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RG フォースインパルスガンダム レビュー

今回は、RG 1/144 ZGMF-X56S/α フォースインパルスガンダムのレビューをご紹介します!

RG フォースインパルスガンダムは、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するMS「ZGMF-X56S/α フォースインパルスガンダム」の1/144スケールモデルキットです。MS形態を構成する合体機構を再現。コアスプレンダー及び胴体にインサート仕様のアドバンスド・MS・ジョイントを採用し、RGならではの精密なディテールと変形・可動ギミックを実現したキットになっています。価格は3,300円(税込み)です。

シルエットシステム(換装システム)を持つ試作型MSで、劇中ではシン・アスカやルナマリア・ホークが搭乗。ミネルバ艦載機としてアーモリーワンの戦闘に加わった他、オーブ沖、エンジェルダウン作戦などにおいて激しい戦闘を繰り広げた機体ZGMF-X56S/α フォースインパルスガンダム」がRGでキット化。

ガンダムタイプ特有のヒロイックな機体形状が新規造形で再現されています。コアスプレンダー、チェストフライヤー、レッグフライヤー、フォースシルエットによる特徴的な分離・合体機構も再現。「インパルス」は「衝撃」という意味。

成型色はホワイト2色をメインに、ブルー、レッド、イエローといったガンダムタイプ特有のカラーリングを再現。
背部のフォースシルエットはレッドとブラック成型色での再現で、ダクト内部などもパーツで細かく色分けされています。

ホイルシールは付属せず。関節の一部シルバーや頭部のツインアイ、センサーなどをリアリスティックデカールで補いますが、シールは殆ど必要なく、組み立てるだけで十分な仕上がりになります。

一部の外装パーツにはアンダーゲートが採用され、ゲート跡が表面に出ない組み合わせ構成になっています。

胸部とコアスプレンダーの一部にはアドバンスド・MS・ジョイントが使用されています。

ポリキャップは不使用。腕部や脚部はKPSパーツ構成で関節強度はまずまず高め。
背部にフォースシルエットを装備していますが少し後方に負荷が掛かる程度。なのでうまくバランスを調整することで自立を安定させることができます。

■付属品

シルエットフライヤー、機動防盾、高エネルギービームライフル、フォールディングレイザー対装甲ナイフ✕2、チェストフライヤー用ジョイントパーツ、ランディングギアパーツ✕3、シン・アスカフィギュア、航空ミサイルランチャーパーツ✕2、平手(左右)、握り手(左右)、盾持ち手(左)、武器持ち手(右)、ビームサーベル刃✕2が付属。

専用のリアリスティックデカールが付属。ザフトエンブレムや形式番号などが収録されています。

■インパルスガンダム本体

フォースシルエットを外した状態で。

頭部。小顔で整った顔立ち。細部まで細かくパーツ分けされるなど、リアルな作りになっています。
メット部は左右挟み込みタイプですが、後部にできる合わせ目は段落ちモールド化。
小さいパーツを組み合わせるため、組み立て時のパーツの紛失には注意が必要です。
アンテナも細身でシャープな作りになっているので、引っ掛けて折ってしまわないように注意。

ツインアイととさか前後のセンサーはクリアーパーツにシールを貼っての色分け。

HGの頭部と並べて。シルエットに大きな違いはないですが、RGのほうが全体的にエッジがしっかりとしています。
その他、各部ダクトもパーツで色分けされるなど作りが細かいです。

胴体部。胸上部の20mmCIWSやV字マークもパーツで細かく色分けされています。

HGの胴体部と並べて比較。パーツによる色分け再現度が高く、各部が緻密で洗練された印象。

背部をHGと並べて比較。コアスプレンダーの部分はパーツでしっかりと色分けされていますし、リアアーマーも形状や色分けが全く異なるものになっています。

腹部コックピットハッチは開閉が可能。
内部のハッチはモールドのみ造形され、表面にシールを貼って色分けするようになっています。

腰アーマー裏は各部ともモールドが造形されています。
股間部にはスライドギミックがあり、展開させることで脚部の可動域が広がるようになっています。

サイドアーマーは装甲が展開可能。内部には対装甲ナイフが収納されています。
対装甲ナイフはハッチ裏にダボ固定されるため、ふらつきがなく安心。

M71-AAKフォールディングレイザー対装甲ナイフ。小さいながらもしっかりとした作りになっています。
刃の部分は折りたたみが可能。

腕部をHGと並べて比較。HGよりも少し丸みがありますが、肘周りや前腕などは細かいパーツ構成で造りが細かく、メカニカルさが強調されています。ハンドパーツも穴なしのものが造形。

