今回は、SDW HEROES ドミナントスペリオル ダークネスドラゴンのレビューをご紹介します!
SDW HEROES ドミナントスペリオル ダークネスドラゴンは、『SDガンダムワールド ヒーローズ外伝 THE LEGEND OF DRAGON KNIGHT』に登場するキャラクター『ドミナントスペリオル ダークネスドラゴン』のSDキットです。メタリック・ソリッド・クリア3色のブラックを基調としたカラーリングを成型色で再現。羽根部や尻尾が可動する他、平手が付属するなど、表情豊かな演出が可能なキットになっています。価格は1,320円(税込み)です。
ゼット族の王エーデンが古の伝承と禁忌の技術をかけ合わせて実現した究極形態で、「武力こそ全て」の信念を体現する力により、全てを破滅に導かんとする『ドミナントスペリオル ダークネスドラゴン』がSDでキット化。2023年1月に発売されたSDW HEROES スペリオルストライク フリーダムドラゴンをベースに、頭部アンテナや胸部、肩部、脚部などの一部を新造。邪悪さ漂うカラーリングや禍々しい容姿が再現されています。
成型色はメタリック調、ソリッド系、クリアといった3種のブラックをベースに、各部にクリアパープルを配色。マットな質感を持ったブラックを中心に、全身各部にエングレービングが施された悪神らしいカラーリングになっています。
全身各部のシルバーはほぼシールでの再現となっています。頭部や肩部、胴体部など大部分を補うためまずまず多め。全身各部のエングレービングをシルバーに塗り分ける必要がありますが、シールを貼れば違和感が無いくらいの色分けは再現されます。
メタリック調のブラック成型色にはKPSが使用されています。ABSは不使用。関節・内部パーツは他の他のSDW HEROESキットと共通のSD三国創傑伝シリーズフレームが使用されています。機体色に合わせたブラック成型色での再現。
ポリキャップは不使用。全てパーツの組み合わせのみで構成されています。背部にウイングや尻尾を持つバックパックを装備していますが、尻尾がサポート用に接地するようになっているので自立は安定します。
クリアパープル成型色の平手(左右)、オプションパーツ2種が付属。
特に説明書にオプションパーツを使用した組み合わせ方法は記載されていませんが、SDW HEROES スペリオルストライク フリーダムドラゴン、SDW HEROES オルタナティブジャスティス インフィニットドラゴンと組み合わせればファイナルフォーミュラーをイメージした容姿が再現できそうです。
SDW HEROES ナイトストライクガンダム用の肩部パーツが余剰で付属。
シールを貼らない状態で。シールを貼らないと、部分的にクリアパープルが見える程度でほぼ真っ黒。そのぶん光の当たり具合でモールドが際立つので、シールを貼らない状態で楽しむのもありかもですね。
頭部をスペリオルストライクと並べて。シルエットは似ていますが、アンテナの形状が違っています。ドミナントスペリオルは5つの球状モールドが追加された禍々しいデザイン。瞳も邪悪さを感じさせる赤眼になっています。
顎がシャープなマスクパーツが新造。これに伴い、クリアの顎パーツは反転させて露出しないように組み付けるようになっています。
後頭部形状は同じ。メット部は左右で分割出来るようになっています。エングレービングはシルバーに塗り分けが必要。
胴体部前面をスペリオルストライクと並べて。一見するとよく似ていますが、胸部中央には突き出た装甲が新造され、腰部アーマーも中央のデザインが異なるものが新造されています。
背面の形状は全く同じ。クリアレッドのパーツはクリアパープルに変更され、禍々しさが強調されています。
胸部装甲、フロントアーマー、リアアーマー各部とも装甲が左右に分割できるようになっています。
腰アーマーは前後とも軽装のクリアパーツに幅のある外装を被せる構造。フロントアーマーはボールジョイント接続で適度に可動します。
腕部をスペリオルストライクと並べて比較。龍頭の形状は同じですが、龍のとさか部分がシャープなものから曲状の装甲(エングレービング入り)に変化しています。それと前面の縦長パーツはエングレービングなどをシールで補うようになっています。
上腕以下はナイトストライクガンダムからの流用であるクリアパーツでの再現。クリアパーツは2個パーツ構成ですが、上腕の内側とハンドパーツ裏に肉抜き穴があります。前腕装甲の一部はシールで色分け。
ショルダーアーマーは前後の組み合わせですが、上部に少し合わせ目ができる程度。裏面はシールで補われていないので塗装が必要です。
ショルダーアーマー下の装甲は個別に可動。上腕の付け根もボールジョイント接続で適度に可動します。
脚部をスペリオルストライクと並べて比較。大部分の形状は同じですが、アンクルアーマーが新造。鎌のような装甲になっています。各部のエングレービングはシルバーに塗り分けが必要です。
各部の装甲を外して軽装状態で。ナイトストライクガンダムと同じ形状です。一部に肉抜き穴あり。足裏は他のSDW HEROESシリーズと同様、肉抜き穴と3.0mm穴が造形。
背部はスペリオルストライクと全く同じ。バックパックを中心に、左右には棘感のあるウイング、中央には獣感漂う尻尾を装備しています。各部のエングレービングはシルバーに塗り分けが必要。
バックパックは1個パーツ構成で合わせ目はなし。表面にはフィン状のモールドが造形されています。裏面は他のSDW HEROESシリーズと同じ2ダボ接続。バックパック内側は肉抜き穴です。
尻尾は末端部、先端部共にモナカ割ですが、上下の合わせ目はほぼモールド化。
ボールジョイント接続で適度に可動。他キットから拝借した尻尾パーツをつなぎ合わせることで、しっぽを延長することができます。
上下にもスイングが可能。
ウイングは棘感のあるデザインでくり抜き穴などはなし。エングレービングが緻密にデザインされていて神秘的。
