今回は、HG 1/144 GNアームズ TYPE-E(リアルカラーVer.)のレビューをご紹介します!
HG GNアームズ TYPE-E(リアルカラーVer.)は、『機動戦士ガンダム00』に登場する支援用サポートメカ「GNR-001E GNアームズ TYPE-E(リアルカラーVer.)」の1/144スケールモデルキットです。リアルカラーバージョンの特徴的なカラーリングを再現。GNアーマー形態への変形により、RGガンダムエクシア(別売り)などとの組み合わせが可能となっています。価格は5,390円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
ソレスタルビーイングがガンダムの強化用に開発した支援用サポートメカで、劇中では予備のガンダムマイスターであるラッセ・アイオンが搭乗。ガンダムエクシアと共にアルヴァトーレとの戦闘に尽力した機体「GNR-001E GNアームズ TYPE-E」がのHGのリアルカラーVer.でキット化。
GNアームズTYPE-E+ガンダムエクシア(トランザムモード)のカラバリで、RGガンダムエクシアに合わせたリアルカラーVer.特有のカラーリングが成形色で再現されています。(HGガンダムエクシアは付属しません。)
成形色はリアルカラーVer.特有のパープルグレーを基調に、各部にホワイトやダークグレーを配色。特徴的なラインマークは付属のリアリスティックデカールで再現するようになっています。ホイルシールは付属せず。
KPSは不使用。一部、強度が必要な箇所にはABSが使用されています。なので塗装やスミ入れをする場合は破損、ひび割れなどに注意が必要。一部にビスを使用するため、組み立てにはプラスのドライバーが必要です。
ポリキャップはPC-121を使用し、GNアームズ各部に組み込みます。GNアームズは機首部、大型GNソード(GNビームガン)、大型GNキャノン、脚部ユニットで構成された戦闘機タイプのサポートメカで、ディスプレイさせる場合は付属のスタンドを使用します。
■付属品
スタンド接続部のカバーパーツ(スタンドを使わない場合は本体部に組み付けておきます。)
リアルカラーVer.用のリアリスティックデカールが付属。リアルカラーVer.特有のマーキングを再現することができます。
■各部形状
HG GNアームズ TYPE-E(リアルカラーVer.)の各部を見ていきます。
■機首部
機首部分。派手さはないですが、複数パーツの組み合わせでメカニカルに造形されています。基部が左右の組み合わせで先端部分に少し合わせ目ができます。中央のスラスターユニットを挟むため、合わせ目を消す場合は後ハメなどの処理が必要そう。
機首部分は後方に180度展開可能。
機首を後方に展開することで、内部からGNドライヴへの接続口とキット懸架用のジョイントフレームが露出。HGのキットを懸架することができます。
GNドライヴ接続口はボールジョイントで柔軟に可動します。下部のキット懸架用ジョイントは上下に可動。接続口の基部、懸架用のジョイント共にポリキャップなどを挟んで左右の組み合わせで中央に合わせ目ができます。
最後部のGNスラスターもボールジョイントで柔軟に可動。底面にはスタンドへのジョイント穴(赤◯)があり、付属のカバーパーツで蓋をすることができます。
■大型GNソード(GNビームガン)
左右には大型GNソードを装備。大型GNソードは両側面に1基ずつ計2基装備されている大型実体剣で、ソード内側には1門ずつ、計2門のGNビームガンを内蔵しています。
本体への接続部はアームによる接続で、角型ダボでロックがかかっています。なのでダボを外すことでアームが展開し、ロールなどフレキシブルに可動するようになっています。
装甲内側の肉抜き穴は少し気になるところ。プラ板やパテで埋めてモールドを彫り込むなどディテールアップを施したくなりますね。
大型GNソードは複数枚パーツの組み合わせでメカニカルに造形。合わせ目はありません。
GNビームガン口は別パーツ化されているので塗り分けたりすると映えそう。GN粒子貯蔵タンクもモールドが造形されています。
