今回は、HG 1/144 RMS-106CS ハイザック・カスタム(A.O.Z RE-BOOT版)のレビューをご紹介します!
HG ハイザック・カスタム(A.O.Z RE-BOOT版)は、『A.O.Z RE-BOOT ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-』より、MS「RMS-106CS ハイザック・カスタム」の1/144スケールモデルキットです。特徴的な外装や武装を新規パーツを交えて再現。股関節や胴体部といった各部関節可動により、様々なポージングが楽しめるキットになっています。価格は3,080円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
ビーム・ランチャーを装備した狙撃仕様のハイザックで、通称「隠れハイザック」とも呼称。ジェネレーターや推力が強化されており、高機動仕様と狙撃仕様の両側面を持つ機体「RMS-106CS ハイザック・カスタム」がA.O.Z RE-BOOT版としてHGでキット化。
2023年7月に発売されたHG ホビー・ハイザック(A.O.Z RE-BOOT版)をベースに、ハイザック・カスタム用の頭部や肩部スパイクアーマー、大腿部、バックパック、ビーム・ランチャーなどが新規パーツを用いて再現されています。
成形色はダークグリーンとやや淡めのグリーンを基調に、頭部や胸部、大腿部などにオレンジを配色。その他、ソール部がレッド、前腕や内部関節などがパープルグレー成形色での再現となっています。
ホイルシールが付属し、頭部モノアイや各部センサー、脚部ダクトなどを補います。量は少なめ。フロントアーマーのアポジなど一部モールドを塗り分ける必要がありますが、素組みで十分なくらいの色分けが再現されています。
パープルグレー成形色パーツはKPS素材での再現。ABSは不使用です。
オレンジの動力パイプパーツには軟質素材が使用されていますが、プラというよりはビニールチューブのような感覚がありますね。
ポリキャップはPC-001を使用しますが、使用するのはPC1、PC3、PC6、PC10を使うくらいでわずか。肘はKPSパーツのみ、膝はポリキャップとKPSパーツ構成で関節強度はまずまず高めです。特に負荷のかかるような装備はなく、自立は極めて安定しています。
■付属品
ビーム・ランチャーが付属。グリーンの脚部パーツは余剰です。
ティターンズマークが収録されたマーキングシールが付属。
■各部形状
ベースのHG ホビー・ハイザック(A.O.Z RE-BOOT版)と形状の異なる部分を比較しながら各部を見ていきます。
■頭部
頭部をホビーハイザックと並べて比較。ザク特有の動力パイプやダクトがシンプルに造形。
形状自体は殆ど同じですが、ハイザック・カスタムは後頭部のフィンがオミットされています。
メット部は上下に組み合わせで後部に少し合わせ目ができます。側面の合わせ目は動力パイプがあるためあまり目立ちません。
モノアイはモールドの上からシールを貼っての色分け。首はポリキャップを逆向きに組み付ける仕様で、そのボールジョイントを利用してモノアイパーツを固定するようになっています。他のガンプラのセオリー通りではない特殊な構造。
モノアイはメット部を外してパーツを左右に動かすことで表情を変化させることができますが、面倒であれば一応、モノアイスリットに爪楊枝を指して左右に動かすこともできます。(傷がつかないように注意。)
■胴体部
胴体部をホビーハイザックと並べて。形状自体は全く同じですが、配色が違っているのと、胸部エアインテークやリアアーマーの三角モールドのシールでの色分けはありません。
首はボールジョイントの受け口で前後にスイング可能。肩も少し引き出すことで前方にスイングさせることができます。
腹部にも可動ギミックがあり、背部を適度に反らすことが可能。
腰アーマー裏は簡易的な造り。モールドなども全くなく、一部に表面モールドやパーツの組み合わせによる凹みがあるくらいです。
