今回は、アオシマ 移動販売シリーズ 静岡おでん 塗装済み完成品のレビューをご紹介します!
アオシマ 移動販売シリーズ 静岡おでんが完成しましたので、簡単に完成品のレビューをご紹介していきます。
近所(そんなに近くもないけど;)の模型店で見かけて面白そうだったので購入してみました。このようなキットは田舎だと老舗模型店でしか見かけないですし、ガンプラとは違った楽しみがあるのでいいですね。
制作に関しては、素組みだと大味にしか色分けされておらず、完成見本には程遠いので一通り制作・塗装して仕上げました。パーツ構成が大味なぶん、制作・塗装はしやすいです。大きいパーツはエアブラシで塗装し、それ以外の細々としたパーツは筆塗りなどで処理していく感じ。
構造は簡易的でも、デカールが華やかなのでその分見栄えしてくれます。ただ、バリやヒケ、パーティングラインなどが目立つので、きれいに仕上げたい場合は表面処理などに手をかけたほうが良さそうですね。では簡単に完成品の画像をどうぞ。
軽トラはスズキのキャリィですが、かなり前の年式なのと、ライオンビールの看板や提灯などがどこか昭和の雰囲気、哀愁を感じさせるデザインになっています。
組み立てに接着剤を使用するため、素組み状態でBEFORE、AFTERをご紹介できないので、制作前に撮影したボディ画像だけ簡単にご紹介。見ての通り真っ白なボディパーツになっています。その他暖簾や換気扇、看板なども塗装されていないので、塗装しないとキットとして成立しません。
紅葉模様や営業時間の文字、メニュー表、暖簾の文字などはすべてデカールによる再現となります。厚みのある水転写デカールですが、貼るだけでグッと雰囲気が変わってきます。提灯などは浮いて貼りにくいので、軟化剤のマークセッターを使用して貼り付けました。
ボディはセールカラー(Mr.カラー)で塗装後、デカールを貼って細部を筆塗り。その後は水研ぎするため、しっかりと研げるようにMr.スーパークリアーⅢを3度吹きしています。(スーパークリアーⅢで)コート後水研ぎし、更にMr.コンパウンドで磨くことで実物のようなボディに仕上がります。
運転台は一応ハンドルやシフトレバー、サイドブレーキなどは別パーツ造形されていますが、組んでしまうと目視でないと確認は難しいです。なので組む前の画像も合わせて掲載してみました。簡単に塗り分けた程度です。
後部の調理台も組んだ後だと隙間から覗くだけでなんとなくしかわかりません。中身が見えるようにしたい場合は、暖簾を接着せず、脱着できるようにしておくと良さそうですね。
一応上ののぞき窓(クリアパーツ)から中身が確認できますが、こちらも目視でないと確認するのは難しかったです。
なので制作中の調理台も合わせて掲載。薬味は柚子胡椒、からし、刻みネギという設定で塗り分けています。割り箸や調味料、おでんの容器もそれらしく塗り分けました。
シャーシはこんな感じ。エンジンなどもなく、1個パーツ構成のシャーシに簡単なモールドが入っているだけです。チタンシルバー(タミヤエナメル)で簡単に塗り分けただけなので大雑把;
簡単に塗装レシピです。
■アオシマ 移動販売シリーズ 静岡おでんの塗装レシピ
○シャーシ、足回りなど:(下地:サフ)艶ありブラックに少しフレームメタリック1(ガイアカラー)
○フロントグリル、フロントバンパー、ワイパーなど:(下地:サフ)Ex-02ブラック(ガイアカラー)
○屋根、看板、テーブルなど(ブラウン):(下地:サフ)マホガニー(ガイアカラー)
○ダッシュボード、サイドブレーキなど(ダークブラウン):(下地:サフ)艶ありブラック+ウッドブラウン少々+オキサイトレッド少々(ガイアカラー)
○ホイール、暖簾の支柱など(シルバー):(下地:サフ、Ex-02ブラック)ブライトシルバー(ガイアカラー)
○提灯(レッド):(下地:・ピンクサフ)ブライトレッド(ガイアカラー)
○暖簾、看板など(ホワイト):ホワイトサフのみ
○スミ入れ、細部の塗装など:フラットブラック、フラットレッド、チタンシルバー、フラットイエロー、フラットグリーン、ダークグレー、フラットホワイト(タミヤエナメル)、Mr.ウェザリングカラー
○コーティング:Mr.カラーGXスーパークリアーⅢ、Mr.スーパークリアーつや消し(C182)
※シルバー部分の希釈にはメタリックマスターを使用しています。
前輪は可動式で角度変更することが可能。移動販売シリーズのスズキ『キャリィ』は1979-1985年製の7代目。丸目のライトが印象的で、近未来的な現行モデルよりも愛嬌のある表情になっています。
あおり視点だとより実物味が出ていいかもですね。
デカールに『みすゞ』の文字があるので、おそらく静岡の青葉おでん横丁のおでん屋さん『みすゞ』をモチーフにしたものだと思います。
実物の静岡おでん移動販売車が存在するかは分かりませんが、このような移動販売車があると、仕事帰りに思わず一杯やって帰りたくなりそうでいいですね(笑)
更にあおりの視点だと、丘(土手)の上を走っているかのような感じも。
日本の古き良き伝統を感じる移動販売車。その時代の生活感が表現されていますし、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる、味のあるキットになっていました。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。大雑把に仕上げたのでそれなりの出来になっていますが、ボディや屋根、看板などのパーティングラインやバリ、ヒケの処理をおろそかにしたのはちょっと後悔;カーモデルはボディが肝になるので、もう少し注力すれば良かったですね;
ただ、キット自体、部分的には大味でも全体で見るとなかなかの情報量ですし、小型カーモデルならではの可愛らしさがあります。哀愁漂うレトロ感、生活感を感じるのもこのようなキットの魅力ですね。組み立て時も完成後も楽しめるので、ガンプラの品薄が続くなか、こういった個性的なカーモデルに手を出してみるのもいいのではないでしょうか。
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3 件のコメントがあります。
ROM専
on 2022年7月10日 at 23:50 -
初めまして、
いつも楽しく見させて頂いています。
完成おめでとうございます!
とても味のあるキット、見事な仕上がりですね。
機会があれば、管理人さんのスケールモデル作品を
もっと見てみたいです。
nori
on 2022年7月12日 at 08:09 -
コメントありがとうございます!
以前にもタミヤのエンツォ・フェラーリを作ったりしているので、
また気が向いたら違ったものを作ってみたいと思います。
その際にはご覧いただけると幸いですm(_ _)m
匿名
on 2022年7月11日 at 22:53 -
なぜ変形しない?