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SDCS ユニコーンガンダム2号機バンシィ(デストロイモード)&バンシィ・ノルン パーツセット レビュー

今回は、SDCS ユニコーンガンダム2号機バンシィ(デストロイモード)&バンシィ・ノルン パーツセットのレビューをご紹介します!

SDCS ユニコーンガンダム2号機バンシィ(デストロイモード)&バンシィ・ノルン パーツセットは、『機動戦士ガンダムUC』に登場するMS『バンシィ』と『バンシィ・ノルン』が再現可能なSDガンダム クロスシルエットシリーズキットです。豊富な武装が付属し、組み替えることでバンシィとバンシィ・ノルンが再現可能。CS、SDの2種のフレームが付属し、好みのプロポーションが再現可能なキットになっています。価格は2,200円(税込み)です。

主人公機『ユニコーンガンダム』と対になる機体で、アームド・アーマーBSとVNを装備したマリーダ・クルス搭乗の『バンシィ』、アームド・アーマーDEとXCを装備したリディ・マーセナス搭乗の『バンシィ・ノルン』が再現可能なパーツセットがSDCSでキット化。

2019年8月に発売されたSDCSユニコーンガンダム(デストロイモード)をベースに、バンシィの黒いカラーリングや頭部アンテナ、アームド・アーマーBS、VN、XC、リボルビング・ランチャーなどが新規造形で再現されています。※大元はSDCSフェネクス (デストロイモード) (ナラティブVer.)

成型色は外装が青みのあるダークグレー、全身各部のサイコフレームがクリアオレンジ成型色での再現。その他、ツインアイがメタリックレッド、アンテナや背部アームド・アーマーXCなどがゴールド、背部バーニアやビームマグナム、SD・CSフレームなどがグレー成型色での再現となっています。

ホイルシールはツインアイ(通常、覚醒)や頭部センサー、アームド・アーマーVNの爪、アームド・アーマーDE(シールド)の一部装甲を補いますが多くはありません。

プラスチックシールが付属。少し厚みがあってシワが殆ど付かないシールで、アームド・アーマーBNのサイコフレーム部分を補います。

KPSやABSは不使用。ほぼPS素材で構成されています。

ポリキャップも不使用。肩や脚の付根などはフレームによるボールジョイント接続。劣化などで緩くなる場合もありますが、組み立て直後のパーツの組み合わせ強度は高めです。構造がシンプルなので、別売りのCSフレームへの組み換えは比較的ラクに可能。

ビーム・マグナム、リボルビング・ランチャー、ビームサーベル✕2、アームド・アーマーXC(左右)、アームド・アーマーDE、アームド・アーマーDE用のジョイントパーツ、CSフレーム一式(SDフレームはキットに組み込んでいます。)が付属。

SDフレームとCSフレームを並べて。今回はグレー成型色のフレームになっています。

SDフレームとCSフレームの可動を比較。SDフレームはSCフレームに比べて可動箇所が少ないですが、低頭身でバタバタとした可愛らしい雰囲気を楽しむことができます。一方のCSフレームは肘や膝関節などが可動するなど、SDながらもダイナミックな動きを付けられるようになっています。

バンシィとバンシィ・ノルンを選択する前の素体。ベースのユニコーンガンダムと形状は殆ど同じですが、頭部アンテナなどがバンシィ用に新造されています。

まずはSDフレームを使用した低頭身の『バンシィ』で組んでいます。CSフレームに組み替えた状態や『バンシィ・ノルン』のレビューをご覧になりたい場合は以下の目次からどうぞ。

■目次
バンシィ(SDフレーム)の各部形状
バンシィ・ノルン(SDフレーム)の各部形状
他キットとの比較
バンシィ、バンシィ・ノルン(CSフレーム)

■バンシィ(SDフレーム)の各部形状

頭部をユニコーンガンダムと比較して。大部分の形状は同じですが、バンシィ用のアンテナや額の装甲パーツが新造。ライオンの鬣(たてがみ)をイメージしたとされる、刺々しく迫力のあるスタイルになっています。ツインアイは赤色での再現。側面サイコフレームやこめかみのバルカンはパーツできっちりと色分けされています。

