今回は、HG 1/144 ザクII C-6/R6型のレビューをご紹介します!
HG ザクII C-6/R6型は、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に登場するMS『ザクII C-6/R6型』の1/144スケールモデルキットです。HG THE ORIGIN版ザクⅡをベースに、肩のスパイクアーマー接続箇所や胸部装甲のバルカン砲を精密に再現。ベルト給弾式のザクマシンガンやMS用バズーカA2型に加え、デニム曹長機、スレンダー伍長機、ジーン兵長機、パチェコ機が再現可能なマーキングシールが付属。2019年4月29日から放送の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』に合わせ、発売されたキットです。価格は1,944円(税込み)。
外見、構造的には2017年9月に発売されたHGザクⅡC型/C-5型とほとんど同じ。ですが右胸に3連装バルカン砲が造形されたファルメル隊所属機仕様になっています。
成型色もC型/C-5型と全く同じ。グリーンとダークグリーンのツートンカラーで再現されたベーシックなザクⅡです。
ポリキャップはPC-001が各部に使用されています。組み立て直後の強度はまずまず高めですが、経年劣化や可動によるヘタレで弱ってくる箇所も出てくるかもです。
HGザクⅡC型/C-5型と並べて。画像右がC型/C-5型です。胸部装甲の形状が異なります。
胸部をアップで。画像右がC型/C-5型の胸部です。C-6/R6型(画像左)には右胸にバルカン砲が造形されています。
他の箇所はC型/C-5型と同じなので、各部は簡単に見ていきます。頭部。動力パイプが造形されたザクⅡならではの形状です。
モノアイはシールでの色分けで、モールドは造形されていません。下部のレバーをスライドさせるとモノアイが左右に可動します。
胸部から腰部。重機感のある造形になっています。
腕部。右腕部にはL字シールドを装備しています。腕部にはシンプルな内部フレームが造形されています。二の腕は筒型パーツで合わせ目はなし。前腕は左右挟み込みタイプで中央に合わせ目ができます。肘から分離できるようになっていないので、合わせ目消しは後ハメ加工などが必要です。
左前腕には2連装マシンガン付きの装甲を装備。この形態はC-6/R6型になります。別途ノーマルの前腕パーツも付属し、通常のC-6型も再現可能です。
左肩のスパイクアーマーは挟み込みタイプなので上部と側面に合わせ目ができます。
脚部。オリジン仕様のザクらしい細かなモールドも入ったバランスのいい造形になっています。
大腿部は前後挟み込みタイプですが、側面の合わせ目は段落ちモールド化されています。膝から下も前後挟み込みタイプですが、こちらは側面に合わせ目ができます。膝から下が分離できないので、合わせ目消しは後ハメ加工などの処理が必要です。足裏もモールドが入ったリアルな造形になっています。
バックパック。数個パーツの簡易的な造形ですが、合わせ目は側面でモールドっぽくなっています。両側面には武器マウント用の3.0mm穴が開口されています。
バーニアも適度に造形され、ボールジョイント型ポリキャップでフレキシブルに可動します。別途プレーンな造形のバックパックも付属し、お好みでチョイスが可能です。バーニア付け根のポリキャップボールジョイントは予備がないので、別キットから拝借するか、組み換える必要があります。
手持ちなところで、HGシャア専用ザクⅡ(2015年発売)、HGシャア専用ザクⅠと並べて。ザクもいろいろです。同じようでも、部分的に細かく違っていたりします。
各部可動域については、HGザクⅡC型/C-5型とほぼ同じなのでそちらのレビューをご参考くださいm(_ _)m
MS用バズーカA2型、MS用対艦ライフル(ASR-78)、ベルト給弾式MS用マシンガン、給弾ベルト式マガジン、バズーカ用マウントパーツ、バスーカ用マガジン☓2、武器持ち手(右)、平手(左)、ヒート・ホーク2種(収納型・展開型)、別型のバックパック、パチェコ機用のスパイクアーマー、C-6型用前腕パーツ、アクションベースマウントパーツが付属。
