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HG モビルバクゥ レビュー

今回は、2007年1月に発売されたHG 1/144 モビルバクゥのレビューをご紹介します!

HG モビルバクゥは、『機動戦士ガンダムSEED』他に登場する4足歩行MS『モビルバクゥ』の1/144スケールモデルキットです。4足獣ならではの可動表現とキャタピラなどの特殊な構造を再現。450mm2連装レールガンや400mm13連装ミサイルポッドといった大型武装が付属し、四肢を折り畳むことで走行形態が再現可能という特徴的なキットになっています。価格は1,512円(税込み)です。

4足の他にスラスター付きのウイングを持つ、機動性に優れたザフト軍陸戦型機がキット化。狩猟動物型のフォルムが印象的なキットになっています。背部の装備は2連装レールガンと13連装ミサイルポッドが付属しますが、画像では2連装レールガンを取り付けています。

成型色はブルーグレーが主。部分的な色分けはイエローやレッド成型色のパーツが使用されています。ウイングやレールガン砲口のイエローはシールでの色分けですが、それ以外の細部は塗装で補う必要があります。

ポリキャップは使用せず、全てPSやABSのパーツによって構成されています。関節など強度を必要とする部分にはABS素材パーツが使用され、関節強度は高めです。4足なので自立は極めて安定しています。

頭部。複数パーツの組み合わせでシャープな造形が再現されています。額のセンサーはブルーのシールでの色分け。モノアイは黒いシールにピンクのモノアイシールを貼るようになっていて、貼り変えることでモノアイの可動を表現します。口元のビームサーベルは白く塗り分けが必要です。

モノアイが固定式のシールも付属。お好みでチョイスが可能です。

下部には合わせ目ができますが、合わせ目消しはラクそうです。

首はリード線と同型パーツの連結という特徴的な形状になっていて、首下にはゴム質素材の動力パイプが造形されています。首の付け根はボールジョイントでフレキシブルに可動します。

胴体部。上下面ともに4足歩行動物をデザインベースにしたような形状が再現されています。上部のハードポイント周辺はダークグレーに塗り分けが必要です。

胸部は赤いパーツでエアインテークが造形されています。後部2箇所のダクトは黒く塗り分けが必要です。

胴体部は前後部(胸部と腰部)共に上下挟み込みタイプで、側面に合わせ目ができます。胸部と腰部で分離ができないので、合わせ目消しは少し工夫が必要かも。四肢も腰もボールジョイント接続。

胸部と腰部は数ミリほど引き伸ばすことができ、付け根ボールジョイントによって腰部を上下、左右フレキシブルに可動させることができます。

ウイングは中央スラスター部が筒型の2個パーツ構成。表面のイエローはシールでの色分けで、劣化からか粘着力が弱く、剥がれやすかったです。スラスター前後のダクトなどは赤いパーツでの色分けです。ウイングの付け根は可動しません。

前脚。上腕や前腕は左右挟み込みタイプで合わせ目ができます。肘が分離しないので、合わせ目消しは後ハメ加工などが必要そう。上腕の角型装甲はグレーに塗り分けが必要です。

前腕後部にはキャタピラを装備。

キャタピラはパーツにゴム質素材を巻きつける特殊構造で、角度を曲げると合わせてキャタピラも角度がつくようになっています。

ソール部はイエローパーツでの色分け。

後脚も前脚とほぼ同じ構造で、大腿部と下腿部に合わせ目ができます。ソール部も同じ形状。

450mm2連装レールガン。それほど複雑な組み合わせではなく、付け根や中央のセンサー?などはダークグレーに塗り分けが必要です。方向の黄色いシールは、巻きつけるような形になっていて、劣化などから剥がれやすかったりするので注意です。

砲身は上下パーツでのモナカ割なので、側面に合わせ目ができます。

レールガンは砲身が上下に展開可能。

レールガンの付け根(ターレット)は360度回転可動し、前後左右に砲口を向けることができます。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと並べて。サイズ的には小型。モビルバクゥの全高は11.07m(ターレット基部まで)です。

関節強度が高いので2足での自立も可能です。

頭部は付け根ボールジョイントで適度に上下可動します。左右へもそれなりに可動。

首を使うことで頭部を広く上下可動させることができます。首内部にリード線が通っているので、その形を維持することができます。

左右へも広めに可動。

前後脚部は適度に左右への開閉が可能。

肘膝関節はまっすぐに伸ばせますし、コンパクトに折りたたむことができます。

足首も上下に広く可動し、付け根ボールジョイントによって回転可動します。

腹部のカバーパーツを外すことでアクションベースへのマウント穴が露出。

前脚、後脚は広く前後開脚させることができます。

可動域の総括としては、よく動くというわけではないかもしれませんが、4足歩行動物としての適度な表現は可能だと思います。むやみに動きすぎるよりもこれくらいのほうが機械的でいいのかも。

400mm13連装ミサイルポッド、ビームサーベル刃☓2が付属。

400mm13連装ミサイルポッド。弾頭は赤いパーツでの色分けで、前面の縁は黄色いシールでの色分けです。中央部はモナカ割なので、側面に合わせ目ができます。

モビルバクゥに400mm13連装ミサイルポッドを装着して。レールガンとは一味違った装備になります。バクゥを2体用意して、レールガンとミサイルポッド両方を装備させるとよりシーン演出などが楽しめそう。

ミサイルポッドも付け根(ターレット)が上下可動し、360度回転させることができます。

アクションベースを使うことで、跳ねたりする動きも再現できますし、造形的にも動物らしさが表現できていると思います。

口元にサーベル刃を取り付けて、襲いかかるようなシーンも演出。

脚部を折りたたみ、キャタピラを伸ばすことで走行形態に変形可能です。

シンプルなスタイルですが、脚部が固定されることで機械的(車両っぽい)なバクゥになります。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。普段人型に慣れているせいか、こういった4足歩行MSは新鮮な感じがしていいですね。作りもしっかりとしていて可動もよく、動物的な動きが十分に再現できる良いキットだと思います。武装類はそれほど多いというわけはないですが、バクゥを攻撃的に表現するには十分なものになっていると思います。

欠点としては、脚部の合わせ目とウイング表面のシールによる色分け、それと経年劣化からか、ウイングスラスター周りのシールなどが剥がれやすかったのが気になりました。それくらいかな?ポロリもなく、全体的に遊びやすいですね。

口元にサーベル刃を取り付けるとさらに迫力が増しますし、脚部や脚首を可動させることで跳ねるような躍動感ある動きも再現可能。走行形態も面白みがあって、脇役ということを忘れるくらい楽しめる、古くても侮れない優れたキットでした。

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