メット部は前後の組み合わせで側頭部に合わせ目ができます。被せるタイプなので、合わせ目はそのまま消すだけで問題なし。とさか前後のセンサーは赤いシールで色分けします。

ツインアイはシールによる瞳ありのものと、瞳がなくメタリックレッドパーツで色分けされたツインアイが用意されています。反転させることでお好みの仕様がチョイス可能。

胴体部をユニコーンガンダムと並べて比較。大部分の形状は同じですが、襟はモールドのあるものがバンシィ用に新造されています。

背面の形状は全く同じ。リアアーマーは簡単な2個パーツ構成ですが、サイドアーマーのサイコフレームはパーツで色分けされ、リアアーマーもスラスターカバーが展開した状態が少ないパーツ数でうまく表現されています。

腰アーマー裏の造りは簡易的ですが、サイコフレームパーツとの兼ね合いでそれらしく造形されています。

右腕部にはバンシィの特徴的な装備であるアームド・アーマーBS(ビーム・スマートガン)を装備。折りたたみ収納された幅のある容姿になっています。

腕部自体はユニコーンガンダムと同じ。ショルダーアーマー、前腕部ともにサイコフレームパーツを交えて細かく造形、色分けされています。

アームド・アーマーBSは前腕のダボに組み付けるだけで簡単に装備可能。ユニコーンガンダムにも装備させることができます。

ハンドパーツを包むようにして前方に展開可能。基部を挟んで左右から組み合わせますが、合わせ目はモールド化されています。

特にビーム偏向器の伸縮ギミックなどはありません。ビーム偏向器は一部サイコフレームをプラスチックシールで色分けします。ツヤ感のあるシールで、色鮮やかなオレンジが表現されています。

BSの内側は肉抜き穴ですが、モールドのようにメカニカルにデザインされています。塗り分けると映えそうな感じですね。

左腕部にはこちらも特徴的な武装のアームド・アーマーVN(ヴァイブロ・ネイル)を装備。獣感のある武装で存在感があります。部分的にサイコフレームが露出したかたちで、ユニコーンモード時のような完全に収納された状態にはなりません。

こちらも前腕のダボに組み付けるだけで装備可能。

上下のクローはそれぞれボールジョイント接続で上下に幅広く展開させることができます。左右へも少し展開可能。

クローの内側は肉抜き穴ですが、そこまで不自然な感じはないですね。爪はオレンジ、装甲の一部はダークブルーのシールでの色分け。シールは切り欠き部分が多く、ひっかかると剥がれやすいので注意です。

脚部はユニコーンガンダムと全く同じ。こちらもサイコフレームパーツを交えてデストロイモードの細かい造形、色分けが再現されています。外装は左右の組み合わせで後部スラスターカバーに合わせ目ができます。

ソールは1個パーツ構成で足裏は肉抜き穴。バックパックはユニコーンガンダムと全く同じ。1個パーツ構成ですが、バーニアやモールドなどが細かく造形されています。塗装見本がダークグレーなのに対し、成型色は青みがやや強め。バーニアはグレーに塗り分けが必要です。

内側は肉抜き穴。サーベル柄の脱着ギミックなどもありません。

頭部は少し見上げる程度で、可動域はユニコーンガンダムと全く同じです。腕は45度程度までしか上がらず。左右への開脚もハの字程度まで。

腰は干渉なく360度回転可能。前後開脚もハの字程度でバタバタした感じになります。

浮かせてディスプレイさせる場合は通常通り、股間部にアクションベースやスタンドの3.0mm軸を差し込んでディスプレイさせます。固定強度はまずまず。

股間部の3.0mm穴が浅いため、固定強度が甘いとふらついたりクルッと反転したりする場合もあるので注意です。

アームド・アーマーBSを展開しての射撃ポーズ。腕が45度程度までしか上がりませんが、前方に展開するなどすれば射撃ポーズは十分に表現することができます。

アームド・アーマーVNもクローを展開させれば十分に迫力あるポーズが表現できます。爪をグワッと開いての攻撃シーンには威圧感がありますね。バンシィ特有の黒いカラーリングもヒール感、渋みがあります。

