今回は、RG 1/144 GN-0000+GNR-010/XN ダブルオーザンライザーのレビュー その1をご紹介します!
RG ダブルオーザンライザーは、『機動戦士ガンダム00V』より、MS『GN-0000+GNR-010/XN ダブルオーザンライザー』の1/144スケールモデルキットです。細密表現と”リアル”を追求したRGシリーズで商品化。新規造形のザンユニットとGNバスターソードⅢにより、ザンライザーやザンダブルオーガンダムが再現可能なキットになっています。ディスプレイ用台座も新規で付属。価格は5,280円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
設計プランでのみ存在する幻の形態で、オーライザーに追加装備「ザンユニット」を装備した形態である「ザンライザー」と「ダブルオーガンダム」が合体した姿『GN-0000+GNR-010/XN ダブルオーザンライザー』がRGでキット化。
2015年4月に発売されたRGダブルオーライザーをベースに、ザンユニット(GNバスターソードⅢを含む)とディスプレイ台座の支柱パーツが新規造形で再現されています。GNバスターソードⅢは大剣モードとして使用可能。
成型色はRGダブルオーライザーと同じ。ブルーとホワイトを基調に、頭部や胸部にイエロー、腹部やソール部にレッドを配色したガンダムタイプ特有のカラーリングになっています。ホワイトは通常のホワイトとライトグレーの2色構成。
その他、額はクリアレッド、各部GNコンデンサーはクリアグリーン成型色での再現。内部・関節はグレー成型色での再現で、新規造形のザンユニットも同じ成型色で統一されています。
RGダブルオーライザーではリアリスティックデカールが付属していましたが、このキットではステッカーになっています。ステッカーは頭部センサーや各部GNコンデンサー内部、細かなモールドなどを補いますが多くはありません。
内部フレームには「アドバンスド・MS・ジョイント7」を使用。一部の内部パーツはKPS、関節などの強度が必要な箇所のパーツはABSで構成されています。内外パーツの一部はアンダーゲート仕様。
ポリキャップは不使用。関節はアドバンスド・MS・ジョイント、KPS、ABSを交えた構造で関節強度はまずまず高め。背部ザンライザーに重量があって自立が難しいため、付属の台座やスタンドを使ってディスプレイさせるようになります。
GNソードⅢ、GNソードⅡ✕2、GNシールド✕2、粒子貯蔵タンク✕2、GNソードⅡ用ジョイントパーツ✕2、GNバスターソードⅢ用グリップパーツ、平手(左右)、握り手(左右)、可動手(左右)、
粒子貯蔵タンク型キャノピー、GNソードⅡ用連結パーツ、ランディングギア4種、刹那・F・セイエイフィギュア、沙慈・クロスロードフィギュア、ディスプレイ用ジョイントパーツ(ザンライザー用)、
専用台座、クリアスタンドが付属。(ダブルオーガンダムのディスプレイ用ジョイントパーツはキットに組み付け済みです。)台座の連結パーツはお好みでご使用くださいとのこと。
エフェクトパーツ(GNソードⅢ用、GNソードⅡ用✕2)、GNビーム・サーベル(ビーム刃、柄)✕2が付属。
RGダブルオーライザー用のパーツ、アドバンスド・MS・ジョイントの腰部パーツが余剰で付属します。パーツが一通り付属するので、通常のRGダブルオーライザーとして組むことができます。
専用の水転写デカールが付属。各部コーションやラインマーキングなどを細かく補います。量は多いですが、貼ることでメカニカル且つデザイン性の高いダブルオーザンライザーを再現することができます。塗装派には嬉しい配慮ですね。
ダブルオーガンダムとザンライザーは簡単に分離可能。ダブルオーガンダム単体としても楽しむことができます。
ダブルオーガンダムはRGダブルオーライザーに付属しているものとほぼ同じですが、違っている点としては、GNコンデンサーのシールが変わっているため、クリアグリーンパーツから見える文字などがくっきりしているようです。
■目次
・ダブルオーガンダム
・オーライザー
・ザンユニット
・ザンライザー
・ダブルオーザンライザー
まずはダブルオーガンダムの各部を簡単に見ていきます。
頭部。機動戦士ガンダム00に登場するMSらしい近未来的なデザインで、左右にGNコンデンサーを持つ特徴的な機体形状が再現されています。マスクのへの字スリットは開口された状態。額のクリアレッドパーツは内側にシールなどがなく、文字も印字されていません。
