り手:左右、シャイニングフィンガー手:右)が付属。

RGゴッドガンダムの余剰パーツがいくつか付属。

専用のリアリスティックデカールが付属します。

■内部フレーム

RGゴッドガンダムと同様、頭部以外の部分にはメカニカルな内部フレームが造形されています。KPSパーツ構成で軽量。部分的に露出するスーパーモード用の装甲が特徴的。

胴体内部フレーム。腹部は細かなパーツの組み合わせで多数の可動ギミックが集約されています。背部にはコアランダーのキャノピー収納部が造形。

腕部内部フレーム。シャイニングガンダムのシルエットに合わせた内部フレームが造形されています。前腕アームカバーのフレームも再現。

脚部内部フレーム。バランスのよい内部フレームが再現されています。

■各部形状

RGシャイニングガンダムの各部を見ていきます。

■頭部

頭部。シャイニングガンダム特有の八角型シルエットが特徴的。禍々しさを感じさせる頬ダクトやスーパーモード用の黄色いフィンなど、一癖あるデザインで造形されています。ライトグレーの色分けパーツもメカらしさが強調されていて良いですね。後頭部センサーはリアリスティックデカールで補えます。

ツインアイととさか前後のセンサーはクリアグリーンパーツにシールを貼っての再現。クリアパーツは一応UVライトに反応するようでした。内側の隠れる部分にもびっちりとモールドが造形されています。制作陣のこだわりようがすごいですね。

マスク部分や後頭部のフィンを展開することで、スーパーモードの頭部が再現可能。HGでは頭部をごっそり組み変えるようになっていましたが、このRGでは完全変形が再現されています。

■胴体部

胸部・腹部。派手ではないですが、やや丸みのある装甲やエアインテークなどがバランスよく造形。中央のエネルギーマルチプライヤーや上部のマシンキャノンもパーツできっちりと色分けされています。エアインテークは3本の小モールドまで造形されていて造りが細かいです。

エネルギーマルチプライヤーは内側にキングオブハートマークのシールを貼り、その上からクリアパーツを被せる仕様。RGゴッドガンダムと同様、紋章なしのシールも付属し、お好みで選択できます。

首は2箇所の可動部で幅広く前後します。

肩はボールジョイントの受け口ですが、この受け口が前後や上下など柔軟に可動。肩側のボールジョイントと合わせることで、腕部がより幅広く可動する構造になっています。

腹部コックピットハッチは展開可能。青い装甲を下にスライド展開させます。フレームにもメカニカルなモールドが入っていますが、組み立てると見えなくなります。

多数パーツの組み合わせにより、上半身を前後に広く可動させることができます。特に腰部が幅広く可動。

腰アーマーには幅のある装甲が造形。アーマーのラインモールドは各部ともパーツできっちりと色分けされています。上部モールドはシルバーシールでの色分け。

サイドアーマーには2本のビームソード柄を装備。設定通り長短が分けられています。後部から差し込む仕様で、簡単にポロリしたりしない構造になっています。

サイドアーマーは個別に上下やロールしますが、基部がリアアーマーと連結しているため、リアアーマーの可動に合わせてサイドアーマーも可動します。

腰アーマー裏は各面ともモールド入りの裏打ちパーツが造形。組み合わせダボもマルイチモールドで無駄なくデザインされています。

股間部にはスライドギミックがあり、スライドさせることで脚部の可動域を調整することができます。

■腕部

腕部はショルダーアーマーや前腕のアームカバーなど、各部に厚みのある装甲が造形。上腕部分も色分けパーツでメカらしさが強調されています。ハンドパーツは穴なしのものが付属。

上腕、前腕共に筒型パーツの組み合わせで合わせ目はありません。上腕と前腕の2箇所にロールギミックあり、それぞれで角度を変えることができます。

前腕のアームカバーは青い装甲部分を展開することで、スーパーモード用のブースターが露出。これらはゴールド成形色での再現となっています。手首装甲は角度変更が可能。

ショルダーアーマーは幅はありますが、デザイン自体は白と赤の2色でシンプル。側面のダクト類は内部パーツを交えてきっちりと色分けされています。

肩部もスーパーモード用に白い装甲が展開でき、内部のゴールドダクトが露出します。HGでは白いパーツの組み換え式でしたが、RGではよりスムーズで無駄のない展開が可能になっています。

