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タミヤ エンツォ・フェラーリ 完成品 レビュー

今回は、タミヤ 1/24 エンツォ・フェラーリの完成品レビューをご紹介します!

タミヤ エンツォ・フェラーリが完成しましたので、完成品のレビューをご紹介していきます。

今回製作したタミヤ エンツォ・フェラーリは、身内へのプレゼントものということで、説明書の通りシンプルに製作していきました。ただ、このキットは発売初期のものでカーボンスライドマークやアルミシートなどが付属していないため、別途アイテムを用意して少しだけディテールアップしています。

幼少の頃以来のカーモデル製作で不慣れなところも多かったですが、それなりには仕上げることができたと思います。プレゼントもので撮影は程々で済ませていますが、簡単に完成品の画像をどうぞ。

エンツォフェラーリ(Enzo Ferrari )はイタリアの自動車メーカー『フェラーリ』が創業55周年を記念して、2002年に製造、販売したスーパーカーになります。F40、F50に続く21世紀最初の記念碑的な車で、新車価格は7,850万円とも。デザインを担当したのは日本人カーデザイナー奥山清行氏。氏曰く、RX-78ガンダムからのインスパイア(ひらめき、刺激など)によってデザインされたとのこと。フロントノーズや各部にダクトが造形されるなど、どことなくF1カーをも思わせるような作りになっています。

タミヤ製のカーモデルは各部が精密に作られていて、エンジン内部や外装の流線型フォルムなども忠実に再現されています。そのためこのエンツォ・フェラーリも、エンジンの部品構成が細かく、ボディも各部ごとに分けられています。ドアがガルウイングタイプで展開し、後部リアカウルも展開させることでエンジン部が露出するなど、モデラー心をくすぐるような仕様のキットになっています。

外装の赤は少し高級感を出したかったので、フィニッシャーズのリッチレッドで塗装しました。内装やシャーシなどはシンプルにガイアカラーのセミグロスブラックでまとめています。ボディ裏は色がはみ出しても修正が効くよう、エナメルのセミグロスブラック+フラットブラックで塗装しました。

ボディは塗装後にクリアーコートを2重にし、バフレックスで水研ぎ。Mr.コンパウンド(極細)で表面を艶出ししてから、ハセガワのセラミックコンパウンドで仕上げています。側面のウインカーパーツは小さいので紛失に注意が必要です。足周りはシンプルに仕上げていますが、ディスクブレーキは塗り分け、付属の水転写デカールを貼っています。ホイールも中央にフェラーリマークのデカールを貼り付け。

リアウイングの表面やサイドボディには付属のインレットマークを貼り付けるようになっていて、実車さながらのリアルな演出がされています。緻密でデリケートなパーツになっているので、貼付け時に曲げたり紛失したりしないように注意が必要です。リアカウルなど各部のダクトにはメッシュ素材を貼り付けるようになっていて、リアルなダクト口が再現されています。

ドアのみ展開。ガルウイングなので、ドアを展開させるとさらに車自体の派手さや存在感が引き立ちます。ちなみにガルウイングとは「カモメの翼」という意味。ドアはパーツ分割されていますが、前後の境目なども見えてしまうので見栄え良く塗り分ける必要があります。ドア裏(境目)の赤はより実車感を出すため、ボディのような水研ぎや艶出しはあえてしていません。塗装とクリアーコートのみで済ませています。

カメラ位置を低くして撮影するとより実車っぽく見えますね。ドアはヒンジをうまく引っ掛けるようにして展開させますが、取り扱いがデリケートなので破損には注意が必要です。手が当たったりすると閉じやすいので、展開後はディスプレイケースなどに入れて静かに保管、ディスプレイさせておくのがよろしいかと。

ダッシュボードは別売りのカーボンスライドマークを貼り付けてディテールアップ。ハンドル中央のフェラーリマークは、デカールを貼ったあと、UVジェルクリアを塗って硬化させ、実物のような印象にしています。その他、ダッシュボードにメーターの水転写デカールを貼り、ダッシュケースは赤く塗り分けています。

シートは赤く塗装し、背部にはカーボンスライドマークを貼っています。カーボンスライドマークは水転写デカールと同じ貼り方。内部も情報量が多く充実した作りになっていて細部にも説得力があります。

簡単に塗装レシピです。

■タミヤ エンツォ・フェラーリの塗装レシピ
外装(レッド):(下地:ピンクサフ)リッチレッド(フィニッシャーズ)
内部1(シャーシなど)(下地:なし)セミグロスブラック(ガイアカラー)
内部2(ボディ裏など)(下地:なし)セミグロスブラック50%+フラットブラック50%(タミヤエナメル)
内部(シルバー1):(下地:Ex-02ブラック)スーパーシルバー(Mr.カラー)
内部(アイアン):(下地:Ex-02ブラック)フレームメタリック1(Mr.カラー)
エンジン・ディスクブレーキなど(シルバー2):(下地:Ex-02ブラック)ブライトシルバー(ガイアカラー)
エンジン(ゴールド):(下地:Ex-02ブラック)ブライトゴールド(ガイアカラー)+青金(フィニッシャーズ)
スミ入れ、細部の塗装などフラットブラック、フラットレッド、チタンシルバー、チタンゴールド(タミヤエナメル)、Mr.ウェザリングカラー
コーティング:Mr.カラーGXスーパークリアーⅢ、Mr.スムースクリアーつや消し
※シルバーやアイアン、ゴールド部分の希釈にはメタリックマスターを使用しています。

リアカウルも展開した状態。支柱棒はエンジン内部に格納できますが、しっかりと固定されるわけではないのでキットを傾けたりするとエンジン内に落ちてしまうことがあるので注意です。

リアカウルを展開することで、メカニカルなエンジンの内部構造を楽しむことができます。エンジン上部のエアクリーナーやカムカバーにはカーボンスライドマークを貼り付け、エアクリーナー上部にはフェラーリマークのインレットマークを貼り付けるようになっています。バルクヘッドが造形されているので、運転席からエンジンを確認するような雰囲気が味わえるのもいいですね。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。タミヤ製のカーモデルは他のメーカーのものと比べて少し難しいのかなという印象ですが、製作工程や作業内容などはどの車種も共通する部分はあるようですね。ガンプラとはかなり違った構造になっているので、初めてまともに作ってみましたがなかなかハードでした;

ですがその分、目新しい部品(カーボンスライドマーク、インレットマークなど)や工程(水研ぎなど)ができて新鮮で楽しかったので、また違う車種も作ってみたくなりました。ガンダムブログなのでメインがガンプラというのは今後も変わりませんが、たまに気分転換として、カーモデルなど違ったジャンルのキットを作ることもあるかも。その時は製作工程などを楽しんでいただけると嬉しいです。

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