今回は、HG 1/144 ジム・キャノン(ロケット・バズーカ装備)のレビューをご紹介します!
HG ジム・キャノン(ロケット・バズーカ装備)は、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』MSDより、「ジム」のバリエーション機『ジム・キャノン』のロケット・バズーカ装備仕様1/144スケールモデルキットです。印象的な武装のバルザック式380mmロケット・バズーカを新規造形で再現。特徴的なブルーとホワイトの機体カラーが成型色で再現されたキットになっています。価格は2,530円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
ア・バオア・クー戦においてレビル艦の護衛任務にあたった青を基調とする機体『ジム・キャノン(ロケットバズーカ装備)』がHGでキット化。2018年11月に発売されたHGジム・キャノン(空間突撃仕様)(以下、空間突撃仕様)と形状は全く同じですが、カラーリングが変更された他、バルザック式380mmロケットバズーカや平手、左の武器持ち手が追加されています。
成型色は空間突撃仕様とは対象的なブルーとホワイトがメイン。右肩のキャノンや腰部、関節類にダークグレーが配色されています。シールは頭部センサーの他、右胸インテークのふちや腰部中央のV字マークを補いますが、塗装も必要なく素組みで十分な色分けが再現されています。
ポリキャップはPC-001を各部に使用し、肘、膝関節や内部フレームなどのダークグレー成型色パーツはKPSが使用されています。組み立て直後の関節強度はまずまずで自立も安定していますが、HG THE ORIGINのジム系はヘタレやすいので、このキットもそうなる可能性は高いです。
キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。 ⇒ヌルっと切れる片刃ニッパー
バルザック式380mmロケットバズーカ、ビーム・スプレーガン、平手(左右)、武器持ち手(左右)が付属。
余剰パーツがいくつか付属します。前腕やヒザ下など色違いの外装パーツが付属しているので、組み換えて違ったカラーバリエーションを楽しんでみてもいいですね。
専用のマーキングシールが付属。
頭部は空間突撃仕様から変わらず。後部に2本のアンテナを装備したタイプです。本体部分は前後挟み込みタイプで上部から側面に合わせ目ができます。表面のゴーグルはクリアーブルー成型色。内部もモールドが造形されています。とさか前後のセンサーは赤いシールでの色分け。こめかみのバルカンは塗り分けが必要です。
胴体部を空間突撃仕様と並べて比較。配色は同じで胸部装甲がレッドからブルーに変更されています。右胸のダクトはフチを赤いシールで色分け。腰部中央のV字部分はシールでの色分けで、シールを貼らなくてもV字モールドが造形されています。
左肩に装備する肩部360mmロケット砲。左右挟み込みタイプの簡易的な作りで上下に合わせ目ができます。
肩部360mmロケット砲は丸ダボ接続。
上下や左右にスイングが可能。砲口を自由な角度に向けることができますが、可動範囲はあまり広くはありません。左右に動かす場合は頭部も合わせて動かすとより広く可動させることができます。
股間部はスライド式で脚部の可動域を広げることができます。
腕部を空間突撃仕様と並べて比較。形状は同じですが、前腕の配色が違っています。
二の腕は左右挟み込みタイプ、前腕は前後挟み込みタイプですが、共に合わせ目は段落ちモールド化されています。
ショルダーアーマーも挟み込みタイプですが、合わせ目は端でモールド化されています。側面のスラスターは上下に可動。
脚部は膝から下の装甲が大腿部と同じホワイトに配色され、ノーマルジムのような統一したカラーリングに。ソール部はブルーで上半身のカラーリングに合わせたものになっています。
大腿部は前後挟み込みタイプですが、側面の合わせ目は段落ちモールド化。膝から下の装甲も左右挟み込みタイプながら合わせ目はモールドに沿ったものになっています。
足裏はモールド入りのフタパーツが造形。肉抜き穴はありません。背部も空間突撃仕様と同じ。バーニアはボールジョイント型ポリキャップでフレキシブルに可動します。