腕部内部フレーム。

上腕、前腕共に筒型パーツによる組み合わせで合わせ目はモールド化されています。

前腕はロール可能。

ショルダーアーマーはカラフルな配色。ダクト内部などもパーツで色分けされています。

上部の装甲は上下に可動。腕部の可動を妨げない構造になっています。
ショルダーアーマーは内部にも細かなモールドが造形されていてメカニカル。チラ見しても簡素な感じがないのが良いですね。

脚部をHGと並べて比較。RGのほうが色分けがしっかりとしていてや密度感が高い印象です。
膝のモールドなどもパーツで細かく色分けされています。

脚部内部フレーム。

大腿部は前後、膝から下は左右から外装を組み合わせますが、合わせ目はどちらも段落ちなどでモールド化されています。

後部のダクトは上下に可動します。内部には細かなスリットが造形。

ソール部も脚甲のモールドなどがパーツで丁寧に色分けされています。足裏もモールド入りのパーツが造形。

つま先はレッグフライヤーへの変形用に折りたたむことができます。

■フォースシルエット

フォースシルエット。ウイングなど各部ともパーツで色分けされ、リアルな仕上がりに。

インパルスガンダム本体との接続は、肩裏の2ダボによる接続です。固定強度は高めで装備も安定。

サーベルホルダーは付け根ボールジョイントによって柔軟に可動します。

主翼、尾翼はレッドとブラック成型色パーツで色分けされ、先端にはモールドも造形されています。

主翼は後方に可動します。

付け根ボールジョイントによって回転させたり、上下にスイングさせたりすることも可能です。

後部左右にはスリット入りのスラスターが造形。中央のスラスターも内部までパーツできっちりと色分けされています。
メタリック調で塗り分けるとかなり映えそう。中央のスラスターは上下に可動します。

下翼も各部がパーツで丁寧に色分けされています。

基部にはバーニアが造形され、ハッチが開閉可能。
取り付けるときにしっかりと押し込む必要があり、内部軸を白化や破損させてしまう場合があるので注意です。

下翼は付け根ボールジョイント接続で上下や左右に可動します。

■他キットとの比較

HGCEフォースインパルスガンダムと並べて。RGはマッシブなフォルムで造形に密度感がある一方、HGCEは細身でスタイリッシュ。好みが分かれそうですね。

RGフォースインパルスガンダム specⅡと並べて比較。
specⅡはやや暗く渋みのあるカラーリングですが、通常版は明るめの成形色になっているためヒロイックさが強いです。

塗装済みですが、RGストライクフリーダムガンダムと並べて。
ストフリは少し前のキットなのと、アドバンスド・MS・ジョイントフレーム採用機ということもあってプロポーションに差があります。

MGフォースインパルスガンダムと合わせてプロポーションを比較。MGと比べてもマッシブ感が強く、シャープでかっちりとした感じがあります。プロポーションもかなりバランスが取れているようですね。

■各部可動域

頭部は広めに上下可動させることができます。左右へもほぼ干渉なく可動させることができます。

腕はY字程度にまで上げることができ、肘も深くまで曲げることができます。

肩は細かいパーツ構成によって柔軟に可動するため、幅広く前後スイングさせることができます。

胸部や腹部は合体・分離ギミックによる複雑な構造によって固定されているため、上半身の前後スイングは出来ないようです。なので画像は省きました。

腰は少し浮かせることで360度回転が可能です。アクションベースやスタンドへは、付属のジョイントパーツを使ってのディスプレイとなります。ジョイントパーツはアクションベースに対応しているので、コトブキヤなどのスタンドを使うと微妙な形でのディスプレイとなりそうです。

