今回は、SDW HEROES レイフガンダムGP04のレビューをご紹介します!
SDW HEROES レイフガンダムGP04は、『SDガンダムワールド ヒーローズ外伝 THE LEGEND OF DRAGON KNIGHT』に登場するキャラクター『レイフガンダムGP04』のSDキットです。マント姿や曲肩のシルエットが特徴的な容姿を再現。マントパーツの換装による形態チェンジが楽しめるキットになっています。専用短剣のほか、ナイトストライクガンダム用の盾が付属する他、マントはナイトストライクガンダムにも取り付け可能。価格は880円(税込み)です。
孫堅やベンジャミンなど各地の英雄との人脈を持ち、”ガーベラ”の通り名で世界中を渡り歩くナゾの流浪の商人『レイフガンダムGP04』がSDでキット化。『レイフ』という名と、機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYで設定されたMS『ガンダム試作4号機(GP04ガーベラ)』の意匠を持つキットになっています。画像は全身にマントを組み付けたマント装備状態。
成型色はホワイトとブルーをベースに、頭部や全身のマント、腰部周りなどにダークグレーを配色。その他頭部や腹部、シールドにレッドが配色されています。他のSDW HEROESシリーズとは異なり、クリアパーツは含まれていません。
シールは頭部の装飾や胴体部、肩部の一部、シールドの一部を補いまずまずの量。シールだけでは色分けが足りず、エングレービングや脚甲など全身各部のモールドを細かく塗り分ける必要があります。
関節・内部パーツは他のSDW HEROESキットと同じく、グレー成型色のSD三国創傑伝シリーズフレームが採用されています。
ポリキャップは不使用。全てパーツによって構成されています。バックパックが小柄で負荷のかかるような装備もなく、自立は安定しています。
カルテット、シンセリティシールド、頭部用マント(頭巾)、マントをパージした際の胸部パーツが付属。
マントを外した状態で全身から。胴体部などが露出しするとだいぶGP04らしい容姿になります。
シールを貼らない状態で。部分部分が大味に色分けされているだけなので物足りない感じですね。細部まで塗装するのが好ましいですが、シールを貼るだけでもこの状態よりはだいぶよく見えます。
頭部はキリッとしたバランスのいいガンダムフェイスに、西洋風のハット(頭部装飾)を被ったような特徴的なデザイン。頭部装飾はエングレービングのモールドが造形され、表面はシルバーのシールを貼っての色分けです。アンテナ中央は青、頬のエングレービングはシルバー、装甲は青に塗り分けが必要。
メット部は左右の組み合わせで後頭部に合わせ目ができます。後頭部は大部分がダークグレーなので、エングレービングをシルバーで塗り分ける必要があります。白い羽(アンテナ)の内側は一部が肉抜き穴です。
胴体部は胸部がGP04を思わせる形状でエアインテークが造形。下半身もエングレービングのある装甲で、全体的に表面にレザー調の装飾が造形されています。胸部の表面装甲はグレー、エアインテークはイエローのシールでの色分け。エングレービングは各部ともシルバーに、腰のレザー調の装飾はバックルをシルバーに塗り分ける必要があります。
リアアーマーもレザー調の装甲がおしゃれに造形。バックルや一部の装甲はシルバーに塗り分けが必要です。
腰アーマー裏は簡易的な作り。
腕部。全体的にGP04風で、特に曲状のショルダーアーマーが印象的に造形されています。ショルダーアーマーは表面のチェーン型のモールドは緻密さがあっていいですね。
二の腕以下は肉抜き穴がない2個パーツ構成です。色の異なるパーツの組み合わせでやや大味。一部をホワイトやグレーなどに塗り分ける必要があります。
ショルダーアーマーは前後の組み合わせで上部に合わせ目ができます。前側の装飾はシールでの色分け。前後や側面の円形スラスター口はダークグレーに、エングレービングなどはシルバーに塗り分けが必要です。
白い装甲をはずすと内部には青い装甲が造形されています。この内部装甲はSDW HEROES ナイトストライクガンダムと殆ど同じ形状。
