今回は、オプションパーツセット ガンプラ 02 (ランチャーストライカー&ソードストライカー)のレビューをご紹介します!
オプションパーツセット ガンプラ 02 (ランチャーストライカー&ソードストライカー)は、ENTRY GRADEストライクガンダム(別売り)と組み合わせることでランチャーストライクガンダム、ソードストライクガンダムなどが再現可能なオプションパーツセットです。アグニやパンツァーアイゼンといった武装の他、キットに応じて遊べるジョイントパーツが付属。価格は1,210円(税込み)です。
付属品はランチャーストライカー一式、ソードストライカー一式、マルチプルアサルトストライカーを再現するためのソードホルダー、カスタマイズ用ジョイントパーツ2種です。
ホイルシールは付属せず。パーツによる色分け再現度がかなり高く、塗装で補う箇所はほとんどありません。組み立てるだけで完成度の高いキットに仕上がります。組み立てにはニッパーが必要。接着剤は必要ありません。
グレー成形色パーツ、ダークブラウン成形色パーツはKPS素材となっています。ABSは使用されていません。
■ランチャーストライカー
まずはランチャーストライカーから見ていきます。ランチャーストライカーはパワーパックを基部に、アームで接続された超高インパルス砲「アグニ」、複合兵装ユニット「コンボウェポンポッド」で構成されています。
グリーンを基調としたカラーリングですが、コンボウェポンポッドにはレッドやイエロー、グレーなどが配色されています。パワーパックやアグニ用のアームはグレー成型色での再現。
パワーパックとアームで接続された超高インパルス砲「アグニ」。
アグニの連結用アームは各部にモールドが入っていてメカニカル。一部は簡単な2枚パーツ構成で合わせ目ができますが、全体的な造りはかなり良いです。
パワーパックは簡単な2個パーツ構成。内側はガッツリ肉抜き穴です。ですがENTRY GRADEストライクガンダムなどの背部に組み付けるため、肉抜き穴はほぼ隠れて見えなくなります。
アームはパワーパックへの接続部と中間部がボールジョイント接続でフレキシブルに可動。アグニ側も軸接続でロールが可能です。
パワーパックの背部ジョイントパーツは脱着が可能。後述しますが、2ダボのジョイントパーツに組み替えることで、ENTRY GRADEストライクガンダム以外のキットにも装備できるようになっています。
アームとパワーパックには簡単なストッパー(赤◯)があるため、一定の位置で固定しておくことができます。HG SEEDでは固定がなくふらつきやすかったので、こういった配慮はありがたいですね。
320mm超高インパルス砲「アグニ」。約20mほどの全長を持つ大型ビーム砲になります。高圧縮状態の臨界プラズマエネルギーをマイクロ秒オーダーのバーストインパルスとして生成・放射することで、スペースコロニーを破壊する程の威力を発揮するとのこと。劇中では第2話から登場しました。
本体部分は簡単な左右の組み合わせで上下などに合わせ目ができます。多少起伏がありますが、平らな箇所が多いので合わせ目消しはし易いかと。
砲口周りもパーツできっちりと色分けされています。本体の合わせ目を消す場合、側面の丸モールド部分は後ハメなどの処理が必要。
センサー周りも黄色いパーツで細かく色分けされています。センサーは特に塗り分け指示はないですが、レッドやブルーなどに塗り分けてみるのも良さそうですね。手前のフォアグリップは左右へのスライドが可能です。
グリップも別パーツ化されているので塗り分けなどの処理がラク。
右肩に装着する「コンボウェポンポッド」。120mm対艦バルカン砲や350mmガンランチャー、シールドを備えた複合兵装ユニットになっています。側面のシールドは上下一体型。基部が適度に可動し、角度を変化させることができます。
120mm対艦バルカン砲や350mmガンランチャーの砲口、後部給弾ベルト、シールドの裾に至るまでパーツできっちりと色分けされています。
パワーパックは内側に1軸のジョイントパーツが組み付けてあるため、ENTRY GRADEストライクガンダムの背部に直接組み付けることができます。