肩関節はアドバンスドMSジョイントフレーム構造。2箇所の可動ギミックによって幅広い上下可動と細かな可動調整をすることができます。

■脚部

脚部は程よい丸みと厚みのある装甲で構成されており、ライトグレーとホワイトの2色による色分けによって、RGらしいメカニカルさを感じさせる造りになっています。

大腿部、膝から下共にフレームに多数の外装パーツを組み合わせる仕様で合わせ目はありません。

ふくらはぎのレッグカバーはスーパーモード用に展開可能。展開することで内部のブースターユニットが露出します。ブースターは肩や前腕と同様、ゴールド成形色での再現。バーニアが3基ありますが、左右は別パーツ化されているので塗り分けたりできます。

脚の付け根のデザインも特殊。股間部の球状装甲の下にも可動ギミックがあり、脚をクロスさせるなどより人体に近い動きを表現することができます。

腕部や脚部のフレームパーツは節々が鍵型ダボ接続で簡単には抜けないようになっています。

膝を曲げると大腿部裏の装甲が内側に押し込まれ、膝が干渉なく曲げられるようになっています。

ソール部はエッジの効いたシャープな装甲が造形。程よく厚みがあり、アンクルアーマーのラインや脚甲のモールドもパーツできっちりと色分けされています。足裏もメカニカルなモールドが造形。

つま先は2箇所が可動し、いろんな表情をつけることができます。可動に強度があるので自立時の影響はさほどありません。

つま先を伸ばし、アンクルアーマー左右の装甲を下げることでスーパーモードに変形可能。

■バックパック

背部にはバックパックを兼ねたコアランダーを装備。HGとは異なり、より繊細で色分けも細かく、リアルな造形に仕上がっています。

下部のリパルスリフターは内部のスリットダクトがパーツできっちりと色分けされています。本体との接続部は前後や左右など幅広く可動。中央のスラスターも上下に可動します。

コアランダー本体部も少し上下に可動します。白い角型のスリットダクトも少し上下に可動。

コアランダーは胴体部から取り外しが可能。キャノピー部分を収納することで、脱出兼用のホバー型車両として使用することができます。

キャノピー部分はクリアブルー成形色での再現で適度に展開することができます。内部にはコックピットが造形。

コアランダーは3.0mm穴が無いため、単体でディスプレイさせる場合はスタンドのアームなどで挟む必要がありそうです。

■他キットとの比較

HGUC RX-78-2ガンダム(リバイブ版)、HGUCνガンダム(ファンネルなし)と並べて大きさを確認。大きさはRX-78-2と同じです。シャイニングガンダムの全高は16.2m。なのでキットは少しオーバースペック気味に造られているようです。

HGFCシャイニングガンダムと並べて。プロポーションはそこまで大きな差はないですが、RGのほうが装甲各部のディテールが緻密。モールドがバランスよく入っていますし、脚部もメカメカしく造形されています。

RGゴッドガンダムと並べて。どちらかというとシャイニングガンダムのほうが機械的な雰囲気。ゴッドガンダムは丸みが多く人体らしい雰囲気が強くなっています。

HG ガンダムローズHG ガンダムマックスターと並べて。近年のHGは質が高くディテールも細かいので、RGと組み合わせてもそんなに違和感がないのが良いですね。

■各部可動域

首の可動によって頭部を幅広く上下させることができます。左右へも干渉なく可動。

腕は胴体側との接続部にある多数の可動ギミックによって高くまで上げることができます。ショルダーアーマーはほぼ干渉せず。肘は2重関節で深くまで曲げることが可能。

肩の前後スイングは、後方はボールジョイントで適度に可動。前方へは肩の引き出しギミックなどで広めに展開させることができます。

腹部や腰部などの可動ギミックにより、上半身をかなり幅広く前後させることができます。左右へも広く可動。

腰は少し干渉しますが、360度回転可能。浮かせてディスプレイさせる場合は、股間部のカバーパーツを開いて3.0mm穴を露出。アクションベースやスタンドの3.0mm軸を差し込んでのディスプレイです。