脚部は形状、色分け共にやや大味。側面にはレザー調の装甲が造形されています。内側はほぼ肉抜き穴状態なので、処理に手間がかかりそうです。
脚部はモールドも少なくシンプルなデザイン。白いアンクルアーマーは側面のマルイチ内部はグレーに、表面のエングレービングや装甲をシルバーに塗り分ける必要があります。ソールは青一色なので、脚甲をホワイトに、一部をシルバーやダークグレーに細かく塗り分ける必要があります。
脚裏はほぼ肉抜きですが、中央には3.0mm穴が造形。
バックパックは3又のジョイントなど、GP04のバックパック風にデザインされています。1個パーツ構成で青一色なので、エングレービングや装甲をシルバーに、下部バーニアや3又のジョイントをダークグレーに塗り分けが必要です。
バックパックは中央の1ダボ接続。たまに回転することもありますが、固定強度があるので気になるほどではないかと。
HG陸戦型ジムと並べてサイズを比較。陸ジムほど大きくはないですが、頭部装飾や羽によって全高が増しています。
同シリーズのSDW HEROES ナイトストライクガンダムやSDW HEROES ウォーロックイージスガンダムとも並べて。映像化や配信の情報がないですが、どうなんでしょうね;
肩が左右に引き出せ、首も幅広く可動するSD三国創傑伝、SDW HEROESキットと同じフォーマット。
後頭部とバックパックが干渉するため、頭部の上下可動はわずか。左右へも後頭部のレザー装甲とショルダーアーマーが干渉するので可動がやや制限されます。
肩のボールジョイント軸が長いからか、ショルダーアーマーが広く可動するため、腕も割りと高くまで上げることができます。
前後スイングもまずまず広めに可動します。前方に広くスイング可能。
腰部が展開可能なフォーマット。ですがバックパックが干渉するので、上半身の前後スイングはやや制限されます。
腰は干渉なく360度回転可能です。アクションベースやスタンドへは、通常通り股間部に3.0mm軸を差し込んでのディスプレイとなります。
前後開脚は特別広くはなくまずまずといった感じ。膝もくの字程度と特に広くはありません。
足首も前後左右ともあまり広くは可動しないようです。
左右への開脚はまずまず広めに展開させることができます。
足首が広くロールするので、内股、がに股を柔軟に表現することができます。
可動域の総括としては、可動が制限される箇所はありますが、全体的に柔軟で表情が付けやすい印象。マントを付けない状態だと軽装で取り扱いやすいので、ポージングはストレスなく楽しめそうです。
カルテット。シンプルな短刀になります。数多くの骨董品を目にしてきた霊符がある旅で見出し、愛用してきた逸品で、サイズの割に重量があり、一振りごとに加速するという特性を持つとのこと。1個パーツ構成ながらも見た目よく造形されています。刃や鍔などをシルバーに塗り分けが必要。
裏面は一部が肉抜き穴です。
カルテットはバックパックのジョイントに組み付けることが可能。
バックパックの3又ジョイントにSDW HEROESシリーズやSD 三国創傑伝シリーズの武装を組み付けることで、GP04の背部プロペラントタンクのような容姿を再現することができます。(画像ではSD三国創傑伝 孫堅ガンダムアストレイとSDW HEROES ベンジャミンV2ガンダムの武装を組み付けています。)
シンセリティシールド。ナイトストライクガンダム専用の盾になります。表面にはエングレービングなど綺羅びやかな装飾が造形。
シールドをシールを貼らない状態で。わずか2色の色分けなのでかかなり物足りない感じですね。
グリップを組み替えることで、シールドの保持角度を変更することができます。
シールド裏にはSDW HEROES ナイトストライクガンダムのシンセリティソードを収納することができます。固定強度があまり高くないので、角度などによっては抜けることもあるかもです。
マント。適度にドレープが造形されるなど、リアルな表情が付いています。裾にはシャープな切り欠きも造形。ダークグレー成型色での再現で、裏面に特にモールドはありません。頭部用、前側用、側面(左右)用のものが付属。