コンボウェポンポッドは一旦バラし、ENTRY GRADEストライクガンダムの肩ハードポイント(赤◯)に前後から組み付けて装備します。
超高インパルス砲「アグニ」をHG SEED(HG パーフェクトストライクガンダム)のものと並べて比較。アグニの形状はほぼ同じですが、アームが少し大きくなり、グレー成型色で存在感も増しています。
それとHG SEEDでは各部モールドがシールでの色分けでしたが、このキットではパーツできっちりと色分けされていて何気に凄いです。
コンボウェポンポッドをHG SEEDのものと並べて比較。こちらも各部がパーツできっちりと色分けされていて作りが丁寧。ただ、350mmガンランチャーの砲口が小型になっているため、少し迫力が弱まっているような印象はありますね。
ENTRY GRADEストライクガンダムにランチャーストライカーを装備してランチャーストライクガンダムに。背部にアグニを装備しますが、特に後方への負荷はありません。問題なく自立させることができます。
アームを前方に展開することでアグニの射撃体勢が再現可能。脇から抱えるようにしてグリップを保持させます。グリップはハンドパーツに差し込むだけで良いので保持がラク。
フォアグリップは引き出して右手で握らせます。こちらもハンドパーツに差し込むだけで保持が可能。グリップ上部が少し太めなので、ハンドパーツを一旦手首から外してから差し込んだほうが良いかもですね。
特に突っ張る感じもなくゆったりと両手持ちさせることができます。肩のコンボウェポンポッドを組み付ける際、350mmガンランチャーの赤い砲口パーツが少し奥に引っ込んでしまう場合があるので注意です。
大柄な射撃武装で迫力あるポーズを再現することができます。パーツによる色分け再現度が高く、チープさが全くないですし、ポージングもバッチリ決まって格好良いですね。
■ソードストライカー
続いてソードストライカーを見ていきます。ソードストライカーはパワーパックを基部に、簡単なアームで接続された対艦刀「シュベルトゲベール」、ビームブーメラン「マイダスメッサー」を持つ肩部アーマー、左腕部に装備するロケットアンカー「パンツァーアイゼン」で構成されています。
ライトブルーを基調としたカラーリングで、対艦刀の一部にホワイト、対艦刀、肩部装甲、パンツァーアイゼンの各部にブルーを配色。パワーパックや肩の動力パイプなどはグレー成型色での再現となっています。
パワーパックと簡単なアーム接続の対艦刀「シュベルトゲベール」。
パワーパック側面には追加バッテリーを装備。追加バッテリーは簡単なモナカ割で一部が段落ちモールド、一部に合わせ目ができる仕様になっています。全て段落ち化されていると良かったですがそうもいかないようですね;
こちらのパワーパックも簡単な1個パーツ構成。内側の1軸ジョイントパーツは脱着が可能です。
15.78m対艦刀「シュベルトゲベール」。レーザー刃を持つ対艦刀になります。先端はハイブリッド重厚合金製になっていて、ビームサーベルが使えない水中等でもMSの装甲を刺し貫くことができるとのこと。刃先からグリップ周りまで全てパーツで細かく色分けされていて完成度が高いです。
ライトブルーの刀身部分は左右の組み合わせで刃側に合わせ目ができます。背側の合わせ目は段差モールド化。
グリップ周りは鍔から裾の部分までパーツできっちりと色分けされています。作りはほぼHGレベル。
付属のビームエフェクトパーツを組み付けて。ビームエフェクトパーツはクリアピンク成形色での再現。ブラックライトで照らしても特に発光はしませんでした。
ビーム刃の形状はシンプルですが、発振器周りは適度にモールドが表現されています。
肩部アーマー。装甲内側にあるグレーのモールドや動力パイプ、裾の青い装甲までパーツできっちりと色分けされています。
側面のビームブーメラン「マイダスメッサー」は取り外してビーム刃を組み付けることで武器として使用可能。柄の一部に合わせ目ができます。合わせ目を消す場合は青いモールドの後ハメ加工が必要。
