今回は、HG 1/144 鉄華団コンプリートセット1 のレビューをご紹介します!
HG 鉄華団コンプリートセットは、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場する鉄華団所属MS4体の1/144スケールモデルキットセットです。ガンダム・バルバトスルプスレクス、ガンダム・グシオンリベイクフルシティ、ランドマン・ロディ、ガンダム・フラウロス(流星号)がそれぞれ付属する他、対艦ランスメイスや長距離飛行用バックパックユニット、大型ダインスレイブ弾頭再現パーツといった劇中で使用した装備も多数付属。ランドマン・ロディは鉄華団仕様の機体色で再現されるなど、ファンにはたまらない充実したセットになっています。価格は6,820円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
商品内容はHG 1/144 ガンダムバルバトスルプスレクス(以下、ルプスレクス)、HG 1/144 ガンダムグシオンリベイクフルシティ(以下、フルシティ)、HG 1/144 ランドマン・ロディ(MSオプションセット9の脚部を組み付けた鉄華団仕様)(以下、ランドマン・ロディ)、HG 1/144 ガンダムフラウロス(流星号)(以下、フラウロス)の4体の他、
ルプスレクスの付属品(超大型メイス、メイス用ジョイントパーツ、握り手:左右、テイルブレード用リード線、ディスプレイ用ジョイントパーツ)、リベイクフルシティの付属品(照準モード用頭部、握り手:左右)、ランドマン・ロディの付属品(サブマシンガン、ハンマーチョッパー)、
鉄華団コンプリートセットの武装類として、画像左上からルプスレクス用の武装(対艦ランスメイス、ジョイントパーツ2種、バルバトス第1形態の改修プラン用パーツ2種)、フルシティ用の武装(長距離飛行用バックパックユニット用パーツ10点、ハルバード、ハルバード用柄パーツ:長短、専用ライフル✕4)、フラウロシュ用の武装(大型ダインスレイヴ弾頭再現パーツ、ショートバレルキャノン:左右、アサルトナイフ✕2、平手:左右)が付属。
ルプスレクスやリベイクフルシティ、フラウロス、ランドマン・ロディ、MSオプションセットの余剰パーツが多数付属。余剰パーツの中にはギャラルホルンモビルワーカーやマン・ロディの脚部も付属しています。脚部を使ってカラバリのマン・ロディにすることも出来ますし、その他のパーツ類でカスタマイズも可能です。
ホイルシールはHG 1/144 鉄華団コンプリートセット用、HG 1/144 ガンダムバルバトスルプスレクス用、HG 1/144 ガンダムグシオンリベイクフルシティ用、HG 1/144 ガンダムフラウロス(流星号)用が付属。
今回はレビュー1として、ガンダム・バルバトスルプスレクスと関連する追加武装、ガンダム・グシオンリベイクフルシティと関連する追加武装について見ていきます。ランドマン・ロディ、ガンダム・フラウロスと関連する追加武装についてはレビュー2をご参考くださいm(_ _)m ⇒HG 鉄華団コンプリートセット レビュー2
個別にキットレビューをご覧になりたい場合は以下の目次からどうぞ。
■目次
・HGガンダム・バルバトスルプスレクスと追加武装
・HGガンダム・グシオンリベイクフルシティと追加武装
・HGランドマン・ロディ
・HGガンダム・フラウロス(流星号)と追加武装
まずはガンダム・バルバトスルプスレクスと関連する追加武装のレビューです。
ルプスレクス自体は2017年2月に発売されたHGガンダムバルバトスルプスレクスとほぼ同じ。異なるのはこの鉄華団コンプリートセット用に赤いツインアイシールが付属しているところです。ツインアイシールによって最終決戦仕様のようなルプスレクスを楽しむことができます。
超大型メイス、メイス用ジョイントパーツ、握り手(左右)、テイルブレード用リード線、ディスプレイ用ジョイントパーツが付属。
ルプスレクス本体のレビューは以前ご紹介しているので今回は省きます。詳細がご覧になりたい場合は以下のリンクよりご参考くださいm(_ _)m ⇒HGガンダムバルバトスルプスレクス レビュー
追加武装として対艦ランスメイス、ジョイントパーツ2種、バルバトス第1形態の改修プラン用パーツ2種が付属しています。
頭部。通常のシールも付属しているので、ツインアイはグリーンとレッドのシールがお好みで選択することができます。今回はレッドのシールを貼ってみました。赤いツインアイによって覚醒したような禍々しい雰囲気に変化しています。
超大型メイスは背部にマウント可能。
