今回は、SDW HEROES 趙雲ダブルオーガンダム コマンドパッケージのレビューをご紹介します!
SDW HEROES 趙雲ダブルオーガンダム コマンドパッケージは、『SDガンダムワールド ヒーローズ外伝 THE LEGEND OF DRAGON KNIGHT』に登場するキャラクター『趙雲ダブルオーガンダム コマンドパッケージ』のSDキットです。ゴールドやクリアイエローの華やかな容姿を再現。大ボリュームの新武装『コマンドパッケージ』が再現されたキットになっています。価格は1,100円(税込み)です。
世界を旅して困っている人を助ける便利屋家業だが、ナイトストライクと出会い、新たな戦いに身を投じることとなるお調子者キャラクター『超運ダブルオーガンダムコマンドパッケージ』がSDでキット化。2021年2月に発売されたSD三国創傑伝 趙雲ダブルオーガンダム(以下、通常版)をベースに、ゴールドやクリアイエローを基調としたカラーリングやシールによるサングラス、飛行形態としても運用可能なコマンドパッケージが新規造形で再現されています。
成型色はホワイト、クリアイエロー、ゴールドをベースに、胸部や肩部にダークブルー、頭部や腰部など各部にレッドを配色。コマンドパッケージはブラック成型色での再現となっています。
シールは特徴的なサングラスや頭部モールド、肩部、腰部といった趙雲ダブルオーガンダムの各部装飾、コマンドパッケージのミサイルなどを補い、まずまずの量。ただそれでも色味が足りない箇所も多く、各部を細かく塗り分ける必要があります。
関節・内部パーツはグレー成型色で、他のSD三国創傑伝、SDW HEROSシリーズのキットと共通のフレームを採用。
ポリキャップは不使用。コマンドパッケージにはKPSが使用されています。コマンドパッケージによって少し後方などに負荷がかかりますが、左右のスタンドによって安定した自立が可能となっています。
閃光(せんこう)、瞬閧(しゅんこう)、ウインドメモリが付属。
余剰パーツがいくつか付属します。
コマンドパッケージを外して一部をばらし、左右に肩パーツとマントを組み合わせることで、通常の趙雲ダブルオーガンダムと同じ形状になります。
成型色は異なりますが、趙雲ダブルオーガンダム自体は通常版と同じ形状なので、各部は簡単に見ていきます。
頭部。ダブルオーガンダムの意匠を残しつつも、サングラスや頭頂部の髷が特徴的に造形。口を開けたコウモリのような額装飾も印象的にデザインされています。顎のモールドはグレーに、コウモリの目は赤に塗り分けが必要。
とさかセンサーと側面のGNコンデンサはグリーンのシールでの色分け。後頭部の合わせ目は段落ちモールドっぽくなっていますが、頭頂部の髷は最中割で中央に合わせ目ができます。後頭部はゴールドやグリーンに塗り分けが必要。
通常のツインアイシールや左右が光っているサングラスシールも付属し、貼り付ける際にお好みの仕様をチョイスすることができます。こちらはツインアイシールを貼った状態。
こちらは左右が光っているサングラスシールを貼った状態。これだとちょっとギザ過ぎる印象がありますね。・・・・あぶない刑事・・・;
胴体部はダークブルー、ゴールド、ホワイトなどを織り交ぜたカラーリング。素組みでもある程度の色分けは再現されていますが、エングレービングなど各部モールドを多色で細かく塗り分ける必要があります。
腰アーマー裏は表面モールドに沿った作りで簡易的。
腕部もダブルオーをベースにしたデザイン。二の腕以下は最中で合わせ目ができますが、他のキットのような肉抜き穴はありません。ショルダーアーマーはダークブルー色での再現。表面の色分けは全体をシールで補います。
脚部は通常版と殆ど同じ。こちらも一部成型色が変更され、サイドアーマーはダークブルー成型色での再現です。各部エングレービングや脚甲などはホワイトやグレー、ゴールドなどに細かく塗り分ける必要があります。
脚部内側や脚裏は肉抜き穴。
背部にはバックパックと左右にGNドライヴを模した装飾とマントが造形されています。通常版からはマントの色がクリアブルーからクリアイエローに変更されています。
バックパックは1個パーツ構成で簡易的な作り。通常版と同じくデバイス(横長穴)が造形され、付属のウィンドメモリ(クリアイエロー成型色)が挿入可能です。
