塗装レシピと完成写真レビュー | 素組みレビュー | パッケージ・ランナーレビュー
製作① 塗装 ⇒ 製作② スミ入れ、デカール貼りなど ⇒ ガンプラLEDユニット2個セット(赤) レビュー ⇒ 製作③ メタルパーツの埋め込み、仕上げなど
今回は、MG アドヴァンスドジンクスの塗装レシピと写真レビューをご紹介します!
MGアドヴァンスドジンクスが完成しましたので、塗装レシピと塗装後の写真レビューをご紹介していきます。今回製作したMGアドヴァンスドジンクスは、元々このブログでご紹介するつもりがなかったこともあり、塗装&メタルパーツによる装飾くらいの比較的カンタンな作業のみで仕上げています。
ですが肩部や腰部のバインダー等各部にヒケが目立つキットでもあるので、400番や1000番のペーパーで表面処理をしっかりと行い、サフ入り塗料で下地を作るなど、基本的な部分にはある程度時間をかけています。
プロトGNランスも内部パーツを組み込んでから合わせを消したりと、若干の手間が必要なところもあるので、そういった基本的な製作レベルの向上やガンプラ製作の質の底上げを図るにはなかなか適したキットになっているのではないでしょうか。それではまず塗装・改修後の画像からどうぞ。
■改修・塗装後(アフター)
■改修・塗装前(ビフォー)
素組みをご覧頂くと、外装各部の色んな所にヒケが出ているのがよく分かるかと思います。面積が多い分ヤスリがけはちょっと大変ですが、気長にのんびりと削っていくといいですね。粉まみれになりがちなので、ハンドクリーナーで度々掃除するなどしながら作業を行います。
改修に関しては製作工程でもご紹介したとおり、各部にメタルパーツ類を埋め込んでいったのと、頭部の4つ目にホログラムフィニッシュシートを貼り付けてディテールアップした程度になります。
それでは少し参考画像を御覧頂いてから、塗装レシピをご紹介します。画像をクリックすると大きい画像がご覧いただけます。
元々脚の甲パーツがゆるく、自立に不安定さのあるキットですが、塗装することでパーツのかみ合わせが少しきつくなり、自立も多少安定するようになっています。
GNドライヴはストッパー部分をシルバーで塗り分けることで、本体に格納した状態でもインパクトがあるようにしています。細かいモールドによってメカメカしいディテールが楽しめるのもいいですね。
GNドライヴを格納する本体内部もアイアン色で塗り分けています。
GNドライヴ[T](タウ)の発光状態。擬似太陽炉の赤い発光が印象的。
このキットはGNドライヴ内蔵になっているので、LEDユニット(赤)を組み込み、ドライヴが点灯するようにしています。GNドライヴ点灯状態に関しては以前更新した製作③の記事にもチラッと画像をのせていますので、そちらも合わせてご覧いただければと思います。
GNドライヴは今回のように金属塗料によるつやあり塗装であれば、本体に内蔵しても擦れなどを気にする必要は殆どありません。ですがサフやつや消しコートをして塗膜が厚くなったりしている場合は、擦れによって塗装やつや消しが剥げてしまわないよう注意する必要があるかと思います。
GNドライヴの脱着を楽しむキットでもあるので、グリスを塗ってベタベタにするのもどうかと思いますし、できれば金属質の塗装にするなどして、安心して脱着が楽しめるようにしたいものですね。
それではMGアドヴァンスドジンクスの塗装レシピです。
■MG アドヴァンスドジンクスの塗装レシピ
○紺色部分:(下地:エヴォブラック)マーズディープブルー60%+ジャーマングレー40%(ガイアカラー)
○グレー部分:(下地:エヴォホワイト+エヴォブラック)ジャーマングレー70%+スターブライトシルバー15%+ライトガルグレー15%(ガイアカラー)
○ゴールド部分(股関節):(下地:エヴォブラック)スターブライトプラス50%+スターブライトゴールド50%(ガイアカラー)
○シルバー部分(股関節、GNドライヴストッパー):ダークステンレスシルバー(ガイアカラー)
○アイアン部分(内部パーツなど):(下地:エヴォブラック)ガンメタル60%+ダークステンレスシルバー40%(ガイアカラー)
