今回は、HGBF 1/144 こまんどふみなのレビューをご紹介します!
HGBF 1/144 こまんどふみなは、『ガンダムビルドファイターズ バトローグ』第3話に登場する『こまんどふみな』の1/144スケールモデルキットです。ゴーグルや肩部シールド、膝部アーマー等、コマンドガンダムの要素を持つ各部アーマーを新規造形で再現。CFへヴィロケット、2連装ビームライフルなどの重火器を装備した特別仕様のふみなになっています。価格は2,640円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
『SDコマンド戦記』シリーズに登場したコマンドガンダムの要素を加えたキャラクターで、サカイ・ミナトが上京中に見たアクション映画に触発されて製作されたすーぱーふみなのバリエーション機「こまんどふみな」がHGBFでキット化。
2017年9月に発売されたHGBF ういにんぐふみなをベースに、各部にアクション性の高いアーマーを装備するなど、兵器感を漂わせる容姿が再現されています。
成形色は外装のコマンドガンダム部分がオリーブグリーンで、背部キャノンや腕部の2連装ビームライフル、肩のタフネスシールドなどにブラックを配色。ふみな本体は髪がオレンジ、肌がペールオレンジ(ベージュ)、脚部がグレー成型色での再現で、全体的にミリタリー色の強いカラーリングになっています。
ポリキャップは不使用。関節はPSパーツの組み合わせで関節強度はまずまず高めです。
このシリーズのどのキットにも言えることですが、長身で細身なため自立はやや不安定。少し手が当たると倒れてしまうので、ディスプレイする際はスタンドを使ったほうが良さそうです。
レーザーマシンガン、CFヘヴィロケット(左肩用)、武器用ハンドパーツ(左右)、ランナーレススタンドが付属。
ターゲットゴーグルマウント用ヘアバンド、リボン型ヘアバンドが余剰パーツとして付属しているので、組み替えて楽しむこともできます。
頭部。形状はういにんぐふみなと同じですが、ヘアとアイブロウが黄色からオレンジに変更されています。
ふみなの目やまつげの他、コマンドガンダム後頭部ネコマークやツインアイ(瞳なし)、こまんどふみなをディテールアップするためのオリジナルシールが付属。
目の部分は様々な種類のシールが付属するので、お好みで貼り替えることで、ふみなの表情を変化させることができます。その他クリアーパーツを使用したり、目のモールドが入った内部パーツを使用することで、塗装で表現することもできます。
額にはコマンドガンダム用のターゲットゴーグルを装備。ゴーグルはクリアーブラックのパーツで再現されています。ヘアバンド中央はグリーンのシールによる色分け。ポニーテールは健在で、シュシュはアーマー類と同じオリーブグリーン色になっています。
バストアップ。胸部にはコマンドガンダムのV字アンテナを装備。アンテナ中央部と胸部アーマーのモールドはオレンジシールでの色分けとなります。肩部にはCFヘヴィロケットを装備。
肩部から伸びるアームにはタフネスシールドをマウント可能。ういにんぐふみなではシールドがクルクルと回っていましたが、タフネスシールドはそこまで回転せず、そこそこ保持してくれます。
CFヘヴィロケットはバックパックのフレームにマウント。説明書などでは片側のみマウントしていますが、両肩にマウント可能です。
タフネスシールド。表面に装甲板のようなモールドが入っていて、裏面にも適度にモールドが入っています。このシールドもそうですが、こまんとふみなのグレー系パーツにはラメが入っていて、CFヘヴィロケットなどもメタリック調の成型色になっています。
腕部。ふみなの細身腕部にオリーブグリーンのアーマー(ガードビット)を装備。前腕アーマー側面には2連装ビームライフルを装備しています。
2連装ビームライフル。2個パーツの組み合わせで、裏面には肉抜き穴があります。簡易的ではありますが、まずまず良く出来ていると思います。
側面にはアーミーなモールドがあり、砲口は開口しています。
脚部。ハイヒールや膝から下のアーマー(ガンビット)はういにんぐふみなと同じですが、膝にグレーのアーマーを装備しています。
腹部、腰部。こちらはういにんぐふみなから特に変化はありません。ですが色が違うだけでもだいぶ印象が違って見えます。コマンドガンダム脚部裏にはスラスター型モールドの他に、適度に肉抜き穴があります。
