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HGBD:R ガンダムダブルオースカイメビウス レビュー

今回は、HGBD:R 1/144 ガンダムダブルオースカイメビウスのレビューをご紹介します!

HGBD:R ガンダムダブルオースカイメビウスは、 『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』に登場するガンプラ『ガンダムダブルオースカイメビウス』の1/144スケールモデルキットです。特徴的な白い機体カラーを成型色で再現。ショートライフルとの合体やライフル形態への変形、ソード形態などが再現可能なバックパックパーツ、光の翼エフェクトパーツといった特殊な装備を持つキットになっています。価格は2,640円(税込み)です。

前作『ガンダムビルドダイバーズ』主人公のミカミ・リクが使用し、Re:RISEではヒトツメとのラストバトルに参加したガンダムダブルオースカイの改修機『ガンダムダブルオースカイメビウス』がHGBD:Rでキット化。2018年8月に発売されたHGBDガンダムダブルオースカイ(以下、ダブルオースカイ)をベースに、白い機体カラーと特徴的な武装や各部装甲などが新造されたキットです。

成型色はホワイトとクリームホワイトの2色がメインで、各部にブルーやダークブルー、イエローなどを配色。関節や武装類はシンプルなグレー成型色でまとめられています。シールは頭部や膝の小センサーを補うくらいで、素組みで十分な色分けが再現されています。

大元のベースはHGダブルオーガンダムで、四肢関節や腰部内部パーツなどにはダブルオーガンダム用のパーツが使用されています。

ポリキャップはPC-001を関節各部に多数使用し、組んだ直後の関節強度はまずまず高めで自立も安定しています。背部(肩部)にアームドウイングバインダーを装備していますが、自立に影響はありません。

キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。 ⇒ヌルっと切れる片刃ニッパー

シールはグリーンの部分が広めに用意してあるので、お好みの形状にカットして使用することもできそうです。

ビームライフル☓2、ビームサーベル(左用、右用)、平手(左)が付属。

メビウスドライヴユニットのエフェクトパーツ☓2、スカイブレイサー兼スカイレガース用のエフェクトパーツ☓2、メビウスビームキャノン用のビーム刃☓2が付属します。

その他、説明書に「お好みで組み立ててください。」と記載されているビームライフル、バスターソード、ロングライフル、「ご自由にお使いください。」と記載されているジョイントパーツが付属します。

HGダブルオーガンダムやHGBDガンダムダブルオースカイ用の余剰パーツもいくつか付属。ダブルオースカイ用のパーツがすべて揃っているので、カラバリのダブルオースカイを組むことができます。

各部をダブルオースカイと比較しながら見ていきます。

頭部。をダブルオースカイと並べて比較。全体的な形状は変わらずですが、アンテナがブルー成型色の新規パーツに変更されています。メット部は前後挟み込みタイプですが合わせ目は段落ちモールド化。とさか前後のセンサーやツインアイはシールを貼っての色分けです。額のモールドパーツやマスクパーツなどは小さいので、組立時に紛失しないよう注意が必要です。

胴体部をダブルオースカイと並べて比較。形状はダブルオースカイから変わらずですが、ホワイト2色とブルーがベースのクールなカラーリングになっています。エアインテークや襟パーツはイエローパーツで、エアインテーク下部のモールドは黒いシールでの色分けです。

背部はダブルオースカイと同じ。

ダブルオースカイと同じく、胸のクリアーグリーンパーツを外すとアストレイノーネイムとのバトルで追った傷がそのまま残されています。表面のクリアーグリーンパーツは少し濁りが入ったおもちゃ感のないタイプですが、ブラックライトで照らしても発光はしませんでした。腰アーマー裏にモールドは造形されていません。

腰部フロントアーマーの装甲は脱着が可能で、ビーム刃とサーベル柄と組み合わせることでビームサーベルを再現します。

腕部のダブルオースカイと並べて比較。大部分はダブルオースカイと同じですが、前腕の装甲パーツが新造されています。肘関節はHGダブルオーガンダムからの流用で、側面にはクリアーパーツによるGNコンデンサが造形されています。

二の腕は筒型で合わせ目はありません。前腕は左右挟み込みタイプですが、中央の合わせ目は段落ちモールド化。手首側に合わせ目ができますが、肘から分離するので合わせ目を消すのはラクそうです。エフェクトパーツマウント用の3.0mm穴は1基のみとなっています。

前腕の装甲はラッシュポジション用として、組み換えによる配置変更が可能。

ショルダーアーマーはダブルオースカイと全く同じ。合わせ目は端でモールド化されています。

脚部をダブルオースカイと並べて比較。こちらも大部分はダブルオースカイと同じですが、スネのスカイレガースが少し形状の異なるものに変更されています。膝装甲のセンサーはグリーンのシールでの色分け。

大腿部は前後挟み込みタイプで側面に合わせ目ができます。消す場合は後ハメ加工が必要そう。膝から下は段落ちモールドや各部に装甲を被せるタイプなので、アキレス部分に少し合わせ目ができる程度です。気になる場合は膝から分離可能なので消しやすいかと。

