今回は、HG 1/144 エクストリームガンダム(type-レオス)エクリプス・フェースのレビューをご紹介します!
HG エクストリームガンダム(type-レオス)エクリプス・フェースは、ゲーム『機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブースト ON』より、MS『エクストリームガンダム』の射撃進化形態(エクリプス・フェース)のレオスカラー1/144スケールモデルキットです。エクリプス・フェースの特徴的な機体形状を再現。ヴァリアブル・サイコ・ライフルやカルネージ・ストライカーの連結・展開ギミックにより、躍動的なアクションポーズが再現可能なキットになっています。価格は2,970円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
世界のGAデータを得て進化した姿で、ビーム砲やミサイルなどの射撃・砲撃武装が拡張された機体『HG エクストリームガンダム(type-レオス)エクリプス・フェース』がHGでキット化。
2020年7月に発売されたゲーム『機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON』のコレクターズエディションに付属するガンプラ「HG 1/144 エクストリームガンダム&エクリプス-Fパーツ(EXVS. 10th ANNIVERSARY COLOR Ver.)」をベースに、レオスカラーで再現されたキットになっています。大元は2011年2月に発売されたHG 1/144 エクストリームガンダム。
成型色はレオスカラーのレッドとホワイトをベースに、各部にクリアーオレンジ、イエロー、ダークグレーを配色。カラフルで色鮮やかなカラーリングになっています。シールは頭部と肩部・腰部バインダー、背部のエクリプス・クラスター、カルネージ・ストライカーを色分けしますが、部位的に見ると少なめ。塗装も細部を補うくらいで、素組みで十分な色分けが再現されています。
ポリキャップはPC-001を肘や膝、肩関節などに使用します。関節強度はまずまず。背部にエクリプス・クラスター、カルネージ・ストライカーを装備しているため、やや後方に倒れやすいですが、自立は問題なく可能です。
キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。(一度切りです。)⇒ヌルっと切れる片刃ニッパー
シールド、ビームライフル、ヴァリアブル・サイコ・ライフル✕2、ビームサーベル、武器持ち手(ヴァリアブル・サイコ・ライフル用:左右、ビームライフル用:右)が付属。
クリアーのランナーレス台座が付属します。
HGエクストリームガンダム用の各部パーツが付属。一通り付属するので、ノーマルのエクストリームガンダムで組むことが可能です。
背部のエクリプス・クラスター、カルネージ・ストライカーを外した状態で全身から。それでも肩にブラスターカノン、大柄な腰部バインダーを装備しているため、派手な容姿になっています。
頭部。4本のアンテナとベース型のシルエットが印象的。左右装甲の一部はダークグレーのシールでの色分けです。とさかセンサーはグリーンのシールでの色分け。
メット部は前後挟み込みタイプで、側面には合わせ目ができます。消す場合は後ハメが必要。後頭部は下向きのV字アンテナ、円状のセンサーを装備した独特のデザインになっています。センサーはグリーンのシールでの色分けです。
アンテナとセンサーを外すとガンダムタイプのフェイスが露出。一部が欠けたダボになっているので、無改造でアンテナを上向きにすることは出来ないようです。
胴体部。基礎はシンプルなガンダムタイプですが、各部のクリアーパーツによって派手なデザインになっています。クリアーパーツはブラックライトで照らしても発光しませんでした。
バックパックも比較的ベーシックなガンダムタイプのバックパックになります。下部のスラスターは上下に可動します。
バックパックは2ダボ接続。ですがHGUCなど一般的なキットとはダボ幅が合わないので装備することはできないようでした。リアアーマーもクリアパーツを用いて造形。赤い装甲の一部をダークグレーに塗り分けが必要です。
腰アーマー裏にモールドなどは造形されていません。股間部はボールジョイント接続。リアアーマーは少し展開が可能です。
サイドアーマー兼バインダーは個別に展開が可能。一部はゴールドのシールでの色分けです。