側面のGNコンデンサーはホイルシールの上からクリアグリーンパーツを被せての再現で、クリアパーツの内側に文字が浮かび上がっているような演出がされています。
胸部・腹部。全体的にエッジの効いた装甲でメカニカルに造形。程よい量のモールドが入っているので物足りない感じもありません。
コックピットハッチは開閉可能。白い装甲をスライドさせ、上部グレーのハッチを展開します。内部にパイロットフィギュアは格納されていません。
腰部は軽装。リアアーマーはサーベルホルダーになっていて、サーベル柄を左右に展開させることができます。フロント、リアアーマー共に可動ギミックがあり、上下やロールなどフレキシブルに可動します。
腕部は軽装ですが、肘や前腕にGNコンデンサーが造形されるなどメカニカル。白い装甲部分もホワイトとライトグレーで色分けされていてRGならではの緻密さを味わうことができます。
GNコンデンサーはシールの上からクリアグリーンのパーツを被せての再現。手首は上下にスイングさせることができます。
脚部も部分的にグレーのフレームが露出するなど近未来的且つメカニカルに造形。膝側面にはクリアグリーンパーツによるGNコンデンサーも造形されています。
膝は3箇所が可動し、深くまで曲げることができます。
足裏にはメカニカルなモールドが造形。つま先も2箇所で可動するため、自然な動きを付けることができます。
背部には左右にGNドライヴユニットを持つバックパックを装備。
背部バックパックはフック型ダボでの接続。差し込んで下げることで固定されます。やや固定強度が弱く、キットを弄っている時に外れることがあるので注意です。
GNドライヴユニットはアームによる接続で、節目がゴリゴリっと可動し、それぞれの角度で固定させることができます。
GNドライヴユニット。GNドライヴのコーンは別パーツ化され、ユニットの裏面もしっかりとした裏打ちパーツが造形されています。GNドライヴはクリアグリーンのパーツにグリーンのシールを貼っています。
GNドライヴユニットは青い装甲をスライドさせることでロックが解除され、GNドライヴのコーンが取り外し可能。(裏面のロックも解除します。)付属の粒子貯蔵タンクパーツと交換することができます。グレーの基部パーツを組み替えてはめ込みます。
GNドライヴユニットは青い装甲を上にスライドさせることで、上下に角度を変更することもできます。これによってGNドライヴユニットに変化を付けることができます。スライドを戻すことでその角度でロックされます。
ユニットはアームとの接続部で前後に展開可能。ツインドライヴの可動を表現することができます。
ダブルオーガンダムは各部の可動域もRGダブルオーライザーのものと同じ。頭部は適度に上下可能。腕は水平以上に上げることができますが、腕を上げると肩アーマーが外れやすいので注意です。肘は2重関節である程度深くまで曲げることが可能。
膝は3箇所が可動するため、深くまで曲げることができます。腰も干渉なく360度回転可能。
左右への開脚も幅広く展開させることができます。全体的に可動域が広めでポージングの自由度は高そうです。アドバンスド・MS・ジョイントの影響で股間部などがヌルヌルっと動くので、重武装で自立させると股が開いたりし易いのが懸念点ではありますね。
ダブルオーガンダム単体でポージング。軽装なので、ポーズを取らせる上で不自由な感じはないですね。肩を動かすとショルダーアーマーが外れやすいのでその点は注意が必要です。
左右のGNドライヴユニットもアームで柔軟に可動するので、腕の可動の邪魔になることはありません。
股が左右に開きやすいので、自立させてポーズを取らせるのは難しいところがあります。ザンライザーを装備するとなおさらなので、スタンドなどで浮かせてポーズを取らせたほうが安心です。
続いてオーライザーのレビューです。
オーライザーはダブルオーガンダムの専用支援機。ダブルオーガンダムと合体することで、ツインドライヴシステムを安定稼働させることができます。ザンライザーの基部ユニットとしても使用します。
中央部と左右のサイドバインダーはダブルオーライザー再現用に分離が可能。
一部、形状が異なる部分のみ、通常版のオーライザーと比較しながら各部を見ていきます。
機首部分は通常のオーライザーと全く同じ。RGらしいメカニカルなモールドやライトグレーのパーツを交えてリアルに造形されています。
キャノピー部分は内部がメカニカルに造形。クリアーのキャノピーを使うことで、粒子貯蔵タンク型を再現することもできます。