股間部にはスライドギミックがあり、下方にスライドさせることで脚部の可動域を広げることができます。
それなりに強度はありますが、KPSパーツで構造が簡易的なため、ややふらつきやすいのと経年で自然にスライドするようになるかもです。
■腕部
腕部をホビーハイザックと並べて比較。上腕以下の形状は同じですが、肩のアーマーが縦長になり、上部には5本のスパイクが造形。
実戦仕様のミリタリーカラーに変化し、スパイクによって攻撃的な雰囲気も強調されています。
上腕は筒型で合わせ目はなし。前腕も合わせ目ができないパーツ構成です。更に肩部も合わせ目は段落ちモールド化。
各部とも落ち度のない造りになっています。
上腕と肘関節が個別にロール可能。上腕の向きが変えられるため、柔軟に可動しますし、画像のようなガワラ曲げも再現することができます。
手首にも可動ギミックがあり、上下にスイングさせることができます。
肩のアーマーは造り自体は簡易的ですが、スパイクは別パーツ化されていてリアル。
スパイクだけ塗り分けても良さそうです。肩のジョイントは一部がヒンジ接続で広めに可動。
左肩をホビーハイザックと比較して。アーマーの形状は同じですが、ホビーハイザックがスラスターのみなのに対し、ハイザック・カスタムはスパイクアーマーを装備しています。
■脚部
脚部をホビーハイザックと並べて比較。大部分の形状は同じですが、こちらも配色が違っているのと、側面の動力パイプがオミット。
大腿部の付け根に短めの動力パイプが露出し、膝の装甲がやや大型化しています。
大腿部は左右の組み合わせですが、前後の合わせ目は段落ちモールド化。
膝から下も多数パーツを四方から組み合わせる構造で合わせ目はモールド化されています。
側面のスラスターもノズル部分がパーツできっちりと色分けされていて落ち度がないですね。
側面スラスターは簡単に取り外しが可能。
ダボ穴もモールドのようになっているので、そのまま外して軽装状態を再現することもできます。
膝を曲げると後部装甲が内側に収納。より幅広い可動域が確保されています。
ソール部はホビーハイザックと同形状。つま先の欠けた部分は赤いパーツにグレーのシールを貼っての色分けです。
上部のグレーの装甲部分は少し上下に可動。
足裏はモールド入りの裏打ちパーツで蓋されているため、肉抜き穴はありません。
■バックパック
バックパックをホビーハイザックと比較して。ハイザック・カスタムはホビーハイザックとは全く別形状のバックパックが新造。
特に可動ギミックはないですが、かっちりとした強度を感じさせるものになっています。中央のセンサーはピンクのシールでの色分け。
バックパックは底面スラスターを挟んでの簡単な前後パーツ構成。側面の合わせ目は各部とも段落ちなどでモールド化されています。
底面スラスターは特に色分けなどはないですが、メタリック調に塗り分けると雰囲気が良くなりそうですね。
バックパックは2ダボ接続。
なので一部のHGUCやHG水星の魔女シリーズなどのバックパックと組み合わせてカスタマイズすることができます。
ただし微妙に穴が大きいのか少し凹んでいるからか、少し組み合わせがゆるく、簡単に外れてしまうものも多かったです。
■他キットとの比較
HGUC RX-78-2ガンダム(リバイブ版)、HGUCνガンダム(ファンネルなし)と並べて大きさを確認。
全高はRX-78-2と大差ありません。ただし全体的にマッシブ感があり、肩部にスパイクアーマーを装備しているため、そのぶん幅があります。
ベースのHG ホビー・ハイザック(A.O.Z RE-BOOT版)と比較して。ホビー・ハイザックはあくまで民間払い下げのスポーツ、個人の趣味用の機体なのでカラフルですが、ハイザックカスタムは軍事用なのでミリタリー調のグリーンカラーとなっています。
これぞハイザックといった感じ。
HGUCハイザック(2000年7月発売)と並べて比較。発売時期に20年以上の差があるため、どうしても造形、構造的に差はありますね。
このHGUCも良いですが、できればリメイクもお願いしたいですね。
