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こんにちは!今回は、1/100 フルメカニクス ガンダムバルバトスルプスのレビューをご紹介します!
1/100 フルメカニクス ガンダムバルバトスルプスは、鉄血のオルフェンズ第2期の主役機、ガンダムバルバトスルプスの1/100サイズモデルです。第1期に登場したモビルスーツは『1/100』というシリーズとして発売されましたが、第2期のガンダムバルバトスルプスでは、『1/100 フルメカニクス』として、1/100用にディテールの描き起こしが追加され、実機のメカニカル感が表現されています。発売日は2016年11月19日。価格は税込み3,240円です。
ガンダム・フレームが完全再現されています。ガンダムバルバトスルプスの内部構造が細かく再現され、1/100フルメカニクスガンダムバルバトスルプスキットはこのガンダム・フレームに外装パーツを被せていく形になっています。
ガンダム・フレームは、ベースは1/100ガンダムバルバトスで使用されているランナーと同じものを採用。一部のみ、ガンダムバルバトスルプス用に新規造形されています。
左が1/100フルメカニクスガンダムバルバトスルプスのガンダム・フレームで、右が1/100ガンダムバルバトスのガンダム・フレームです。頭部や脚部、肘、手首などのパーツが組み替えられています。
ガンダム・フレームの直立は、接地面が割薄なためやや不安定さはありますが、軽量であることと、関節がポリキャップにより強度があるため、比較的倒れにくくなっています。
1/144ガンダムグシオンリベイクフルシティと。サイズが違うキットなので、かなり体格差があります。
腕部の上げ下げは肘の可動はかなりスムーズ。細身なので可動範囲はかなり広いものがあります。腰部も60度回転可能で、シャフト部分が左右に歪んだ動きをさせることができます。このため豊かなポージングが再現可能です。
首の上げ下げはまずまず。お世辞にも広いとは言えませんが、最低限の可動は見せてくれます。
胸部が前後に可動。こちらもそれほど広いというわけではないですが、ある程度柔軟なポージングは可能かと。
脚部の前後への開脚はかなり素晴らしいパフォーマンスを見せてくれます。ガンダム・フレームの状態だと腰部にアーマーがないので、広範囲に可動してくれます。膝もしっかりと折り曲げることが出来ます。
脚の左右への開脚も素晴らしく、足首も90度可動。画像のような少し歪なスタイルも再現可能。脚部中央には合わせ目が出るようになっています。
足首の可動はそれほど広くはありません。アキレスのシャフトは固定されているわけではなく、フレームを被せてカモフラージュしている状態。このあたりはハイレゾリューションガンダムバルバトスと少し構造が違う部分です。
立膝はやや難しめ。各部が柔軟な可動を見せるだけに、立膝もできそうですが、ご覧の通り各部の形状や曲がる位置のバランスがあっていないため、やや不安定。腕部で支えることでそれなりの形にすることはできます。
頭部はツインアイがグリーンの別パーツで色分けされています。額のVアンテナは、外装取付時には外しておきます。
ガンダム・フレームのバストアップ。基本的には1/100ガンダムバルバトスとほぼ同じです。胸部のディテールはゴールドカラーのシールで色分けされています。
腹部。こちらもほぼ1/100ガンダムバルバトスのガンダム・フレームと同じ。伸縮可能なシャフトは健在で、前後左右に可動し、柔軟性のある腹部になっています。
腕部。こちらもベースは1/100ガンダムバルバトス用ガンダム・フレーム。肘の外側パーツが新規パーツを取り付けるようになっています。手首には延長パーツが取り付けられています。
脚部は足首から上が1/100ガンダムバルバトスと同じガンダム・フレームで、股関節と足首前面にゴールドシールでの色分けがされています。足首から下の部分は1/100フルメカニクスガンダムバルバトスルプスで新規造形された部分です。少しハイヒール状になっています。脹脛の裏にも新規パーツが組み込まれています。
