今回は、 オプションパーツセット ガンプラ 14 (ガンバレルストライカー)のレビューをご紹介します!
オプションパーツセット ガンプラ 14 (ガンバレルストライカー) は、『機動戦士ガンダムSEED MSV』に登場する「ガンバレルストライカー」の1/144 スケールモデルキットです。パーツの差し替えでガンバレルの展開状態が再現可能。戦闘機形態からバックパック形態への変形により、各種機体への装着が可能となっています。価格は1,320円(税込み)です。
メビウス・ゼロと同様のガンバレルを搭載したストライカーで、主に105ダガーの背部に装着し、「ガンバレルダガー」として運用。ストライクガンダムに装備させることで「ガンバレルストライクガンダム」としても運用可能なストライカーパック「ガンバレルストライカー」がオプションパーツセットに登場。
2004年9月に発売されたHG 105ダガー+ガンバレル(HG SEED)からの流用ではなく、別構造のガンバレルストライカーが新規造形で再現されています。
成形色はマットな質感のオレンジとホワイトを基調に、キャノピーにクリアグリーンを配色。その他各部がグレー成型色での再現となっています。ホイルシールは付属せず。ポリキャップも不使用です。
後部スラスターの中央が3.0mm穴になっているので、アクションベースやスタンドの3.0mm軸を差し込むことで浮かせてディスプレイさせることができます。こちらは機首を展開した飛行形態。
パーツはKPSとPSの混合のような素材で程よく軽量。ABSは使用されていないので、塗装やスミ入れをする場合もさほど破損やひび割れを心配する必要はなさそうです。
■付属品
ガンバレルのレールガンパーツ✕4、ジョイントパーツ2種、ガトリング機関砲用のグリップパーツが付属。
その他ジョイントパーツ各種が付属します。特に説明書に使用方法は記載されておらず、「余ったパーツはお好みでご自由にお使いください」とのことでした。各部に3.0mm軸や3.0mm穴、ボールジョイントがあるのでカスタマイズに色々と使えそうですね。
■各部形状
オプションパーツセット ガンバレルストライカーの各部を見ていきます。
■ガンバレルストライカー機首
ガンバレルストライカー機首。オレンジの部分は簡単な上下の組み合わせですが、合わせ目は底面でモールド化。キャノピーもクリアグリーンパーツで色分けされるなど、完成度高く造形されています。後部も筒型パーツを組み合わせる構造で丁寧に色分けされています。
■ガトリング機関砲
機首下にマウントするガトリング機関砲。4気筒の砲身がパーツできっちりと色分けされていますし、後部のモールドも細かいです。
白い装甲部分は左右の組み合わせですが、上下の合わせ目は各部とも段落ちモールド化。
機首底面と接続するための3.0mm軸ジョイントパーツは、付属のグリップパーツと組み替えることができます。
グリップパーツを組み付けることで、携行用のガトリング機関砲として使用することができます。なかなか面白いギミックで良いですね。
■ガンバレル
有線式ガンバレル。4基装備されている遠隔誘導兵器になります。機体から分離する事でオールレンジ攻撃が可能な武装ですが、特にケーブル(リード線)のようなものは付属していません。後部スラスターはグレーとオレンジのパーツで良い感じに色分けされています。
オレンジの装甲部分は簡単な左右の組み合わせですが、上下の合わせ目は段落ちモールド化。
白いハッチを外して上部に組み付け、展開部分に付属のレールガンパーツを組み付けることで、ガンバレル射撃状態を再現することができます。ハッチ内部やハッチ裏にもメカニカルなモールドが造形。細部まで抜かりなく造られています。ハッチ内側にダボ穴があるあたり、金型はHG SEEDのものがベースになっているのかなと思います。
■ガンバレルストライカー基部
ガンバレルストライカー基部。形状自体はガンバレルとさほど変わらないですが、ガンバレル接続用の基部と白いウイング(スタビライザー)が増設されています。こちらもオレンジの装甲部分は左右の組み合わせですが、上下の合わせ目は段落ちモールド化。
底面の白いスタビライザーは上下に可動。表情を変化させることができます。
X字状に配置された4基のガンバレルは1軸穴の組み合わせで取り外しが可能。
ガンバレル基部パーツの内側にもメカニカルなモールドが造形。内側には3.0mm穴があるので、バラしてカスタマイズ用パーツとしても使えそうです。
機首部分を上方に展開させることでバックパック形態にすることができます。内側もモールド入りのグレーパーツできっちりと蓋がされていて抜かりがないですね。
■他キットとの組み合わせ
2ダボと1ダボ、2種のジョイントパーツが付属。これらを使用することで、背部が2穴と1穴のキットにガンバレルストライカーを装備させることができます。
主にストライカーパックが装着可能なキットに装備させる場合は1ダボのジョイントパーツを組み付けます。
ENTRY GRADE(EG)ストライクガンダムに装備して。特に違和感や不自然さはないようですね。ただしストライクガンダムが経年でヘタれていると重量に負けて倒れやすいので、前もってパーマネントマットバーニッシュなどで関節を補強しておくと良いと思います。
HG SEEDの105ダガーにもそのまま装着可能。こちらのほうが映えるので、予算があれば105ダガー用にこのオプションパーツセットを買い足すのもありかと。