SDフレームのボールジョイント接続部が全体的に緩いので、ふらついたり外れたりしやすいです。予め補強しておいたほうがストレスがなく、ラクにポージングが楽しめるかと。ボールジョイント部分にパーマネントマットバーニッシュを少し塗っておくと良いですね。

ビームサーベルを装備して。柄が太めなので、ハンドパーツに差し込んでガッチリと固定することができます。1個パーツ構成なので、ビーム刃はピンクに塗り分けが必要。ビームトンファーの展開ギミックなどはありません。

HGUCはアームド・アーマーBSが展開したままの状態で固定されていましたが、このSDCSは展開、収納ができるのでハンドパーツが自由に使えていいですね。左腕部はアームド・アーマーVNが干渉するので、ハンドパーツに差し込むのは難しいようでした。

クリアオレンジのサイコフレームパーツはブラックライトで照らすと発光します。

■バンシィ・ノルン(SDフレーム)の各部形状

続いてバンシィ・ノルンに組み替えて各部を見ていきます。バンシィ・ノルンを再現する場合は、バンシィから両前腕と背部のアームド・アーマー、武装類を組み替えます。

バンシィ・ノルン。最終決戦時に登場した姿で、背部にはライオンの鬣(たてがみ)を模したアームド・アーマーXC(ゼノ・コネクト)を装備。その他、武装としてリボルビング・ランチャーをマウントしたビームマグナム、アームド・アーマーDE(ディフェンス・エクステンション)を装備しています。

両腕部のアームド・アーマーをパージしたことで、バンシィ本体はシンプルなガンダムタイプに戻っていますが、背部にXCを装備したことで、左右対称の容姿に変化しました。

背部は左右にアームド・アーマーXC(ゼノ・コネクト)を装備。バックパックのサーベル柄に差し込むだけでしっかりと固定されます。

アームド・アーマーXCは簡単な2枚パーツ構成。

リボルビング・ランチャーを装備したビームマグナム。ビームマグナムはユニコーンガンダムに付属しているものと全く同じで、銃身下部のリボルビング・ランチャーがバンシィ用に新造されています。

ビームマグナムは1個パーツ構成の簡易的な造りで左側面にのみ肉抜き穴があります。マガジンはブルーグリーンに塗り分けが必要。リボルビング・ランチャーは脱着が可能です。

リボルビング・ランチャーは3個パーツ構成で一部に合わせ目ができます。一部フレームはグレーに塗り分けが必要。

アームド・アーマーDEはSDCSフェネクスに付属しているものと同じ。ただしテールスタビライザーは省かれた状態になっています。シールド裏は肉抜きで簡易的な作り。装甲の一部をグレーに塗り分けが必要です。

SDCSフェネクスのアームド・アーマーDEと並べて。

付属のジョイントパーツを組み付けることで、アームド・アーマーDEをバックパックにマウントすることができます。

バンシィ・ノルンでポージング。

背部に棘感のあるアームド・アーマーXCを装備しているので、特にポーズを取らせなくてもそのままで十分な迫力があります。特に腕を動かしてもXCとの干渉はありませんでした。

ビームマグナムもハンドパーツに隙間なくしっかりと固定できます。SDフレームなのでそんなには動かないですが、動かないなりにバタバタした可愛らしいポーズを演出することができます。

前腕にアームド・アーマーDEを装備していると、背部アームド・アーマーXCと干渉して腕が動かしづらいので注意が必要です。

他キットとの比較

HG陸戦型ジムと並べてサイズを比較。(バンシィの状態で比較しています。)SDフレームだと陸ジムの2/3程度の大きさ。アームド・アーマーやアンテナが大柄で左右に少し幅があります。

SDCSユニコーンガンダム(デストロイモード)SDCSフェネクス (デストロイモード) (ナラティブVer.)と並べて。それぞれカラーリングや装備、頭部周りの形状が違っていてどれも魅力的。ユニコーンガンダム系は3体目ですが、次はいよいよペルフェクティビリティ・・・・?