ソード刃部分は45度ほど角度変更が可能です。
■大型GNキャノン
大型GNキャノン。機体上部に2門装備されている大口径ビーム砲になります。砲口上部の厚みのある装甲が特徴的。
砲口上部の装甲は適度に展開可能。大型GNキャノンの砲口が露出します。
見やすいように大型GNキャノンを下側から。上部装甲裏もメカニカルなモールドが造形されています。先端の白い装甲は展開可能。
砲身は伸縮可能。中間部にはGNドライヴのフライホイールも2基が内蔵されてて前後個別にロールします。
砲口は多重パーツ構成で内部や外ふち、フライホイールなどがすべて別パーツ化されています。なので細かく塗り分けたりするとかなりリアルに仕上がりそうですね。
上部装甲だけでなく砲身自体も上下に可動。表情付けがしやすいです。
後部には幅のあるスラスターフィンとGNスラスターが造形されています。
後部GNスラスターはボールジョイント接続で柔軟に可動。装甲内側の肉抜き穴は少し気になるところです。
大型GNキャノンの裏面には脚部ユニットへの接続用ボールジョイントが造形されていて左右にスライド可能。GNアームズ形態への展開時になど可動します。(GNアームズ時は外側、GNアーマー形態時は内側)
機首部分と左右の大型GNキャノン基部はビス止め仕様。しっかりとねじ込むことで強度を保つことができます。ドライバーのサイズが合わないと空回りし、ネジの溝が削れて使い物にならなくなるので注意。
■ウイング
左右には小型のウイングを装備。パープルグレーの装甲は上下の組み合わせですが、合わせ目は裏面のふちでモールド化されています。
ウイング基部は上下に可動します。角型ダボ接続なのでロールさせることはできません。白いウイングは個別に展開可能。
■脚部ユニット
底面には左右2基の脚部ユニットを装備。太めのボールジョイント接続ですが、固定強度があまり高くないので注意。垂れたりすることはなかったですが、経年で弱るとふらつく可能性はありそうです。
厚みのあるユニットで、先端部には大型クローを装備。パープルグレー成形色の装甲部分は左右の組み合わせで中央に合わせ目ができます。
本体部分への接続アームは各部が可動し、GNアーマー形態時のMSのフットレストとして使用することができます。
先端の大型クローは展開可能。上部の2爪は1個パーツ構成で、引き起こして手前にスライドさせます。内側は肉抜き状態。
フットレストも前後が展開可能。MSの脚部がしっかりと固定できるようになっています。ギミックが細かくて良いですね。
■他キットとの比較
HGUC RX-78-2ガンダム(リバイブ版)と並べて大きさを確認。高さは2/3程度ですが、全長はRX-78-2の2倍以上の超大型ユニットになっています。ちなみにGNアームズの全長は47.4m、全高は15.3mなので、ほぼ設定に近い大きさになっているようですね。
RGガンダムエクシアと並べて。GNアームズはHG、エクシアはRGで多少情報量に差はありますが、組み合わせてもそこまでの不自然さはないかなといった感じです。
HGガンダムエクシアと並べて。共にHGなので組み合わせても特に違和感はないかと思います。精密感を出したいならRGを乗せたほうが良いかもですね。
スタンドはMGなどでたまに見られるものになります。V字の底板と50度ほどの角度が付いた支柱による組み合わせ。底板は幅と厚みがあので、GNアームズのような大型キットをディスプレイさせても安定します。
底板裏にGNアームズのジョイント部分のカバーパーツを組み付けることで紛失を防ぐことができます。
接続部にはジョイントパーツを噛ませますが、どちらも太めの角型ダボでHGや他のMGなどには対応していないようでした。
■単体でディスプレイ
大型のユニットなので、単体でディスプレイさせるとかなりの迫力で存在感は十分です。ディスプレイスペースは必要ですが、メカメカしさと圧巻のディスプレイを楽しむことができます。
付属のスタンドでしかディスプレイできないようなので、角度を変えてディスプレイしにくいのがちょっと気になるところではありますね。
RGガンダムエクシアと組み合わせてディスプレイ。
