今回は、SDガンダムクロスシルエット マイティーストライクフリーダムガンダムのレビューをご紹介します!
SDCS マイティーストライクフリーダムガンダムは、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場するMS「ZGNF/A-262PD-P マイティーストライクフリーダムガンダム」のSDガンダム クロスシルエットシリーズキットです。背部にプラウドディフェンダーを持つ特徴的な機体形状をSDで再現。CS、SDフレーム内蔵により、好みの頭身やフォルムが選択可能なキットになっています。対艦刀「フツノミタマ」や額部ビーム砲といった武装類も再現。価格は1,980円(税込み)です。
ストライクフリーダム弐式が「プラウドディフェンダー」を装備した形態で、劇中ではキラ・ヤマトとラクス・クラインが搭乗。ブラックナイトスコードカルラと交戦し、高電圧の雷とディスラプターで周囲のMSや大型ドラグーンを蹴散らすなど活躍を見せた機体「ZGNF/A-262PD-P マイティーストライクフリーダムガンダム」がSDCSでキット化。
SDフレームとCSフレームは他のSDCSキットと共通ですが、その他の外装や武装類は新規造形での再現となっています。
成形色はホワイトを基調に、ダークグレーやレッド、ブルー、イエロー、ライトグレーを配色したフリーダムガンダムカラー。その他、内部フレームやハンドパーツ、背部プラウドディフェンダーの内翼はゴールド成形色での再現となっています。
ホイルシールが付属し、腹部トヴァシュトリ 超高インパルス砲や肩部、膝部装甲、背部プラウドディフェンダーのラインモールドなどを補います。量はやや多め。対艦刀 フツノミタマや高エネルギービーム・ライフルの一部、細部ダクトなどを塗り分ける必要がありますが、素組みでも十分なくらいの色分けが再現されています。
このキットにはSD、CSフレームの両方が付属しています。なのでフレームを買い足したり、他キットのものを使ったりすることなく頭身を変更することができます。
ホワイトの外装パーツやゴールドのSD、CSフレームパーツにはKPSが使用されています。その他のパーツはPS素材でABSは使用されていません。組み立てにはニッパーが必要。一部のパーツはランナーから手で切り離せますが、ゲートが太いパーツはニッパーを使って切り出します。接着剤は不要。
ポリキャップは不使用。関節はフレームパーツによるボールジョイント接続です。背部にプラウドディフェンダーを装備しているため、後方に負荷がかかりますが、ウイングを支えにすることで自立させることができます。
シールを貼らない状態で。多少物足りなさはあるものの頭部や胴体部、ソール部といった重要な箇所はパーツで色分けされているので貼らなくても違和感はそんなにないですね。
CSフレーム(SDフレームは組み込み済み)、高エネルギービーム・ライフル✕2、ビームサーベル アクータラケルタ(柄、ビーム刃)✕2、対艦刀「フツノミタマ」が付属。フレームの首パーツは余剰です。
■SDフレームとCSフレーム
SDフレームはより低頭身でディフォルメされたタイプ。肩や足の付根はボールジョイントで可動しますが、肘や膝関節の可動ギミックはありません。一方のCSフレームは少し頭身の高いタイプ。
CSフレームは肩が外側にスライドでき、前後にもスイングさせることができます。肘や膝も曲がるため、画像のように立て膝を付くことが可能。関節が柔軟に可動するフレームになっています。
■マイティーストライクフリーダムガンダム(SDフレーム)の各部形状
SDCSマイティーストライクフリーダムガンダムをSDフレームの状態で各部を見ていきます。
CSフレームに組み替えたマイティーストライクフリーダムガンダムは記事後半にレビューしているので、ご覧になりたい場合は以下のリンクからどうぞ。
⇒マイティーストライクフリーダムガンダム(CSフレーム) レビュー
■頭部
額の4本アンテナに存在感があり、瞳に力強さがあってキリッとした表情のイケメンフェイス。メット部などもエッジが効いています。とさか前後のセンサーこそシールでの色分けですが、こめかみのピクウス2 31mm近接防御機関砲や頬のダクトなどはパーツできっちりと色分けされています。
