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製作① 頭部の改修 ⇒ 製作② 各部の改修その1 ⇒ 製作③ 各部の改修その2 ⇒ 製作④ 各部の改修その3 ⇒ 製作⑤ 各部の改修その4 ⇒ 製作⑥ 各部の改修その5 ⇒ 製作⑦ 各部の改修その6 ⇒ 製作⑧ 各部の改修その7 ⇒ 製作⑨ 各部の改修その8 ⇒ 製作⑩ 塗装その1 ⇒ 製作⑪ 塗装その2 ⇒ 製作⑫ エングレービングの塗り分け ⇒ 製作⑬ 細かい塗装、スミ入れなど ⇒ 製作⑭ デカール貼り、仕上げなど ⇒ 製作⑮ 仕上げその1 後ハメ加工・ディテールアップなど ⇒ 製作⑯ 仕上げその2 メタルパーツ、フィニッシュシート貼り付けなど ⇒ 製作⑰ 仕上げその3
今回は、HGBF 1/144 ヴァイスシナンジュのレビューをご紹介します!
HGBF 1/144 ヴァイスシナンジュは、『ガンダムビルドファイターズ バトローグ』第2話に登場し、ガンダムライトニングブラックウォーリア、ガンダムドライオンⅢとバトルを繰り広げたガンプラ『ヴァイスシナンジュ』の1/144スケールモデルキットです。劇中と同じく白を基調とした成型色で再現。大型剣・モーントシュヴェールト(月の剣)を新規造形で再現するなど、機動戦士ガンダムUCに登場したシナンジュとは一味違ったキットになっています。価格は2,808円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
白を基調とした成型色で特殊なカラーリングが施されたヴァイスシナンジュ。ドイツ語で「白」を意味する『ヴァイス』の冠が与えられたHGBFならではのキットになっています。エングレービングはシールによる色分けですが、ピンクとブラックが白い外装ととても良くマッチしています。
キット自体はHGUCシナンジュと変わりないですが、成型色を変更し、新規造形の武器が追加されています。各部ダクトのパーツはクリアーピンクで再現されていて、HGUCシナンジュと少し差別化してあります。
バックパックのフレキシブル・スラスターやプロペラントタンクが若干後方に負担をかけますが、それほど不安定になることもなく自立してくれます。かかとが斜めになっているなこともあり、ある程度ポージングさせていると、やや後方に倒れやすいのでその点だけ注意が必要です。
頭部。60mmバルカン砲などは特に色分けはありませんが、首周りの動力パイプは別パーツで再現されています。画像では確認できませんが、モノアイはグリーンのシールによる色分けです。アンテナの先端には安全加工あり。
側面が左右挟み込みパーツなので、後部中央に合わせ目ができます。後ハメは比較的しやすいので消してみてもいいかもです。
バストアップ。襟を含め、エングレービングは全てシールによる色分けです。シールを剥がすと黒一色。細かく分けられたシールをコツコツ貼っていくようになります。
腹部、腰部。動力パイプ類はグレーの成型色。シールのところ以外はRGと比較してもそこまで遜色はない感じです。HGでも十分な仕上がりになってますね。
腕部。前腕は左右挟み込みタイプなので中央に合わせ目が出来ますが、それ以外はしっかりとした作りになっていると思います。エングレービングも美しく仕上がっています。外側のアーマーにはシールドをマウントするためのダボ穴が開いています。
ショルダーアーマーも合わせ目が出ないような組み合わせになっています。側面のトゲは怪我をしないよう、先を丸めてあります。
側面アーマーのバーニア内部はシンプルなディテール。スリットが1本内部にあるだけです。
脚部。美しい造形になっていると思います。膝のエングレービングはこちらもシールによる色分け。前面のダクトはクリアーピンクのパーツで再現されています。膝などにあるアポジモーターは色分けも別パーツ化もされていないので塗り分けやメタルパーツの埋め込みなど、手を加えたほうが良さそうです。
太ももは前後挟み込みタイプなので側面に合わせ目ができます。膝から下を引き抜くことができるので、腿の合わせ目消しや比較的ラクにできるかと。
側面のアーマーは内部に3基のスラスターを装備。
スラスター内部はこちらもスリット1本の簡単なものです。アーマーを差し込む穴にはポリキャップが使用されていて、差込口はポリキャップのような形状に盛り上がっています。
