今回は、2016年12月に発売されたHG 1/144 MSオプションセット8 & SAUモビルワーカーのレビューをご紹介します!
HG MSオプションセット8 & SAUモビルワーカーは、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』より、MS各種との組み合わせが可能な各種武装の1/144スケールオプションセット第8弾です。別売りのHG ガンダムバルバトスルプスやHGゲイレール、HGモビルレギンレイズなどと組み合わせることで、特徴的な装備を再現することができます。SAUモビルワーカーも付属。価格は660円(税込み)です。
内容物は変形メイス✕2、ランドメイス、ピッケル、変形メイス・ピッケル用ジョイントパーツ✕2、モビルレギンレイズ(ジュリエッタ機)用平手(左右)、クロウシールド、クロウシールド用グリップパーツ、SAUモビルワーカー。パーツはすべてKPS素材です。成型色はグレーのみなので、クロウシールドやSAUモビルワーカーは各部を塗装で塗り分ける必要があります。ホイルシールは付属せず。
変形メイス。漫画版で使用された2基1組で使用する小型メイスです。先端に展開式の爪を備え、インパクトの際に対象を爪で捕らえることが可能とのこと。表面にはバルバトスやバルバトスルプスの武装に印字されていた三角形のモールドが入っています。
メイスの打突部分は左右の組み合わせで一部に合わせ目ができます。爪の内側は肉抜き穴。埋めたり尖らせたりすると攻撃的な雰囲気が増しそうですね。
変形メイスはその名の通り、爪を収納し、グリップを組み替えることで収納状態に変形させることができます。特に塗装の必要はありませんが、マークなどを塗り分けると少し印象が違ってきそうです。
ピッケル。ゲイレールやゲイレール・シャルフリヒターが装備する武装になります。その名の通り、MSが取り扱う巨大ピッケルで、老朽化するコロニーの解体作業などに使用するとのこと。劇中ではガラン・モッサのゲイレールが使用していました。
こちらは簡単な1個パーツ構成でシンプルですが、先端のピックやブレード部分は肉抜き穴のない造りになっています。
HGガンダムバルバトスルプス(別売り)の背部など、3.0mm穴に付属のジョイントパーツを組み付けることで、変形メイス(収納状態)やピッケルをマウントすることができます。どちらもグリップ部分がしっかりと差し込めて保持強度も高いです。
HGガンダムバルバトスルプスに変形メイスを装備して。変形メイスはグリップに適度な太さがあり、ハンドパーツに隙間なく収まるので安定した保持が可能です。
特に構えるのにも難しさは無いですし、重量もそれほどないのでラクに振り回すポーズを再現することができます。特徴的な形状で、爪で引っ掛けて投げ飛ばしたり、打突部で叩き潰したりするシーンが目に浮かぶようですね。
ピッケルもグリップに適度な太さがあり、ハンドパーツに隙間なく収まります。クルッと回転したりすることがなく安定して保持させることができます。両手持ちも問題なく再現可能。
工事用の道具でもあるので、ドカタや現場作業員のようなポーズも様になります。
もちろん変形メイス、ピッケル共に他のキットにも装備可能。こちらも保持具合は良好でした。
ランドメイス。ゲイレール・シャルフリヒターのオプション兵装として設定された質量武装になります。MSを利用して工事を行う際の道具で、独立運動などで労働者達が戦闘利用するとのこと。簡単な2個パーツ構成で、大柄なつるはしのようなデザインになっています。
先端の打突部は簡単な1個パーツ構成。裏面は肉抜き穴ですが、先端はシャープに造形。
グリップ部分も簡単な1個パーツ構成。付け根や末端部は肉抜きですがモールドっぽくデザインされています。
クロウシールド。両肩部に装備可能な大型シールドです。内側に弾薬やハンドグレネード、ライフルのマガジンなどの格納部を持つとのことですが、内側は3.0mm穴とダボ、簡単なフレームのみで特に格納部などの造形はありません。グレー成型色パーツのみで構成されているので、表面をカーキなどに塗り分ける必要があります。
上部の装甲や末端の格闘用クロウは組み替えることで形態を変化させることができます。上部の装甲パーツは比較的外れやすいので注意。
クロウシールドはゲイレールのショルダーアーマーを外してヒンジの接続箇所に組み付けます。同径のヒンジ関節を持つキットであればゲイレール以外でも装備可能。
クロウシールド、ランドメイス、ピッケルをHGゲイレール(別売り)に装備して。
ランドメイスはグリップがやや細身なので、ハンドパーツとの間に少し隙間ができます。このため、クルッと向きが変わりやすいので注意です。
両手持ちも問題なく再現可能です。大柄な武装なので、振り上げたりするポーズにはかなり迫力が出ますね。先端の打突部は尖ったピック側や平たいブレード側、どちらも攻撃に使えるのでポージングの幅も広がります。
クロウシールドはうまく配置すれば、半身を覆うくらいの防御体勢を取ることができます。ヒンジ接続部で展開できるため、腕との干渉もなくラクに装備させておくことができました。
ランドシールド、ランドメイス、ピッケルをHGグレイズ(別売り)に装備させて。グレイズにも問題なく装備可能。神官みたいな感じになって格好良いですね。これらの武装とHG MSオプションセット9(別売り)の換装パーツ、HGゲイレール(別売り)を組み合わせることでゲイレール・シャルフリヒターを再現することができます。