■他キットと比較
HG 105ダガー+ガンバレル(HG SEED)のガンバレルストライカーと並べて比較。まず成形色が違っていますし、オプションパーツセットのほうがサイズが一回りほど大きくなっています。
パーツによる色分け再現度は同程度ですが、キャノピーがクリアパーツとシールで違いますし、背部スラスターもパーツできっちりと色分けされています。
機首部分を比較。HG SEEDはキャノピーがシールでの色分けで少しチープな感じがありますが、オプションパーツセットはパーツで色分けされていて造りが良いです。左右の装甲も延長されたことで機首全体にボリューム感が出ています。
ガンバレルを比較。オプションパーツセットは全体的にモールドがきめ細かくなっていますが、ハッチ組み換え用のダボとダボ穴が露出しているのはちょっともったいないかなと。
ガンバレルを展開した状態で比較して。HG SEEDのものは付属のジョイントパーツを組み付けてハッチ展開状態を再現するのに対し、オプションパーツセットのほうはハッチを組み替えるだけで展開状態が再現可能です。
後部スラスター周りを比較して。HG SEEDがダークグレーのパーツのみで構成されているのに対し、オプションパーツセットの方はパーツで色分けされているため、緻密で見応えがありますし、立体的に感じられるようになっています。
基部を比較して。一見するとそんなに差はないかなという感じですが、ガンバレルと同様、オプションパーツセットのほうがモールドにエッジが効いていてディテールが良いです。
機首を展開した状態で並べて比較。こちらもそんなに差は内容ですが、オプションパーツセットのほうがディテールや造形にメリハリがありますし、縦軸ダボでしっかりと固定できるようになっています。
■ポージング
EGストライクガンダムにガンバレルストライカーを装備してポージング。ストライクガンダムが経年でヘタれているとガンバレルの重量で少し上半身が反りますが、重厚感あるユニットなので装備させると迫力が出ます。
ジョイントパーツでしっかりと組み付いているので簡単には外れません。なのでストレスなくポーズを取らせることができます。特に肩や腕が干渉するようなこともありませんでした。
ガトリング機関砲はハンドパーツにグリップを差し込むだけで保持が可能。軽量なので特に腕が垂れたりすることもなかったです。
ただしEGストライクガンダムは関節がヘタレやすいので、経年劣化したものに重量のある武器を持たせると肘が垂れそうですね。
有線式ガンバレル射出状態で。ガンバレルは後部と底面に3.0mm穴があるので、スタンドやアクションベースを使って単体でディスプレイさせることができます。後部穴を使ったほうがガンバレル自体にしっかりとフォーカスできるので良さそう。
その他のオプションパーツセットと組み合わせてオリジナルのストライカーパックを装備したストライクガンダムを再現しても面白いかと。
ダガー系やウィンダム系など、ストライカーパックを装着可能なキットには問題なく装備させることができます。特に形状や成形色が違っていても不自然な感じはないですね。
HGのストライクガンダム(HGCEエールストライクガンダム)やHGCEストライクルージュにも問題なく装備させることができました。こちらは関節がヘタレにくく、装備させても上半身が反ったりするようなことはありません。
2ダボのジョイントパーツを使用すれば、背部が2穴のキットにも装備させることができます。
ENTRY GRADE RX-78-2ガンダムに装備して。SEED系だと違和感なく装備できましたが、RX-78-2だとデザイン的に少し違和感があるかも。
HG水星の魔女シリーズやHG SEED FREEDOMシリーズであれば多くのキットに装備させることができます。HGガンダムエアリアルとのデザイン的な相性は良いようですね。
HGライジングフリーダムガンダムに装備して。こちらもSEED系なのでよく似合うようでした。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。購入前は過去発売品からのただの流用かと思いましたが、実際は違っていて、完成度の高いキットとして新造されていました。全体的に合わせ目ができない構造で塗装・制作もしやすそうですし、ディテールもしっかりとしていて完成度が高いです。まさか「こんなに良いとは・・・」という嬉しい誤算が味わえるのが良いですね。
気になる点は、細かいことですが、ガンバレルの射撃状態はHG SEEDと同様、ハッチ展開用のジョイントパーツは噛ましても良かったかなと。パーツの紛失や無駄な手間を減らすという意図があるのかもしれませんが、ハッチ裏にダボ穴があったり、上部にハッチ組付けの縦穴があったりと少し見た目が犠牲になっているような気がします。
ただそれでも、HG SEEDに比べて全体的な造りがかなり良いですし、成形色もマット仕様でリアルさが強調されています。ジョイントパーツでカスタマイズしやすくなっているのも良いですね。その他ガンバレル本体にもジョイント穴が増設されるなど、様々な遊び方ができる、オプションパーツセットならではの仕様になっているのが良いですね。
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