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SDW HEROES スペリオルストライク フリーダムドラゴン レビュー

今回は、SDW HEROES スペリオルストライク フリーダムドラゴンのレビューをご紹介します!

SDW HEROES スペリオルストライク フリーダムドラゴンは、『SDガンダムワールド ヒーローズ外伝 THE LEGEND OF DRAGON KNIGHT』に登場するキャラクター『スペリオルストライク フリーダムドラゴン』のSDキットです。ドラゴンをイメージした特徴的な形状を新規造形で再現。神々しい色合いが2色のゴールドとクリアイエロー成形色で再現されたキットになっています。羽根部や尻尾が可動し、表情付けが可能。価格は1,320円(税込み)です。

ナイトストライクガンダムとシャイングラスパードラゴンが融合した究極の形態であり、人智を凌駕し、伝説の竜騎士を彷彿とさせる『スペリオルストライク フリーダムドラゴン』がSDでキット化。SDガンダム外伝シリーズの登場キャラクター『スペリオルドラゴン』の名と、機動戦士ガンダムSEED DESTINY に登場する『ストライクフリーダムガンダム』の意匠を持つキットになっています。

成型色は綺羅びやかなゴールドと落ち着きのあるゴールドの2色がメインで、後頭部装甲や胸部、ソール部、リアアーマーなどにクリアレッドを配色。その他、全身各部にクリアイエロー成型色パーツが使用されるなど、神々しいカラーリングとなっています。クリアイエロー成型色パーツはSDW HEROES ナイトストライクガンダムからの流用。

シールは頭部の瞳や全身各部の細かな色分け箇所を補いまずまずの量。一部装甲やソール部などを塗り分ける必要がありますが、素組みでも違和感が無いくらいの色分けは再現されています。

2色のゴールド成型色パーツにはKPSが使用されています。ABSは不使用。関節・内部パーツは他のSDW HEROESキットと共通のSD三国創傑伝シリーズフレームが使用され、フレームも機体色に合わせたゴールド成型色での再現となっています。このシリーズにKPSが使用されているのはおそらく初かと。通常のPS素材よりもゲート跡が残りにくいのがいいですね。

ポリキャップは不使用。全てパーツによって構成されています。背部にウイングや尻尾を持つバックパックを装備していますが、尻尾がサポート用に接地するようになっているので自立は安定します。

クリアレッド成型色の平手(左右)、2月に発売されるSDW HEROES オルタナティブジャスティス インフィニットドラゴンとの組み合わせが可能なオプションパーツ2種が付属します。オプションパーツの表面にはエングレービングなど細かなモールドが造形。

SDW HEROES ナイトストライクガンダム用の肩部パーツが余剰で付属。

シールを貼らない状態で。全身の赤がないので物足りない感じはありますが、2色のゴールドがバランスよく配色されているのでこの状態でもある程度様になりますね。

頭部。幅のある大柄な装甲とアンバランスとも思える巨大なアンテナが印象的ですが、華やかな容姿に合わせた豪華なスタイルでの再現となっています。アンテナには縦長の細穴があるので何かしらの合体、カスタマイズ要素がありそうですね。瞳シールはナイトストライクガンダムと同じ黄色での再現。

後頭部は3股装甲でスペリオルドラゴンを意識したデザイン。メット部は左右の組み合わせですが、中央の合わせ目は段落ちモールド化されているようです。左右のクリアレッド装甲は一部をゴールドに塗り分けが必要。

胴体部。胸部装甲には丸モールド、フロントアーマー十字風のモールドなど、随所にスペリオルドラゴンを思わせる造形があります。腰部には幅のある装甲を装備。胸部、フロントアーマー共に各部に細かくシールを貼り付けて色分けします。

リアアーマーはクリアレッド成型色パーツでの再現。一部のレッドを残して大部分をゴールドに塗り分ける必要があります。

胸部装甲は中央で分割されています。

フロントアーマーとリアアーマーも胸部装甲と同様、左右に分割できるようになっています。アンテナのダボ穴と同様、何かしらのカスタマイズ要素がありそうですね。次月発売のSDW HEROES オルタナティブジャスティス インフィニットドラゴンと組み合わせることでファイナルフォーミュラーが再現可能的な・・・?

