今回は、MG 1/100 RGM-89D ジェガン D型(先行配備機)のレビューをご紹介します!
MG ジェガン D型(先行配備機)は、『機動戦士ガンダムUC MSV』より、『ジェガンD型』の先行配備機1/100スケールモデルキットです。ジェガンD型をベースに、特徴的な赤と白の機体色を成型色で再現。コーションマークの入った水転写デカールに加え、ビームライフル、ビームサーベルといった標準武装が付属します。価格は4,620円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
ゲーム版『機動戦士ガンダムUC』、中編小説「戦後の戦争」に登場し、シナンジュ・スタインを運んでいたクラップ級配備機の『ジェガンD型(先行配備機)』がMGでキット化。2019年5月にプレミアムバンダイから発売されたMGジェガンD型(以下、D型)をベースに、赤と白の特徴的なカラーリングが再現されたキットです。
成型色はホワイトをベースに、胸部や腰部、ソール部などをレッドとグレーに配色。全体的に清潔感のあるカラーリングになっています。ジムと同じカラーリングですが、公式では目立ちすぎるとして不評を買ったとのこと。
各部のダクトもイエローとグレーで色分けされるなど、素組みで高い色分けを実現。色分け用のホイルシールは付属しません。塗装もダクト内部を少し塗り分ける必要があるくらいです。
内部フレームを再現したポリキャップレスキット。関節強度も高めで自立は安定しています。
シールド、ビーム・ライフル、指パーツ各種(平手用:左右、サーベル保持用:左右、武器持ち手用:右)、ビーム・サーベル刃、アクションベース用ジョイントパーツが付属。D型に付属しているものと同じです。
その他余剰パーツがいくつか付属します。カラバリキットなので、外装の余剰もある程度付属しています。特にレッド成型色のEランナーはパーツを一つしか使わないので、他のパーツがごっそり余ります。センサーパーツはないですが、ビームライフルが余剰で付属するので、塗装すれば使えそうなのがいいですね。※Eランナーはレッドとグレーで2枚あります。
連邦やロンド・ベル、ネェルアーガマのマークが入った水転写デカールが付属します。
内部フレームはD型と全く同じ形状のKPS素材によるフレーム構造です。成型色も同じ。
内部フレームの各部形状をアップで簡単に。
内部フレーム頭部。MGジェガン(以下、通常版)とは異なり、D型で新造されたタイプです。モノアイレールや中央に円形センサーが造形。顎パーツの赤やとさかセンサーのクリアーブルー成型色はD型と同じです。
内部フレーム上半身。
ショルダーアーマーがD型仕様になっています。
コックピットは全天周モニター。白成型色の地球連邦軍パイロットフィギュアも内蔵されています。
脚部内部フレームは通常版から変わらず。
バックパックも内部フレームが造形されています。
続いて外装を取り付けた状態で各部を見ていきます。
頭部。全体がホワイト、左側面のバルカン・ポッド・システムがグレーに配色されています。右側面のダクトが2口になっているのがD型の特徴。バイザーもクリアーブルー成型色でD型と同じです。合わせ目は各部とも段落ちモールド化。
胴体部。胸部がレッドに腹部以下がホワイトと、ジムに合わせた配色になっています。コックピットハッチはグレーに配色され、腰中央のV字やその周りもパーツで色分けされています。
コックピットハッチは開閉が可能。ハッチ内側にはモールドの入ったフットパネルが造形されています。
フロントアーマーはマウントラッチが造形されたD型特有の小三角型。簡単な裏打ちパーツが造形されています。
リアアーマーもD型特有の形状になっています。
サイドアーマーは左がハンド・グレネードラック、右がビームサーベルラックで、通常のジェガンから変わらずです。ハンドグレネードラックのハッチは開閉が可能で、ビームサーベルラックもサーベル柄が引き抜きやすいように可動します。
ハンド・グレネードラックは裏打ちパーツが造形されていますが、ビームサーベルラック裏には肉抜き穴があります。
腕部。モールドが少なめのシンプルなスクエアタイプです。側面の合わせ目も段落ちモールド化。
ショルダーアーマーもオプション用のマウントラッチが造形されたD型特有の小型タイプです。側面のダクトはイエローやグレーのパーツで色分けされています。
脚部。大腿部、膝から下共にホワイトに配色されています。
