PG UNLEASHED νガンダム レビュー(内部フレーム編)

今回は、PG UNLEASHED 1/60 RX-93 νガンダム(内部フレーム編)のレビューをご紹介します!

PG UNLEASHED νガンダムは、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場する主人公機「RX-93 νガンダム」の1/60スケールモデルキットです。νガンダムの特徴的な機体形状を最新最高峰の技術で顕現〈ULTIMATE UNIT SYSTEM〉を採用し、各パーツを組み立てていくことで、モビルスーツの“建造体験”が味わえるキットになっています。価格は66,000円(税込み)です。

「内部構造を極限まで再現し、モビルスーツを組み上げるような“建造体験”を味わえる『ULTIMATE UNIT SYSTEM』を採用。」ということで、今回はそのコンセプトの元、開発されたPG UNLEASHED νガンダムの内部フレームを中心にチェックしていきます。

まずは全身から。凄まじい情報量を持つフレーム構造ですが、それでいて配色バランスが良く、ディテールの完成度の高さを強く感じさせます。メタリック成形色パーツやメタリック3Dシール、金属パーツ、エッチングパーツといった各種マテリアルも、内部フレームの密度感を大きく高めています。

ちなみにこれらの素材は「ガンダムフレームには様々な素材を使用している」という解釈のもと再現されているとのこと、内部フレームは外装で隠れるにもかかわらず一切の妥協がなく、緻密な造形、色分けが徹底されているのがスゴイです。

内部フレームの成形色は大部分がダークグレーですが、その他ホワイト、ゴールドのメタリック成形色、シルバー、ダークブラウン、グレーとなっています。その他にも各部に金属パーツ、メタリック3Dシールやリード線が使われており、MSの内部フレームが実物レベルのディテールで再現されています。

メタリック3Dシールはふちから剥がし、ピンセットで拾って貼り付ける方式。小さいシールには予備も用意されているため、万が一紛失しても安心です。予備分は他のガンプラ制作時のモールド色分け表現などに流用しても良さそうですね。

ダークグレーのパーツにはABS素材が多く使用されています。そのため塗装やスミ入れを行う場合は、破損やヒビ割れに注意が必要。特にテンションのかかる部位では、スミ入れペンの使用はリスクが高そうです。

ポリキャップは不使用。内部や関節など各部はほぼABSとPSパーツ構成です。関節強度はまずまず高め。大型キットなため、足首辺りにわずかなふらつきが見られますが許容範囲。フレーム状態でも自立は問題なく可能です。

■内部フレームの各部形状

内部フレームの各部を見ていきます。

■頭部内部フレーム

頭部内部フレーム。胴体に比べると小さいですが、それでも圧倒的な情報量で造形。こめかみのバルカンは金属パーツでの再現で、他の箇所とは質感が異なり、銃口のリアルさが感じ取れるようになっています。小アンテナが再現されているのもこだわりが感じられて良いですね。

とさか前後のセンサーはクリアグリーンと内部フレームパーツで2重になっていますが、何気に隠れているフレームパーツには青いメタリック3Dシールによるディテールアップが施されています。

側面の赤いメタリック3Dシールはかなり小さいので貼り付けが難しいかも。ピンセットで紛失しないよう慎重に貼り付けます。後頭部の裾パーツはヒンジ接続で前後にスイング可能。

アンテナは上下に可動。メンテナンス時の表情が付けられるようになっています。

後頭部のヒンジパーツも可動。おそらくメンテナンス時のハッチ展開ギミックを再現するものと思われます。フェイス内部はメカニカルに造形されています。

フェイス(ツインアイ)パーツはLEDユニット用、デュアルアイ(ディテールなし)、デュアルアイ(ディテールあり)の3パターンが付属。

今回はデュアルアイ(ディテールなし)で組んでいます。ディテールありはツインアイの内部にセンサーカメラのようなモールドが施されていて見栄えがしますが、表面のクリアグリーンパーツが小さいので紛失に注意です。

