今回は、鋼魂 タービンブレードAW-098・099、ダクトフィンAW-100のレビューをご紹介します!
鋼魂から発売されているタービンブレードAW-098・099とダクトフィンAW-100はエッチング製のディテールアップパーツです。シートから剥がして貼るだけで、模型製作初心者の方でも手軽にディテールアップができるのが特徴。今回、バーニアやモールドなどのディテールアップ用に使えるかと思って購入してみました。価格はどれも税込み770円です。
タービンブレード。AW-098とAW-099の違いはサイズ差になります。AW-098は直径3.5mm:24個、直径4.0mm:20個、直径4.5mm:20個、直径5.0mm:12個。厚みは0.2mmです。
AW-099は直径5.5mm:16個、直径6.0mm:16個、直径6.5mm:16個になります。ガンプラだとAW-098が1/144サイズ、AW-099が1/100サイズのキットに使うと良さそうです。
透明の保護シートで挟んでありますし、金枠で囲まれ、シートに貼り付いているので、それぞれがバラバラになって紛失するようなことはありません。ゲートなどもないため、エッチングバサミなどで切り出す必要もなく、ピンセットなどでつまむだけで簡単に取り付けることができます。
通常の丸モールドにのせて接着するだけでも少し変わったモールドとしてディテールアップできそうですし、バーニア内部に直接貼り付けるだけでもちょっとしたワンポイントとして変化させることができそうです。
また、ブレード部分はピンセットなどで押し込むことで角度が変えられるので、ちょっとした表情をつけることも可能です。
サイズを変えるだけでも、ブレード角度の有無だけでも見た目が変化するなど様々な演出が可能。使い勝手はいいですね。3.5mmなどの小さいタービンブレードは、ブレード部分が曲げにくく、無理に曲げると全体が折れ曲がってしまうことがあるので注意が必要です。(ブレードが曲げられるのは5.0mm程度のものからで、それより小さいものは難しいようです。)
ブレードを完全に曲げてしまえば、フレームの状態で使用することも可能です。なお、塗装の際はプライマーやミッチャクロンなどの密着剤を吹いてから塗装すると、塗装ハゲなどが防げます。
ハイキューパーツのBSバーニアなどと組み合わせれば、面白いかたちのバーニアも再現できそうですね。
続いてダクトフィンAW-100です。角型ノズルの可変式ベーンやダクトフィンの置き換えなどに使用します。ベーンとはバーニアの上下などにある可動式の羽のこと。なのでこのエッチングパーツも、バーニア上下の装甲部分に取り付けたりすると見栄えが良くなります。サイズは幅3.5mm:30個、幅4.0mm:20個、幅5.0mm:16個、幅6.0mm:16個。
こちらも透明の保護シートで挟んであり、ゲートなどもないのでピンセットでそのままつまむだけで取り扱うことができます。
バーニア周りにベーンとして取り付けたり、
パテ埋めした部分などにモールドとして使っても良さそうです。細かな部分のディテールアップにも役立ちそうですね。
フィンはペンチで曲げれば簡単に角度変更ができるので、モールドにちょっとした表情をつけることもできます。(あくまで使用例なので、可動などを考慮して取り付けているわけではありません。)
ベーンとして取り付ける場合も、内蔵型や外装からの可動型とお好みで仕様が変えられるので、ディテールアップにしても幅広い使いみちがありそうです。
以上です。こういったエッチングパーツは使用例が少ないため、どういった使い方がいいのかわかりにくかったりします。ですがとりあえずそのままモールドとして組み付けたり、ふいに思いったったときなどに使ってみることで意外としっくりときたりします。バーニア周りに使うだけで簡単にディテールアップができ、ワンランク上の仕様に変化するので、手元に置いておくと何かと重宝するのではないでしょうか。
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5 件のコメントがあります。
YOS
on 2021年8月18日 at 09:47 -
コメント失礼します。
毎日、楽しみに拝見させていただいてます。レビュー・更新、ありがとうございます。
こちらのパーツは、RG付属のリアリスティックデカールにある金属表現の代わりに、使えると思いますか?
デカールの代わりにそのまま貼り付け、でうまくいきそうでしょうか?
お返事いただけましたら、幸いです。よろしくお願いします。
nori
on 2021年8月18日 at 19:14 -
コメントありがとうございます!
いつもご覧いただき感謝ですm(_ _)m
RGに付属しているリアリスティックデカールの金属表現部分はかなり小さく薄いので、
その代わりとなるとブログで紹介しているダクトフィンでは少しサイズが合わず、厚みもあって難しいかもですね。
厚みがあるので、膝などの可動時に干渉して剥がれる可能性もありそうです。バーニアは問題なく使えそうです。
あと、そのままでも貼り付けられますが、接着剤を使わないとポロリするかもしれないので注意です。
リアリスティックデカールの代わりにはならなくても、RGでも各部に貼り付けることでディテールアップ出来たりもしますし、
手元にあるだけで何かと重宝します。品薄なところもあるので、気になるなら入手しておくのも手ではあるかなぁと。
こんな感じですかね;拙い感じですが、ご参考いただけると幸いですm(_ _)m
YOS
on 2021年8月18日 at 21:32 -
ご丁寧に、分かりやすく、要点をつかんだお返事ありがとうございます。レビューはもちろんですが、こだわった製作もいつも参考にさせていただいてます。ずっと応援しています。お話できて、嬉しかったです。ありがとうございました。
ゲ
on 2022年5月14日 at 11:12 -
細かなオプションパーツですね。雰囲気づくりにはもってこいな感じです。
バーニアにタービンということは、燃焼ガスでジェネレーターなどを動かして発電する、という設定になるんでしょうか。モビルスーツの再エネ機構での駆動時間延長に欠かせない設定になりそうですね。
ダクトフィンは、これもつけどころが難しそうですね。バーニアはノズルが可動なので、基本的には大気中での媒体冷却の排熱口が想定されるのでしょうか。陸戦型とかデザート仕様とか、ふんだんに随所に増設するとリアルかもですね。大型MAなんか、特に水中型でフォイルに影響しない影の部分なんかによさそうですね。
nori
on 2022年5月19日 at 14:56 -
コメントありがとうございます!
道理、設定を考えつつリアルなディテールアップを目指すのもありですし、
単純に「かっこいいから」で取り付けるのも全然ありだと思います。
そういった部分を追求するのもガンプラディテールアップの醍醐味でもありますね!