前側のマントは胸部パーツを外して組み付けます。胸部パーツは外しやすくなっていますが、赤い装甲も一緒に外れることがあるので注意です。両肩のレザー部分を交わすようにして組み付けます。
側面のマントはショルダーアーマーのスラスター口に組み付け。
マントなどを組み付けて一通り武装。
マントを装着すると容姿に風格が感じられるようになりますが、胴体部などをすべて覆い隠すため、腰をひねるなどしても表情が付きにくいのが難点といえば難点。
腕を前後させるだけでマントを靡かせるような表現ができるのはいいですね。
頭部も組み替えれば、全身をマントで多い隠すスタイルも再現可能です。
頭部のマント(頭巾)はメットパーツを外してから組み付けます。
僅かなスリットから覗くツインアイが印象的。頭巾も左右の組み合わせで後頭部に合わせ目ができます。
頭巾を被ると干渉して上下可動はほぼできません。左右へは適度にスイング可能です。
頭部マント(頭巾)まで組み付けると全体が覆い隠され、謎に包まれた感じが更に強くなります。何者か分からないという不気味さや、用心棒感も出てきます。
マントはボールジョイント接続で適度に可動するので、腕をのぞかせて武器を保持し、ポーズを取らせることも可能です。
中央のマントを組み替えるとまた違った雰囲気になります。
全身を覆っていた状態よりも華やかさやヒロイックさが増しました。
マントをすべて外した状態だと干渉もなく、ポーズが取らせやすいです。武器がカルテットしかないので、もう少し何かしら付属していても良かったかも。
SDW HEROES ナイトストライクガンダムにシンセリティシールドを装備して。
正規の武装なので装備すると様になりますし、違和感も全くありません。ポーズを取らせるとかっこよさが増しますね。
グリップとハンドパーツとの間に隙間がなくしっかりと固定されるので、シールドの角度が変わったりすることなく保持させることができます。
説明書に記載はないですが、肩内部装甲の形状がSDW HEROES ナイトストライクガンダムと似ているので、組み替えることで両肩のマントをナイトストライクガンダムにも装備させることができます。
装備させると強化された、重厚感ある皇帝的のようなナイトストライクガンダムになります。かっこいいですね。腕の可動が制限されるので、柔軟なポーズを取らせるのはちょっと難しいようですが、それを差し引いても十分に魅力的な容姿になっています。
軍馬へはリアアーマーを外して騎乗させます。(画像の軍馬は白とクリアブルーのナイトワールドVer.。)やや前側のマントが干渉しますが、マント装備状態でも騎乗は可能です。リアアーマーはジョイントパーツを介して軍馬の臀部にマウント。
腕がマントで隠れているので、うまく腕を覗かせて手綱を握っているような表情を付けたいところです。
マントを外すとよりラクに騎乗させることができます。軍馬(ナイトワールドVer.)を2体用意してナイトストライクガンダムと共に騎乗させ、旅の雰囲気を表現してみてもいいですね。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。マントを装着した姿にも風格が感じられますし、一部を外した状態でも隠れた強者のような雰囲気や強いキャラクター性を持ったキットになっています。レザー調の衣服のような装飾がおしゃれに造形されるなど、デザイン性の高さも伺えますね。GP04の形状が分かりやすくデザインされているのにも親しみを感じることができます。
気になる点はあまりないですが、全体的な色分けが大味なので、他のSDW HEROESシリーズと同様、もう少しパーツやシールによる色分けが細かいと良かったですね。あと、肩のマントがもう少し動くと、よりダイナミックな表情が付いて良かったかも。
シンセリティシールドもナイトストライクガンダムとマッチしていますし、ワンランク上のスタイルに押し上げてくれます。マントを組み替えることで違った容姿が楽しめるのも嬉しいところ。謎めいた部分も多いので、オープンなナイトストライクガンダムと組み合わせることで共に引き立たせることができるのがいいですね。
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