■胴体内部フレーム

胸部と腹部の内部フレーム。多数成形色が各部に散りばめられている他、エアインテークはゴールド成形色パーツで綺羅びやかに造形。腹部にはカラフルに配色された全天周モニター式のコックピットも備わっています。エアインテーク下のフレームはヒンジで可動。

首は前後にスイング可能。肩は多数パーツ構成でしっかりと引き出せますし、前方へも幅広く展開させることができます。

襟、胸部装甲、コックピット手前のシルバー装甲、コックピットなど、多重構造各部が細かく可動するようになっています。このあたりの可動ギミックは見るだけでも圧巻で満足が高いです。腹部の赤いコックピットハッチ(外装用)は上下にスライド可能。

腹部内部には全天周囲モニター式のコックピットが造形。コックピットはパーツを何重にも組み合わせていく構造で、側面の3本リード線などもメカニカルさを強調させています。こちらのコックピットハッチ(画像右の全天周モニター用)も上下に開閉可能。上下ともにカチッとロックがかかり、自然に開いたり閉じたりすることはありません。

コックピット内部にはパイロットスーツ姿のアムロ・レイフィギュアが内蔵。コンパネもメタリック3Dシールでモニター演出がされています。

全天周モニターを完全再現したようなシート形状なのも良いですね。

エアインテークと胸部センサー部分にはLEDユニットを組み込めるようになっていて発光表現を楽しむことができます。

エアインテーク内部や胸板のセンサー内部、コックピットと背部との接続部には発光ユニットが確認できますし、コネクタを収納するスペースもきっちり確保されています。

腰部は各面ごとにフレームが造形。腰部の形状に沿ったデザインでバランス良く造形されています。フロントアーマーは下にスライド展開可能。もしかするとPG UNLEASHEDのHWSがキット化されたり・・・?

リアアーマーもダークグレーの隙間から覗くゴールドのフレーム形状がエグいですね。各部に点在するメタリックレッドやシルバーはメタリック3Dシールを貼っての再現。

サイドアーマーもフレームがゴールドメタリック成形色パーツできっちりと色分けされています。上半身との接続部は展開可能。

腰アーマー裏もディテールも圧巻。色の異なるパーツを重ねることで、MSの繊細さや緻密さ、メカらしさが感じられるディテールを再現しています。フロントとリアアーマーは個別に可動。脚部の干渉が避けられるようになっています。

組み合わせると隠れてしまうようなパーツ裏にも緻密なモールドが造形。こだわりがスゴいです。

ふんどし部分のフレームはリアアーマーを外側に引き出すことでロックがはずれ、台形状にスライドさせることが可能。

台形状にすることで股間部のロックが外れるので、上半身との接続部を左右にスイングさせることができます。

また、股間部もふんどし部分をスライドさせて台形状にすることで、赤◯のロックが外れ、斜め前方に展開できるようになっています。赤い部分がロックですが、ロックさせるストッパーがやや薄いので破損が心配です。

■腕部内部フレーム

腕部内部フレーム。他に部位に比べるとやや細身ですが、特別違和感はなく全体的なプロポーションに上手くマッチしています。情報量は他と同様に緻密で、多数のマテリアル素材を使用することでメカらしさが強調されています。ハンドパーツは固定式のものが付属。

上腕、前腕共に多数のパーツやマテリアルを組み合わせる構造で合わせ目はありません。

腕部は肩の付け根と肘の2箇所がロール可能。がわら曲げなども余裕で再現できます。

肘も2箇所が可動し、前腕の手首側も可動。ロールギミックも合わせると人体以上に柔軟な可動が再現できるようになっています。何でも出来そうな圧巻の可動ギミック。

前腕の左右装甲はメンテナンスギミック用に展開可能。

左前腕にはサーベルラックの内部フレームも造形されており、サーベル柄展開用のスライドギミックも用意されています。

ショルダーアーマーも高密度なディテールを再現。多数のフレームパーツでボリューム感ある肩アーマーフレームが再現されています。

ショルダーアーマーは上部の白いフレームが展開可能。側面の2基スラスターも引き出しが可能です。更に前後装甲も展開可能。裏打ちパーツもきっちりと造形されていて緻密。

■脚部内部フレーム

脚部内部フレーム。HGやMGでは見られないような凄まじい密度感で造形されています。白成形色パーツも上手く織り交ぜられていて良いアクセントになっていますね。、

大腿部にはリード線で動力パイプが再現されています。リード線は型がつきにくいので、両端を差し込んで固定し、中央を溝に押し込んで組み付けると良いかと。リード線は各部とも外側がレッド、内側がブルーなので組み間違えないように注意。