ダブルオースカイと同じく、膝のスカイレガースは上下にスライド可能。上下それぞれの位置でカチッと固定されているので、動きやフラつきはありません。こちらもダブルオースカイでは3基だったエフェクトパーツ用3.0mm穴が1基のみとなっています。

後部の羽根装甲は適度に可動。

ソール部をダブルオースカイと並べて比較。つま先が爪状のシャープなものに変更されています。

かかとやつま先はラッシュポジション用に角度変更が可能。かかと、つま先共に裏面にはモールドや肉抜き穴があります。

バックパックからアームによって肩上部に展開しているアームドウイングバインダーは、大部分はダブルオースカイと変わらず。ですが背部に装備していたバスターソードやロングライフルがメビウスビームキャノン2基に変更されています。メビウスビームキャノンはカチッと固定されるので、簡単には外れないようになっています。

前面の装甲は基部が回転やヒンジによって展開が可能。装甲裏にモールドは造形されていません。

GNドライブが造形されたバインダー部分は基部がポリキャップ接続で回転、脱着が可能。バックパックからの接続アームはHGダブルオーガンダムからの流用で、内側などに肉抜き穴があります。

その他、基部も少し上下可動しますし、GNドライブの外側にある3枚羽根や白い装甲もそれぞれ展開可動します。

バックパック本体はラッシュポジション用にアームによってスライド展開が可能。下げると背部に重量がかかり、背部に倒れやすくなるので注意が必要です。

接続用アームはダボ固定ですが、経年などで劣化してくると外れやすくなってバックパックが自然と下る場合があるので注意が必要です。

背部は2ダボ接続になっているので、付属のジョイントパーツを使うことで他キットのバックパックを装備させることもできます。

左右後部にマウントしているメビウスビームキャノン。砲身部分は左右挟み込みタイプですが、上下とも合わせ目が段落ちなどでモールド化されています。リボン(ウイング)のような青い装甲も合わせ目は段落ちモールド化。

中央の青いウイング部分は基部が360度回転可能。上下に配置変更することができます。

手前のウイングは可動させ、一部を砲身内部に差し込むようになっています。

砲身、後部ストック部分ともに90度程度の角度変更が可能。

基部がレールによってスライドするので、メビウスビームキャノンの砲口を前方に向けることができます。

後部にはグリップが収納されていて、引き出して組み換えることでライフル形態として、エフェクトパーツとも組み合わせることでソード形態として使用可能です。グリップは向きに注意してはめ込みます。

HGBDガンダムダブルオースカイと並べて全身を比較。ダブルオースカイはヒロイックさが表現されているようですが、ダブルオースカイメビウスはカラーリングや新造された各部によってアップグレード感や強化された感じがうまく表現されているようです。

背部ユニットを外した状態でも比較して。

各部可動域はガンダムダブルオースカイとほぼ同じです。肘はV字程度までですが、腰や股間部、膝、足首などは幅広く展開させることができます。

可動域の詳細については、以下のリンクからHGBDガンダムダブルオースカイのレビューをご参考くださいm(_ _)m

⇒HGBDガンダムダブルオースカイ レビュー

ビームライフル。モナカ割の簡易的な作りですが、合わせ目は段落ちなどで各部ともモールド化されています。

説明書に記載はないですが、2基のビームライフルは連結が可能です。センサーはグリーンのシールでの色分け。

側面のダボによってリアアーマーにマウント可能です。

その他、ビームライフル、バスターソード、ロングライフルそれぞれダブルオースカイに付属しているものと同じです。

一通り武装して。

ビームライフルは特にぽろりや保持の難しさなどもなく、グリップでしっかりとつかめるので取り回しがしやすいです。肩のアームドウイングバインダーもバックパックからのアーム接続によって自由に展開できるため、腕部への干渉もありません。

背部のメビウスビームキャノン前後の砲口を変えることで、ハイマットフルバーストモードに。

基部をそのままスライドさせての射撃モードにすることも可能です。

メビウスビームキャノンはビームライフルと連結させることも可能です。

連結させることで重量感のある武装に変化。ポーズに迫力が出ます。手首が重量でタレやすいので注意が必要です。

アサルトライフルっぽくていいですね。干渉などによって前腕のスカイブレイサーがぽろりしやすいので注意が必要です。手首も徐々に強度が弱くなってくるので、ある程度補強したほうが良いかもです。

メガビームキャノンは組み換え用のグリップがしっかりと固定されているので、ライフルモードの保持はしやすいです。ダブルオースカイメビウスは2丁拳銃スタイルが基本なので、ダブルオースカイとはかなり違った表現ができるのが良いですね。

ソードモードも保持はしやすいですが、グリップが浅めでハンドパーツから抜けやすいので注意が必要です。ビーム刃はクリアーピンク成型色。ブラックライトで照らしても発光はしませんでした。

メビウスドライブユニット用のエフェクトパーツ。HGBDガンダムダブルオースカイ(ハイヤーザンスカイフェイズ)からの流用で、こちらラメ入りのはクリアーグリーン成型色になっています。

