今回は、2012年7月に発売されたHGUC 1/144 ベースジャバー(ユニコーンVer.)のレビューをご紹介します!
HGUC ベースジャバー(ユニコーンVer.)は、『機動戦士ガンダムUC』等に登場するサブフライトシステム『ベースジャバー』の1/144スケールモデルキットです。フットパネルの伸縮により、サイズ差のあるMS各種に対応。アクションベース1(別売り)に対応し、迫力の戦闘シーンが再現可能なキットになっています。ランディングギア付属し、駐機状態も再現可能。 価格は1,100円(税込み)です。
地球連邦軍が開発し、劇中ではジェスタ等が搭乗。単機でも戦闘能力を持ち、高度な航空装置と火器管制装置が備えられた有人航空機としても運用可能な大気圏内用サブフライトシステム『ベースジャバー』がHGUCのユニコーンVer.でキット化。MSの飛行サポート、および運送を目的とした特徴的な機体形状が新規造形で再現されています。
成型色はグレーとブルーグレーのツートンカラー。ですが簡素な雰囲気はなく、バランスのいいメカニカルなカラーリングが再現されています。
シールは前方の白いラインモールドやコックピット、右側面の地球連邦軍マーキングなどを補いますが特別多くはありません。一部ダクト内部などをグレーに塗り分ける必要がありますが、素組みでも十分な色分けが再現されています。
ABSやKPSは不使用。すべてPS素材で構成されています。ポリキャップも不使用。
ランディングギア2種✕2が付属します。(画像のスライドロック式アクションベースは付属しません。)
コックピットは1個パーツ構成で簡易的。表面には細かなモールドが造形。コックピット窓はイエロー(ゴールド)のシールでの色分けです。
コックピット下部(裏面)にはメガ粒子砲を装備。メガ粒子砲は最中割で上下に合わせ目ができます。コックピット下部は肉抜き穴。
メガ粒子砲は左右にスイングが可能。センサーはグリーンに塗り分ける必要があります。鉤型ダボ接続なので、分解時に破損しないように注意です。
フロントの左右にはエアインテークやスリットダクトが造形。スリットダクト内部はグレーに塗り分けが必要です。
側面には肉厚な装甲が造形。前後には別パーツによるウイングも造形されています。表面には角型ハッチタイプのモールドが多数造形。右側面には連邦マーキングのホイルシールを貼るようになっています。
側面装甲は上下の組み合わせで側面に合わせ目ができます。消す場合は後ハメなどが必要そう。白いラインモールドはシールでの色分けです。
各部ウイング。すべて別パーツ化されています。
前後のカバーパーツを外すことで、付属のランディングギアが装着可能。カバーパーツは一部を押し込むことで片側が浮くので、簡単に取り外すことができます。
ランディングギアは前後で長さが違うので組み間違いに注意です。ランディングギアのシャフトなど足回りはグレーに塗り分けが必要。
搭乗可能な甲板部には緻密なモールドが造形。
スリットダクト後部にはMS搭乗時の姿勢維持用にグリップが造形されています。白いパネルはシールでの色分け。
グリップは上下に可動します。
後部のフットパネルは伸縮可能。安定した搭乗ができるよう、キットのサイズに合わせて調整することができます。フットパネルはグレーに塗り分けが必要。
フットパネル裏面。
甲板裏には4基の円形ダクトや動力パイプなど緻密なモールドが造形されています。4基円形ダクトの内部はグレーに塗り分けが必要。
中央の白い装甲を外すとディスプレイ用のジョイントが露出。ベースジャバーを浮かせてディスプレイさせることができます。白い装甲は表面にシールを貼っての色分けで、こちらも片側を押さえることでパーツが浮くので簡単な取り外しが可能です。
台形状の後部スラスター口は別パーツでの色分け。内部も適度に造形されています。
フィンも別パーツでの再現。
HG陸戦型ジムと並べてサイズを比較。MS(キット)を搭乗させるためのユニットなのでその分大型。小柄なMG2体分程度の幅があります。
劇中で搭乗したHGUCジェスタとも並べて。
MS(キット)の搭乗は、グリップをハンドパーツで挟みます。ハンドパーツは前腕から外してから組み付けるようにします。
そしてフットレストを引き出してキットを搭乗。
腕部をグリップを握らせたハンドパーツに組み付け、姿勢を整えたらベースジャバーへの搭乗完了です。
浮かせてディスプレイ。フットレストを伸ばすことで甲板が広く保てるので、大きめのキットでもゆったりと搭乗させることができます。一部画像にランディングギアのカバーパーツが付いてないですがご了承くださいm(_ _)m
ただ、下半身に固定させるものがないため、ベースジャバーの角度を変えるとキットがズレて移動してしまうのがちょっと難点。もう少し甲板に凹凸だったりロック機構があったりすると良かったですね。
ですが凹凸がない分、甲板上で自立させる場合は割りと安定します。ただ、こちらもロック機構がないので、ベースジャバーを斜めにするとずれ落ちてしまうので注意です。
ランディングギアを装着することで駐機状態に。
陸ジムくらいの小型キットだとフットレストを展開せずとも搭乗させることができます。
プレミアムバンダイ限定商品のHGUCドダイ改と並べると少し大きさに差があるようです。
ですが少し狭くはなるものの、フットレストや左右のウイングが支えになるので、2体の搭乗も出来なくはないようです。(設定で2体搭乗できるようになっているのか分かりませんが・・・;)
ベースジャバーは主に機動戦士ガンダムUCのepisode4とepisode5で登場。劇中シーンを忠実に再現することが出来るのがいいですね。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。全体的なディテールも造形バランスもしっかりとしていますし、キットを搭乗させると重厚感があっていい迫力が出ますね。かっちりと作られていてポロリがないので、浮かせた状態でキットを搭乗させるのもしやすく、取り扱いに不自由さがありません。
気になる点は甲板部分にロック機構などがないので、ベースジャバーを斜めにディスプレイした場合キットがずれ落ちやすいです。なので移動するシーンなどの表情がややつけにくい感じはありますね。
甲板が平らなので自立させても安定しますし、伸縮可能なフットレストによって甲板を幅広く使うことができます。ユニコーンガンダムやバンシィと組み合わせれば激しい空中戦の雰囲気を作り出すことも可能。劇中シーンをリアルに演出したいときに、高い再現性とインパクトを与えてくれるキットになっているのがいいですね。
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キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。薄刃ですが強度が高く長持ちするのでおすすめです。⇒ヌルっと切れる片刃ニッパーのレビューはこちら