リード線の上からエッチングシールを貼ることでメカニカルな密度感が高まるようになっています。エッチングシールも台紙から剥がす際、折れ目が付きやすいので注意です。

脹脛と後部スラスターのゴールド装甲はメンテナンス用などで展開可能。脹脛には何か装備可能なようなジョイント穴があります。(ただの外装組み付け用かも;)

脚部内部構造。

各部スライドギミック、シリンダーシャフトの伸縮ギミックによってより自然な形で深くまで膝を曲げられるようになっています。

足の付根はロールや上下に可動。バーには金属パーツとクリアオレンジパーツ、シルバーのメタリック3Dシールによってリアルできめ細かな噴射口が再現されています。

スネ周りのフレームもかなり幅広く展開可能。

脚甲などもダークグレー、ホワイト、シルバーのパーツを重ねることで、異なる素材を組み合わせたような質の高いディテールが再現されています。

足首側面は円形のエッチングパーツを貼るようになっていますが、スリットモールドが造形されているので塗装してディテールを変えてみても良いかと。足首を持ち上げることで踵も連動して浮き上がるという人体のような可動ギミックもあります。

つま先は角度変更が可能。つま先の先端部も角度変更が可能です。イエローのクローは展開可能。

■バックパック内部フレーム

背部にはνガンダムのバックパック形状に準じた内部フレームが造形。エッジの効いたフレームや金属パーツを使ったバーニアが存在感を放っています。中央のバズーカマウントスペースもしっかりと確保されていますね。

バーニアは金属パーツやメタリック、クリアオレンジ成形色パーツ、リード線などでディテール豊かに造形。バーニア1基でこのクォリティはかなりエグいです。逆にHGやMGのディテール改修の参考にもなりそうですね。バーニアを組み付ける際はフレームと干渉しやすいので、塗装後に組み付ける場合は塗料剥げに注意です。

バーニアは上下2基とも少し上下にスイングします。

バックパックは2個の角型ジョイントで、はめ込んで下に下げることでロックがかかります。背部中央の1穴、何用・・・?組んでいけば分かる・・・か・・。。

■他キットとの比較

内部フレームをHGUC RX-78-2ガンダム、MG 強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと並べて比較。ダブルゼータはMGとしては大きい部類ですが、それが子供に見えるくらい、PG UNLEASHED νガンダムはデカいです。フレームの状態だと全高38cm、横幅20cm、奥行き13cmほどのディスプレイスペースが必要。

PG UNLEASHED RX-78-2 ガンダムと並べて。RX-78-2は全高18m、νガンダムは22.0mということで、ほぼ設定に準じた大きさで再現されているようです。RX-78-2も発売当初は大きさやディテールに驚きましたが、νガンダムはそれを優に超えています。

■各部可動域

頭部は幅広く上下します。左右へも干渉なく幅広く可動。

腕は真上くらいに高くまで上げることができます。肘も複数の可動ギミックによって深くまで曲げることができます。

肩は前方、後方共に幅広くスイングします。少し可動が緩めなのが気になるところ。

胸部中央の装甲を展開すれば干渉が避けられ、幅広く前屈できます。後方へも腰部の展開ギミックによって適度に反らせます。

腹部も左右にスイング可能。ゴリゴリっと動きます。

腰は干渉なく360度回転可能。浮かせてディスプレイさせる場合は背部に台座の支柱のジョイント部分を組み付けます。

前後開脚も前後とも水平まで幅広く展開可能。脚部に重量がありますが、股関節強度が高くしっかりと保持してくれています。

膝も2重関節やその他の可動ギミックによって深くまで曲げることができます。膝回りのシリンダーシャフト構造もスゴいですね。

足首はスネの装甲を展開することで幅広く前後します。左右へも45度ほど角度変更が可能。接地性は十分です。

足の付根がロールするので、内股、ガニ股も幅広く可動します。

足の付根がロールするので、内股、ガニ股も幅広く可動します。

立膝もきれいな姿勢で再現することができます。

■ポージング

さすがのPG構造で各部が多数パーツで構成されているため、全身各部が漏れなく幅広く可動します。この大型サイズキットでありながら、この可動を実現しているのは圧巻。どんなポーズでも柔軟に対応してくれますね。