○細かい筆塗り箇所(額):フラットブラック(タミヤエナメル)
○スミ入れ:コピックモデラーブラック、タミヤスミ入れ塗料
○コーティング:Ex-04 Ex-フラットクリアー(ガイアカラー)(※グレー塗装部分に使用)Mr.スーパークリアーつや消し(Mr.カラー)※瓶(※その他の外装パーツ類に使用)
パーツもそこそこ分割されていますし、このキット自体それほど細かい塗り分け箇所があるわけでもないので、塗料の種類も少なめに仕上げることが出来ました。
塗装に関しては、外装の濃紺部分は成型色だとだいぶ青色がはっきりとしていますが、個人的にはもう少しブラックの強い色が好みだったので、ジャーマングレーを多めに使い、マーズディープブルーという濃紺の塗料を混ぜ合わせて塗装しました。かなりダークグレーに近いですが、若干ブルー系も入った色合いになっていると思います。
グレーの内部パーツ類に関しては、メカらしさを強めるためにシルバーを混ぜ、メタリックグレーに塗装して仕上げました。どこをグレーにしてどこをアイアン色にするか、塗り分けパーツの選定にちょっと悩みましたが、全体的なカラーバランス(配置)も問題なく仕上がってくれたと思います。
それでは引き続きMGアドヴァンスドジンクスの塗装済み完成品画像を幾つかどうぞ。
ランス部分の合わせ目消しが多少難儀ではありますが、なかなかやりがいのある作業でもあります。
GNビーム・ライフルは各部にメタルパーツを埋め込んでディテールアップをしています。デカールはキットに付属の水転写デカールを使用。
フィギュアも筆塗りで細かく塗装しています。それなりに塗り分けできてはいると思いますが、アップ画像はちょっと気が引けますね^_^; あとは想像でセルゲイ・スミルノフとソーマ・ピーリスとご認識下さいませm(_ _)m
腰部のバインダーが大きいので、ポージング時にバインダーと前腕部がよく干渉します。ポージングの際は擦れや塗装ハゲに注意する必要がありそうです。関節強度は高いですけど、ガツッと当たったときには内心ヒヤヒヤものです^_^;
バインダーが広く展開している後ろ姿はトゲトゲしさがあってなかなか萌えますね♪ ジンクスならではの形状になっていると思います。
GNライフルのミドルバレルにはビームサーベル柄をマウントできますが、塗装した後で一度差し込むと再び引き抜くのはかなり困難です。塗装後に抜き差ししたいならグリスを塗るか、厚みのある塗装は避けた方がいいかと思います。
やはりプロトGNランスを装備したアドヴァンスドジンクスは様になりますね^_^ アクションベースにマウントした時の保持力は塗装前と変わらず不安定な部分がありますので、ポージング時に落下させてしまわないよう十分にご注意下さいまし。
4つ目にホログラムフィニッシュシートを貼っているので、見る角度によって画像のように虹色に光ったりします。撮影時に色が入らないと感じたら、手鏡を使って光を目に当ててから撮影するとキレイに写ると思いますよ。
以上、MGアドヴァンスドジンクスの塗装済み完成品画像をご覧いただきました。
では最後に、いつものPCとスマホ用壁紙をご用意しましたので、気に入っていただければ壁紙をダウンロードしてみてくださいね。ダウンロード方法は、 ①画像を右クリック → ②『名前を付けて画像を保存』をクリック → ③ディスクトップなどを選択して保存 です。
■壁紙見本(PC版)
1920×1200サイズ
■壁紙見本(スマホ版)
750×1334サイズ 640×1138サイズ
PC用1920×1200サイズとスマホ用750×1334サイズ、640×1138サイズのみ並べています。その他のサイズをご希望の場合は、リンク先をクリックして画像を表示し、上記記載の手順と同じようにしてダウンロードしていただければと思います。
以上です。最後までご覧いただきありがとうございますm(_ _)m
このMGアドヴァンスドジンクスは、MGジンクスをベースにして、各部をアドヴァンスドジンクス用新規パーツで構成されているため、古さと新しさの両方を持つキットになっていると思います。