バインダーの裏面は肉抜き穴があります。
腕部。肩にブラスター・カノンやバインダーを装備するなど、重厚感ある作りになっています。
二の腕以下は比較的細身。二の腕は筒型で合わせ目はなし。前腕は左右挟み込みタイプで前後に合わせ目ができます。肘から分離するので、合わせ目を消すのはラクそう。
ショルダーアーマーにはブラスターカノンやバインダーを装備。クリアーパーツを用いてカラフルに再現されています。バインダー側面はゴールドのシールでの色分け。多数パーツによる複雑な組み合わせと段差モールドなどで合わせ目が分からないようになっています。
バインダーは基部のアームによって展開が可能。
裏面は簡易的な造りで、一部に肉抜き穴があります。
ブラスター・カノンは本体部と砲身を引き出して展開します。砲身は下部にダボがあるので、指を引っ掛けて引き出しやすくなっています。
ブラスター・カノンは少し引き抜くことで前方への展開が可能です。
脚部は比較的シンプルなフォルム。ですが各部にクリアーパーツが配置されて少しカラフルなデザインになっています。
大腿部は前後挟み込みタイプで側面に合わせ目ができます。膝関節と一体なので、合わせ目を消す場合は後ハメ加工などが必要。膝から下は左右挟み込みタイプで後部に合わせ目ができます。こちらは膝から分離しますが、一部がパーツで色分けされているので後ハメやマスキング塗装が必要そうです。
ソール部も特別変わったデザインではないですが、足裏が別パーツ化されるなど作りはしっかりとしています。
カルネージ・ストライカー。強襲ミッションに最適化されたオプションパックで、2筒状に折りたたまれた砲身を展開してビームを発射する武装になります。資源衛星ですら一撃で貫通する規格外の威力を持つとのこと。装甲の一部はゴールドのシールでの色分けです。
赤筒部分は左右挟み込みタイプ。外側の合わせ目は段落ちモールド化されていますが、内側は合わせ目ができます。センサー?周りは赤いシールでの色分け。
カルネージ・ストライカーの発射体勢は、2筒を展開し、基部を下げてロックします。
そしてダボをスライドさせて砲口を展開。ダボの内側にはディスプレイ用の3.0mm穴(白◯)があります。
砲口部分はモナカ割りですが、合わせ目は段落ちモールド化されています。
エクリプス・クラスター。GNアーマーTYPE-Dの大型ミサイルコンテナを基に造りだされたオプションパックです。攻撃時はコンテナ側面に設置された無数の小型ミサイルを射出。
装甲の一部はゴールドのシールでの色分け、センサー?周りは赤いシールでの色分けです。
形状やシールの貼る位置などはほとんど同じですが、前後の蓋パーツは2個が連結しているため、無改造で個別射出することはできないようになっています。
HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと並べてサイズを比較。大柄な装備をしているため存在感がありますが、高さは陸ジムとほとんど変わりません。ちなみにエクストリームガンダムの全高は不明。
首が短く、頭部装甲が厚いため、首はわずかに見上げる程度。左右へも顎が干渉するので45度程度までとなっています。
腕は水平以上に上げることができます。肘は深くまで曲げることができます。
肩は適度に前後スイングが可能。前方へはポリキャプが引き出せるので広めに展開させることができます。
腹部1箇所がボールジョイント接続で、上半身を少し前後スイングさせることができます。
腰は干渉するため、45度程度の回転となります。アクションベースやスタンドへは、通常通り股間部に3.0mm軸を差し込んでのディスプレイとなります。
フロントアーマーが展開しませんが、小型なので干渉が少なく、適度に展開させることができます。後方はリアアーマーが可動するので広めに展開が可能。
膝はくの字程度まで曲げることが可能。膝関節は合わせ目が段落ちモールド化されています。
足首は前後左右とも適度に展開が可能。
股間部がボールジョイントですが、その割に広めに展開させることができます。
内股、がに股はともにわずか。
膝があまり曲がらないので、立膝はやや不自然な姿勢になってしまいます。
可動域の総括としては、ベースが少し前のキットということもあり、全体的な可動域は広いとは言えません。なので派手なポーズはあまり期待できませんが、武装各種を生かした迫力のある攻撃シーンに動きを加えるくらいはできそうです。
シールド。ギターケースをイメージした個性的なデザインになっています。