背部はHG THE ORIGIN シリーズ共通の2ダボ接続なので、ジムスナイパーカスタム(ミサイル・ランチャー装備)などのバックパックもマウント可能です。ただしあまり重装備タイプのバックパックを組み付けると肩部のロケット砲が干渉したりするので注意です。
HGジム・キャノン(空間突撃仕様)と並べて。空間突撃仕様はMSVで見慣れた赤いジム・キャノンになっています。
形状が全く同じなので、可動域も当然空間突撃仕様と同じです。可動域はHG THE ORIGIN版ジム系とほぼ同じなので、可動域の詳細については以下のリンクから、HGジム・インターセプトカスタムのレビューをご参考くださいm(_ _)m
バルザック式380mmロケットバズーカ。このジム・キャノンで新造された武装になります。一部がアンダーゲート仕様で、多少ですがゲート跡が露出せず見た目がきれいになるようになっています。
左右挟み込みタイプで砲身の上下などに合わせ目ができますが、一部は段落ちなどでモールド化。マガジンの脱着ギミックはありません。
センサーは赤いシールでの色分けで、中央には円型の凹みモールドが造形されています。
グリップは前後に可動。
ビーム・スプレーガン。HG THE ORIGINのジムタイプ定番の武装になります。モナカ割で上下に合わせ目ができます。
リアアーマーにマウント可能。
一通り武装して。
他のHG THE ORIGINシリーズジム各種[HG ジム・インターセプトカスタム(フェロウ・ブースター装備)、HG ジム・スナイパーカスタム(ミサイル・ランチャー装備)、
HG ジム・ガードカスタム(E-2ビーム・スプレーガン装備)、HG ジム・ナイトシーカー]と並べて。どれも個性的な形状でカラーリングが異なるなどバリエーションが豊かです。
バルザック式380mmロケットバズーカは後部が長くショルダーアーマーと干渉しやすいですが、グリップが可動するので干渉は避けることができます。
バルザック式380mmロケットバズーカは、左右に向けたりすると右肩のロケット砲と干渉してしまうので、ポージングがある程度制限されます。なので、画像のように肩のロケット砲の装備位置をあえて利用して、2連射撃ポーズを演出すると良いかも。
バルザック式380mmロケットバズーカは太めなので、脇に抱えるのがちょっと難しく、背部のマガジンが後ろの肩ロケット砲のマガジンと干渉してぎこちない感じもあります。ですが、できなくもないので、一つの演出としては楽しめそうです。
このブルーとホワイトのカラーリングやノーマルジムっぽい配色もなかなか良いですね。
持ち手が付属するので、左手での保持も可能です。右手保持時の2連射撃のような迫力はないですが、配置が分散されて干渉が防げるのでポージングも余裕ができます。
ビーム・スプレーガンだと取り回しやすく、肩のロケット砲と干渉することもありません。ただ、頭部がロケット砲と干渉するので顔の向きは制限されるので注意です。
平手が付属するのでポーズにいろんな表情がついていいですね。
各部を組み換えてカラバリを楽しんでみます。この配色も悪くはないですが、スネに青い装甲パーツがあれば、また印象が違ったでしょうね。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。ジム・キャノンといえば赤いカラーリングがイメージされますが、この青いカラーリングもなかなか清潔感や上品さがあってかっこいいですね。形状が全く同じ空間突撃仕様と比べても別物感がありますし、バルザック式380mmロケットバズーカを構える姿にも迫力があります。
気になる点は、バルザック式380mmロケットバズーカを右手に装備した場合、肩のロケット砲と干渉しやすく、自由に砲口を向けにくい印象でした。首もロケット砲が干渉して幅広く左右に振ることが出来ないので、ポージングに多少の制限が出てきそうです。
平手が付属したことでポージングに自然な表情をつけることができますし、HG THE ORIGINフォーマットで可動域も広く、演出力は高いです。多数キット化されているジムバリエーション各機と組み合わせて、ア・バオア・クー戦を演出するにも十分な一機ですね。
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