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HG スコープドッグ用拡張パーツセット5 レビュー

今回は、HG スコープドッグ用拡張パーツセット5のレビューをご紹介します!

HG スコープドッグ用拡張パーツセット5は、HG スコープドッグ(別売り)やHGバーグラリードッグ(別売り)をさらに楽しむためのオプションパーツの拡張パーツセットです。バーグラリードッグ脚部ユニットやブルーティッシュドッグ脚部ユニット、ドッグマン専用機用フロントアーマーといった多彩な装備が付属。カラーバリエーションランナーも付属し、組み合わせることでオドン戦 キリコ機が再現可能となっています。価格は1,760円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。

付属しているのはバーグラリードッグ脚部ユニットパーツ、ブルーティッシュドッグ脚部ユニットパーツ、ドッグマン用フロントアーマー(左)、

オドン戦 キリコ機用の各部外装パーツ、

HGスコープドッグ(別売り)と組み合わせることで腹部のジョイント穴増設、大腿部のアップグレードができる「カスタマイズ用外装パーツ」です。

バーグラリードッグ用脚部パーツとカスタマイズ用外装パーツはHGバーグラリードッグからの流用、オドン戦キリコ機の外装パーツはHGスコープドッグからの流用です。ブルーティッシュドッグの脚部パーツは新規造形での再現。殆どのパーツはKPS素材でABSは使用されていません。

説明書にはHGスコープドッグ(別売り)と拡張パーツセット各種の組み合わせ例が記載されているので参考にすると良さそう。掲載されている機体は下記の4体です。ブルーティッシュドッグのカラーガイドも合わせて記載。

・バーグラリードッグ
(HGスコープドッグ、HG拡張パーツセット3、HG拡張パーツセット5)
・スコープドッグ ドッグマン専用機
(HGスコープドッグ、HG拡張パーツセット3、HG拡張パーツセット4、HG拡張パーツセット5)
・スコープドッグ オドン戦 キリコ機
(HGスコープドッグ、HG拡張パーツセット2、HG拡張パーツセット3、HG拡張パーツセット5)
・ブルーティッシュドッグ
(HGスコープドッグ、HG拡張パーツセット3、HG拡張パーツセット4、HG拡張パーツセット5)

■カスタマイズ用外装パーツ

HGスコープドッグ(別売り)に、このキットに付属しているカスタマイズ用外装パーツ(ライトグリーン成形色)を組み合わせた状態で。変更箇所は腹部脇のジョイント穴増設と大腿部のアップグレードのみ。大部分はHGスコープドッグと同じです。

腹部の脇には武器ジョイント穴が造形。武器をマウントしない場合はカバーパーツを組み付けて穴を隠すようになっています。

大腿部。通常版は分割構造で外装がまとめてロールするのに対し、拡張パーツセット5のアップグレードパーツでは内部のジョイント穴だけがロールするようになっています。これによって外観を崩すことなく脚部を可動させることができます。外側の肉抜き穴もありません。

この拡張パーツセット5には特に保持用の武装は付属していないので、ポージングはアームパンチの射出やヘヴィマシンガンを装備するくらいになります。

これでも適度に楽しめますが、ポージングの幅という意味では少し物足りない気がしないでもないですね。

上記のスコープドッグに拡張パーツセット4のカスタマイズ用外装パーツ(グリーン成形色)を組み合わせることで、この画像のような各部に3.0mm穴があるスコープドッグを再現することができます。ちなみに拡張パーツセット3にはライトグリーンとグリーンの両方が付属しているので、HGスコープドッグと拡張パーツセット3を組み合わせるだけでこの状態が再現可能。

■ブルーティッシュドッグ脚部ユニット

ブルーティッシュドッグ脚部ユニット。HGスコープドッグの脚部パーツと組み合わせることで、ブルーティッシュドッグの脚部を再現することができます。後部の大型グライディングホイールはロールが可能です。

足裏もメカニカルなモールドが造形。足裏はローラーモールドの位置が左右で違っているので組み間違えないように注意します。

後部にグライディングホイールを装備していますが、可動に関しては通常の脚部と大きな変化はありません。足首も深く曲がりますし、接地状態は良好。特に干渉したり突っ張ったりする感じもないですね。

通常の(スコープドッグ)脚部にはないリアルなホイールになっているのが良いですね。格好良いです。

■バーグラリードッグ脚部ユニット

バーグラリードッグ脚部ユニット。HGスコープドッグの脚部パーツと組み合わせることで、バーグラリードッグの脚部を再現することができます。前面にスキー板のような装甲、後部にローラーを持つ特徴的なトランブルリガーを装備。

前面のスキー板装甲、後部のローラーは展開可能。後部のローラーは基部のアームを引き出して展開します。

各部とも合わせ目ができないパーツ構成。3基のローラーに可動ギミックはなく固定式となっています。ローラーの作りはあっさりしていますが、それ以外の部分はダクトやモールドなどが細かく造形されています。

