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エアーブラシなしで作る① ⇒ エアーブラシなしで作る② パーツ洗浄 ⇒ エアーブラシなしで作る③ 塗装その1 ⇒ エアーブラシなしで作る④ 塗装その2 ⇒ エアーブラシなしで作る⑤ デカール貼り ⇒ エアーブラシなしで作る⑥ つや消しスプレーを吹く ⇒ エアーブラシなしで作る⑦ 仕上げ
今回は、HG ガンダムアスタロトオリジンをエアーブラシなしで作る③をご紹介します!
前回パーツ洗浄をして、そろそろパーツが乾いたころだと思いますので、今回から軽く塗装をしていきたいと思います。塗装と言っても今回はエアブラシは使わないので、専ら筆塗りによる塗装をしていきます。
もし前々回・・・かな?ご紹介した面相筆やエナメル塗料をお持ちでない場合は、手元にあるガンダムマーカーを使ってもいいと思います。ただ、ガンダムマーカーだと細かい箇所が塗りにくいので、より細かな箇所の塗装をしたり、できるだけムラのない塗装をしたい場合は筆による塗装をしたほうがいいかもですね。
それと、今回はエナメル塗料を使いますが、別にラッカー系塗料でも水性塗料でもなんでも構いません。手元にある塗料を使って筆塗りしていただければと思います。塗料は長時間使っていると乾いてくるので、それを解くための溶剤も合わせて用意しておきます。例えば今回はエナメル塗料を使うのでエナメル溶剤を用意します。
塗料にはエナメル、ラッカー、水性などがありますが、それぞれいいところと悪いところがあります。なので、各塗料の性質を理解しつつ、欠点に注意しながら使う必要があります。
それでは説明ついでなので、ここで各性質を持った塗料について簡単にご紹介してみたいと思います。
まずはエナメル塗料から。エナメル塗料は乾燥もあまり早くないので塗りやすく、ムラになりにくいです。ですが何度も塗り重ねたりしているとパーツを壊してしまう作用があるので、ある程度注意しながら塗らないといけません。
ラッカー系塗料は乾燥が早く、筆塗りによるムラも少なめです。ですが臭いがきつく有害であるという欠点があるので、換気を十分にしておかなければいけません。長時間締め切った部屋で使っていると体に害になるので注意です。
水性塗料は水で洗い流せるので溶剤が必要ない分安上がりですが、塗膜が弱かったりするので剥がれやすいなどの欠点があります。このように、塗料の種類によってそれぞれメリットやデメリットがあるんですね。
ですが一番使い慣れている塗料が使いやすくコツもわかっているという場合もありますので、結局のところ、普段よく使っている塗料を使って塗装しましょーってことですね(^^)
ちなみに、ガンダムマーカーも悪くは無いんですけど、どうもムラっけが強いので自分はあまり頻繁に使っていません。ラクでいいんですけどね。それと、塗料が出なくなって先を何度かピストン運動をしていると、ドバーッと塗料が出てきたので、「なんじゃこりゃー!」と思ってそれ以来使わなくなりました^_^; (まぁ使い方は知っているので、一応体験談をご紹介してみました。)
さてっ、随分前置きが長くなりましたが、前回の続きとして筆塗りをしていきます。
まずは画像に写っているパーツ類にエナメルのダークグレイで筆塗りをしておきます。塗り絵みたいにサクッと塗っておきます。
塗料が乾いたら、はみ出ているところの塗料を落としてきれいに仕上げていきます。エナメル溶剤を塗装皿に少し移して綿棒を溶剤で少し湿らせ、はみ出たところを少しずつなぞって塗料を落としていきます。
爪楊枝を使うとさらに細かく塗り分けられます。爪楊枝はたいていご家庭にあると思いますし、コンビニの割り箸などに付属していたりしてタダで入手できるのがいいですね。
ガンダムマーカーの場合は、はみ出た部分を消しペンでなぞって落としていきます。消しペンの液を爪楊枝の先につけると、同じように細かく塗り分けることができます。
また、吹きすぎてせっかく塗った箇所の塗料を落としてしまった場合は、爪楊枝の先に塗料を付けて塗ったりすると細かいところの修正ができます。
上記のパーツ一覧画像では塗り分けていない、バックパック尾翼部分と肘部分もダークグレイで筆塗りをしておきます。筆が乾いてきたら、エナメル溶剤にチョンチョンと筆を付けて、塗料を伸ばしてから塗るといいですね。
以上、今回はここまでです。ざっくりと塗料の性質についてご紹介してみましたが、いろんな塗料を使ってみて、それぞれの特徴を体験しつつ覚えておくのがいいかもです。そして使っていくとどんどん自分の好みにあったものや塗る場所によって最適なものが見つかるかもしれません。
そういった意味では塗料ひとつにしても奥が深く、ガンプラ製作も奥が深いので、少しずつ覚えつつ製作レベルをアップさせていきたいですね。
では次回は塗装の続きをご紹介していきますのでお楽しみに~。良いガンプラライフを。ではでは~。
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4 件のコメントがあります。
U.C.0063
on 2017年9月11日 at 19:41 -
nori様
早々の製作更新ありがとうございます(^^)
またまた初歩的な質問をさせて頂きますm(_ _)m
私はエナメル塗料でプラをダイレクトに塗った事がありません。
エナメル用うすめ液を適量に使用すれば割れる事は滅多にないのでしょうか?
ビビってラッカー塗装の上からしか使用した事が無いので(^_^;)
ニオイも少なく伸びが良く筆で塗るのに最適だとは思っているのですが。
nori
on 2017年9月11日 at 22:04 -
コメントありがとうございます!
薄め液も同じようにプラを破損させる可能性があります。
ですがHGキットのような厚めのパーツであれば、筆塗りしてもそんなに割れることはないですね。
よっぽどパーツを漬け込んだりしていると壊れるかもですけど^_^;
RGのパーツはかなり細かいので、パーツにダイレクトに筆塗りしていると高い確率で割れると思います。
自分も昔RGストライクフリーダムの製作時に胸部パーツを破壊してしまいました_| ̄|○
それ以来、RGキットは絶対にお手軽では仕上げないようになりましたが・・・・^_^;
なので、エナメル塗料の筆塗りはHGキットだけ、それも頭部などのような細かいパーツは避けたほうが無難かもです。
まぁそんなに頻繁に割れることはないと思うので、頭部への塗装も簡単なものなら大丈夫だと思いますよ。
U.C.0063
on 2017年9月11日 at 22:29 -
nori様
早々の御返信、貴重な体験談、的確なアドバイスありがとうございます。
RGフリーダムはヘコミますね(T_T)
今度、実践してみます(^^)
nori
on 2017年9月12日 at 19:48 -
コメントありがとうございます!
RGフリーダムは結局割れた胸部パーツを別に部品注文しました(T_T)
パキッといった時はトリハダものでしたね(笑)
部品注文も割りと面倒なので、できればキレイな形で仕上げたいものです^_^