■各部可動域
可動域はほとんどの箇所はホビーハイザックと同じですが、一部の可動域が違っています。
上半身の可動域はホビーハイザックと共通。頭部は少し上下する程度です。
腕は水平より少し下くらいまで上げられ、肘は深くまで曲げることができます。
腰は干渉するため、少しひねられる程度。
膝はホビーハイザックが動力パイプの影響で90度程度しか曲がらないのに対し、ハイザックカスタムは干渉がないため、深くまで曲げることができます。
なので立膝もホビーハイザック以上にきれいな姿勢にできます。
左右への開脚は水平まで幅広く展開可能。足首は45度程度までとなります。
体型はマッシブですが、各部可動域は全体的に広め。肘膝ともに深くまで曲がりますし、左右への開脚も広いので柔軟にポーズが付けられそうです。腰があまり回転しないのが気になるくらい。
■武装類
ビーム・ランチャー。高出力の遠距離狙撃用ランチャーになります。ロングサイズの存在感ある武装。
パープルグレー成形色のみで特に塗装の必要もありません。
砲身部分は上下の組み合わせですが、側面の合わせ目は段落ちモールド化。砲口に少し合わせ目ができるくらいです。
本体部分は左右の組み合わせ。こちらも一部に合わせ目ができるくらいで殆どは段落ちモールド化されています。
側面のフォアグリップは上下に幅広くスイング可能。後部サイトも展開することができます。
砲身部分は中間部を引き伸ばし、アーム部分を曲げることでコンパクトに折りたたむことができます。
折りたたんだ砲身はアーム部分を押し込むことでロックされます。
砲身を折りたたんだビーム・ランチャーはバックパック側面にマウント可能。ある程度しっかりと固定されます。
ただし左腕を動かすと、マウントしているビーム・ランチャーと干渉しやすいので注意です。
うまく干渉を避けながら左腕を動かす必要がありそうですね。
■ポージング
背部にビーム・ランチャーを装備して。
立膝もラクですし、全体的に可動が柔軟なのでかなり動きのあるポーズを再現することができます。
ジャスティスなどスタイリッシュな機体が再現するような蹴りポーズなども普通に再現できるのが良いですね。
武装類が少ない分、通常の射撃やシールドによる防御ポーズなどが限られてしまうのはちょっと残念かも。
ビーム・ランチャーはハンドパーツの手甲パーツをバラしてグリップに組み付けます。
隙間がないのでしっかりと保持できますしふらつきもありません。
後部が長いため、上腕などを干渉しやすいので、うまく脇に抱えるなどして保持します。
ビームランチャーは軽量なので、片手でも全く問題なく保持することが可能。
グリップが前後にスイングしないため、両手持ちでの射撃はやや難しめ。
どうしても左腕の手首ボールジョイントが外れたりし難しいので、うまく調整しながらポーズを取らせる必要がありそうです。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。マッシブな機体形状に加え、各所に見られるハイザックらしいデザインとグリーンのミリタリーカラーがうまくマッチしていて格好良いですね。プロポーションもよく、新造された肩部スパイクなども実戦仕様らしい荒々しさを感じさせるものになっていると思います。見た目によらず可動域が広く、激しいアクションポーズが再現できるのも魅力の一つですね。
気になる点は、ビーム・ランチャーの両手持ちが結構ギリギリで保持しにくいところがありました。自分のポージングが甘いのかもしれませんが、できればフォアグリップが前後可動するなど、保持しやすい仕様になっていると良かったかなと。
少しだけ気になる箇所はありますが、近年のキットなので造形的には申し分なし。設定画にも限りなく近い、完成度の高いキットに仕上がっています。なのでこのキットを元にしたA.O.Z.版ティターンズカラーのアイザックやハイザックキャノンもいずれはキット化されると思うので楽しみですね。
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