アームドウイニングバインダーの3枚羽根パーツを展開し、エフェクトパーツを組み付けます。形状に合わせてダボ固定されるので、保持強度は高めです。

エフェクトパーツを取り付け、メビウスドライブユニットの光の翼を展開。

HGBDガンダムダブルオースカイ(ハイヤーザンスカイフェイズ)と並べて比較。ハイヤーザンスカイフェイズは特別仕様なので、成型色も特殊なものになっています。メビウスのほうが全体的に締まった感じがありますね。

ポージング時でも特にエフェクトパーツは邪魔にならず、特別ぽろりや不自由さもなかったです。なぜか造形的なバランスが装備前よりも良くなったような気も。

エフェクトパーツはブラックライトで照らすと発光します。

バックパックと足先、かかとを可動させ、前腕のスカイブレイサーを組み換えてラッシュポジションに。

近接時の連撃など、打突系の攻撃を繰り出せるスタイルになります。肉弾戦を演出するのに良いですね。

スカイブレイザーやスカイレガースにエフェクトパーツを取り付けて、ディフェンスやキックといったポーズも演出可能。ギミックやエフェクト、ポージングが多彩です。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。大部分の形状がベースのHGBDガンダムダブルオースカイそのままですが、カラーリングと特殊な武装、エフェクトパーツによってベース機とはだいぶ印象の違ったキットに仕上がっています。ダブルオースカイがデスティニーガンダムを意識した攻撃態勢だったのに対し、こちらはハイマットフルバーストや2丁拳銃といったストライクフリーダムを意識しているようなスタイルでかなり印象が違っているのがいいですね。

気になる点はあまりないですが、グリグリ動かしていると手首や脚の付け根が弱ってきて抜けやすくなったりするので注意です。前腕のスカイブレイザーも外れやすいので注意が必要です。

ビームライフル2丁とメビウスビームキャノンだけでも十分に楽しめますが、エフェクトパーツやラッシュポジション、ダブルオースカイ用の武装類など、ギミックがかなり多彩で楽しみが多く、様々なスタイルにして遊び倒せるキットになっているのがいいですね。

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6 件のコメントがあります。

  1. 匿名

    on 2020年12月5日 at 19:41 - 返信

    余剰パーツが多いのが良いと思うのと、カラーがサラやチャンプを意識しているように見える絶妙な感じでとても好きです!
    あとポージングが上手いと感じました。
    ところでメビウスビームキャノン連結状態のビームライフルは横に連結することは可能でしょうか?
    (ツインバスターライフルのような感じです)

    • nori

      on 2020年12月8日 at 17:59 - 返信

      コメントありがとうございます!
      このガンプラにはリクのいろんな思いが込められているっぽいですね。
      若干固定に不安定さは出るものの、メビウスビームキャノンとビームライフルを接続しての2丁連結状態(ツインバスターライフルのような状態)も再現可能です^_^

  2. 匿名

    on 2020年12月7日 at 13:26 - 返信

    余剰武装でダブルオースカイをダブルバスターソードとかにすることも出来るし買いですね
    メビウスではバスターソード用のビーム刃が足りませんけども
    ダブルオースカイで余ってたビーム刃がここで生きてくるとは

    • nori

      on 2020年12月8日 at 18:06 - 返信

      コメントありがとうございます!
      なるほど、ダブルオースカイの付属品と組合わせてパワーアップさせるのはいいアイデアですね!

  3. もっちゃん

    on 2020年12月11日 at 00:53 - 返信

    前機との比較が丁寧で分かりやすかったです。
    私は素組派で、余剰パーツや前機の成型色違いのパーツを組み合わせることで、少しだけ自分だけのオリジナル機体にすることが大好きなのですごく参考になりました。
     レビューの最初にあったヌルッと切れるニッパーは使ってみてどうですか?ゴッドハンドのアルティメットニッパーとの違いは感じられますか?
    素組派なのですごく興味があります。

    • nori

      on 2020年12月11日 at 10:17 - 返信

      コメントありがとうございます!
      レビューをお褒めいただき、そしてご参考いただき感謝ですm(_ _)m
      ヌルッと切れる片刃ニッパーは一般的なニッパーと同じで使いやすいですね。
      切れ味はアルティメットニッパーとほとんど変わらずで、わずかに劣るくらいかと。サイズも同じです。
      刃が薄刃なので耐久性が気になるところですが、今の所一ヶ月以上使っていますけど、特に欠けることもなく使えているので問題はないみたいですね。
      思った以上に丈夫そうです。(ランナーの太い部分を切り落としたり、高いところから落としたりするとどうなるかはわかりませんが・・・;)
      ゴッドハンドのブレードワンニッパーやタミヤの薄刃ニッパーなどと比べると圧倒的に切れ味は良いので、今の所はおすすめできる一品ですね。
      レビュー記事もアップしているのでそちらもご参考にどうぞ。
      ⇒bonds(ボンズ) ヌルッと切れる片刃ニッパー レビュー

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