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こんにちは!今回は、MGフルアーマーガンダムVer.Ka 台座へのデカール貼り付け(おうちdeデカールの使い方)をご紹介します!
今回製作したMGフルアーマーガンダムVer.Ka(GUNDAM THUNDERBOLT版)では、ガイアノーツの『おうちdeデカール』を使用して台座にサンダーボルトのロゴをプリントしてみました。実際に完成したのが上記画像になりますが、思ったよりもいい感じに貼り付けることが出来たと思います。
『おうちdeデカール』は、インクジェットプリンタで気軽にオリジナルデカールが作れるアイテムです。フィギュアのワンポイントや携帯電話、DVDやCDにも作成したデカールを貼って楽しむことが出来ます。
画像素材をデカール化してパーツや小物などに貼り付けることができるので、台座にロゴをプリントするいい方法はないかと思い、今回初めて使ってみました。なのでその使い方や良し悪しについてご紹介していきたいと思います。
まずはおうちdeデカール(クリアータイプ)とデカールを貼り付ける台座を用意します。MGフルアーマーガンダムVer.Kaの台座はMGフリーダムガンダムVer.2.0などにも付属している、たまに見る台座です。成型色はブラックでしたが、ロゴ画像の下地が白だったので、ブラックにロゴを貼ると白下地にロゴが表示されてしまうのでホワイトに塗装しました。(わかりにくかったらスイマセンm(_ _)m)
おうちdeデカールには薄型接着剤シート(裏面が黄色のシート)が2枚と、印刷ベースシート(『裏面』と印刷してある紙)が2枚入っています。印刷ベースシートと薄型接着剤シートを組み合わせて使うので、合計2枚分のデカールが作れます。
付属の取り扱い説明書が付属。画像付きになっていますが、少しわかりにくいところもあり、ガイアノーツのホームページでも使い方が掲載されています。⇒ガイアノーツ おうちdeデカール作り方講座
まずフォトショップ(有料)やGIMP(無料)などの画像編集ソフトで、印刷したい画像を編集、保存しておきます。パソコンに入っている『ペイント』ソフトでもOK。おうちdeデカールでは画像が逆向きにプリントされるので、ロゴ画像はフォトショップなどの画像編集ソフトで反転させたものを作成します。
イラストレーターなどでデータを新規作成します。大きさを揃えてできるだけ余白がなくなるように各画像のサイズを合わせておきます。(反転させたロゴ画像を使用しています。)
MGフルアーマーガンダム用のロゴデータだけだと大きく隙間があまるので、MGサイコザク用のロゴとその他1/100サイズで使えるマークを合わせて読み込んでおきます。マークのデータはネットでイラストレーター用のものがダウンロードできたので、それを利用しました。
⇒URL:http://www.w-system-w.com/marking/marking.htm
編集した画像を印刷する時は、おうちdeデカールがA6サイズなのでA6サイズで印刷します。
※フォトショップやイラストレーターといったソフトを必ず使わなくてはイケないわけではないです。作りやすい方法で画像を作成して印刷してください。
このようにイラストレーターで画像データを作成したら、一度確認のため、A4などの用紙に印刷してみます。
印刷したロゴ画像を台座とくらべてみて、サイズが合っていないようならまたイラストレーターのデータを編集して合わせます。印刷したA4用紙と台座を重ね、光に晒してみると用紙が透き通って台座が見えるので、サイズが合っているかどうか確認できると思います。
サイズがあっていたら、今度はお家deデカールの印刷ベースシート(『裏面』と印刷してある紙)の表面に印刷します。プリンターの用紙設定をA6に合わせ、用紙の裏表に注意して印刷します。印刷したらしばらく乾燥させておきます。(10分程度乾燥させる。)
十分乾燥したら、印刷した印刷ベースシートに薄型接着剤シートを慎重に貼っていきます。ここからが少し難しいところです。
まず薄型接着剤シート裏面の黄色い台紙を剥がしていきます。このシートは一度黄色い台紙を剥がしたらもう元に戻さないほうがいいです。戻してしまうと接着部分がずれてグチャッとなってしまう恐れがあります。
なので貼り付け方法としては、
①まず薄型接着剤シートの黄色い方を上向きにして置きます。そして端をツメで開き、接着面に指紋がつかないように、黄色い台紙を剥がします。(黄色い台紙を剥がすと、接着面がある透明フィルムになります。)
②先程印刷した印刷ベースシートをひっくり返し、印刷した面を薄型接着剤シートに貼り付けます。この時、ずれないようにピッタリと一度でひっつくように貼り付けます。(難しいですがゆっくり慎重にするとキレイに重なると思います。)
ひっつけたら上からスーッと表面を撫で、全体を貼り付けてひっくり返します。ひっくり返したら、表面に空気が入っているので、擦って内部の空気を端から抜いてやります。
これで貼り付け前のデカールが完成です。
では完成したデカールを白く塗装した台座に貼り付けていきます。まず形に合わせてデカールをハサミで切り取っておきます。キレイに白枠を残したいなら、正確なラインでカットするといいですね。
そしてデカールの表面にある透明のフィルムを剥がし、台座に貼り付けます。ちょっと見えにくいですが、台座にデカールを貼り付けていて、『裏面』のロゴがこちら側を向いています。貼る時は、剥がし直しができない一発勝負なので、狙いを定めて貼り付けます。(画像が見にくい場合は、クリックして大きめの画像をご覧ください。)
特に裏面が白(淡黄色)い分、表面が殆ど見えないので、大きいデカールの場合はキレイに真っ直ぐに貼れているか確認するのが難しいです。慎重に、そして大胆に貼り付けていきましょう。
貼り付けたら指やティッシュに水をつけて、デカール全体に水を塗っていきます。全体にしっかりと水を塗ると、デカールの模様が透けて見えるようになってきます。そして10秒ほど経ったら、横にスライドさせるように黄色い台紙を取ります。
剥がすとこんな感じになりました。水気がついている間はまだシールが剥がれやすいので、手やティッシュで少しずつ水気を拭いていき、きちんと乾かします。完全に乾いたら普通に触ってもサラッとした表面になります。
画像ではキレイな感じになっていますが、実物を見ると台座の白とデカールの色とでは少し色味に差があります。シールは少し薄黄色になっているので、真っ白ではなくイエローやグレーを混ぜて、文字が消えない程度に少し台座に色味を加えたほうがいいかもしれません。
それと、デカールに少し段差があるので、キレイに仕上げたいならつや消しトップコートを数回重ねて吹いて段差をなくすといいですね。
以上です。レーザープリンタによるデカール作成や、キットに付属している水転写デカールなどと比べるとやや手間がかかりますが、やり方によってはキレイに仕上げることができると思います。何事もチャレンジですし、もし試してみたいと思いましたら、参考にしていただければと思います。
では良いガンプラライフを。ではでは~。