腰アーマーは前後とも軽装のクリアパーツに幅のある外装を被せる構造。作り自体は簡易的ですが、ある程度形にはなっているようですね。フロントアーマーはボールジョイント接続で適度に可動します。

腕部はゴールド成型色の棘感ある装甲が造形。ショルダーアーマーは竜頭型で、シャイングラスパードラゴンの頭部をイメージしたツリ目と棘感のある牙で厳つい雰囲気を醸し出しています。前腕のゴールド装甲は上下の向きを間違えないように注意です。

前腕装甲の一部は赤いシールでの色分け。

上腕以下はナイトストライクガンダムと同じ形状のクリアパーツでの再現。クリアパーツは2個パーツ構成ですが、上腕の内側とハンドパーツ裏に肉抜き穴があります。

ショルダーアーマーは前後の組み合わせで上部の一部に合わせ目ができます。

竜頭下の装甲は個別に可動。上腕の付け根もボールジョイント接続で適度に可動します。

脚部はシャープで棘感のある装甲を纏った厳つくも騎士の気品を感じるデザイン。ナイトストライクガンダムの名残を感じつつもスペリオルドラゴンらしい形状になっています。

各部の装甲を外して軽装状態で。膝から下の部分は腕部同様、ナイトストライクガンダムと同じ形状のクリアパーツでの再現です。大腿部、膝から下共に内側はごっそり肉抜き穴。ソールはクリアレッド成型色パーツの1個パーツ構成。表面にはエングレービングが造形され、各部をゴールドに色分けします。

側面の装甲は1個パーツ構成で簡易的。アンクルアーマーの内側は一部が肉抜き穴です。足裏は他のSDW HEROESシリーズと同様、肉抜き穴と3.0mm穴が造形。

背部にはバックパックを基部に、左右には棘感のあるウイング、中央には獣感漂う尻尾を装備しています。カラーリングこそ異なりますが、スペリオルドラゴンの背部をイメージしたような形状になっていますね。

バックパックは1個パーツ構成で合わせめなどはなし。表面にはフィンのようなモールドが造形されています。裏面は他のSDW HEROESシリーズと同じ2ダボ接続。バックパック内側は肉抜き穴です。

尻尾は末端部、先端部共にモナカ割ですが、上下の合わせ目はほぼモールド化。

先端部はボールジョイント接続で適度に可動します。

先端にはボールジョイント接続部があり、他キットから拝借した尻尾パーツをいくらでもつなぎ合わせて延長することができます。

尻尾は上下にもスイング可能。

ウイングは棘感のあるデザインでくり抜き穴などはなし。表面には細かなエングレービングモールドが造形されています。基部が2枚パーツ構成で一部に合わせ目ができます。基部にジョイント穴があるので、ウイングも何かしらのカスタマイズ要素がありそうですね。

背部ウイングはボールジョイント接続でフレキシブルに可動。ボールジョイントがバックパック側にあるので、ウイングを前後やロールなど幅広くスイングさせることができます。

HG陸戦型ジムと並べてサイズを比較。高さは他のSDW HEROESシリーズよりも少し大きい程度ですが、背部にウイングがあるのでその分横幅があります。

SDW HEROES ナイトストライクガンダムと並べて。フェイスや腕部、シャープなソールなどに名残が感じられます。それ以外の部分は全くの別物感。

SDW HEROES シャイングラスパードラゴンと並べて。ショルダーアーマーや背部ウイングなどにシャイングラスパードラゴンの名残が感じられますね。

肩が左右に引き出せ、首も幅広く可動するSD三国創傑伝、SDW HEROESキットと同じフォーマット。

頭部は少し上下させることができます。左右へはショルダーアーマーが多少干渉しますが、真横にまでスイングが可能です。

腕の上げる角度は45度程度まで。

肩は可動ギミックやボールジョイントによって適度に前後させることができます。

腰の可動ギミックによって上半身を少し前後させることができます。特にバックパックなどが干渉することはありません。

腰は干渉なく360度回転可能。アクションベースやスタンドへは、通常通り股間部に3.0mm軸を差し込んでのディスプレイです。

腰アーマーが大柄なため干渉するので、前後開脚はわずかに前後する程度。膝を曲げるような表現も難しいようでした。

足首も少し前後、左右に動く程度です。

左右への開脚はハの字程度まで展開。

フロントアーマーとアンクルアーマーが干渉し易いですが、内股、がに股は適度に表現することができます。

可動域の総括としては、派手な装甲で足回りは少し干渉しますが、全体的に見ても他のSDW HEROESシリーズと大きな違いはありません。腰回りが広めに可動するので、その辺りをうまく利用しつつ、ウイングなどを可動させるなどして雄大なポーズを再現したいところです。

