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HG 鉄華団コンプリートセット レビュー2

今回は、HG 1/144 鉄華団コンプリートセット2 のレビューをご紹介します!

前回に引き続きHG鉄華団コンプリートセット レビュー2です。今回はランドマン・ロディ、ガンダム・フラウロス(流星号)と関連する追加武装についてレビューしていきます。内容物一式やガンダム・バルバトスルプスレクス、ガンダム・グシオンリベイクフルシティのレビューについては以下のリンクからレビュー1をご参考ください。⇒HG 鉄華団コンプリートセット レビュー1

個別にキットレビューをご覧になりたい場合は以下の目次からどうぞ。

■目次
HGガンダム・バルバトスルプスレクスと追加武装
HGガンダム・グシオンリベイクフルシティと追加武装
HGランドマン・ロディ
HGガンダム・フラウロス(流星号)と追加武装

それではランドマン・ロディのレビューです。

■HGランドマン・ロディ

ランドマン・ロディ。ブルワーズから鹵獲したマン・ロディを改修し、阿頼耶識システムを搭載。劇中ではSAUとアーブラウの紛争やアリアンロッド艦隊との戦い等、多くの実戦で鉄華団の主力量産機として活躍した機体になります。

キット自体は2015年12月に発売されたHGマンロディに、2017年3月に発売されたMSオプションセット9のランドマン・ロディ用脚部パーツを組み合わせたものですが、オレンジとホワイトを基調とした鉄華団仕様のカラーリングが再現されています。

成型色は上半身がホワイト、下半身と頭部、胸部の一部がオレンジ成型色での再現。その他、ソールや内部・関節はダークグレー成型色での再現となっています。シールは頭部センサーのみ。一部モールドはグレーに塗り分けが必要ですが、素組みでも十分なくらいの色分けが再現されています。

ダークグレー成型色パーツはKPS素材。ABSは不使用です。ポリキャップはPC-002を各部に使用します。関節強度はまずまず高め。ソールがつま先とかかとでの接地ですが、低頭身で接地面も適度にあり、負荷のかかるような装備もないので自立は安定します。

ハンマーチョッパー、90mmサブマシンガンが付属。

各部を簡単に見ていきます。

頭部はマンロディと同じ楕円形。オレンジとホワイトが上下で2色に分かれています。表面には細かなモールドが造形。

センサーは中央に配置されたシールと、背面黒とセンサーが分かれたものをチョイスすることができます。分かれたものはモノアイを貼り替えることで、左右に振る演出が可能。

胴体部はマンロディと同じ。丸みのある重厚な容姿で、強度が感じられる機体フォルム。表面にはメカニカルなモールドがデザインされています。一部モールドはグレーに塗り分けが必要です。

上腕は筒型で合わせ目はなし。前腕は前後の組み合わせで側面に合わせ目ができます。肘から分離しないので、合わせ目を消す場合は後ハメなどの処理が必要。

腰アーマー裏は軽装。リアアーマー裏にのみモールドがあり、3基のスラスターも造形されています。スラスターは合わせ目ができる構造。

脚部はHG MSオプションセット9に付属しているものが流用されています。丸みのあるどっしりとしたスタイルで、短足で可愛らしさを感じさせるシルエット。ソールはエッジの効いた装甲で重機的。

大腿部は筒型で合わせ目はなし。膝から下は左右の組み合わせで前後中央に合わせ目ができます。後部スラスターも別パーツできっちりと色分けされています。足裏は内側が肉抜き穴。

HG マンロディと並べて。脚部の形状が異なるだけですが、脚が太くなったことで重厚感やずっしりとした感じが出ているのと、プロポーションバランスが良くなっています。成型色も鉄華団仕様の味のあるカラーリングに。

可動域は大体マン・ロディと同じ。頭部は適度に見上げる動きが可能。腕は干渉で45度程度までしか上がりません。肘は2重関節ですが、外装が干渉するので曲げられる角度は90度程度まで。

腰は干渉なく360度回転可能。脚部が肉厚な装甲に変わっているため、膝は干渉で曲げる角度が制限されます。なので立膝をきれいな姿勢で再現するのは難しいようでした。

左右への開脚は水平まで幅広く展開させることができます。足首はオレンジの脚部装甲内でそれなりに可動。

可動域の総括的には、腕の上げる角度は制限されますし、膝も深くまでは曲がらず。お世辞にも広いとは言えないくらいの可動域ではありますが、腰の回転や左右への開脚など広く可動する箇所もあるので、そのあたりである程度躍動感あるポーズは取れるかと思います。

余剰の脚部と組み替えることで、マン・ロディのカラバリが再現可能。カラーリングの関係で多少の違和感はありますが悪くはないですね。

ハンマーチョッパー。鉈(なた)型の白兵武装になります。峰側のスラスターによって斬撃の強化や投擲時の推力としても使用されるとのこと。峰側先端にはハンマーが造形され、打撃武装としても使用可能。