ファルメル隊のナンバーやロゴが入ったマーキングシールが付属しています。デニム曹長機、スレンダー伍長機、ジーン兵長機、アッシュ軍曹機、パチェコ機がチョイス可能。
武器類も2017年9月発売のHGザクII C型/C-5型に付属しているものとだいたい同じですが、ファルメル隊用のマーキングとパチェコ機用のスパイクアーマーが新規で付属し、ドラムマガジン式のMS用マシンガンは省かれています。
C型/C-5型の余剰パーツがいくつか付属します。C型として組むことはできますが、胸部中央のパーツがないのでC-5型として組むことはできないようです。
MS用バズーカA2型。砲身部分は左右挟み込みタイプなので上下に合わせ目ができます。
フォアグリップ、センサー、グリップなど各部が可動します。マガジンは脱着可能で、予備と組み換えが可能。モナカ割で合わせ目ができます。センサーはシールでの色分けです。
バズーカはマウントパーツを使用してバックパックにマウント可能です。
MS用対艦ライフル(ASR-78)。本体部分は左右挟み込みタイプで、上下に部分的に合わせ目ができます。
砲口も左右でパーツを組み合わせるので上下に合わせ目ができます。センサーはシールでの色分けです。
ベルト給弾式MS用マシンガン。ベルトはグリップに取り付けます。マシンガン自体は左右挟み込みタイプの簡易的な作り。
センサーやフォアグリップは適度に可動します。センサーの色分けはなし。マガジンは2個パーツでベルトを挟んだ簡単な作りです。
ヒート・ホーク。展開型と収納型が付属しています。収納型にはダボがあり、
サイドアーマーにマウント可能です。
適当に武装して。
MS用対艦ライフルはかなり長いですが、自立に影響もなく、腕に負担もなく保持が可能です。ハンドパーツもダボ固定なので強度が高く、ラクに取り回しができます。
バズーカも特に不自由なく保持が可能です。フォアグリップの両手持ちも問題なし。
ベルト給弾式マシンガンを装備して。
ベルト給弾式マシンガンは、腕を伸ばすとベルトが張ったりするので、少し腕の可動に影響するかもです。
パチェコ機用のショルダーアーマーを取り付けて。なかなか味のある仕様です。
ちなみにパチェコとは、機動戦士ガンダムTHE ORIGIN公式ガイドブックにて、サイド7出発前にジーンと殴りあいの喧嘩したキャラクターのようです。正しいかどうかはわかりませんが、1番はじめにガンダムのビームライフルに腹部を撃ち抜かれたザクⅡに搭乗していたなどの情報もチラホラ。でも劇中の撃ち抜かれたザクにはスパイクがあるのでどうなんでしょう?
こちらも挟み込みタイプなので上部と側面に合わせ目ができます。
造形が3本スパイクに比べて大人しめなので、若干地味な印象も。
以上です。C型/C-5型と比べてそれほど大きな違いはないものの、胸部バルカンやパチェコ機仕様といったC-6/R6型ならではの造形が楽しめるのは面白さがあっていいですね。THE ORIGIN仕様のザクの出来は元々いいので、ポージングにも柔軟性があり、今風のメカニカルなモールドもかっこいいです。
専用のマーキングも付属することでデニム、スレンダー、ジーンといった馴染み深いパイロットの機体が再現可能なのもいいですし、ファルメル隊ロゴが付属するのもこのキットならでは。V作戦偵察の任を受けたザクとして楽しめるのがいいですね。
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2 件のコメントがあります。
ウイングバインダー飛行試験型シグー
on 2019年5月3日 at 19:45 -
これR型なのに高機動型にできないのか。それなら少し購入を渋ってしまうな。
匿名
on 2020年5月12日 at 20:07 -
実はアッシュ機だけC-5型なのよね
説明書に書いてあるけどわかりにくいわ