メット部は前後の組み合わせで側面に合わせ目ができます。合わせ目を消す場合はフェイスパーツの後ハメなど加工が必要。後部ダクトはグレーに塗り分けが必要です。
額のディスラプターは内側をゴールドのシールで色分けします。シールだとモールドが埋もれてしまうので、できれば塗装したいところ。ヒンジの黄色は赤に、ハッチの内側はグレーに塗り分けが必要です。ものによってはハートの形だったりしますが、このSDCSはそんなに違和感はないですね。
ツインアイパーツは反転して組み替えることで瞳なしが再現可能。瞳なしはくまどりやツインアイ部分がパーツできっちりと色分けされています。頬のグレーもパーツで色分けされていて作りが丁寧。
■胴体部
胴体部。こちらも胸部の赤い装甲や襟、エアインテークなどがパーツで細かく色分けされていてリアル。モールドが多く、メカメカしい雰囲気もうまく表現されていますね。腹部のトヴァシュトリ 超高インパルス砲はグレーパーツで色分けされていますが、表面をゴールドのシールで色分けします。きれいに貼るのが少し難しいかも。
首は後方に可動。SDフレームなので肩に可動ギミックはありません。腰アーマー裏は何もモールドがなくフラットな状態です。
腰左右のフォランスアスタ レール砲は簡単な3個パーツ構成。ですが砲身部分は合わせ目のない1個パーツ構成でモールドも適度に造形されています。サーベル柄の脱着ギミックはなく内側は肉抜き穴。
砲身と後部を展開することで射撃体勢を取ることができます。
■腕部
腕部。フリーダム系特有の幅のあるショルダーアーマー、前腕には エグレージェ ビームシールドの発生装置を装備。ゴールドのハンドパーツが綺羅びやかで印象的です。ショルダーアーマーのグレーと赤い装甲はシールでの色分けです。
ハンドパーツ裏は肉抜き穴。フレームの肉抜き穴は外装で隠れます。前腕の白い装甲は左右の組み合わせで一部に合わせ目ができます。CSフレームに組み替える場合は消すよりも段落ちモールドを掘ったほうが良いかも。
前腕のビームシールド発生装置は1ダボ接続で角度変更が可能。
HGCEマイティーストライクフリーダムガンダムに付属のビームシールドを組み付けることができます。赤いパーツ組み替えて装備しますが、ショルダーアーマーと干渉しやすいので注意です。
ショルダーアーマーは2枚パーツ構成。側面のダクトは青いパーツでの色分けで内部スリットダクトはグレーに塗り分けが必要。合わせ目ができないパーツ構成で、上部の合わせ目は段落ちモールド化されています。
■脚部
脚部。こちらもSDの簡易的な構造ながら、丸型と角型装甲のメリハリが効いていてリアルです。色分けこそ簡易的ですが、肉抜き穴などはなく完成度は高め。膝周りのグレーはシールでの色分け。スネのダクトはライトグレーに、脚甲やアンクルアーマーのダクトはグレーに塗り分けが必要です。
後部には突き出たスラスターがきっちりと造形。中央に合わせ目はできますが、内部のスラスター口も簡単なモールドが入っています。足裏はふちやかかとが肉抜き穴。
■バックパック
背部にはプラウドディフェンダーを装備。プラウドディフェンダーは背面にドッキングする新型ウイングになります。敵のビームを吸収して無力化するだけでなく、周囲に電場を生成。電子の移動で高電圧の雷を発生させて広域の敵機や武装を破壊するというえげつない装備です。劇中ではラクス・クラインが搭乗。
中央の機首部分は簡単な上下2枚パーツ構成。ですが合わせ目は目立たないのでそのままで十分です。キャノピーや後部の青はシールでの色分け。
ウイングは白いウイング2枚と中央のゴールドのウイングで構成されています。
チープな感じはなく、SDながらも完成度は高め。肉抜き穴も内側の見えない箇所に少しできるだけです。
白いウイング部分は幅広く展開可能。内側のゴールド装甲も各部が個別に可動します。
白いウイングはふちの装甲がスライド展開可能。内部からピンクのラインが露出します。
ウイングは基部にはいくつかの可動ギミックがあり、ロールや前後へのスイングなど幅広く可動します。ただし一部がヒンジ接続なので経年で外れやすくなる可能性はありますね。
