今回は、SDW HEROES ダークグラスパードラゴンのレビューをご紹介します!
SDW HEROES ダークグラスパードラゴンは、『SDガンダムワールド ヒーローズ外伝 THE LEGEND OF DRAGON KNIGHT』に登場するキャラクター『ダークグラスパードラゴン』のSDキットです。特徴的なクリアレッドとブラックのカラーリングを成型色で、特有の頭部形状を新規パーツを用いて再現。全身12箇所以上が可動し、様々なポージングでのディスプレイが楽しめるキットになっています。SDW HEROESシリーズやSD三国創傑伝シリーズのキャラクターも騎乗可能。価格は770円(税込み)です。
シャイングラスパードラゴンの対となる存在で、すみかを襲撃された際、ウォーロックイージスガンダムに選り抜かれ、忠実な配下に変貌したドラゴン「ダークグラスパードラゴン』がSDでキット化。2022年8月に発売されたSDW HEROESシャイングラスパードラゴンをベースに、グラスパードラゴンの特徴的なカラーリングや頭部形状が新規パーツを用いて再現されています。
成型色はブラックをベースに、各部にクリアレッドを配色したヒール的なカラーリング。ブラックはマットな質感で上品さと落ち着きが感じられますね。シールは付属せず。各部を赤や黒で塗り分ける必要がありますが、素組みするだけでも違和感のない色分けが再現されています。
ABS、ポリキャップともに不使用。関節各部に至るまで全てパーツの組み合わせで構成されています。ニッパー、接着剤ともに必要なし。パーツはランナーから手で切り離すことができますし組み立ても簡単。
頭部の一部はダークグラスパードラゴン用に新造されていますが、首から下はベースのシャイングラスパードラゴンと全く同じ。2本脚での接地ですが、テールでも支えられるので自立はかなり安定しています。
SDW HEROESシリーズ、SD 三国創傑伝シリーズのキットを騎乗させるためのジョイントパーツが付属。
頭部をシャイングラスパードラゴンと並べて。基部形状は同じですが、額の装甲が厚みのあるものになり、棘感のあるとさかも追加されたことで邪悪な雰囲気の強いドラゴン頭に変化しています。ちょっとした変化でここまでイメージが変わるのはすごいですね。目もクリアパーツできっちりと色分けされています。
左右の髭はボールジョイント接続で適度に可動。表情が付けやすくなっています。動かしていると外れることがあるので注意。
口は幅広く開閉させることができるので、炎を吐くようなポーズも演出できそうです。
口内部は舌や歯までもリアルに造形。歯は赤く塗り分けが必要です。
頭部はボールジョイント接続で上下やロールなど適度に可動させることができます。
首はクリアパーツの1個パーツ構成で簡易的。ですが肉抜き穴も鱗のようなデザインで見た目に違和感などは感じません。首側、胴体側ともにボールジョイント接続で適度に可動。背ビレ以外は黒く塗り分ける必要があります。
腕部も簡易的な1個パーツ構成ですが、手の状態なども細かく造形されています。下部はほぼ肉抜き穴ですがあまり見えないようになっています。爪や一部装甲を赤く塗り分けが必要。
腕はボールジョイントで上下などフレキシブルに可動。固定強度もあり、干渉なく動くので表情が付けやすいです。
腕部側面には3.0mm穴があり、武器などをマウントしておくことができます。
腹部などの胴体部も鱗のようなデザインで生物感がうまく表現されています。股間部はボールジョイント接続。
胴体部は左右の組み合わせで前面中央に合わせ目ができますが、後部の翼の接続部などはモールド化。成型色が黒なので合わせ目は殆ど目立ちません。
腰や首がボールジョイント接続なので、上半身をロールさせるのも容易ですし、前後に幅広く動きを付けることも可能。生物的で柔軟な動きを表現することができます。
翼は刺々しいデザイン。表面にザラついた加工が施されていますし、部分的にくり抜かれていることで生物感がよりリアルに表現されています。クリアレッド成型色のみなので、一部を黒く塗り分ける必要があります。
翼はボールジョイント接続で、ロールや前後などフレキシブルに可動。ボールジョイントをしっかりと押し込むことである程度固定できますし、少し引き抜くことで可動が柔軟になります。ボールジョイント部分に角度があるので、翼を左右で組み間違え無いように注意です。
翼の表面にも2箇所の3.0mm穴があるので武器などがマウント可能。
脚部も鱗や羽など生物的な容姿が再現されています。ソール以外は1個パーツ構成で膝を曲げる動きなどはありません。内側もガッツリ肉抜き穴。ですがブラック成型色で肉抜き穴もあまり目立たないのはいいですね。膝の赤い縦ラインや羽など一部は赤く塗り分けが必要。ソールも爪以外の部分を黒く塗り分ける必要があります。