肩部アーマーは一旦バラして肩のハードポイントを挟むようにして組み付けます。横長ダボを穴に差し込むように組み付けるため、肩を動かしても簡単には外れません。
ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」。左腕に装備するロケット推進式のアンカーになります。こちらも他のアイテムと同様、モールドなど各部がパーツできっちりと色分けされています。
前腕へのジョイント部分や先端のアンカーは取り外しが可能。
付属のワイヤーパーツ(リード線)を組み付けることでアンカーの射出状態を再現することができます。ワイヤーパーツの固定強度はまずまずといったところ。アンカー側が少し抜けやすいので注意です。
アンカーのクローは幅広く展開させることができます。内側は肉抜き状態なので、技術があればスリット入りのプラ板で蓋をするなどしても良いかも。
HG SEED(HGパーフェクトストライクガンダムに付属)の対艦刀と並べて。こちらもアグニと同様、大きさや形状は殆ど同じです。ただしこのオプションパーツセットのほうがパーツによる色分け再現度が高いです。
ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」をHG SEEDのものと並べて。こちらもオプションパーツセットのものは各部がパーツでキッチリと色分けされています。それとHG SEEDのものはアンカー2種を組み換えて使用しますが、こちらはしっかりと可動するようになっています。
肩部アーマーも同様。HG SEEDではシールで色分けされていた箇所がパーツできっちりと色分けされています。大きさなどはほぼ同じ。
ソードストライカーを装備してソードストライクガンダムに。右肩のアーマー、対艦刀、パワーパックともに軽量で負荷はかからないため、自立は安定します。
対艦刀は一旦手甲パーツを外してからハンドパーツで握らせます。グリップが細身でハンドパーツ穴に隙間ができるため、たまに角度が変わったり前後に移動したりすることがありますが、抜け落ちることはないので問題はないかと。
ENTRY GRADEストライクガンダムが経年でヘタれているとポーズが再現しにくくなるので、ヘタれているならパーマネントマットバーニッシュなどを使って補強しておくと良いかと。
両手持ちも少し突っ張るかなというくらいで割とラクに保持することができます。
保持した状態で振り上げることもできるので、ポージングでそんなに不自由な感じはないですね。キットがヘタれていると肩や手甲パーツがバラけやすいので注意。
ビームブーメランも手甲パーツを外してグリップを握らせます。対艦刀と同様、グリップが少し細身でたまに角度が変わったりしますが、抜け落ちることはないのでストレスは少ないと思います。
左肩のアーマーが干渉するため、腕を上げる角度が制限されるので注意。ビームブーメランを投げるポーズが少し難しかったりします。
パンツァーアイゼンにワイヤーパーツ(リード線)を組み合わせてアンカー射出状態を再現。リード線は少し太めでしっかりとした強度があり、アンカー部分が垂れたりすることないのでポーズが取らせやすいです。
■パーフェクトストライクガンダム
続いて別売りのオプションパーツセットガンプラ01のパーツと組み合わせてパーフェクトストライクガンダムを再現していきます。
必要なアイテムはこのキット一式と別売りのオプションパーツセットガンプラ01に付属しているマルチプルアサルトストライカー用パーツ、エールストライカー、そしてENTRY GRADEストライクガンダムです。
右肩にはコンボウェポンポッド、左肩にはソードストライカーの肩部アーマーを組み付け。
エールストライカーはウイングを少し後方にスライドさせ、後部に白いウイングパーツとバッテリーパックを組み付けます。
マルチプルアサルトストライカーの基部パーツは右にホルダーと対艦刀、左にアームと連結したアグニを組み付け。
これら2品を組み合わせてマルチプルアサルトストライカーに。
マルチプルアサルトストライカーをストライクガンダムの背部に装着したら、パーフェクトストライクガンダムの完成です。
