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製作① 改修ポイント ⇒ 製作② 塗装その1 ⇒ 製作③ 塗装その2 ⇒ 製作④ レッドチップ作成、パイロットフィギュア塗装など ⇒ 製作⑤ レッドチップ取り付け、 デカール貼りなど ⇒ 製作⑥ ディテールアップ(エッチングパーツ追加など)
今回は、MG 1/100 ジム・スナイパーⅡの製作① 改修ポイントをご紹介します!
今回からMG 1/100 ジム・スナイパーⅡを作っていきます。MG ジム・スナイパーⅡは2017年1月に発売されたまだ新しいキットです。かなり人気が高く、可動箇所も広いですし質も高いので、積んで温めておいてから時間のある時に一気に作るという方もいらっしゃるかと思います。
スナイパーライフルを構えた射撃スタイルは特にかっこよいですし、思わず『狙い撃つぜ!!』という言葉が飛び出しそうになるくらい。(ストーリーが違うけど^_^;)そういった意味でもギミック、スタイル共に突っ込みようが無い出来にあるキットですね。
今回はそんなMGジム・スナイパーⅡを、ヤフオク出品作品を参考にしつつオリジナルで製作してみましたので、まだツミプラだったりこれから製作という方のご参考になればと思います。
改修のポイントとしては、各部にスジボリ、メタルパーツ(マイナスリベット)、エッチングパーツ、レッドチップの追加などです。フォルムやスタイルに関してはバランスもよく、ムリに形を変える必要もなさそうだったので、比較的飾り物を充実させつつ仕上げてみました。では早速製作工程をどうぞ。
■MG 1/100 ジム・スナイパーⅡの改修ポイント
◯合わせ目消し
MGジム・スナイパーⅡはパーツのかみ合わせが各部細かく別れていて合わせ目もほとんどありません。なので合わせ目消しを行ったのはスナイパーライフルのスコープ部分のみとなります。Mr.セメントを接着面に塗って接着、大きめのクリップで挟んでムニュ付けしておきました。乾いたらヤスリ400番で接着面をヤスって合わせ目を消しておきます。⇒合わせ目消しの詳しい解説はこちら
◯スジボリ
続いて各部にスジボリをしていきます。今回の改修の中ではこの作業が一番大変かな?このMGジム・スナイパーⅡは外装のモールドが少なく意外とスッキリとしたディテールになっています。なので少し深みを持たせるために各部にスジボリをしてパネルラインを追加しておきました。
スジボリには定番アイテムのBMCタガネ(0.2mm)とスジボリガイドテープを使用します。まずスジボリしたい形をコピックモデラーなどでラインを書いてみて、全体的にバランスがあっているか、違和感がないかなどを確認しておきます。
そしてスジボリガイドテープを適当な長さにカットしてパーツに貼り付け、ガイドテープにそってタガネでラインを引いていきます。ガイドテープの接着が弱くなってきたら潔く新しくガイドテープをカットして粘着力の強いものに交換します。ガイドテープが少しでもずれるとラインもずれてくるので、できるだけしっかりと貼り付けられる状態で使用します。⇒スジボリの詳しい解説はこちら
スジボリを入れるのは胸部(エアインテーク付近)、フロント・リアアーマー、ショルダーアーマー、前腕、アンクルガード、膝部、脚部後方スラスターカバーです。
リアアーマーの側面や膝の左右、胸部はガイドテープが接着しにくいので注意して行いましょう。あと、フロントアーマーも段々になっているので長さを測りつつ、左右で形が変わらないようにラインを引いていきます。スジボリしたあとは表面が凹凸になっているのでヤスリがけして慣らし、スジに入った白い粉を綿棒などでなぞって取り除いておきます。
◯メタルパーツ用の穴あけ
メタルパーツ(マイナスモールド)を埋め込むための穴をピンバイスで開けておきます。胸部と膝部は1.7mmの穴を開け、フロントとリアアーマーは1.0mmの穴を開けておきます。開口した後は表面を丸ビットでなぞって口を滑らかにしておきます。
