今回は、HG 1/144 ジム・インターセプトカスタム(フェロウ・ブースター装備)のレビューをご紹介します!
HG ジム・インターセプトカスタム(フェロウ・ブースター装備)は、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』MSDより、ジムバリエーション機『ジム・インターセプトカスタム』のフェロウ・ブースター装備型1/144スケールモデルキットです。追加兵装ユニットの「フェロウ・ブースター」を新規造形で再現。インテークや噴射ノズル、多連装ミサイル・ポッドなどの色分けやメカニカルなディテールが精密に表現されたキットになっています。価格は3,300円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
2018年11月に一般発売されたHGジム・インターセプトカスタムに、新規造形のフェロウ・ブースターを装備した大気圏外用追加兵装ユニット仕様でキット化されました。ちなみにフェロウとは「仲間」「同士」を意味する言葉ですが、ここでは「同行する」という意味かと(違ったらスイマセン;)。
ジム・インターセプトカスタムの成型色は一般発売のものと全く同じ。ライトなパープルやクリーム色のホワイトで構成されています。シールで補う箇所は頭部センサーなどわずかです。一方のフェロウ・ブースターはダークグレーやグレー、レッドなどの成型色。一部のラインをマーキングシールで補うようになっています。(マーキングシールは貼っていません。)
ジム・インターセプトカスタムはポリキャップPC-001を関節各部に使用します。肘や膝にポリキャップは使用せず。余りをフェロウ・ブースターに使用するようになっています。
首周りに後部の長いフェロウ・ブースターを装備しているため、後方に比重がかかりやすいです。ですが自立は問題なく可能です。ただ、関節がヘタれて強度が弱くなってくると自立が難しくなってくる可能性も。
フェロウ・ブースターを外し、ジム・インターセプトカスタム単体で。一般発売のものと同じなので各部は簡単に見ていきます。フェロウブースターのレビューをご覧になりたい場合は以下のリンクからレビューまで移動してください。
頭部。ライン上のバイザーやアンテナを装備した特徴的な形状になっています。とさか前後のセンサーは赤いシールでの色分け。
バイザーは上下に可動。クリアーレッドのゴーグルを外した内部にはモールドが造形されています。
胴体部はエアインテーク周りなどがパーツで色分けされています。腰中央のV字マーク周りはシールでの色分けです。リアアーマーには脱着式のサーベル柄を装備。
腕部は細身。二の腕は左右挟み込みタイプ、前腕は前後挟み込みタイプですが、どちらも合わせ目が段落ちモールド化されています。
ショルダーアーマーもモールドの少ないシンプルな形状。合わせ目は端でモールド化されています。側面のスラスターは上下に可動します。
脚部。オリジン版キットらしいスリムなスタイル。モールドはやや多めに造形されています。大腿部は前後挟み込みタイプですが側面の合わせ目は段落ちモールド化されています。膝から下の部分は左右挟み込みタイプですが、こちらも合わせ目はモールド化されています。後部のバーニアは別パーツによる造形です。
足裏もモールドが細かく造形された蓋パーツを取り付けるため、肉抜き穴はありません。
バックパックはHGジム・ガードカスタムなどと同型。シンプルですが合わせ目は見えない構造になっています。
下部のバーニアはボールジョイント型ポリキャップでフレキシブルに可動。
HGジム・インターセプトカスタムの各部詳細や可動域については、以下のリンクから一般発売のHGジム・インターセプトカスタムのレビューをご参考くださいm(_ _)m
続いてフェロウ・ブースターのレビューです。
モナカ割などの簡単な組み合わせ箇所はなく、多数のパーツを用いた複雑な構造で再現されています。後部のバーニアノズルやエンジン周りもモールドが入ったメカニカルな形状に。
上下の装甲にもパネルラインが入っていますし、中央のラインも赤いパーツで色分けされています。ミサイル・ランチャーの周りやエンジン周りは赤いラインのシールで色分けするようになります。モールドが入っていないので、塗装する場合は手間がかかりそう。
前面のミサイル・ランチャー弾頭は赤いパーツでの色分けです。インテーク内部もスリットが造形されています。
中央部は手前にフィンが造形され、後部もバーニアノズルなどが作り込まれています。