スペリオルストライクと同様、ウイングはボールジョイント接続で前後やロールなどフレキシブルに可動します。
SDW HEROESスペリオルストライクフリーダムドラゴンと並べて。瞳の色や額のアンテナ形状などが異なりますし、カラーリングも真反対なため、善悪がはっきりとしています。
SDW HEROES オルタナティブジャスティス インフィニットドラゴンと並べて。同種で同じ形状の箇所もありますが、スペリオルストライクと比べると違っている部分が多いです。
肩が左右に引き出せ、首も幅広く可動するSD三国創傑伝、SDW HEROESキットと同じフォーマット。
構造がスペリオルストライクとほぼ同じなので全体的な可動域も殆ど同じ。頭部、腰部共に適度に反らすことができます。
肩はボールジョイントで適度に前後します。前方へは少し広めにスイング可能。
腰は干渉なく360度回転可能。前後への開脚は腰アーマーが干渉するため、わずかに前後する程度です。
腕は干渉しやすく、ハの字程度までの展開となります。左右への開脚もハの字程度まで展開。足首の可動域も特別広くはありません。
ドミナントスペリオルダークネスドラゴンで簡単にポージング。スペリオルストライク、オルタナティブジャスティスと同様、特別グリグリ動かせるわけではないですが、背部ウイングや尻尾などに存在感があるので簡単なポーズでも迫力が出ます。
単純に腕を上げるポーズでも様になりますね。額の球状モールドが疑似眼っぽく、禍々しい雰囲気がとても良く表現されています。
クリアパープルの平手もスペリオルストライクに付属しているものと同じ。ですがポーズが付けにくいSDにあっては、妖艶な雰囲気を強調したり、表情をつけたりするための重要なアイテムの一つになります。
平手を使って構えれば、必殺技『ダークオリジネイト』を演出することができます。ダークオリジネイトは「左右から放たれる闇そのもの。万物を消失させる破壊力っを誇り、超最高密度のエネルギーで相殺する以外に防ぐ術はない。」とのこと。
余剰の肩パーツを使用すれば、軽装スタイルも再現することができます。全身がクリアブラックなので、少し違った雰囲気になっていいですね。
SDW HEROESスペリオルストライクフリーダムドラゴン(別売り)と組み合わせて。
説明書に組み合わせ方法の記載はないのでオリジナルで組んでみました。半々に分けているため、左右で見え変えたが変わってくるのが面白いですね。
フェイスはドミナントスペリオルのものを使用して禍々しい雰囲気を残しています。まさにドミナントスペリオルに取り込まれたスペリオルストライクといった雰囲気。
残った半分も組み合わせてみました。こちらはスペリオルストライクのフェイスを使用しているため、少しヒロイックさが残った感じになっています。
組み合わせた2体を並べて。半々ではなくバラバラに組みわせて色が入り乱れた感じにしても面白そうですね。
SDW HEROESオルタナティブジャスティスインフィニットドラゴン(別売り)と組み合わせて。
オルタナティブジャスティスが魔術師っぽい容姿なため、組み合わせると魔道士っぽい雰囲気になりますね。
先程のスペリオルストライクとは違ったスタイルになっていいですね。かっこいいと思います。ちなみにオルタナティブジャスティスのパーツは一部形状が異るため、残りのパーツを組み合わせてもう一体作ることはできないようでした。
今度はSDW HEROESオルタナティブジャスティスインフィニットドラゴンと組み合わせてファイナルフォーミュラー風に。ドミナントスペリオルのアンテナにダボ穴がないので、頭部をファイナルフォーミュラー風にすることはできませんでした。
合体によってウイングが大型化しているので、その分通常のドミナントスペリオル以上の迫力が出ます。
もちろん腹部の装甲は展開可能で、メガ・ポジトロン・クラッシュ風の攻撃パターンを再現することもできます。こちらは中央のジェネレーターがクリアパープル成型色なので妖艶さが強調されますね。
ラストはSDW HEROESスペリオルストライク、SDW HEROESオルタナティブジャスティス、SDW HEROESドミナントスペリオル3体を組み合わせてファイナルフォーミュラー風に。
かなり細かく色分けしたのでキメラ感が半端ないですが、組み合わせが無限大なので、好みのスタイルになるように模索してみるのもこれらのキットの楽しみの一つですね。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。意外とスペリオルストライクから変わっている箇所が多く、赤い瞳や額の球状モールド、黒いカラーリングによって禍々しい雰囲気が強調されています。シルエットは似ていてもスペリオルストライクとは全く逆のキャラクターとして楽しめるのがいいですね。メタリックブラックの成型色ということもあってか、光が当たるとモールドが際立ちますし、造形的な美しさも感じられるキットになっています。
気になる点は他の同系キットと同じく容姿が派手なので、その分干渉してポーズが取らせにくいです。胸部がバラけると修正も手間なので、その辺りは強度アップするなどしておいてもいいのかなと。あと、もう少し公式ホームページにでも情報があると、キャラクターに思い入れなどが出ていいかもですね。
ドミナントスペリオル単体でも十分に楽しめますが、スペリオルストライク、オルタナティブジャスティスと組み合わせてファイナルフォーミュラー風にしたり違った雰囲気のキャラクターを作ることができますし、組み合わせ次第で自由に好みの容姿やカラーリングを再現することができます。組み合わせを考えるという知的な遊び方もできますし、創造性といった面でも楽しめるのがいいですね。
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