前腕には2箇所に円形の突起型モールドがありますが、そのままだとゲート跡が見えますしスジボリあとをヤスリがけするにも邪魔なので紙やすりで削り落としておきます。そしてピンバイスで1.7mmの穴を開け、マイナスモールドを埋め込むための穴を開けておきます。モールドは削った後に何処に開口するのか迷わないよう、位置を確認しつつ削り取ります。⇒メタルパーツ穴あけの詳しい解説はこちら
◯ディテールアップパーツの追加
今度は各部にディテールアップパーツを取り付け、見た目を少し違ったものにしていきます。まずはビーム・サーベル柄のストック中央パーツにダクトを追加します。使用するのはWAVEオプションシステムシリーズのUバーニアフラットです。物足りない箇所に簡単にダクトを追加できるディテールアップアイテムです。
5mmのダクトパーツを切り取り、パーツを合わせてみます。ダクトの方が少しサイズが大きいので底を少し紙やすりで削って長さをあわせて接着しておきます。ダクトパーツは内部にスリットが入っているので、縦と横を間違えないよう注意です。
元々アンテナの先端が折れてしまっていたので、アンテナをメタルパーツに変更しておきます。使用するのはハイキューパーツのNRアンテナS1.3mmです。2本入りで、先端にマズルっぽいのを追加したり、組み換えやカットすることで長さを変更したりできる融通性の高いメタルアンテナパーツです。
今回は先端のマズルのようなパーツは使わず、鉄棒と付け根のパーツのみ組み合わせて瞬間接着剤で接着しておきます。瞬接は付けすぎると汚くなるので、爪楊枝などで少しだけ塗って差し込んでおきます。パーツのアンテナ部分はアンテナをカットし、1.7mmのピンバイスで開口しておきます。
アンテナは無くさないよう、メタルパーツが入っていた小さいジップ袋などに入れて保管しておくといいですね。
これで一通り改修箇所の処理が終わりましたので、各パーツの表面処理(ゲート跡、ヒケなどのヤスリがけ)をしてパーツ洗浄しておきます。ちなみにパーツ洗浄は特に洗浄機を使わず、ポリ袋にパーツを入れて水を入れ、食器用洗剤を数的垂らしてシャカシャカ振ってパーツ洗浄をしています。この方が洗浄機を使うよりも細部の汚れが落ちるのでいいかと思います。(まぁ人によりけりです^_^;)
パーツ洗浄時はパーツを無くさないよう注意して行います。気が付かないうちにパーツが流しに流れていってしまったり、手にひっついてふっ飛ばしてしまうこともあるのでなかなか気を使う作業です。パーツは画像のように、分解時に塗装色によって分けておきます。そして分けたパーツごとにパーツ洗浄しておきます。
あとの改修作業は塗装後に各部にエッチングパーツを取り付けますので、次回の塗装ご紹介後、細かいディテールアップをご紹介していきます。今回はこんな感じで。では次回をお楽しみに。良いガンプラライフを。ではでは~。
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BMCタガネ 幅0.2mm |
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WAVE オプションシステム シリーズ Uバーニア フラット 3 正方形 |
MG 1/100 RGM-79SP ジム・スナイパーⅡ
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2 件のコメントがあります。
U.C.0063
on 2017年7月6日 at 22:14 -
nori様
いつも楽しみに拝見させて頂いてます。
今回のキットはジム・スナイパーⅡですか!いいですね~ (^^
センスの良いディテールUPの工程を全部見せて頂けると思うとワクワクします。
P.S.『狙い撃つぜ!!』ロックオン笑えました。
nori
on 2017年7月7日 at 16:40 -
コメントありがとうございます!
いつもご覧いただき感謝ですm(_ _)m
ジム・スナイパーⅡはなかなか人気のキットですし、少しでも多くの方の参考になればと思い製作しました。
よく動くので製作後のポージングもなかなか映えると思いますし、まさに『狙い撃つぜ!!』(ストーリーが違うけど^_^;)の射撃スタイルが決まると思います(笑)
ついでにデュナメスもMG化されれば本家ができるんですけどね^_^