クロウシールドは付属のグリップを組み付けることで、ハンドパーツで単体武装として保持させることも可能です。
HGガンダムバルバトス(別売り)やHGレギンレイズ(ジュリエッタ機)(別売り)に装備して。肩に装備しているとあまり先端の格闘用クロウを活かすことができませんが、このようにハンドパーツで保持させることで、打突武装としても使用することができます。
グリップの組み換えで持ち方が変えられるのでそのぶん表情も付きやすいですね。もちろんシールドとしても使用可能。グリップが細身でややクルッと向きが変わりやすいので注意です。
SAUモビルワーカー。SAU(STRATEGIC ALLIANCE UNION)経済圏が採用しているモビルワーカーで、主に地球に配置されています。コンパクトで丸みのあるのが特徴で、劇中ではアーブラウとSAUの武力紛争にて登場。グレー成型色のみなので、上部砲塔や脚の一部などをグリーンに塗り分ける必要があります。
SAUモビルワーカーをいろんな角度から。200mm砲が短いぶん可愛らしい印象がありますが、機銃、砲塔左右の多用途ランチャーなども細かく造形されていて、前後左右からの視点だとかなりディテールがしっかりとしています。
簡単な3個パーツ構成ですが上面からの見た目も良いですね。内側は全体が肉抜き穴。
砲塔部分は1ダボ接続で回転可能。表情を変化させることができます。
簡単にポージング。波状のエフェクトなどを添えないと走っているような動きを表現するのは難しいですが、砲塔がロールするぶん、向きを変えて敵を狙い撃つようなシーンは演出することができます。
ランドマン・ロディ(別売り)など、1/144サイズのキットと並べるとかなり大きさに差があります。実戦でMSと対峙すると恐怖しかないですね・・・・;
HG MSオプションセット1~6に付属しているモビルワーカー(手前左からCGS、SAU、CGS宇宙用、奥左からギャラルホルン、ユニオン、鉄華団、HD)と並べて。大小様々なモビルワーカーで、形状もかなり違っていてバリエーションに富んでますね。SAUは中でも一番大型。
HGモビルレギンレイズ(ジュリエッタ機)用の平手パーツを通常の握り手と奈良bげて比較。手首などの形状は同じですが、指が自然な表情え造形され、モールドも細かくシャープ。密度感あるリアルな造形になっています。
2個パーツ構成で手のひらが上下に可動。スナップを効かせるような動きを付けることができます。
なのでライフルに手を添えるなど、ポーズにより自然な動きを付けることができます。
平手部分が上下に動かせるので、握手を求めるような何気ない動きも表現することができました。
適当に何枚かどうぞ。
以上、HG MSオプションセット8 & SAUモビルワーカーのレビューでした。
続いてHG MSオプションセット8 & SAUモビルワーカーのパッケージ・ランナー レビューです。
パケ絵はこのオプションセット8に付属しているアイテムが一式と、変形メイスを振り回すガンダムバルバトスルプス、クロウシールドを装備してランドメイスとピッケルを構えるゲイレールの姿が掲載。
パッケージサイズはHGBCなどのオプションセットと同じ大きさです。
横絵はパケ絵に記載されていたHGガンダムバルバトスプルス(別売り)やHGゲイレール(別売り)の他、HGモビルレギンレイズ(ジュリエッタ機)(別売り)のハンドパーツを組み替えた姿、SAUモビルワーカーについて掲載。すべて塗装済みで掲載されているぶん良く見えますね。
開封。全部で1袋分のランナーです。
説明書は他のHG鉄血のオルフェンズ MSオプションセットと同様、1枚ものの4つ折りタイプになります。主に表面は組み立て方法、裏面は装備方法です。
カラーガイド。装備品ごとに色味が異なるので、色種が多く調色もやや細かめです。モビルワーカーもそこそこ細かな塗り分けが必要。
↑A1、A2ランナー。共にグレー成型色で、A1は変形メイス、A2はクロウシールド、モビルレギンレイズ(ジュリエッタ機)用の平手になります。共にKPS素材。
↑A3、A4ランナー。共にグレー成型色で、A3はランドメイスとピッケルパーツ、A4はSAUモビルワーカー用パーツです。KPS素材。
ランナーはA1~A4まですべて分けられ、他のキットに追加できるようになっています。ちなみにランドメイス、クロウシールド、ピッケルはプレバンから発売されたHG 1/144 ゲイレールシャルフリヒター&ランドマンロディ セットにも付属していまます。
以上です。土木作業の道具のような個性的な武装が多く、装備させることで泥臭い雰囲気や地上戦仕様機特有の攻撃ポーズを再現することができます。身近な道具がそのまま武器として使われているという生々しい感じが表現できるのも良いですね。
クロウシールドも装備させることでちょっとした重装備スタイルになって雰囲気が変わりますし、他のアイテムとの組み合わせにはなりますが、シャルフリヒターが再現できるのもコアなファンには嬉しいところ。レギンレイズ用の平手も自然な表情が付きますし、SAUモビルワーカーも味があります。何気ない雰囲気を醸し出せるアイテムとして重宝しそうですね。
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