脚の甲はガンダム・フレームとは違う、外装用のネイビーカラーパーツが使われています。足裏は別パーツでディテールが再現され、爪の裏側には肉抜き穴があります。
ここから外装パーツを取り付けた状態です。1/100フルメカニクスガンダムバルバトスルプスのレビューになります。各部が色分けパーツにより再現され、1/100ガンダムバルバトスと比べてよりカラフルなスタイルに進化しています。覇王のようなディテールが印象的。多少テイワズの騎士要素が加わっているようです。
脚部にも外装パーツを被せたことで、接地面が広くなりました。直立はガンダム・フレームと比べてより安定感が出ました。頭部アンテナの裏面には肉抜き穴があります。
HGでは色分けされていなかった腰部スラスターユニットの一部やかかと部分などが別パーツになり、より塗装もしやすくなっています。
MGフルアーマーガンダムVer.kaと。同じ1/100サイズでも、鉄血のオルフェンズシリーズは少し大きめの規格になっています。
頭部アップ。各部が見事に色分けされ、スミ入れ程度でかなり高い完成度を再現させることが出来ます。マスクの白いパーツがやや小さいので、紛失に注意です。
アンテナもかなり細かいディテールが再現されています。アンテナ先端は安全性を考えて太めに処理。画像では写っていないですが、後頭部が最中割なので、多少合わせ目がでるようになっていますが、凹みディテールにより、それほど気にならないようにしてあります。
バストアップ。胸部にも細かなディテールが追加されていて、スジボリの必要もない状態になっています。ショルダーアーマーの鉄華団ロゴは別パーツで再現され、黄色い部分はシールでの色分けとなっています。どの箇所にも合わせ目はありませんでした。
腹部。外装パーツを多く被せるため、ガンダム・フレームの露出はやや控えめになります。スラスターユニットの青い色分けパーツにはメッシュ状のディテールが掘られています。
腕部は1/100ガンダムバルバトスと比べてロングサイズに延長されています。各部に細かいディテールが入っていて、メカニカル感を演出。合わせ目も出ない組み合わせになっています。肘には武装用の穴が開いています。
スラスターユニットは最中割なため、中央に縦に長く合わせ目が出るようになっています。青いスラスター部分内側は黒いシールでの色分けです。
脚部は脹脛のスラスターはネイビーの別パーツで色分けされています。膝のロゴはグリーンカラーのシールで色分けされていました。
太ももは前後に外装パーツを被せるため、横面に縦に走る合わせ目があります。この合わせ目は凹みディテールで分かりにくくなっていますが、脚部を可動させると少し開きやすいので、多少の対処も必要かと。
足首から下の部分はガンダムバルバトスルプス独特のハイヒール型。つま先まできっちりと色分けされています。赤い足裏パーツは裏面にディテールがあり、先端は一部肉抜き穴があります。
首の可動はやや狭め。外装パーツを取り付けることで、さらに可動が制限されます。
頭部横移動。襟や顎がやや干渉しますが、可動はまずまず。
ショルダーアーマーは脱着可能です。被せるタイプなので、腕部を可動させると多少ショルダーアーマーが干渉し、ポロリしやすくなっている箇所でもあります。
ショルダーアーマーはHGガンダムバルバトスルプスと同じくスライドギミックを搭載。ここの形状や構成はほぼHGガンダムバルバトスルプス同じです。
ショルダーアーマーがある割に、腕部は広く可動してくれます。V字くらいに上げることが出来ます。
肘の可動もなかなか広めです。ショルダーアーマーが多少干渉しますが、前後に腕部を持ってくることでさらに広範囲に可動します。
腹部の前後への可動はほとんどわかりにくくなっています。多少曲がっている程度ですが、微妙でもポージングでは少し違った印象を引き出すことが出来ます。
左右への可動はガンダム・フレーム時の可動と遜色なく。干渉するものがないので柔軟なポージングを再現してくれます。
腰の回転は腰回りにアーマーが多く取り付けられたため、ほとんど回転しなくなりました。