右ウイングの基部には対艦刀「フツノミタマ」がマウント可能。ですがSDフレームの場合、対艦刀が長いため、少し浮いてしまいます。なので組み付ける場合は浮かせてディスプレイさせたほうが良いかもです。
対艦刀「フツノミタマ」は1個パーツ構成で白一色なので、柄の部分を赤やゴールドに、刃の部分を黒に塗り分ける必要があります。
マイティーストライクフリーダムとプラウドディフェンダーは角型ダボ接続。しっかりと組み付けられるので、多少の干渉では外れなそうですね。
プラウドディフェンダー底面には3.0mm穴があるので単体でディスプレイさせることも可能です。
ウイングを展開したり、角度を変えたりすると表情を変化させることもできます。ゴールドのウイングが露出するとそのぶん華やかに見えますし、ピンクのラインモールドを露出させても良さそうです。
プラウドディフェンダーの角度によっては対艦刀がスルッと抜けやすいので注意。
ストライクフリーダムガンダム弐式と組み合わせて楽しむのもあり。ついでに背部のストフリ用ウイングも付属していると良かったですが、後に弐式もキット化されるんですかね。
■他キットとの比較
HG陸戦型ジムと並べてサイズを比較。大きさは他のSDCSと同様、一般的なHGの2/3程度の大きさになります。ただ、背部にプラウドディフェンダーを装備しているので横幅はHG2体分くらいになっています。
SDCEフリーダムガンダム(2019年2月発売)と並べて。発売時期に少し差があるので細部の作りにも少し差がある感じがします。マイティーストライクフリーダムのほうがよく見えますね。
MGSDフリーダムガンダムと並べて。こちらと比べると大きさも違いますし、情報量もかなり違っています。もちろん値段も違います;
SDEXデスティニーガンダム、SDEXライジングフリーダムガンダムと並べて。ブランドは異なりますが、頭身が同じくらいなので組み合わせても違和感はなさそうです。
HGCEマイティーストライクフリーダムガンダムと並べて。頭身や構造こそ異なりますが、HGCEと並べても見劣りしないくらいの作りになっているのが良いですね。
■各部可動域
頭部は少し上下する程度。左右へは干渉なくスムーズにスイングします。
腕は45度よりも少し高くまで上げることができます。SDフレームなので肘の可動ギミックはなし。
腰を少し引き伸ばすことでロックが解除され、上半身を少し前後させることができます。
腰は干渉しますが90度近いくらいにロールさせることができます。アクションベースやスタンドへは、通常どおり股間部に3.0mm軸を差し込んでのディスプレイ。ただし差し込みが浅いので外れやすいです。
脚部は少し前後する程度。足首もあまり動きません。
左右への開脚はハの字程度まで展開可能。
■武装類
高エネルギービーム・ライフル。ルプス ビームライフルを改良した本機専用の携行武装です。4個パーツ構成で違和感がないくらいの色分けが再現されています。砲身のラインモールドは赤く塗り分けが必要。
合わせ目はできないパーツ構成。上部センサーは青いシールでの色分けです。底面は肉抜き穴。
後部装甲は展開可能。
後部を展開することで銃口部分が差し込め、ロングライフルとして使用することができます。少し遊びがあってカチャカチャしますが、抜けることはないですね。
高エネルギービーム・ライフルは腰部のフォランスアスタ レール砲にマウント可能。こちらも銃身が長いため、接地して角度がつきます。ですが装備することで重厚さが出てきます。
■ポージング(SDフレーム)
SDフレームのマイティーストライクフリーダムガンダムでポージング。
肩や脚の付け根など、フレームのボールジョイント関節部分がやや緩いので注意。あらかじめ補強しておいたほうが取り扱いがラクになるので良いかもです。
武装類も多く、ポージングバリエーションが多彩に演出可能。ライフルの連結や腰のフォランスアスタ レール砲展開などで表情が色々変わるので楽しいですし、どの武装を使ってもポーズを格好良く演出できます。
SDフレームだとあまり動きを付けることができないのはちょっと残念かも。高エネルギービーム・ライフルは1丁だと腕は垂れませんが、連結させると垂れるので注意です。