膝周りはアドヴァンスドで追加された箇所ということもあって割りとリアルでしっかりとした作りになっていますが、肩部や腰部のバインダーはMGジンクスからの流用なので大まかな作りになっている感じ。なので、冒頭でもご紹介したとおり、バインダーなどにははっきりとしたヒケがある分、表面処理にはなかなかの手間をかけてやる必要があるかと思います。プレバンらしいですな^_^;
その他にもLEDユニットが別に必要だったり、プレバン商品なので定価だったりと、多少出費のかかるキットではあるのも事実ですが、ジンクスの中では比較的カッコイイ要素の強いものになっていると思います。プロポーションもいいですし、頭部のアンテナも独自性があっていいですね。このジンクスは、個人的にも好きな一機です^_^
主役機でないこともあって積みになりがちですけど、思いの外いいキットなので、気が向いた時にでも手を付けてやってみてくださいね。では今回はこのへんで。
では良いガンプラライフを。ではでは~♪
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MG 1/100 GNX-604T アドヴァンスドジンクス
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5 件のコメントがあります。
U.C.0063
on 2018年1月2日 at 18:12 -
nori様
アドヴァンスドジンクス完成、お疲れ様でした。
正直、素組、説明書の表紙絵を見た時は、私的にはイマイチ?でした。
ところが、完成は化けました!!
nori様のセンス良い色合いでモロ好み(*^^*)
機体全体に重厚感がありカスタム機らしい立ち姿
GNドライヴを格納する本体内部、所々見え隠れする金属色も萌えポイントですね!
アドヴァンスドジンクスってカッコイイ(^^)
フィギュアはOOVなのにセルゲイ・スミルノフとソーマ・ピーリスってのも
もしこの機体に搭乗したら??妄想させられます( ̄ー ̄)ニヤリ
nori
on 2018年1月3日 at 21:05 -
コメントありがとうございます!
ねぎらいのお言葉に感謝ですm(_ _)m
色の変化やメタリックを加えるとだいぶ違って見えますね。
割りと古いキットがベースなので、ヒケなどをキレイに消してみたのも結果的に良かったのかと。
GNドライヴが脱着可能なのも遊び心があっていいですね♪
素組みだと地味なキットに加えて色も僅か3色とさらに地味な印象になっているので、GNドライヴの赤や適度なゴールドを加えてやるとインパクトが増すんでしょうね^_^
kikuzo
on 2021年3月20日 at 00:15 -
だいぶ時間が経ってしまっています。見ていただけると嬉しいのですが…。
いつも素晴らしい出来に敬服しております。ノウハウを公開されているところも素晴らしいと思っております。
ところで、メタリック部分のトップコートはどのように対応されているでしょうか?
このキットでは膝部分や胸から生えている弧状のパーツの内側など、何箇所かあると思います。
他の外装パーツと同様のつや消しのトップコートを吹くと、このようなメタリックな感じにならないのではないかと
思うのです。
もしよかったら教えて頂けませんでしょうか。
nori
on 2021年3月23日 at 04:21 -
コメントありがとうございます!
メタリック部分は特にトップコートしてないんですよ(手抜きといえば手抜き);
塗膜の経年劣化などを考えるとコートしたほうがいいんですけど、コートしないほうがよく見えるところがありまして;
あえてコートするなら半光沢のセミグロスクリアープレミアムあたりを使うかなって感じです。
参考になれば幸いですm(_ _)m
kikuzo
on 2021年3月24日 at 14:10 -
ありがとうございます!
コートなし、あるいは半光沢で、ということですね。とても参考になります。
(本記事ではありませんが、塗料のお試し比較記事もとても参考になっています。)
ありがとうございました。