後部ローラーはアームとの接続部がロール可能。表情を変化させることができます。アームにはロック機構があるので、動かしていても自然に伸縮するようなことはありません。

通常のHGスコープドッグの脚部と並べて比較。トランブルリガーの有無だけでなく、脹脛やソール部もエッジの効いた大きめの装甲に変化しています。

バーグラリードッグの脚部ユニットを装備するだけでもスコープドッグに重厚さが出て良いですね。

トランブルリガーを展開して。展開することでスキー板で大地を滑るようなポーズが再現可能。

■バーグラリードッグ

別売りのHGスコープドッグとHG拡張パーツセット3、そしてこのHG拡張パーツセット5を組み合わせてバーグラリードッグを再現。各部に多数の武装を装備した重厚なスコープドッグになっています。

バーグラリードッグの主な装備は背部のドロッパーズフォールディングガンと7連ミサイルポッド、腹部のガトリングガンと3連ミサイルランチャー、脚部のトランブルリガー、肩部のマルチディスチャージャー、ヘヴィマシンガン。

バーグラリードッグは個別にキット化されているため、ムリに拡張パーツセットを組み合わせる必要はないですが、一つの楽しみ方としてはありですし、部分的に組み替えて遊んで見ても良いかと。

ドロッパーズフォールディングガンやトランブルリガーを展開するとポーズに躍動感が出てくるのが良いですね。

■スコープドッグ ドッグマン専用機

別売りのHGスコープドッグとHG拡張パーツセット3と4、そしてこのHG拡張パーツセット5を組み合わせることで、『機甲猟兵メロウリンク』に登場したドッグマン専用機を再現することができます。

ドッグマン専用機の主な武装は背部の6連ミサイルポッド、左前腕のHMAT-31無誘導式対戦車ミサイル、ヘヴィマシンガン、フロントアーマー。

バックパックはリーマン少佐機と同じで、下部に2基のマガジンを装備したタイプ。HG拡張パーツセット3に付属しています。

左のフロントアーマーはこの拡張パーツセット5に付属しているもので、縦長の一部装甲が色分けされたタイプになっています。裏面には簡単なモールドがデザインされています。

左腕に装備するHMAT-31無誘導式対戦車ミサイル。拡張パーツセット4に付属しています。劇中では早々に左腕が撃破されたため、HMAT-31無誘導式対戦車ミサイルはほぼ使用していません。なのでせめてキットでその勇姿を演出したいところです。

そしてバックパック右にマウントしているのが、HG拡張パーツセット4に付属している6連ミサイルポッド。この機体を再現するためには多数の拡張パーツセットから持ち寄る必要があるのでなかなかレア度が高いですね。

劇中でのメロウリンクとの戦闘シーンを再現。それにしてもメロウリンク、生身でATに挑むのはヤバいです・・・・;

■ブルーティッシュドッグ

別売りのHGスコープドッグとHG拡張パーツセット3と4、このHG拡張パーツセット5を組み合わせることでブルーティッシュドッグも再現可能。

ブルーティッシュドッグの主な武装は右腕のガトリング砲、背部のPRSPパック、脚部グライディングホイール付き脚部ユニット。

ガトリング砲はHG拡張パーツセット4に付属。上部にはアイアンクローを装備しています。マガジンは背部のPRSPパックに組付け可能。

背部にはPRSPパックを装備。こちらは拡張パーツセット3に付属しています。

脚部はこの拡張パーツセット5に付属しているブルーティッシュドッグ用脚部ユニットになります。

軽装なのでバーグラリードッグなどに比べるとあまり干渉を気にすることなくポージングできますし、動きも付けやすいです。逆に武装が少ないぶん、少し地味な印象はありますね。

劇中に登場したフィアナ機を再現する場合はグリーンの装甲をピンクに、ライトグリーンの装甲をホワイトに塗装する必要があります。やはりブルーティッシュドッグはピンクでないと雰囲気が感じにくい気がしないでもないですね;

■オドン戦 キリコ機

別売りのHGスコープドッグとこのHG拡張パーツセット5の外装パーツを組み合わせることで、オドン戦キリコ機を再現することができます。マーキングも再現したい場合はHG拡張パーツセット2に付属している水転写デカールが必要。(ソール部がブルーティッシュドッグ用になっていますがご了承くださいm(_ _)m)

ちなみに公式ホームページや説明書には必要媒体としてHG拡張パーツセット4も記載されていますが、股間部をアップデートしない場合はおそらく不要と思います。

全身がグリーンなのでかなり渋いですし、ミリタリー感が強く表現されています。ド緑過ぎるので、できればマーキングを貼って黄色を追加したほうが良いかもですね。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。射撃系の武装類はないですが、バーグラリードッグ、ブルーティッシュドッグ用の脚部ユニットによって他にはない装備を再現できるのが良いですね。この拡張パーツセット5も劇中に登場する機体を再現する場合には必須のアイテム。重要な装備を補完してくれますし、できればカスタマイズ用にいくつか確保しておきたいところです。

カラーバリエーションの外装パーツが付属しているため、共食いの模擬戦での渋いスコープドッグが再現できるのも魅力ですし、他のアイテムとの兼ね合いにはなりますが、ドッグマン専用機が再現できるのも何気に嬉しいところ。ファンとしては装甲騎兵ボトムズの世界観を広げるためにもぜひ、手に入れておきたいアイテムの一つですね。

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