後部のアーマーは展開可能。内部には小さいスラスターを装備しています。
スラスター内部は1本のスリットが入っているのみです。
バックパック。2基のプロペラントタンクと天使の羽のような形状のフレキシブル・スラスターを装備しています。
プロペラントタンク。ダークブルーの成型色で再現され、組み合わせは左右挟み込みタイプなので側面に合わせ目ができます。ダクト部分は別パーツ化されていないので塗り分けが必要です。
下部には2基のスラスターを装備。こちらも内側はシンプルです。羽のようなスラスターを外すとメカニカルなディテールが確認できます。羽をマウントしているパーツは裏側に肉抜き穴があります。このマウントパーツは少しふらつくところがあり、羽を可動させる際は遊びがあるので注意が必要かと。
羽のような形状を持つフレキシブル・スラスター。HGUCシナンジュからしっかりと色分けされているので、ヴァイスシナンジュでもバランスのいいカラーリングデザインになっています。
後部のスラスターもグレーパーツで色分けされていますし、HGでもリアルな形状になっています。
HG陸戦型ジム、HGガンダムバルバトスルプスレクスと比較してみました。ルプスレクスもHGの中では大きい方かと思いますが、それよりも更にシナンジュは大きいです。
RGユニコーンガンダムとも比較してみました。RGユニコよりも大きいですね。まぁ設定どおりではありますが、変形させると少しは差が縮まるかと。ちなみにシナンジュの全高が22.6mで変形させたユニコーンガンダムの全高が21.7mです。RGとHGなのでさすがにメカニカルな部分では差がありますね。
頭部の可動は、顎引きは殆どできませんが、見上げる状態はある程度可能です。
左右への首振りは襟が干渉するものの、ある程度振ることはできます。顎が浮き気味になるのはちょっともったいないところです。
腕部は水平以上に上げることが出来ます。RGは45度程度までしか上がらないですし、そこそこ派手なショルダーアーマーを装備している割には広く動くほうかと。
肩部は前方にはある程度引き出し可能なので広めにスイングしますが、後方へは水平程度にしか可動しません。
肘も90度程度。
ショルダーアーマーの側面にあるアーマーは適度に可動します。
腰はボールジョイント接続。動力パイプ部分が干渉するので前方へはほぼ可動しませんが、後方へはボールジョイントの可動分だけ曲げることが出来ます。あまり曲げると上半身が抜けるので注意です。
少し上半身を浮き気味にして腰をひねることができます。ですがこちらも上半身が抜けてしまわないよう注意です。
股関節はポリキャップを入れ込む仕様になっていて、アクションベースにマウントしてしっかりと固定できます。アクションベースのダボにあまり不可をかけないような感じになっているかと。
しっかりと差し込めて安定しています。さすがな造形美ということもあって、浮かせているシナンジュはとても様になりますね。
フロントアーマー、リアアーマーともに可動するので、脚部は柔軟に前後に開脚できます。
肘は思ったほど動かず、90度程度の可動となっています。
足首の可動はまずまず。前方のガードパーツが可動しないのはちょっと残念。
脚の付け根がボールジョイント仕様なので、左右への開脚は水平にまでは上がらず。これ以上上げると股のボールジョイントが抜けてしまいます。
足首がボールジョイントなのと、外装パーツの影響で左右への可動は僅かに。
内股、がに股も水平まで可動することはできませんでした。
膝があまり可動せず、脚部の形状も独特なので、立膝は全く美しい状態にはなりませんでした。
脚部側面のアーマーは組み替えて位置を変えることで、スラスターを利用しているスタイルに変更可能です。
フレキシブル・スラスターは左右への展開が可能です。
上下にも可動します。フレキシブル・スラスターの表現には柔軟性がありますね。
さらに上下のカバーも上下に展開します。さすがにスラスター部分の伸縮はできませんが、劇中(機動戦士ガンダムUC)のスタイルをある程度再現可能です。
モーントシュヴェールトが付属。『月の剣』という意味のドイツ語です。英語ではムーンサーベルになるかと。それと武器用ハンドパーツ(左右)が付属します。
その他、HGUCシナンジュ用のビーム・ライフル、ビーム・アックス柄、シールド、ビーム・サーベル柄×2、シールド用マウントパーツ、ビーム・ライフル用マウントパーツ、武器用ハンドパーツ(右)が付属します。ビーム・アックスとビーム・サーベル用の刃が付属していないので、全くの余剰パーツになってしまうのは残念なところです。