腰アーマーがフロント、リア共に広く可動するので、前後開脚は広く柔軟に展開します。

膝も深くまで曲げることができます。膝の装甲は可動似合わせてスライド展開します。膝の装甲裏にもしっかりとした裏打ちパーツが造形されています。

足首の可動は前後、左右ともあまり広くはありません。

左右への開脚は水平にまで展開が可能です。

内股、ガニ股共に広く可動します。

立膝もきれいな姿勢でこなすことができました。

可動域の総括としては、外装が高密度なだけでなく、内部構造や関節も柔軟に可動するようになっているため、ポージングも自由度が高そうです。強度も高く、外装のポロリなどもないので安心して取り扱うことができます。

■武装

MMI-RG59V機動防盾。対ビームコーティングが施されたシールドになります。
シンプルながらもリアルさが感じられる作りになっています。裏面にはメカニカルなモールドが造形。

裏面のグリップは可動式。

表面の白い装甲を上下左右に展開させることで、盾をサイズアップさせることができます。

MA-BAR72高エネルギービームライフル。本体部分は左右のモナカ割ですが、上下の合わせ目は段落ちなどでモールド化されているようです。

上部センサーや下部のフォアグリップは左右に可動。センサーは白いパーツでの色分けです。

側面のリブが展開可能で、MA-BAR72高エネルギービームライフルをリアアーマーにマウントさせることができます。

シン・アスカフィギュア。赤服姿のフィギュアになります。

■ポージング

MA-BAR72高エネルギービームライフルとMMI-RG59V機動防盾を装備して。

高エネルギービームライフルはグリップとハントパーツをダボ固定するため、ふらつくことなくしっかりと保持してくれます。
遊びもほぼありません。ラクに構えさせることができます。

MMI-RG59V機動防盾は前腕にダボ固定するだけでもいいですし、画像のようにグリップを握らせてもOK。
ただしフォースシルエットの主翼と干渉しやすいので、干渉を避けるようにしてポーズを取らせます。
グリップだけを握らせるとハンドパーツに隙間があるため、クルッと回転しやすいので注意です。

各部がかなり柔軟に可動するので、思ったようなポーズを取らせることができます。
関節強度が高いのでグリグリ動かしてもある程度耐えてくれますし、造形が良いのでポージングも格好良く決まりやすくて良いですね。

肩の可動域が広いので、ビーム・ライフルの両手持ちもゆったりと保持させることができます。

ビーム・サーベルも柄とハンドパーツがダボ固定されるので、抜け落ちることなく安心してポーズを取らせることができます。

フォールディングレイザー対装甲ナイフもハンドパーツとのダボ固定。小型武装で取り扱いもしやすいです。

■コアスプレンダー

インパルスガンダム本体は上半身、コアスプレンダー、下半身に分離が可能。

コアスプレンダーは腹部のジョイントに機首部分を差し込み、赤いパーツでロックさせるため、引っ張っても簡単には抜けないようになっています。

上半身もスルッと差し込んで固定するだけで組み付け可能。適度に固定強度があり、簡単には抜けないようになっています。
このあたりの構造も秀逸。

コアスプレンダー。インパルスのコクピットとなる小型戦闘機になります。
小型機ながらも精密感のある作りになっています。細部まで細かい色分けを実現。

3つのランディングギアを使うことで、駐機状態が再現可能。

キャノピーは展開可能。内部にパイロットフィギュアはありません。
下部に3.0mm穴が空いているので、スタンド軸を差し込めばコアスプレンダー単体でディスプレイさせることができます。

機首を折りたたみ、尾翼や主翼を収納することでインパルスガンダム内部に格納することができます。

HGCEのコアスプレンダー(画像右)と並べて比較。HGは白一色で造りも簡易的ですが、RGは細部まで造形されていて緻密。
翼下のQF908航空ミサイルランチャーもきっちりと再現されています。