中央のコックピットハッチも開閉可能。内部には簡単なシートが造形されています。
後部も一見するとオーライザーと全く同じ。ですが通常のオーライザーが固定式で分離しないのに対し、ザンライザーのテール部分は白い基部パーツや内部のグレーのジョイントパーツが新造。テール部分が取り外せるようになっています。
サイドバインダーをオーライザーのものと並べて。こちらも一見するとほぼ同じですが、左右の白い装甲部分がザンライザー用に新造。
基部のグレーパーツ(赤◯)も新造され、白い装甲パーツが脱着できるようになっています。左右の白い装甲を組み付ける際はカチッとしっかり固定されます。
左右の白い装甲は適度に上下しますし、青い羽も広く展開させることができます。後部の白いパーツも上下にスイング可能。可動箇所が多く、自由に表情を変化させることができます。
表面の青い装甲は展開可能。内部からGN粒子放出口が露出します。GN粒子放出口はダブルオーライザーのものは色分けがありませんでしたが、ダブルオーザンライザーのものはグリーンのシールで色分けするようになっています。
裏面のグレーパーツを外してランディングギアを組み付けることで、オーライザーの駐機状態を再現することができます。
RGダブルオーザンライザーのオーライザーとRGダブルオーライザーのオーライザーを並べて比較。シルエットもほぼ同じ。部分的に色味が変わっている程度です。
オーライザーは付属のディスプレイ用ジョイントパーツを底面に組み付けます。ジョイントパーツはアクションベースの太いダボや3.0mm軸にも対応。他社製のスタンドも使用することができます。
青い装甲を展開して粒子放出口を開けたり、サイドバインダーを左右に開いてGNビームマシンガン射撃体勢を取ったり、青いフィンを展開して表情を変化させたりと、各部を可動させることで様々な動きを付けることができます。
グレーのサイドバインダー基部はジョイント部分が展開可能。ロックを解除してスライドさせることで、ダブルオーガンダムのGNドライヴユニットに接続することができます。
オーライザーの中央部も各部を引き伸ばして展開させることで、背部にオーライザーを装着することができます。
バックパック中央のカバーパーツを展開してジョイント穴を露出。オーライザーを組み付けます。
オーライザーとダブルオーガンダムを組み合わせてダブルオーライザーに。特にパーツを組み替えることなくダブルオーライザーも再現できるのは嬉しいですね。
続いてザンユニットのレビューです。
ザンユニット。オーライザー用の追加装備になります。「ダブルオーガンダムに匹敵する能力を支援機に与える」という名目で、武器の強化を一番に考えて開発されたユニット。このRGダブルオーザンライザーにおいて新規造形で再現されています。
戦闘機タイプのシルエットですが、左右にはロングサイズのソードであるGNバスターソードⅢを装備。個性的な機体形状になっています。
ザンユニットをいろんな角度から。各部が固定式で可動箇所は少ないため、形状が崩れるようなことはありません。特にバラけることもなく、ラクに取り扱うことができます。
ザンユニットは各部が細かく分解可能。
ザンユニット基部は細かなパーツ構成でメカニカルに造形されています。
下部のアームは前後に幅広く展開可能。形態を変化させることができます。
2基のアームパイロンもメカニカルに造形。ホワイト、グレーの装甲それぞれ左右の組み合わせですが、合わせ目は端でモールド化されています。
アームパイロンはアーム部分が幅広く展開可能。
先端のクローも片側がヒンジ接続で展開、ロールさせることができます。クローは上下にも少しスイング可能。
後翼もパーツできっちりと色分けされています。
グレーのジョイントパーツはフレーム枠と長めのダボによってGNバスターソードⅢをきっちりと固定させることができます。なのでザンユニットを形成しても、GNバスターソードⅢがポロリしたりすることはありません。
GNバスターソードⅢも各部がパーツで細かく色分けていてリアル。合わせ目もきっちりと段落ちモールド化されていて落ち度はありません。
内側の青いジョイントパーツとグリップパーツは脱着が可能。2本のグリップなどを取り外し、付属のグリップパーツと組み合わせることで、GNソードⅢ連結させて大剣として使用することができます。
ザンユニットを単体でディスプレイ。