HGガンダムバルバトスルプスレクス用の武装類が一通り付属するので、超大型メイスを使った迫力のある打撃ポーズやテイルブレードを展開しての攻撃的なポーズも演出可能。
追加武装の改修プラン用パーツに組み替えて。この形態を再現する場合はガンダム・バルバトス第1形態用の左腕部(別売りのHGガンダムバルバトスに付属)が必要です。左右で腕部の長さが異なるという特徴的な容姿で、左肩のグリーンのアーマーも印象的。
第1形態用の左腕部にグリーンのアーマーと白い上腕パーツを組み付けて使用します。グリーンのアーマーと上腕パーツはMSオプションセット9に付属しているものと同じ。
腕が軽装なので可動の自由度が高いです。ハンドパーツは手甲が右手に比べて外れやすいですが、肩はルプスレクスのものを使用するので重量のある武装でも片手で保持できます。
対艦ランスメイス。このHG鉄華団コンプリートセットで新造された武装になります。超大型メイスと同様、対艦戦闘を視野に入れた武装で、先端にはパイルバンカーも装備。特にパイルバンカーの射出ギミックなどはありません。漫画版でのみ使用。最先端部は黄色く塗り分けが必要です。
ランス部分は簡単な2枚パーツ構成で側面に合わせ目ができます。
後部の柄の部分は伸縮可能。後部の太い部分が肉抜き穴なのは少し気になりますね。
付属のジョイントパーツを使用することで、対艦ランスメイスをルプスレクスの背部にマウントすることが可能。ルプスレクスのバックパックを外して装備させるようになります。
もう一つのジョイントパーツを対艦ランスメイスに組み付けることで、複数のメイスを連結することができます。ただしこれを再現する場合はこのHG鉄華団コンプリートセットを複数購入する必要があります。メイスを連結させるためにこのキットを多数買うのは・・・・;
対艦ランスメイスを装備して。
対艦ランスメイスはメカニックデザイナー鷲尾直広氏描き起こしの新規武装。ある程度重量がありますが、ルプスレクスだと肩関節の強度が高いので片手保持も余裕です。
獣風のルプスレクスが装備してもデザイン的な相性は良さそうですね。柄が若干細身なので、ハンドパーツで握らせるとスルッと移動したりクルッと反転したりすることがあります。
HGガンダムバルバトスルプスに装備させて。こちらもデザイン的な不自然さはなく、装備させても様になります。
ただ、経年劣化の影響もあり、片手保持だとどうしても腕が垂れてしまいます。なので組んでからある程度経過しているキットだと、ポーズを取らせたい場合は関節を補強してからのほうが良いかもです。
続いてガンダム・グシオンリベイクフルシティと関連する追加武装のレビューです。
フルシティ自体は2016年10月に発売されたHGガンダム・グシオンリベイクフルシティと全く同じ。グシオンリベイクの改修機ということで、グシオンリベイクと同じシルエットを持ちつつも重厚感ある容姿が再現されています。
照準モード用の頭部、大型シザース保持用の握り手(左右)が付属。
フルシティ本体のレビューは以前ご紹介しているので今回は省きます。詳細がご覧になりたい場合は以下のリンクよりご参考くださいm(_ _)m ⇒HG ガンダムグシオン リベイクフルシティ レビュー
追加装備として、専用ライフル✕4、ハルバード(柄:長短)、
長距離飛行用バックパックユニット用の各部パーツが付属します。
まずはフルシティ単体でポージング。射撃武装は付属しませんが、ナックルガードや可変リアアーマーのシールド展開など、多彩な演出をすることができます。
可変リアアーマーによる大型シザースも健在。ハサミで潰すようなダイナミックなポーズを再現することができます。
背部の隠し腕もリベイクフルシティの独特の容姿を演出。
専用ライフル。リベイク時に使用していた110mmライフルで、グレイズのライフルをベースに改修されたものです。HGガンダムグシオンリベイクに付属しているものと形状は全く同じ。
本体部分は簡単なモナカ割で上下に合わせ目ができます。フォアグリップの可動ギミックはなし。
下部装甲を一旦取り外して保持させます。グリップはハンドパーツに差し込むだけで保持が可能。グシオンリベイク系定番の武装なので特に装備で不自由な感じはないですね。
サブアームを使用すれば4本すべてのライフルが装備可能。劇中のようなポーズを再現することができます。
ハルバード。グシオンリベイク系用の戦斧で、長柄による広い間合いが特徴の武装になります。HG MSオプションセット3に付属しているものと同じ。先端にはパイルバンカーが造形されていますが、特に展開ギミックなどはありません。刃や後部はグレーのシールでの色分け。
刃の部分はモナカ割で側面に合わせ目ができます。