アクションベースに付属するU字型アタッチメントによって股関節を挟み込み、アクションベース1に設置することが出来ます。
U字型アタッチメントがしっかりと挟み込むので、設置後はかなり安定。外れて落ちることもなく、安心してポージングさせることができます。
外装パーツの影響により、ガンダム・フレームの可動域と比べてかなり狭まりました。それでもまずまずの動きはしてくれます。
足首から下の部分は大きい外装パーツの割に、可動範囲はガンダム・フレームと比べてほとんど変化はありません。
内股は太もものアーマーが干渉して制限がかかりますが、がに股はサイドアーマーと脹脛のアーマーに注意すれば、水平だけでなく逆方向に向けることも可能です。
左右への開脚もまずまず。サイドアーマーを後方に展開させると開脚も広範囲に。ただ、こういったスタイルにするとサイドアーマーがポロリしやすいので注意です。足首はアーマーの干渉により、ガンダム・フレームの柔軟性がなくなってしまいました。
立膝はさらに困難に。この1/100フルメカニクスガンダムバルバトスルプスは立膝スタイルにはしないほうが良さそうです。
スラスターユニットは前後に回転してくれます。後方に回転させれば素早く移動しているポージングを再現できるので、アクションシーンの幅が広がります。
横へも水平程度に可動します。
ガンダムフレームの余剰パーツがあります。ほぼ足首から下のパーツ。
バックパック用の可動式アームと武器用アタッチメント、武器保持用の握り手(左右)が付属しています。
武器はソードメイス、腕部200mm砲×2が付属。
ソードメイスは最中割。柄の部分などに細かい肉抜き穴らしきものがありますが、箱絵にも凹みがあるのでディテールでしょうか。
ソードメイスは付属のアタッチメントにより、バックパックに装着可能。
ソードメイスを取り付けても直立は安定しています。ソードメイスを設置するとかなり様になりますね。
腕部200mm砲。砲身部分が最中割になっていて、中央縦に合わせ目が出るようになっています。合わせ目は外装を被せるのでそれほど気にならない仕様になっています。
腕部200mm砲は腕部に設置可能。多少設置強度が微妙なので、ポージングをしているとだんだんずれてきます。このあたりはものによるかもしれません。
腕部200mm砲は回転し、前方、後方に展開可能です。
さらに少し伸縮するギミックがあります。スライドさせていると砲身がポロリすることがあるので注意です。
バックパック中央のスラスターは可動式です。
バックパック左右のパーツは脱着可能。
取り外してアームを設置することで、1/100ガンダムバルバトスに付属する滑空砲などを装備することができます。
では適当に何枚かどうぞ。
ソードメイスは両手持ちも可能です。
片手で持たせると、なんとか安定できる感じです。肩部の付け根が弱いので、多少負荷がかかると重みを感じさせることもあるかと。肘や肩の円形部分はしっかりとしていて可動もし易いです。
以上です。ショルダーアーマーや腰部サイドアーマー、腕部など、何かとポロリしてしまうキットではあります。このためポージングではややストレスを感じることも。ただ、MGフルアーマーユニコーンガンダムと比べるとそこまでポロリ感は無いですね。広範囲の可動を期待するだけに、ムリに動かしてしまうのがポロリの原因ではありますが、慎重に動かしていけばポロリは防げるかとも思います。取り扱い方次第かな?
ディテールは各部に細かいディテールが追加されていて、スミ入れとつや消しトップコートだけでもかなり完成度の高いキットに仕上がると思います。このあたりは『フルメカニクス』という名に恥じない出来になっていると思います。
HGと比べてサイズが大きく、主役機としての存在感もあるのでいいですね。細かくアレンジしたい場合も色分けや改修はし易いですし、ガンプラ初心者からガンプラマスターまで多くの方が楽しめるキットに仕上がっていると思いました。
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