シールドには1cm程度の厚みがあります。グリップ基部は回転が可能。
シールドの保持は、まず前腕側面のクリアーパーツを外します。そしてグリップを握らせ、シールドのマウント部を前腕に組み付けます。
ビームライフル。エレキギター(エクスプローラー?)をイメージしたデザインになっています。
本体部分は挟み込みタイプで上下に合わせ目ができます。
グリップ、フォアグリップ、センサー各部とも可動式。
ビームライフルはシールド内に格納することができます。ギターケースに収納しているようで面白いですね。
ヴァリアブル・サイコ・ライフル。ウイングガンダムゼロのツインバスターライフルを基にした2丁のビーム兵装とのことです。表面にはメカニカルなモールドが入っています。一部装甲はゴールドのシールでの色分け。
後部から銃口までのモナカ割り。大部分は段落ちモールドですが、銃口部分に合わせ目ができます。
ヴァリアブル・サイコ・ライフルは2本を連結させることで、クロスバスターモードが再現可能。
関節強度があまり高くはないので、背部のカルネージ・ストライカーやエクリプス・クラスターの重量で肩が少し下がりやすいようです。股間部などもそれほど強度が高くないので、ヘナっとなりやすいかも。
ヴァリアブル・サイコ・ライフルは後部が長いですが、手首が曲がっているので保持はラクです。ただししっかりと固定されず、遊びが多いのでふらつきがありますね。ハンドパーツもバラけやすいので注意が必要です。
ヴァリアブル・サイコ・ライフルを連結してクロスバスターモードに。迫力があってかっこいいですが、ハンドパーツがバラけやすいのできれいな姿勢でポーズを取るのは少し難しさがありました。肩も重量で垂れやすいので、構える場合は予め各部を補強しておいたほうが良いかもです。
ビームサーベルは赤単色成形なので、ビーム刃を塗装する必要があります。余剰で平手が付属するので、使うとポーズに表情が付きやすいのはいいですね。
カルネージ・ストライカーやエクリプス・クラスター、ブラスター・カノンを展開することで大迫力のポーズが再現可能。ただ、全ての重量が肩のボールジョイントにかかってくるので、そのままの状態でポーズを取るのはほぼ不可能。自立も難しいです。カルネージ・ストライカーを支柱で支えることでなんとかポーズを取ることができました。
ポーズを取るのはなかなか難しいですが、できれば圧巻であることは間違いないですね。
シールドはかなり大型なので、エクストリームガンダム本体の大部分を覆い隠しての防御体勢をとることができます。
ビームライフルはヴァリアブル・サイコ・ライフルと違って手のひらでダボ固定できるので、遊びもなくしっかりとした保持が可能です。
グリップ、フォアグリップともに可動するので両手持ちもラクでした。
背部カルネージ・ストライカーとエクリプス・クラスターを外すと一気に肩が軽くなります。さっきとは打って変わって軽快なポーズを取ることが可能ですし、ポージングがかなりラク。
破損が怖くて後頭部アンテナを組み換えていませんが、その他を余剰パーツと組み換えてノーマルのエクリプスガンダム(レオスカラー)に。
適当に何枚かどうぞ。
シールドは白いグリップで保持することも可能。
ビームライフルを使ってギターを演奏するようなポーズも取ることができます(笑)
以上です。どんなポーズをとっても背部のカルネージ・ストライカーやエクリプス・クラスターに存在感があってすごいです。重厚感とはまさにこの事かと。各武装を展開することでダイナミックなポージングが楽しめますし、超攻撃的な演出ができるのもいいですね。
気になる点は、これらの重武装をすべて肩のボールジョイントのみで支えなくてはいけないので、元々関節強度が高くないキットにあってかなり致命的ではあると思います。それに加えヴァリアブル・サイコ・ライフルの保持もハンドパーツがバラけやすいので、きれいなポーズを取るのはかなり難しいですね。ただ、カルネージ・ストライカーを支柱で支えるだけでもだいぶラクになるので、うまく強度アップなどしてポーズを取らせたいところです。
レオスカラーの赤も映えますし、クリアーパーツとの組み合わせでカラフル且つ映えるキットになっていると思います。ベースのエクストリームガンダムからですが、ギター型のビームライフルやギターケースのようなシールドも面白みがありますし、全体的な満足度が高いキットになっているのがいいですね。
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