ザンユニットを浮かせてディスプレイさせる場合はオーライザー用のジョイントパーツを使用します。固定強度はあまり高くはないですが、キットが落下したりすることなくディスプレイさせることができます。
グレーのKPSパーツの部分が多く軽量なため、ディスプレイさせても重たい感じがないですし取り扱いやすいです。
あまり動きを付けられる箇所はないですが、下部のアームパイロンは展開させることができます。GNソードⅡなどを持たせて人型のように攻撃ポーズを再現するのも面白そうですね。
ダブルオーライザーと組み合わせて並行シーンを再現できるのも良いですね。
ちなみにオーライザーのディスプレイ用ジョイントパーツは一つしかないので、ザンユニットとオーライザーを一緒にディスプレイさせる場合はRGダブルオーライザーから拝借する必要がありそうです。
続いてオーライザーとザンユニットを合体させ、ザンライザーを再現していきます。
オーライザーはサイドバインダーの白い装甲を取り外し、テール部分のパーツも分解しておきます。ザンユニットも各部を分解しておきます。
オーライザーの後部にザンユニットの基部を組付け、分解した白い装甲やテールパーツを組み付け。
オーライザーのサイドバインダー下部にアームパイロン、側面にウイング、上部にグレーのジョイントパーツを組み付け。
最後に上部にGNバスターソードⅢを組み付けたら、ザンライザーの完成です。
ザンライザー。オーライザーの各部にザンユニットが追加されているため、フォートレスのようなボリューム感があります。上部にGNバスターソードⅢを配置しているぶん前後に長いですが、ウイングが各部にバランスよく配置されていて格好良いですね。
ザンライザーをいろんな角度から。MGだと巨大でディスプレイさせるのが難しかった記憶がありますが、こちらは1/144サイズで小型なため、取り扱いはラクです。
サイドバインダーなど部分的に可動箇所がありますが、各部とも固定強度も高いですし、各部ともしっかりと組み付いているのでいじっていても形状が崩れるようなことは少ないです。後部の青いフィンだけ手が当たると閉じやすいので注意。
ザンライザーも浮かせてディスプレイさせる場合も底面にオーライザーのディスプレイ用ジョイントパーツを組み付けます。固定強度はあまり高くはないですが、特に落下したりすることなくディスプレイさせることができます。
シルエットが格好良いので、シンプルにディスプレイさせるだけでも様になりますね。
ザンライザーの状態でも下部のアームパイロンは展開可能。アームを展開させることで生物的な容姿に変化します。
ダブルオーガンダムと組み合わせて。
次はダブルオーザンライザーのレビューです。
ダブルオーザンライザーの再現は、ザンライザーの状態で下部の装甲を展開し、オーライザーのように後部を引き伸ばします。
そして半分になるように折りたたみます。
そしてアームパイロンのクローにGNソードⅡを組み付け。後はザンライザーをダブルオーガンダムの背部に組み付けたらダブルオーザンライザーの組み合わせ完了です。
ダブルオーザンライザーを全身から。ダブルオーライザーはオーライザーを背部と左右に分割した状態で装備する仕様でしたが、こちらは特に分割などはなく、重厚なザンライザーをそのまま背部に装着する仕様になっています。
そのため、背部のゴテゴテ感が強く、かなり見応えのある容姿になっています。
RGダブルオーライザーと並べて比較。左右の幅はあまり差がない感じですが、ダブルオーザンライザーはザンユニットを装備しているため、背部にかなりのボリューム感があります。
MGダブルオーザンライザーとサイズを合わせて比較。RGのほうがモールドが細かく造形されていてメカニカルさが強いです。背部のザンライザーもウイングの位置などが少し違っているので、シルエット的にはRGのほうがバランス良く造形されているのかなと思います。
ダブルオーザンライザーで適当にポージング。背部のザンライザーはわずか1ダボの接続ですが、ポーズを変えても外れることが殆どないのでキットの取り扱いがラクです。
武装類が豊富に付属しているので、ポージングバリエーションが多彩に演出可能。
以上、レビューその1でした。次回は引き続きRG ダブルオーザンライザーのレビューその2をご紹介します。レビューその2ではダブルオーザンライザーのポージングで気になったことや武装類のレビュー、ザンダブルオーガンダムのレビューなどをご紹介していきます。
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