背部マルチプルアサルトストライカーに重量があるため、ストライクガンダムが経年でヘタれていると上半身が反りやすくなります。その場合はエールストライカーの底面に3.0mm穴があるので、そちらを利用して支えてやれば自立させることができます。
HGパーフェクトストライクガンダムと並べて比較。このオプションパーツセットガンプラ02とENTRY GRADEストライクガンダムの組み合わせはパーツによる色分け再現度が高く、プロポーションもスタイリッシュ。
一方のHGは多少スタイリッシュさでは劣りますが、キットに強度があるため取り扱いやすく、関節の外れなども殆どありません。規格が同じなのでマルチプルアサルトストライカーを交換することもできます。
この重厚感がたまらなく格好良いですね。
マルチプルアサルトストライカーがストライクガンダムに1ダボのみで固定するため、経年で劣化したEGストライクガンダムだとやや抜けやすいので注意です。
かなりの重装備なため、ポーズを取らせると干渉し易いのが難点。ですが武装量がすごいので、簡単に構えるだけでも圧巻の攻撃シーンを再現することができます。
HGCEストライクガンダムにも装備可能。HGCEはEGのような関節の外れも少なく取り扱いやすいです。なので造形とポージングの両方をよりストレスなく楽しみたい場合はこの組み合わせが一番ベストなのかなと。
HGCEは経年でも関節のヘタレが少なく、マルチプルアサルトストライカーを背負っても問題なく自立してくれました。(個体差があるかも。)
付属の2ダボのジョイントパーツに組み替えることで、マルチプルアサルトストライカーをENTRY GRADE RX-78-2ガンダムなど他のキットにも装備させることができます。
マルチプルアサルトストライカーをENTRY GRADE RX-78-2ガンダムに装備して。
肩のコンボウェポンポッドや左肩のアーマーは装備できませんが、この状態でも十分様になりますね。
HGCEライジングフリーダムガンダムに装備して。同シリーズのキットなので相性はバッチリです。
背部パワーパック用のジョイントパーツも付属するので、ランチャーストライカーやソードストライカーを単体で様々なキットに装備させることもできます。
パンツァーアイゼンも1軸のジョイントパーツが付属するので、組み替えることで他キットの前腕に装備可能。
ENTRY GRADE RX-78-2ガンダムにランチャーストライカーとパンツァーアイゼンを装備して複合武装に。
様々なカスタマイズが可能。この他にも色んな組み合わせ方ができると思いますし、お好みで組み合わせて自分オリジナルの武装を再現しても良いですね。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。各武装ともパーツによる色分けが細かく、ランチャーストライカー、ソードストライカーの決定版とも言えるキットになっています。とても完成度が高く、ENTRY GRADE、HGCE、どちらのストライクガンダムとも組み合わせられるのが良いですね。
気になる点はこのキットに関してはほとんどありません。経年でアグニのアームがヘタれる可能性がありますがそれくらいかと。それ以外だと、ENTRY GRADEのストライクガンダムが経年でヘタれていると、自立やポージングが難しくなので注意です。
別途オプションパーツセットガンプラ01が必要ですが、組み合わせたマルチプルアサルトストライカーは重厚感がすごいですし、ストライク以外のキットともよく合います。ジョイントパーツが付属しているため、様々キットと組み合わせられるなど、カスタマイズの自由度が高いのも良いですね。
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3 件のコメントがあります。
匿名
on 2024年7月23日 at 21:49 -
色分け最高ですね
匿名
on 2024年7月26日 at 18:39 -
105ダガーへの装備はどうなのでしょうか?
バナナ猫
on 2024年7月31日 at 19:32 -
ライジングフリーダムに装備したらゼウス感がありますね