HGUCバンシィ(デストロイモード)とも並べて。大人と子供くらいのサイズ差。ダークブルー成型色はほぼ同じですが、ソールやバックパックの色味が違っています。HGUCはアームド・アーマーBSの収納ギミックがありません。

■バンシィ(CSフレーム)

続いてCSフレームに組み替え、高頭身のバンシィを見ていきます。

CSフレームに組み替えて。腕部、脚部が延長されたことでよりスタイリッシュなバンシィに変化。ツインアイも瞳なしのものに組み替え、高頭身スタイルに合わせた凛々しい表情にしています。

多少首が短い感じもありますが、プロポーションバランスは悪くはないですね。左右のアームド・アーマーも頭身が変わってもバランスは取れています。

CSフレームに変更したことで肘や膝が曲がるようになったため、ポージングがより自然なかたちで表情豊かに演出できるようになりました。

その他、腕はより高くまで上げることができますし、左右への開脚も幅広く展開できるようになりました。

肩も外側に引き出すことで、広めに前後させることができます。

バンシィ(CSフレーム)でポージング。肘や膝が曲がるのでより自然な表情でのポージングができますし、腕も高く上がって開脚も広く展開できるので、かなりダイナミックなポーズを取らせることができます。

アームド・アーマーBSはSDフレーム時以上の攻撃的な射撃ポーズが再現可能。CSフレームのお陰でポーズに躍動感が生まれます。

アームド・アーマーVNを展開して。CSフレームに変更したことで、ポージングバリエーションが一気に増すのがいいですね。

CSフレームだと膝が曲がるのでバランス調整がしやすく、足底の接地が安定しているので片足立ちも再現可能。

アームド・アーマーや武装類を組み換え、バンシィ・ノルン(CSフレーム)でポージング。

腕部の関節が増えたことで、ビームマグナム(リボルビング・ランチャー)の射撃ポーズもダイナミックに演出可能。

アームドアーマーXCを装備しているので、背面からのビューにも迫力が出ます。

肘が曲がるので、前腕にアーム・ドアーマーDEを装備した状態でも干渉が避けられ、余裕を持ったディフェンスシーンを演出することができます。

ビームサーベルを装備して。

SDフレームに比べて干渉が少ないので、関節が外れることも少ないですし、キットの取り扱いもラク。

バンシィ・ノルンは両手が空いているので、アームドアーマーDEを背部にマウントしてサーベルを装備すれば、ポージングバリエーションも多彩に演出できます。

覚醒状態のツインアイシールを貼り付けて。狂ったような表情が印象的。episode5で再調整されたマリーダ・クルスが搭乗し、ユニコーンガンダムに攻撃を仕掛けるようなシーンを再現しても良さそうです。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。アームド・アーマーが一通り揃っているので、これ1セットでバンシィとバンシィ・ノルンの両方が再現できるのが嬉しいですし、武装類も色分けにプラスチックシールを使用するなど完成度高く仕上がっています。部分的にシールで色分けするようにはなっていますが、内側の肉抜き穴もモールドっぽく造形されるなど配慮がされていますね。

気になる点は、他のSDCSキットと同様、SDフレームの関節が緩いため、抜けやすかったり四肢が外れやすかったりします。股間部のジョイント穴も浅めなので、浮かせてのディスプレイがちょっと不安定な印象も。どちらもある程度調整が必要そうです。

形状自体はユニコーンガンダムと同じ箇所が多いですが、ダークブルーとクリアオレンジのカラーリングはとにかく新鮮ですし、ユニコーンガンダムとは違った格好良さ、渋さがあって見栄えがします。覚醒ツインアイを使うとヒール感も表現できていいですね。

CSフレームに組み替えればよりダイナミックなポージングが演出可能。肘膝の可動を交えたポージングには惚れ惚れしますし、とにかく遊べる、やみつき感のあるキットになっているのがいいですね。

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長太郎様 ガンダムブログ、とても参考にさせていただいております!MGEX ユニコーン、自分も楽しんで製作しようと思います(^^♪

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