前後開脚は、股間部のスライドギミックやアーマーの可動により、前方に広く展開させることができます。後方はリアアーマーの干渉で可動が制限されます。

膝は2重関節で深くまで曲げることができます。

足首は幅広く前後させることができます。左右へも深くまで角度変更が可能。

左右への開脚も水平以上に幅広く展開します。

足の付根がロールするため、内股、ガニ股も広く展開させることができます。

立膝もきれいな姿勢で再現することができます。

可動域の総括としては、さすがの最新RGで、多数の可動箇所があるため、各部ともかなり幅広く可動させることができます。外装の干渉もほぼなく、どんなポーズでも再現できそうな柔軟性がありますね。

■ポージング

各部が広く可動するため、立膝や腕組みなども難なく再現することができます。人体と見劣りしないくらいの動きが表現できるのがすごいですね。

ハンドパーツは穴なし握り手の他に掌底(手刀)、平手、穴ありの握り手が付属。特に平手は適度に開いたものと自然な表情のもの、力が入ったものが付属し、武器保持やポージングに合わせて組み替えることで表情を変化させることができます。

これまでのRGはどうしても破損に気を使いながらポーズを付けていましたが、このキットはグリグリ動かしても割と耐えてくれます。なのでかなりポージングに専念できる感じでした。関節が鉤状ダボなので抜けないのでそういったストレスもありません。

足首が深く曲がるので、足を開いた状態でもしっかりと接地することができます。これによってポージングの幅が広がり、より動きのあるポーズが付けられるのが良いですね。

ソード柄は適度に太さがあり、ハンドパーツに隙間なく差し込めます。なのでスルッと抜けたりすることなくしっかりと保持できます。

両手持ちもゆったりと保持することができます。両手に持たせた状態で腕を上げ下げできるのも良いですね。

ビームソード刃はクリアピンク成形色での再現ですが、ブラックライト(UVライト)には反応しませんでした。

頭部とアームカバーを展開し、バトルモードに。シャイニングフィンガー手はメタリックグリーン成形色での再現です。

■スーパーモード

各部を展開してスーパーモードに。

HGFCシャイニングガンダムのスーパーモードと並べて。RGのほうが情報量が多く、全体的にシャープでメリハリのある仕上がりになっています。

ロック機構がないため弄っていると部分的に閉じたりすることもありますが、通常モードに比べてポーズが派手になるのが良いですね。

HGFCシャイニングガンダムのシャイニングフィンガーエフェクトパーツも組み付けることができました。

シャイニングフィンガーソードも保持可能。RGに付属していないのは残念ですが、HGのものを拝借することでポージングの幅が広がります。

HGFCマスターガンダムやRGゴッドガンダム拡張パーツセットに付属の風雲再起に騎乗させて。背のダボと股間部の3.0mm穴を接続することはできませんが、乗せて手綱を握らせるだけでもディスプレイは可能です。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。可動域、プロポーション、ディテール、造形、どれをとっても申し分なく、あらゆる面で完成されたキットになっています。干渉しやすい箇所にはアドバンスドMSジョイントを使用し、より柔軟な可動を実現していますし、プロポーションもHG以上にバランスがよく、全く違和感のないフォルムになっています。ディテールも細部までパーツで丁寧に色分けされるなどケチのつけようがない素晴らしいキットに仕上がっています。

気になる点はほぼなし。ポロリもないですし、スーパーモードへの変形ギミックも完成度が高く、展開することで派手な容姿に変化します。そのぶんポージングにも迫力が出ますし、格好良さも増すのが良いですね。

HGと組み合わせても違和感がない程度のディテールですが、リアルさもしっかりとあり、各部のパーツによる色分け再現度も高いです。比較的組み立てもしやすいですし、注意点は小さいパーツの紛失に気をつけるのと、鍵型ダボを無理やり引き抜いて破損させないようにすることくらい。近年のガンプラのクォリティの高さをまざまざと見せつけられる、圧倒的な完成度を持つキットなのが良いですね。

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