脚を蹴り上げるポーズも再現可能。これだけの大型キットで脚部を持ち上げた状態で維持できるのはシンプルにスゴいです。ただ、一番のネックはその重量。他に比べると股間部周りの構造が弱めで破損に繋がるかもしれないので、一応再現する場合は慎重に動かしていったほうが良さそうですね。

飛び蹴りを食らわせるようなポーズも再現できます。可動は近年のRGレベルで、それをこの大きさで再現しているのも見事です。ちなみに腰部のロックを外し、股間部を展開すると脚部が垂れるので注意です。こういった躍動感あるポーズが再現したい場合は股間部をロックした状態でポーズを取らせるようにします。

各部を弄ってもパーツのポロリはほぼなかったです。腰を弄っているときにごくたまにリアアーマーが外れたくらい。各部ともしっかりとパーツが組み付いているのでキットが取り扱いやすいですし、重量と股間部周りに注意すればグリグリポージングを楽しむことができます。(あくまでフレーム状態時に限ります。)

■LED発光ギミック

最後に内部フレームの状態でLED発光ギミックを簡単にご紹介していきます。LED発光ギミックを再現する場合は内部にLEDユニットを組み込み、台座の成魚ユニットとキットをコネクタで接続する必要があります。

台座の成魚ユニットのボタンを数度押していくことで、異なる発光を楽しむことができます。発光のリレーは①頭部と胸部センサー→②頭部、胸部センサー、エアインテーク→③頭部と胸部センサー→④消灯。ボタンを押すごとに変化していきます。

ツインアイの発光状態と、明るい中と暗い中での発光状態を確認。

エアインテークの発光は画像だと光で潰れていますが、網状のエッチングパーツ越しに内部がきれいなグリーンで光るようになっています。流石にLED発光ユニット、クリアグリーンパーツ、エッチングパーツが重ねられていると発光の質感も上品さが感じられるものになっていてひと味違いますね。

適当に数枚どうぞ。

以上です。とにかくパーツ数が多く、各部位とも組み立てにおけるパーツ量がスゴいです;なので1部位を組み立てるだけで数時間かかるという鬼キット;他のこともやりつつでしたが、フレームを完成させるだけで20時間ほどかかってしまいました。ですが完成後のリアルさ、実機感、はそれに見合った質の高いキットになっていて満足度が高いです。疲れも吹っ飛びますね。

ギミックの豊富さにも驚かされますし、多数マテリアル、成形色パーツの多重構造による緻密なディテールは圧巻。外装を取り付けるのがもったいないくらいの見ごたえある内部フレームを楽しむことができます。まさにこのままディスプレイしておきたいくらい。財布に余裕があれば2体購入してフレームと外装、更にフィン・ファンネル装備状態として飾っておくのも良いかも。(豪遊やん;)

気になる点は、左右に開脚させる際、足の付根の可動が硬いため、展開時に股間軸展開ギミックのロックが外れることがあります。パキッといって外れるのが破損に繋がりそうで怖いですね。なので開脚する際はゆっくりと慎重に、股間軸を支えながら展開したほうが良さそうです。

それとフィン・ファンネルを装備する場合、この構造で重量に耐えられるのかというのがちょっと不安。フィン・ファンネルはかなり重量がありそうなので、腹部や腰回りが傾いてしまわないか心配です。(Xで一部上がっていますが・・・。)このあたりは実際に完成後のレビューで検証してみたいと思います。(いつになるかは分かりません;)

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執筆者:nori
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