刃の部分が簡単なモナカ割で側面に合わせ目ができます。

90mmサブマシンガン。軽量、扱いやすい、安価と三拍子揃った一般流通しているMS用サブマシンガンになります。海賊が好んで使用しているとのこと。

簡単なモナカ割で上下に合わせ目ができます。マガジンの脱着ギミックなどはありません。

リアアーマーのラッチを引き出すことで、ハンマーチョッパーや90mmサブマシンガンをリアアーマーにマウントさせることができます。

一通り武装して。

90mmサブマシンガンはグリップをハンドパーツに差し込むだけで保持が可能。グリップとハンドパーツとの間に隙間がないので収まりがよく、安定した保持が可能です。

浮かせてディスプレイさせる場合は、通常通り、股間部にスタンドの3.0mm軸を差し込んでのディスプレイです。背部にマウントした武装類は手が当たるなどすると外れやすいので注意。

ハンマーチョッパーも90mmサブマシンガンと同じく、グリップをハンドパーツに差し込むだけで保持させることができます。グリップとハンドパーツとの間に隙間がなく、クルッと反転することもないので安定した保持が可能。

反転させることでナタとハンマーで使い分けられるのが良いですね。

上腕や脚の付け根が抜けやすいのがちょっと気になるので、ポーズを取らせる前に予め補強しても良いかも。

続いてガンダム・フラウロス(流星号)と関連する追加武装のレビューです。

■HG ガンダム・フラウロス(流星号)

フラウロス(流星号)自体は2016年12月に発売されたHGガンダム・フラウロス(流星号)と全く同じ。流星号特有のピンクのカラーリングと、背部の大型レールガン、マシンガンといった武装を持つ特徴的な機体形状が再現されています。

フラウロス本体のレビューは以前ご紹介しているので今回は省きます。詳細がご覧になりたい場合は以下のリンクよりご参考ください。 ⇒HG ガンダム・フラウロス(流星号) レビュー

追加武装として大型ダインスレイヴ弾頭再現パーツ、ショートバレルキャノン(左右)、アサルトナイフ✕2、平手(左右)が付属しています。

まずはフラウロス単体でポージング。背部の大型レールガンや腰の120mmマシンガンを使用した特徴的な射撃ポーズが演出可能です。

追加武装として平手が付属するので、120mmマシンガンや大型レールガンに手を添えるような自然な表情が付けられるのが良いですね。

追加武装のアサルトナイフ。格闘戦用の専用小型ナイフで、先端が鉤状に湾曲しているのが特徴。鎌にも見える特徴的な武装になっています。簡単な1個パーツ構成ですが、デザイン的に簡素な感じはありません。

アサルトナイフは柄に太さがあるので、ハンドパーツでしっかりと保持させることができます。反転などもないのでポージングがラク。

追加武装のショートバレルキャノン。通常のレールガンを換装して装備するショートバレルタイプのレールガンになります。

簡単なモナカ割ですが、上下の合わせ目は段落ちなどでモールド化。一部装甲はピンクのシールで色分けします。

砲口も開口はされていませんが適度に造形。

ショートバレルキャノンに組み替えて。

ロングサイズのレールガンからショートバレルキャノンに変更されたことで全体的に少し身軽な感じになりました。

アサルトナイフを振り上げても干渉が少ないですし、砲身の重量による負荷も少く、よりポージングがしやすくなっています。

ショートバレルキャノンを装備した状態で砲撃モードに。

MS形態と同様、身軽な容姿で、レールガンを装備した状態に比べてもより軽快な動きを演出することができます。

大型ダインスレイヴ弾頭再現パーツ。レールガンでダインスレイヴを発射するような演出ができる弾頭パーツになります。ロングサイズのダインスレイヴ弾頭に加え、レールガンの砲口パーツが付属。

レールガンの先端に組み付けて。

背部の機関部と連結すればより幅のある射撃武装に変化。細身ですが重量感がありますし、一撃離脱の射撃ポーズも様になる演出ができそうです。

弾頭は片側全体が肉抜き穴でそのまま広範囲に露出。見た目的に貧素な感じが出るのでできればキレイに埋めて見栄えよくしたいところです。

砲撃モードでダインスレイヴ射撃態勢に。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。ランドマン・ロディに関しては完全な容姿で再現されているため、一般発売のパーツを組み合わせて構成するという手間がないですし、素組みで鉄華団仕様のカラーリングが楽しめるのも嬉しいところ。一方のフラウロスも、アサルトナイフによる格闘戦やショートバレルキャノンによる別形態が再現できるのは魅力的です。

気になる点は、ダインスレイヴの片側がガッツリ肉抜き穴なので、モナカ割にするなどもう少し作りがしっかりしていると良かったですね。

それぞれに追加武装が付属し、一般発売商品とは異なる仕様がバリエーション豊かに演出できますし、それらによって劇中での印象的なシーンが再現できるなど、ファンとしてもたまらないアイテムになっています。ダインスレイヴ弾頭によってスーパーギャラクシーキャノンによるアリアンロッド艦隊突撃シーンを再現するなど、感慨深い名シーンとともに劇中の装備や演出を楽しみたいですね。

⇒HG 鉄華団コンプリートセット レビュー1

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2 件のコメントがあります。

  1. 774

    on 2023年9月23日 at 18:17 - 返信

    ランドマン・ロディの2色のランナーは、予めどれを使うかどれが不使用か
    追加のペラ紙のパーツリストにきちんと書いてあります。
    なので、いちいち調べながら組み立てないといけない等という事にはなりません。

    • nori

      on 2023年9月23日 at 22:47 - 返信

      コメントありがとうございます!
      失礼しました;修正しておきましたm(_ _)m

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