ウイングや尻尾などが細かく可動するため、背面にも色々と表情が付けられていいですね。

スペリオルドラゴンと同じく両肩に竜頭型のアーマーを装備しているのが印象的。全身がゴールド成型色なのとシールのメタリック調でポーズも綺羅びやかに演出することができます。

やや胸部が分解し易いのと、ウイングはボールジョイント部分を引き出して前後させているとたまにポロリしたりするので注意です。

赤い平手パーツは1個パーツ構成で背面に肉抜き穴があります。

平手に組み替えるだけでも表情がガラッと変わってくるのがいいですね。成型色がクリアレッドなのでその分目立ちやすいです。

赤い平手パーツを組み付けて必殺技『サンオリジネイト』を発動。サンオリジネイトは太陽の如く赤熱発光する掌から放つ超密度のエネルギー波で、左右それぞれの手で蓄積されたエネルギーを更に一つに凝縮して放つことも可能とのこと。

クリアレッド成型色パーツはブラックライトで照らすと発光します。クリアイエローのパーツは発光せず。

公式の設定ではないですが、SDW HEROES ナイトストライクガンダムのシンセリティソードとSDW HEROES レイフガンダムGP04のシンセリティシールドを装備させることでスペリオルドラゴンをイメージした武装スタイルを再現することができます。

その他背部の2ダボなども共通なので、組み合わせてマントを装備させたり他のキットと組み合わせてカスタマイズを施してみるのも面白そうですね。

余剰の肩パーツを使用すれば軽装状態も再現可能。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。全体的に派手な装甲で背部にウイングや獣尻尾を持っているため、他のSDW HEROSシリーズキットに比べても幅があってかなりの存在感がありますね。全身がゴールド成型色で神々しさがありますし、2色のゴールド成型色とシールとの兼ね合いで素組みでも十分に見栄えのするキットになっています。

気になる点は、肩部が大柄なため、首を捻ったり腕を上げたりしていると干渉で胸部パーツが外れ気味になってバラけやすかったり、背部ウイングがボールジョイントから引き抜いて動かしているとややポロリし易いかなというところはありますね。ですがそんなに頻繁にポージングを繰り返さない限り問題はなさそうです。

随所にカスタマイズ要素があるのも気になりますし、分解し易いようにKPSが使用されているのかなとも思います。ナイトストライクやレイフガンダムに付属の武装と組み合わせることでよりスペリオルドラゴンに近づくなど、いろんな部分で懐かしのSDを思い起こさせてくれますし、豪華さや格好良さ、綺羅びやかさと、色んな要素を兼ね備えたキットになっているのがいいですね。

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パーツはランナーから手で切り離すことができますが、ゲートを一箇所カットするだけでラクに切り離せます。ゲートカットには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。切れ味はもちろん優秀。薄刃ですが強度が高く長持ちするのでおすすめです。⇒ヌルっと切れる片刃ニッパーのレビューはこちら

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2 件のコメントがあります。

  1. 匿名

    on 2023年1月27日 at 21:05 - 返信

    ストライクフリーダムそのものでなくあくまでストライクガンダムがストライクフリーダムストライカーせおっている感じなんですね
    マスクがそのまんま素ストライクのままでストライクフリーダム化していないあたり
    まぁストライクフリーダムはすでに窮奇がありますからねぇ

    • nori

      on 2023年2月3日 at 19:05 - 返信

      コメントありがとうございます!
      そうなんですよね、ストライクフリーダム要素があまり感じられないというか。
      あえて言うならシルエットがストライクフリーダム・・・・?

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