ハルバードを短い柄で保持。軽装なので取り回しがラク。軽量なので腕が垂れることもないですし、柄が短いとサブアームで保持させても干渉などが少ないので取り扱いやすいかと。柄が若干細身なので、スルッと移動したりクルッと反転したりというのが偶にあります。
柄を長いものに組み替えて。両手持ちも問題なく可能。こちらもシンプルに構えるだけで十分に表情が付きますし、肩可動の自由度が高いので振りかぶるようなポーズも再現し易いです。
長距離飛行用バックパックユニットへの組み換えは、まず胸部を付属の黒いパーツに組み替えます。
ユニットの機首にあたる部分はバックパックを左右から挟むようにして組付け。
これで長距離飛行用バックパックユニットのMS形態への組み換え完了。多少重量が増すため、関節がヘタれていると姿勢維持が不安定になりやすいですが、フルシティから差に重厚な容姿に変化します。デザインも少し変わってカスタム機らしく。
レールガン。バックパックユニットの機首を構成する長距離砲撃用の電磁砲になります。先端部とその後ろのセンサー部分は白いシールでの色分け。
上下の組み合わせですが、側面の合わせ目はモールドっぽく造形。左右のグリップカバーは前後にスライドさせることができます。
後部のグリップ基部やカバーパーツはヒンジ接続で少しチープな感じがしますが、幅広く展開させることができます。側面のグリップやグリップカバーはコンパクトに収納可能。
レールガンは単体で携行武装として使用可能。シンプルにグリップやフォアグリップをハンドパーツに差し込むだけです。腕の可動が柔軟なので両手持ちも特に不自由な感じはありません。
長距離飛行用バックパックユニットの飛行形態への変形は、リアアーマーに付属のジョイントパーツを組み付け、可変シールドの角度を変更します。
そして背部の機首を展開し、裾に付属のフィンを組み付け。
バックパックに長距離飛行用バックパックユニットの本体部(片側)を組み付け、
レールガンと長距離飛行用バックパックユニット(片側)を組み合わせたものを前方に組み合わせます。そしてレールガンのグリップを握らせたら長距離飛行用バックパックユニット飛行形態への変形完了です。
長距離飛行用バックパックユニット飛行形態。グシオンリベイクフルシティを囲うようにしてユニットが組み付いています。ほぼ移動用に特化したユニットで、劇中でも高速で移動し、到着時は即パージ。MS形態への換装がし易いユニットになっています。
長距離飛行用バックパックユニット飛行形態をいろんな角度から。ユニットは各部ともダボなどで固定されているため、形状が崩れることはありません。格納されているフルシティは関節がヘタっていると姿勢が崩れる場合も。
ユニット本体部はクタンⅢ型に似たデザインで、表面にはメカニカルなモールドが造形。簡単な左右の組み合わせですが、上下の合わせ目は段落ちなどでモールド化されています。
ユニットはグレー成型色のみなので、一部を白やダークグレーに塗り分けが必要です。前後のダクトやスラスターなども適度に造形されています。
浮かせてディスプレイさせる場合はアクションベースなどに付属している3.0mm軸付きのジョイントパーツを組み付けます。角型部分が差し込めるので安定したディスプレイが可能。重量があるので、支柱の太いスタンドを使用したほうが良さそうです。
劇中では再現されていませんが、フルシティの腕部やサブアームが展開できるので、飛行形態でもライフルで射撃するような演出をすることができます。
説明書ではユニット後部にクタンⅢ型のタンクを装着するようになっていますが、クタンⅢ型が手元にないので再現できず;ただ、タンクが無くても背面の重厚感は十分です。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。ルプスレクスのちょっとした武装や対艦ランスメイス、フルシティの専用ライフルやハルバードなど、それぞれの機体の盲点を補うような武装で一般発売のキットのみとは違った演出ができますし、長距離飛行用バックパックユニットも重厚な飛行シーンが演習できるなど、コンプリートセットならではのレアさがあり、ファンの心を擽るキットになっています。
気になる点もほぼなく、HG鉄血のオルフェンズシリーズのキットの幅を広げてくれるのが良いですね。ルプスレクスなどはできれば最終決戦用の眼光エフェクトも付属すると完璧でしたが、それがなくても十分なくらいに楽しめる、充実したアイテムになっているのが良いですね。
続きは以下のリンクからHG鉄華団コンプリートセットのレビュー2をどうぞ。
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