シールドはマウント部のポリキャップがないので完全な形状で使用することが出来ません。他キットからポリキャップPC①を拝借して組み込むことで使用可能になります。
ビーム・ライフルは完全な形で付属しています。グレネードランチャーも付属。これが使用できるだけでもありがたいです。
グレネードランチャーは脱着可能です。
グレネードランチャーはシールドにもマウント可能。ビーム・ライフルのセンサーは特に塗り分けやシールはありません。
モーントシュヴェールト。かなり独特な形状になっています。色分けは白とグレーのパーツでシンプルになっていて、適度にモールドが入ったリアルな作りになっています。
シールド部分とサーベル部分に分離可能。ダボ2箇所でマウントするようになっていて、しっかりと固定できます。ポロリも無く安定。
サーベル部分はさらに長剣と短剣、そして柄に分離させることができます。
刃先はピンクとシルバーに色分けされたものと、シルバー一色のものがチョイス可能。貼り付けは左右で挟み込む仕様ようになっていて、端の方が多少剥がれやすいのが難点かと。
シールドには2箇所のマウント部があり、形状も左右対称になっています。
サーベルはハンドパーツに挟み込んで保持させます。保持力はまずまず。特にクルッと回転することもありませんでした。
シールドはどちら側をマウントしてもOK。こちらもしっかりと差し込め、クルッと回転することもなく保持できます。マウント部は自由に角度を変えられるので、シールドを保持したときのポージングは多彩です。
シールドは左右で分離可能。合わせ目の凹凸を使って組み合わせます。若干抜けやすいので、しっかりとはめ込んでおく必要がありそうです。(個体差があるかもです。)
くの字パーツは可動し、収納させることができます。
さらに分離させたサーベル部を各部に取り付け、ハンプムントフォーム(半月を意味する)形状にすることができます。
保持させると若干肩部が負けがちなので、肩部をしっかりと差し込んで安定させる必要がありそうです。(個体差があるかもです。)
刃先の部分がたまに垂れたりすることがあるので、ポージング時に知らないうちに下がっている可能性がありますね。(こちらも個体差があるかもです。)
ビーム・ライフルも装備させてみました。シナンジュの造形美と共に、カッコイイポージングが楽しめます。
以上です。元キットのHGUCシナンジュがとても美しい造形美を持っていることもあり、このHGBFヴァイスシナンジュもめちゃくちゃカッコイイですね!白とピンク、ダークブルーのカラーリングもバランスが良く絶妙ですし、武器のバリエーションも多く、ギミックとしての楽しみも十分です。
劇中では疑似ということもあって無機質な感じが出ていましたが、劇中の印象とは違う良さをキットに感じることが出来ますね。
欠点としては武器が若干ふらつくところがある(個体差があるかもです。)のと、シール箇所が多いこと(元キットからですけど^_^;)前腕に合わせ目があることなどが上げられますが、それらを差し引いても十分満足できるキットになっていると思います。
シナンジュの良さを改めて感じる事ができますし、新規の武器もHGBFとしての幅の広さを感じさせてくれます。どんなポージングでもかっこよく魅力的に映るので、買って損はないオススメのキットになっていますよ。
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HGBF 1/144 ヴァイスシナンジュ
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製作① 頭部の改修 ⇒ 製作② 各部の改修その1 ⇒ 製作③ 各部の改修その2 ⇒ 製作④ 各部の改修その3 ⇒ 製作⑤ 各部の改修その4 ⇒ 製作⑥ 各部の改修その5 ⇒ 製作⑦ 各部の改修その6 ⇒ 製作⑧ 各部の改修その7 ⇒ 製作⑨ 各部の改修その8 ⇒ 製作⑩ 塗装その1 ⇒ 製作⑪ 塗装その2 ⇒ 製作⑫ エングレービングの塗り分け ⇒ 製作⑬ 細かい塗装、スミ入れなど ⇒ 製作⑭ デカール貼り、仕上げなど ⇒ 製作⑮ 仕上げその1 後ハメ加工・ディテールアップなど ⇒ 製作⑯ 仕上げその2 メタルパーツ、フィニッシュシート貼り付けなど ⇒ 製作⑰ 仕上げその3