背部のプラウドディフェンダーを展開して。展開すると容姿が一気に華やかになります。ハイマットフルバーストモードも格好良く演出可能。
ビームサーベル アクータラケルタは柄をハンドパーツに差し込むだけで保持が可能。隙間なくしっかりと収まるので抜けることなく保持することができます。サーベル刃はクリアピンク成形色での再現。ブラックライトには反応しません。
額のディスラプターを展開して。
CSフレームに組み替えて。CSフレームに組み替えたことで上腕や大腿部が延長され、スタイリッシュな容姿に変化しています。ツインアイも瞳なしにしたことで、無機質でメカらしい雰囲気が出ています。
SDフレームからCSフレームに組み替える際は一旦膝のグレーのシールを剥がす必要があります。それ以外の部分は組み替えるだけでOK。
背部にプラウドディフェンダーを装備しているため、少し後方に負荷がかかりますが、関節強度が高いので自立してくれます。頭身が変化したことで背部の対艦刀もうまく収まるようになっていますね。
CSフレームなので肩は外側にスライド可能。前後にもスイングさせることができます。首も可動。
肘は45度ほど曲げられるようになっています。上腕内側の肉抜き穴は少し気になりますが、そんなに見える箇所ではないのでまぁ大丈夫かなと。
CSフレーム大腿部に肉抜き穴はありません。
股間部はSDフレームはボールジョイントの凹口でしたが、CSフレームでは凸型に変更。
膝が45度ほど曲げられるようになったため、浅いながらも立膝をすることができます。
腕は水平程度まで上げることができますし、左右への開脚もハの字以上に広く展開させることができます。足首も深めにまがるので接地状態でのポーズが再現しやすそうです。
■CSフレームでポージング
CSフレームは関節強度が高いのでポーズが取らせやすいですし、しっかりと形状を維持してくれます。可動箇所が増えたのでより自然な姿勢でポーズが取らせられるのが良いですね。
CSフレームは肩や肘関節に強度があるので、高エネルギービーム・ライフルを連結した状態でも片手でラクに保持することができます。(個体差があるかも。)ショルダーアーマーが少しポロリし易いので注意。
四肢が延長されたため、ハイマットフルバーストモードもよりダイナミックに演出することができます。
ビームサーベル アクータラケルタを連結して双刃状態の「アンビデクストラス・ハルバード」に。SDはビームサーベルが柄と一体、同一成形色のイメージが強いですが、ビーム刃がきっちりとクリアパーツで再現されているのはありがたいところです。
SDフレームに比べて四肢の可動域も広くなっているので、敵機に突っ込んでいくような躍動感あるポーズも再現することができます。
対艦刀「フツノミタマ」もハンドパーツに隙間なく収まるのでしっかりとした保持が可能。塗装する場合は抜き差しする際に塗料が剥げたりしなように少し注意が必要かもです。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。さすがの主人公機で、ポーズを取らせると段違いの格好良さがあって良いですね。武装が多数付属しているのでいろんなポージングが楽しめますし、マットな質感のホワイトとフレームのゴールドで神々しさがあります。満足度がかなり高いキットになっていると思います。
気になる点は、SDフレームの構造上、肩や脚の付け根などの関節が弱いのと、肩やアンクルアーマーなどのパーツが比較的外れやすいので注意です。特にSDだと低頭身で干渉しやすいので簡単にポロリします。なので各部をあらかじめ補強しておいたほうが取り扱いがラクになると思います。
多少塗装は必要ですが、SDにしてはパーツによる色分け再現度が高いですし、その他の部分もシールで色分けするだけでほぼ十分なくらいの色分けになっています。CSフレームの可動は柔軟で躍動感あるポーズが再現できるなど、SDCSシリーズ屈指のキットになっているのが良いですね。
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1件のコメントがあります。
키미니타 오쿠레
on 2024年9月29日 at 10:31 -
개 주옥(좆)같아요