側面の装甲は中央のラインをシールで補います(今回は貼っていません。)。装甲の内側にはパネルラインが造形されています。
装甲内部はエンジンやポリキャップを挟み込む構造。
装甲パーツを外すと合わせ目があります。合わせ目を消したい場合はエンジンの後ハメ加工などに手間が掛かりそうです。装甲で隠れるので、段落ちモールド化したりするのも手かと。
エンジンは動力パイプなどが造形されたメカニカルな構造になっています。後部のバーニアも付け根がボールジョイント型ポリキャップでフレキシブルに可動します。
動力パイプなどはすべて別パーツ化されています。
後部のバーニアやスラスター造形も見事。
肩部カバー(ジム・インターセプトカスタムの肩に被せる部分)も、手前に別パーツで火器のような造形が再現されています。
下部にはバックパックへの接続ダボが造形。
ジム・インターセプトカスタムにフェロウ・ブースターを装備するときは、フェロウ・ブースターの左右装甲を展開させます。
装甲を開いた状態を裏面から。スライド部分にポリキャップを内蔵することで、取り付けた後の固定強度が高くなるようになっているようです。
ジム・インターセプトカスタムは腕を外しておきます。そしてフェロウ・ブースターの肩部カバーを胸部に被せ、バックパック側面にダボを差し込みます。
展開しておいたフェロウ・ブースターの左右装甲を閉じつつ、片側のダボもバックパックに差し込みます。
そしてジム・インターセプトカスタムの腕を取り付けたらフェロウ・ブースターの装備完了です。
フェロウ・ブースターは適度に上下可動します。
フェロウブースターを装備しても首は上下左右に動かせます。ただ、アンテナが干渉しやすいので可動には少し注意が必要そうです。
腕はフェロウ・ブースターの干渉により、水平程度にしか上げられなくなります。
HG陸戦型ジムやHGルプスレクスと並べて。フェロウブースターを装備してもそんなにサイズ感はないですね。
一般発売のHGジム・インターセプトカスタムと並べて。ジム・インターセプトカスタム自体は全く同じ。なのでフェロウブースターを一般発売のものにも取り付け可能です。
オリジンMSDのHGジム・ガードカスタムやHGジム・スナイパーカスタムと並べて。部分的な形状は同じですが、カラーリングや各部形状が違うのでバラエティ豊かです。
ビームサーベル刃、武器持ち手(右)、ビーム・スプレーガンが付属(サーベル刃は1本は余剰パーツです)。
ジム・インターセプトカスタムとフェロウ・ブースター用のマーキングシールが付属します。
ビーム・スプレーガン。モナカ割の簡単な作りで、上下に合わせ目ができます。
説明書に記載はないですが、サーベルホルダーを外せばリアアーマーにもマウント可能でした。
ビーム・スプレーガンを保持して。
フェロウ・ブースターを装備しているので、ジム・インターセプトカスタム単体よりも迫力のあるポーズが再現できます。そんなに重たさもなく、割とラクにポージングできました。ブースターのポロリも全くないので安心です。
首を左右に振ってもフェロウ・ブースターが邪魔になるので、ビーム・スプレーガンを左右に向けての射撃ポーズは様になりにくそうな印象。装備上、正面に向けた射撃体勢を取るのがいいのかも。
ビーム・スプレーガンを左右に打ちたい場合は、フェロウブースターを少し下げ、顔の辺りに隙間を作ってやると良いのかもしれません。
ビームサーベルを使ったポージングでも、フェロウブースターが邪魔になることはなかったです。
フェロウブースターを外し、ジム・インターセプトカスタム単体で。身軽でポージングもしやすいですが、装備品がないので逆に物足りない印象も。
適当に何枚かどうぞ。
高速移動シーンはかなり様になります。
以上です。ジム・インターセプトカスタムは一般発売のものと変わらず。細身で可動域も広い優秀なキットになっています。関節などは経年によってヘタレやすそうではありますが、可動域も広く、ポージングしやすいですしよく動きます。
一方のフェロウ・ブースターは、エンジンやバーニアノズルなどの作り込みが秀逸で、メカメカしさのある素晴らしい作りになっていると思います。動力パイプなど細かい箇所まで別パーツになっていて、リアルな造形が楽しめるようになっていますね。
フェロウ・ブースターのためにこの商品を購入してもいいと思えるくらい、満足のいく作りになっていると思います。ジム・インターセプトカスタムと合わせ、機動性に優れたワンランク上のキットとして楽しめそうですね。
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