肩の装飾はGNドライヴを模した作り。GNドライヴのモールドはゴールドやグリーンに、マントのエングレービングはゴールドに塗り分けが必要です。
続いてコマンドパッケージを装着した状態で。コマンドパッケージはヴェルデバスターに影響されて新調した追加装備になります。趙雲の移動・戦闘能力の向上はもちろん、バイクの強化ユニットや単体での飛行形態としても運用可能とのこと。
コマンドパッケージの片側。主にウイング、ミサイル・ポッド、ガトリング砲、ミサイル・ランチャー、スタンドといった複合ユニットに、趙雲ダブルオーガンダムの肩装飾やマントの組み合わせで構成されています。
ミサイル・ポッドはハッチ表面にミリタリー調のモールドが造形されています。モールドの節々にセンサー?があり、それらをグリーンに塗り分ける必要があります。
側面にはソレスタルビーングのエンブレム?が入ったシールを貼るようになっています。反対側のミサイル・ポッドにエンブレムはなく、白いシールを貼るだけです。
ミサイル・ポッドのハッチを開くと内部からミサイル弾頭が露出。ハッチはヒンジ接続です。
ミサイルはシールで色分けしますが、弾頭一つ一つのモールドが細かく造形されています。塗り分けはかなり大変そうですが、きれいに塗装できれば、よりリアルに仕上げることができそうです。
裏面はガッツリ肉抜きですが、部分的に3.0mm穴が造形。閃光(せんこう)や瞬閧(しゅんこう)といった他の武装をマウントさせることができそうです。
ミサイル・ポッド後部のスタンドは少し引き抜いてロックを解除することで、左右にスイング可能。
ガトリング砲。6気筒の砲口や弾倉などが細かく再現されていますが、砲身や弾倉裏面は肉抜き穴です。
弾倉側面のラインモールドは白いシールでの色分け。こちらも弾倉裏面に3.0mmジョイント穴があります。ガトリング砲口の回りはグリーンに塗り分けが必要。
2種のミサイル・ランチャー系は1個パーツ構成。これらも裏面は肉抜き穴ですが、台形型のランチャー裏には3.0mm穴があります。
表面のミサイルや側面のラインモールドはシールでの色分け。
ウイング自体は1個パーツ構成の簡易的な作り。裏面にはいくつかのハードポイントが造形されています。最外のハードポイントは使用しませんが、他の武装を組み合わせることで強化できそうです。ウイングの端はグリーンに塗り分けが必要。
ガトリング砲やミサイル・ランチャー系は干渉したりぎこちなさはありますが、すべて左右に可動します。ミサイル・ポッドは可動せず。
背部にはダブルオーライザーを模したような機首を装備しています。白いラインモールドやグリーンのキャノピーはシールでの色分け。機首は1個パーツ構成で裏面は肉抜き穴。
HG陸戦型ジムと並べてサイズを比較。趙雲の髷が大きいため、高さもある程度ありますが、コマンドパッケージによってHG3体分ほどの幅が出ています。ちょっとしたディスプレイエリアの確保が必要。
コマンドパッケージを外した状態で通常版(SD三国創傑伝 趙雲ダブルオーガンダム&碧竜駆)と並べて。成型色がクリアイエローやダークブルーに変化したことで、パワーアップを果たした状態がよく再現されています。赤が少し明るくなり、シールが追加されて華やかさも少し増しています。
同シリーズのSDW HEROES ナイトストライクガンダム、SDW HEROES ウォーロックイージスガンダムと並べて。コマンドパッケージの存在感がすごいですね。
趙雲ダブルオーガンダムの各部可動域は通常版と全く同じ。腕は45度上がる程度で、腰は干渉なく360度回転可能。胴体はSD三国創傑伝、SDW HEROSシリーズフォーマットで上半身を適度に前後させることができます。
開脚なども適度に展開可能。バタバタした感じが可愛らしいですね。
形状、可動域ともに通常版と同じなので、詳細は以下のリンクから通常版のレビューをご参考くださいm(_ _)m
閃光(せんこう)と瞬閧(しゅんこう)。長く切れ味を持った2本槍です。長いほうが閃光。槍の名手である趙雲が扱うことで、光と見間違うほどの速さの槍術となるとのこと。通常版に付属しているものと同じですが、成型色がクリアブルーからクリアイエローに変更されています。