バックパック。コマンドガンダム頭部をマウントしています。コマンドガンダム頭部は、額の前後センサーをグリーンのシール、顎をオレンジのシール、後部のネコマークを白いシールで補います。側面にはういにんぐふみな時のスタークロスマウント部がそのまま露出していて、特に穴埋めパーツは用意されていませんでした。
CFヘヴィロケット。モナカ割なので上下に合わせ目が出来ます。砲口は途中まで開口されていて、センサーはグリーンのシールによる色分けです。
ういにんぐふみなと比較してみました。同型ながらも色やスタークロスの違いなどから、印象がかなり異なる2体になっています。
スタンドはリアアーマー中央部にマウント可能。
スタンドへのマウントは、はじめはしっかりと固定されますが、何度も抜き差ししているとヘタレてきて、クルクルと回転するようになるので注意が必要です。
CFヘヴィロケットを両肩にマウントしてヘヴィな重装甲に。
CFヘヴィロケットは、武器用ハンドパーツを使用することで保持可能です。ハンドパーツに差し込むだけでOKですが、クルクルと回転して安定しないので、多少補強したほうがいいかもです。
レーザーマシンガン。ういにんぐふみなに付属のビームマシンガンと同じですが、モチーフのコマンドガンダムと同様にレーザー連射火器へとマイナーチェンジされたそう。こまんどふみなのメインウェポンです。
モナカ割なので中央に合わせ目ができます。グリップが2箇所あるので、剣として装備することもできます。
レーザーマシンガンを装備。こちらもクルクルと回転して安定しないので、多少補強が必要かもです。
余剰パーツのリボン型ヘアバンドにすることで、一味違った可愛らしいこまんどふみなを演出することができます。
各アーマーをパージした状態。これらのパーツを余すところなく組み合わせ、コマンドガンダムを形成します。
アーマーをパージしたふみな。腕部や脚部はグレーに色分けされ、オペラグローブやニーハイソックスを纏ったようなディテールになっています。
バストや腹部、背中やおしりなど、かなり人間らしい造形に製作者のこだわりが見え隠れします。
鎖骨や肩など、腕周りもかなりリアルな造形に。色分けされたスーツも特徴的。
コマンドガンダム。タフネスシールドや2連装ビームライフル、ターゲットゴールドを装備し、ういにんぐがんだむとは一味ちがった硬派なディテールになっています。
短足ということもあり、自立はかなり安定しています。頭部が回転しないのはういにんぐがんだむと同じ。
アーマーをパージした姿でういにんぐふみなと比較します。肌の露出度が高いういにんぐふみなと比べて、こまんどふみなはあまりドキドキせずに済みそうです(笑)
コマンドガンダムとういにんぐがんだむも比較してみました。コマンドガンダムは色も渋いので、かなり重装甲感(ヘビーさ)を感じるキットになっています。
股下の前側にスタンドを取り付けることができますが、何度か抜き差ししているからか、かなりクルクルと回ってしまい、ディスプレイさせるのも難しくなっていました。コマンドガンダムの飛行ポーズをさせたいなら、アクションベースを使ったほうがまだましかもしれません。
アクションベースを使ってポージングすると割りとしやすかったです。
適当に何枚かどうぞ。
オリジナルシールを貼ってディテールアップしたこまんどふみな。コミカルでアーミーなスタイルが楽しめます。
タフネスシールドは2連装ビームライフルにマウント可能。フルアーマーガンダムを彷彿とさせるディテールが楽しめます。
以上です。ういにんぐふみなの出来にも驚きましたが、このこまんどふみなはアーミーなカラーリングと武装類のバランスの良さ、ゴーグルやオリジナルシールでのディテールアップなど、またういにんぐふみなとは違った良さを感じました。
角ばったコマンドガンダムらしい外装パーツ類を纏うことで硬派なふみなが演出出来ていますし、兵器感のあるカラーリングは戦場兵器としての臨場感を感じさせ、テンションをアップさせてくれます。
多少武器の保持やスタンドへのマウント、ポロリパーツや関節保持の微妙さなどの欠点はありますが、それを差し引いても満足できるキットになっていると思います。
オリジナルシールを貼るとちょっと傷ついたコミカルな演出も楽しめますし、組み換えによるコマンドガンダムなど、遊び要素も多いので、可愛らしいふみなとアーミーなコマンドとで男女ともに楽しめるのがいいですね。
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