後部のダクトはパーツで外側をグレー、内部をイエローに色分けされています。膝から下は左右挟み込みタイプですが、後部の合わせ目は段落ちモールド化されています。側面のダクトもパーツで色分け。
ソール部は脚底が赤ですが、脚今日はグレーに配色されています。内部フレームよりも少し明るめのグレーで、全体のホワイトに比べると少し違和感を感じるかも。足裏は裏打ちパーツが造形されています。つま先の凹みモールドはイエローパーツで色分け。
つま先は少し反らせることができます。
バックパックもD型特有の形状です。左右上にはおなじみののバーニア・アームを装備。
上部のバーニアアームはダクト内をグレーに塗り分ける必要があります。パーツを前後で組み合わせますが、合わせ目はモールドとしておいても良いかと。
付け根がボールジョイントで、前後、左右に可動します。
下部のバーニアは大が1基、左右に小が2基と、ジェガンおなじみの配置となっています。内部はモールド入りイエローパーツでの色分け。イエローはD型と同じく、少し淡さのあるイエローです。
MGジェガンD型と並べて。ジェガンといえばグリーンですが、バリエーション機としてはなかなか悪くないカラーリングかと。
ノーマルのMGジェガンとも並べて。先行配備機はD型なので、各部形状が違っています。(D型、MGジェガン共にバーニア内部のイエローパーツを取り付けていません。)
配色が似ているので、MGジム・コマンド(コロニー戦仕様)とも並べてみました。サイズの違いはありますが、成型色は近いようです。先行配備機のホワイトは若干くすみがあります。
MGシナンジュ・スタインが手元にないので比較できませんでした;気休め程度にナラティブVer.と比較して。かなりのサイズさがありますね。
各部可動域はMGジェガンD型、MGジェガンと同じなのでそちらのレビューをご参考くださいm(_ _)m
シールドをD型、ジェガン(通常版)のものと並べて比較。下から先行配備機、D型、通常版(ノーマルジェガン)です。形状自体はどれも同じですが、表裏の成型色が異なります。
2連装ミサイル・ランチャーはグレー成型色での色分け。裏面のジョイントパーツは2箇所で可動します。
ビームライフルはノーマルジェガンのもの(画像上)と並べて比較。ノーマルジェガンのものだけが少し濃いめのダークグレー成型色になっています。D型は同じなので省きました。
本体部分はモナカ割で上下に部分的に合わせ目ができます。
下部のマガジンは脱着が可能。マガジンも左右2個パーツの組み合わせで合わせ目ができます。
ちょっと分かりにくいですが、砲口上部のセンサーはクリアーブルーパーツでの色分けです。内部にミラーシールなどを貼るとブルーが鮮やかになりそうです。
ビームライフルとシールドを装備して。
オーソドックスではありますが、各部とも関節強度が高いのでポージングがサクサク進みます。武装類なども特にポロリはありませんでした。指パーツが一度ポロリしたくらい。
ジム・コマンド(コロニー戦仕様)で見慣れているせいか、自分はこのカラーリングに違和感はなかったです。
ビームサーベル刃はクリアーピンク成型色。保持用の指パーツにきっちりと収まって固定されます。特にポロリもありませんでした。
RE/100ベースジャバー(ユニコーンVer.)にも問題なく搭載が可能。カラーリングの相性も良いようでした。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。ゲーム内では奪われたシナンジュ・スタインに為す術もなく全滅するなど、活躍シーンが見られなかった先行配備型ですが、キットはベースがジェガンなので作りがいいですし、清潔感のあるカラーリングでポーズもなかなか映えるものになっています。グリグリ動かしても対応してくれるので、遊びやすさという部分でも申し分ないですね。
欠点的なものも特にはないですが、新規付属の武装などがないので、ポージングの幅や演出力という部分では弱いのかも。ですがRE/100ベースジャバーなどと組み合わせることで先行配備型のかっこよさが増してきますし、複数並べるとさらに良く感じると思います。
ロンド・ベルやネェルアーガマの水転写デカールが付属するので、それらの部隊に所属する仕様にもできるというバリエ機ならではの良さもあるので、クールなジェガン部隊として、違った設定などを楽しんでみるのもありですね。
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