脚部側面も2箇所に3.0mm穴があるので武器などがマウント可能。あらゆる部分にマウント穴があるのでカスタマイズや武装、強化も多彩に演出することができます。
ソールも1個パーツ構成で脚裏が肉抜き穴ですが、中央には3.0mm穴があります。
脚の付け根がボールジョイント接続なので、脚部を内股・がに股など左右に展開させることができます。少し引き抜くことでより広範囲に展開。
ソールも足首のボールジョイントを少し引き抜くことで広めに可動します。
後部にはキャラクターが騎乗可能な台座が造形。中央には魔法陣のような特徴的な模様も再現されています。クリアパーツによる細かい色分けも再現。股間部との2個パーツ構成で作りは簡易的ですが、無駄のない作りになっています。
テールも1個パーツ構成ながら、棘感あるヒレが造形されるなどリアル。下部は肉抜き穴ですが、上や側面からはあまり見えない用にデザインされています。下部には3.0mm穴あり。
テールもボールジョイント接続で上下やロールなど柔軟に可動。
HG陸戦型ジムと並べてサイズを比較。翼が大柄なこともあってHGのキットよりも全高は高め。左右への広がりもあるので、ディスプレイする際はHG2体分ほどのスペースが必要です。
ベースのSDW HEROESシャイングラスパードラゴンと並べて。頭部形状が異なるのと、カラーリングが対照的なので善悪が分かりやすいですね。もちろんシャイングラスパードラゴンが善でダークグラスパードラゴンが悪。
SDW HEROES 軍馬と並べて。ディスプレイ時に空と陸のシーン演出用で使い分けると良さそうです。
同シリーズの登場キャラであるSDW HEROES ナイトストライクガンダム、SDW HEROES ウォーロックイージスガンダムとも並べて。
棘感のある容姿や黒と赤のカラーリングには凶暴さが感じられますね。軽量なので浮かせてディスプレイさせるのも容易。各部の関節強度が高いので、ポロリなどもなくポーズを取らせることができます。
劇中であるかどうかはわかりませんが、シャイングラスパードラゴンとの対決シーンを再現するとかなりの迫力になります。各部がよく動くので、生物的な柔らかい動きが表現し易いのがいいですね。
キャラクターの騎乗は、後部の台座に付属のジョイントパーツを組み付けます。ジョイントパーツは向きを変えての装着も可能。騎乗させるキットの形状に合わせて使い分けると良さそうです。
そしてジョイントパーツをキャラクターの股間部に組み付けるだけで騎乗可能。
SDW HEROES ウォーロックイージスガンダムを騎乗させて。ウォーロックイージスガンダムの場合、全身がマントで覆われているぶんやや干渉しやすいです。ですが騎乗させることは可能。
ウォーロックイージスガンダムが大柄なのでなかなかの重量感に;ですが細い支柱でもヘタれることなくディスプレイできました。ウォーロックイージスガンダムはマントを展開した状態のほうが干渉しないので騎乗させやすいです。
その他のキャラクター(SDW HEROES 信長ガンダムエピオン ダークマスクVer.、SDW HEROES 才蔵ガンダムデルタカイ)も騎乗させて。
HGやFigure-rise Standard系も問題なく騎乗可能でした。ただ、Figure-rise Standard系は股間部に3.0mm軸がないのでのせているだけになります。何気にSDよりもHGなどの高頭身キットのほうが合っているような気も・・・・;
適当に何枚かどうぞ。
以上です。大部分の形状はシャイングラスパードラゴンと同じですが、黒とクリアレッドのカラーリングで全くそれとは感じさせないですし、特徴的な頭部形状によって凶暴さも感じることができます。怪獣や悪魔的な雰囲気もあり、正しくウォーロックイージスガンダム配下の生物らしいヒールさがよく表現されていますね。
気になる点は、シャイングラスパードラゴンと同じく全身各部の肉抜き穴。上や横から視点だとあまり見えないですが、あおり視点や浮かせた状態でのディスプレイだと見えやすいです。ただ、黒い成型色なのと模様っぽく造形されているのでその分割り切れるかなと思います。あと、ヒゲのパーツがポロリすることがあるので注意。
これだけ少ないパーツ数でデザインや多数の可動箇所、可動域が確保されているのはなかなか秀逸ですし、新造された頭部もシャイングラスパードラゴンとうまく差別化された形状になっていると思います。ウォーロックイージスガンダムとの相性もいいですし、ナイトストライクガンダムなどと組み合わせることで、ドラゴンに騎乗した迫力ある空中戦シーンが大迫力で再現できるのがいいですね。
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