■チェストフライヤー

チェストフライヤーへの変形は、まず胸部の装甲を開いてフェイスを隠します。
そして両肩を左右に開いて上部に展開します。

右腕は前方に向けてビーム・ライフルを保持させます。左腕は前方に向けて下部に配置し、シールドを装備。
これでチェストフライヤーへの変形完了です。

チェストフライヤー。独特形状をしたフライトタイプユニットになります。
特にロック機構はないですが、関節や固定強度が高いので形状が崩れることなく取り扱うことができます。

チェッストフライチャーを浮かせてディスプレイさせる場合は、付属のジョイントパーツを後部に取り付け、3.0mmm軸を差し込みます。

HGCEのフォースインパルスガンダムチェストフライヤーと並べて。
RGのほうが少しマッシブ感があり、色分けがきめ細かいです。造形的なバランスも良いですね。

■レッグフライヤー

レッグフライヤーへの変形は、膝部を逆S字にし、つま先を伸ばして形を整えるだけです。

レッグフライヤー。脚部そのままのような感じでシンプル。
こちらも特にロック機構などはないですが、関節強度が高いので形状が崩れることなく取り扱えます。

レッグフライヤーを浮かせてディスプレイさせる場合は、付属のジョイントパーツを股間部に取り付け、下部側面の3.0mm穴にスタンドの3.0mm軸を差し込みます。

HGCEフォースインパルスガンダムのレッグフライヤーと並べて比較。
リアアーマーやふくらはぎのスラスター形状が違っているのと、RGのほうが全体的に装甲に厚みがあってマッシブな印象。

■フォースシルエット(シルエットフライヤー)

フォースシルエット。シャープなシルエットで造形されています。
細部までパーツで色分けされるなど、ディテールにもこだわりが感じられますね。

シルエットフライヤーの底面には3.0mm穴があるので、スタンドの3.0mm軸を差し込めば、シルエットフライヤーを単体でディスプレイさせることができます。

シルエットフライヤーへの接続は、後部の接続部を伸ばし、フォースシルエットにダボ固定をします。

HGCEのフォースシルエットと並べて比較。RGは下部翼を斜め下に配置するため、全体的に肉厚さが出ています。
上部のサーベルホルダーも前方に向けるようになっています。

シルエットフライヤーは単体でもディスプレイが可能です。

各種を一通り並べて。コアスプレンダーのみランディングギアが付属しています。

4機で編隊を組み、飛行するシーンを演出。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。小型で取り扱いがしやすいですし、ポロリもなくポージングはかなりラクです。
内部フレームを用いたフォーマットになっているので、一昔まえのRGに比べるとかなり遊びやすいキットになっていると思います。
それでいて情報量が多く、高密度かつ高品質。関節強度も高いのでポージングもしやすいですね。

HGに比べてマッシブ感があるため、プロポーションについては好みが分かれるかもですが、比較的万人に好まれそうな仕上がりになっているのではないでしょうか。
個人的にはサイドアーマーがやや外側に広がっているので、そのあたりがもう少しコンパクトにまとまっていると良かったですね。

パーツが小さく、組み立て時は紛失や破損に注意が必要ですが、完成後は割と破損を気にせず遊べたりします。
合体・分離機構で組み換える楽しみもあって遊べる要素は多いので、RGならではの演出力を楽しんで見てはいかがでしょうか。

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長太郎様 ガンダムブログ、とても参考にさせていただいております!MGEX ユニコーン、自分も楽しんで製作しようと思います(^^♪

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長谷川 亮様 いつもサイトを楽しく読ませていただいております。これからも頑張ってください。

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菊地 俊介様 素晴らしい仕上がりに敬服しております。

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1件のコメントがあります。

  1. 匿名

    on 2024年4月2日 at 14:05 - 返信

    嘘のようなホントの話なんだが、スペック2だと説明書のパーツリスト、シンの立像にバッテンされて「使わないパーツです」ってされてるのw
    色分けの都合で新規ランナーもあるんだし、それならルナの立像付ければいいのにwww

匿名 へ返信する コメントをキャンセル