GNアームズの状態でも大型GNキャノンを展開して射撃状態にしても良いですし、白いウイングを展開して表情付けるのもあり。
各部を展開してガウォークっぽくしてもみるのも面白いですね。
■GNアーマー形態
GNアームズの各部を展開し、GNアーマー形態に。中央にはRGガンダムエクシアを搭乗させます。
薄型の戦闘機形態から各部が四肢のように展開。人型のような形態に変化し、各部がMSのサポートユニットとして機能するようになっています。
MSは背部GNドライヴとは接続固定はなく、股間部の3.0mmジョイントと脚部フットレストのみで固定します。ただしフットレストはダボなどで固定されるわけではないため、実質股間部の3.0mmジョイントのみでの固定となります。
RGガンダムエクシアの場合は付属のジョイントパーツを股間部に組み付けて3.0mm穴に対応させます。ある程度の固定強度がありますし、足をフットレストに設置していることもあってキットが落下するようなことはなかったです。
大型GNソードはやや後部が干渉しやすいですが、一応外側にまで開くことができます。
両肩の大型GNキャノンも砲口が上下に可動するので、特にエクシアの妨げにはなりません。砲身も問題なく伸縮させることができます。
両脇の大型GNソードが柔軟に可動するので、エクシアの腕を動かしても干渉を避けることができます。
もちろんHGガンダムエクシアも搭乗可能。股間部に直接3.0mm軸を差し込むため、RGよりもディスプレイが安定します。ソール部も一回りほど大きいので設置具合が良いですね。
HGガンダムデュナメスも搭乗可能。HG GNアームズ TYPE-D+ガンダムデュナメスが品薄で入手が難しいので、できればTYPE-D用の拡張パーツをキット化してもらいたいですね;
HGUCνガンダムも問題なく搭乗させることができました。ソールが大きいため、前後を挟むことはできませんが、特に干渉などもありません。さすがにファンネルを設置することはできず。
HGUCドライセンなどリアアーマーが大きく干渉するようなキットを搭乗させるのは難しいようでした。
HGギャンシュトローム(ヒルダーハーケン機)を搭乗させて。リアアーマーが大きいので、干渉を避けるためにアクションベースに付属のジョイントパーツを組み合わせて組み付けています。フットレストにも設置できないので足は浮かせた状態。
Figure-rise Standard アマテ・ユズリハ(マチュ)を搭乗させて。股間部に3.0mm穴がないので股に引っ掛けているだけで、他はフットレストに足を挟んで搭乗させています。GNアームズで通学・・・?
適当に何枚かどうぞ。
以上です。リアルカラーVer.特有のパープルグレーが渋くて良いですね。色種自体は多くはないですが、各部が細かくパーツ分割されていて密度感があります。GNアームズ自体、今回が初組み立てでしたが、思ったよりもパーツ数が多く、細部まで丁寧に作られていてこだわりが感じられます。可動ギミックも多く、GNアームズ特有の動きもしっかりと再現されていて良いですね。
気になる点は、大型のHGということもあってか、一部に肉抜き穴が見られます。外側から露骨に見えてしまうので、その辺りはできれば落ち度のない造りだと良かったかなと。合わせ目はそこそこ多いですが、値段や大きさなどを考えると致し方ないのかな・・・。
GN大型キャノンの砲口やGNスラスターなども複数パーツの組み合わせて緻密ですし、塗装で塗り分けたりするとかなりメカメカしくリアルに仕上がりそうです。そして何より、大型ユニットなのでディスプレイは圧巻。MS有り無しにかかわらずダイナミックな演出ができますし、MSを搭乗させると更に迫力が増します。
GNアームズから離脱するシーンを再現すれば臨場感も高まりますし、いろんな演出ができる、ガンプラとしてもあらゆる面でサポートしてくれるアイテムなのが良いですね。
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1件のコメントがあります。
Mr.8
on 2025年8月9日 at 20:55 -
久しぶりに再販されて良かったです😊