閃光(せんこう)、瞬閧(しゅんこう)はサイドアーマーにマウント可能です。
浮かせてディスプレイさせる場合は通常通り股間部に3.0mm軸を差し込んでのディスプレイです。ある程度重量がありますが、細身の支柱でもヘナっとなることはありませんでした。
コマンドパッケージによってポーズを取らせなくても十分な重厚感を表現することができます。
コマンドパッケージはアームでフレキシブルに可動するので、腕を振る際も干渉なく動かすことができます。
グリグリ動かしているとどうしてもヘタれてきますし、ヘタれると重量で上半身が反りやすくなってくるので注意が必要です。
ミサイル・ポッドのハッチを展開して。コマンドパッケージの武装は左右に可動する程度で表情はつけにくいですが、無数のミサイルを浴びせるような圧巻シーンは想像が出来ますね。
コマンドパッケージを外し、超運ダブルオーガンダムの軽装状態でポージング。コマンドパッケージを装備した状態からすると迫力には欠けますが、ポージングの自由度が高まります。取り扱いがラクになるのでより躍動的なポーズを取らせることができます。
背部の機首とコマンドパッケージのウイングを組み合わせることで飛行形態に。ウイングはミサイル・ポッドとガトリング砲を外して組み付けます。
飛行形態をいろんな角度から。
裏面に浮かせてディスプレイさせるような3.0mm穴はないですが、アクションベースなどのジョイントパーツを使用することで、浮かせてディスプレイさせることは可能です。
軽装なので取り扱いやすいですし、フライトシーンの再現もし易いです。
趙雲ダブルオーガンダムと共闘するシーンを再現。
説明書に記載はありませんが、飛行形態にガトリング砲は組み付け可能です。ミサイル・ポッドは間隔が狭いので組み付けは無理なようでした。
コマンドパッケージはSD三国創傑伝 趙雲ダブルオーガンダム&碧竜駆に付属している碧竜駆に組み付け可能。
ガトリング砲は前輪側面に、ミサイル・ポッドはコンソールの側面に組み付けます。
ウイングはミサイル・ランチャー類を外して後輪上部に組み付けます。
機首部分はSD三国創傑伝 トリニティバイクに付属のジョイントパーツを介して後部に組み付けます。
そして通常通り、リアアーマーを外して趙雲ダブルオーガンダムを搭乗させます。背部マントやバックパックは碧竜駆のアーム後部に組み付け。
色んな角度から。各部にコマンドパッケージを装備したことで、そのままでも厳つさのある碧竜駆が超攻撃的なマシンと化しました。
もはやバイクとは呼べないほどのメカニカルユニットに変化しています。
接地時、ミサイルポッドがそのままの位置だと画像のように干渉してハッチが展開しにくいですが、角度を上向きにすることでハッチをラクに展開することができます。
浮かせてディスプレイさせると超攻撃的なフライトマシンのようなスタイルに。
シールを貼らない状態で。シールを貼らなくても違和感がないくらいの色分けが再現されています。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。これまでのSDワールドヒーローズの世界観とはひと味違い、メカニカルで個性的な武装になっているのがいいですね。コマンドパッケージの重武装感、ミリタリー感は他では味わえないワイルドさを感じますし、組み換えによるギミックもアイデア性があって面白いです。もちろん趙雲ダブルオーガンダムも成型色が変わったことで雰囲気が変わり、パワーアップVer.らしい華やかさを感じることができます。
気になる点はあまりないですが、経年で劣化するとコマンドパッケージの重量で上半身が反ったりヘタれたりして取り扱いやポージングや取り扱いが難しくなってきそうです。それと相変わらず肉抜き穴がスゴいですね;
ですが武装各々は要所が抑えてありますし、別売りではありますが碧竜駆に組み付けることで圧巻のマシンとして楽しむことができます。サングラスなどのちょっとしたワンポイントもあり、趙雲の成長や性格などが垣間見えるなど、遊び心のあるキットになっているのがいいですね。
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