今回は、ガイアカラー プレミアムガラスパールのレビューをご紹介します!
ガイアカラーのプレミアムガラスパールは、ガラス粉にパール加工が施された塗料です。下地を活かしたパール感ある塗装色になるのが特徴。塗料にパール粉を混ぜる必要がなく、後からクリアー感覚でパール塗装することができます。
今回、RGウイングガンダムゼロEW&ドライツバークの塗装に使用するため購入してみました。価格は税込み800円ですが、アマゾンだと28%OFFで購入することができます。(2022年3月現在)
プレミアムガラスパールはガイアカラーのプレミアムシリーズの一つです。プレミアムシリーズは、貴重な原料などを使用することで、今まで表現できなかった色を作り上げる特別なシリーズ。
プリズムブルーブラックは気品のある色味が表現できますし、プレミアムミラークロームはメッキ感のある仕上がりになります。プレミアムミラークロームなんかはフェネクスの下地などに使用すると良さそうです。
値段は少し高く感じますが、量が30mlあるので他の塗料とそれほど大差はありません。特に希釈割合は記載されていませんが、希釈は3倍程度(プレミアムガラスパールと溶剤が1:2)で良さそうです。
瓶の大きさはこんな感じ。ガイアカラーの15ml容器やMr.カラーの10ml容器よりも少し大きめです。
塗料は撹拌前はクリアーとパール塗料が分離しているため透明ですが、撹拌することでパールの粒子感ある溶液に変化します。
今回はテストとして、いくつか色味を用意してプレミアムガラスパールが下地によってどれくらい変わるかを確認してみたいと思います。プラスプーンに吹いた色味は左上からファンデーションホワイト(フィニッシャーズ)、艶ありブラック(Ex-02)、蛍光オレンジ(下地白)、左下からブライトレッド、ウルトラブルー、ブライトシルバー(下地黒)です。
まずはファンデーションホワイトにプレミアムガラスパールを吹いた状態。吹く前に比べてパール感が強くなりました。画像と実物では少し違っていますが、実物はガラス粒子によってかなり上品なパールホワイトになっています。
以前エルガイムの制作にパールシルバー(ガイアカラー)を使用しましたが、パールシルバーに比べると虹色感はやや弱め。ただ、パールシルバーは下地ホワイトの色味も少し変化しましたが、こちらはしっかりと下地(ファンデーションホワイト)の色味が反映されています。
続いて艶ありブラックに吹いた状態。角度を変えるとごく僅かにブルー気味に輝きます。ガラス粒子が金属粒子っぽくなっていて、メタリックブラックとパールブラックの中間のような綺羅びやかな色味になっています。
続いて蛍光オレンジに吹いた状態。パール調のオレンジに変化しました。角度を変えるとごく僅かにですが黄色っぽく輝いているようです。こちらも粒子がきめ細かく、塗装面が美しいですね。
ブライトレッドに吹いた状態。表面はもちろんパール調で美しいのですが、上品さという部分ではホワイトやブラックに比べるとやや弱いかなという印象。シンプルなパールレッドで角度を変えるとシルバーっぽく輝きます。
ウルトラブルーに吹いた状態。こちらもブライトレッドと同じで美しいですが、そこまでの上品さは感じないですね。基本色に吹くよりも、淡いブルーやダークブルーなど明暗に差がある色味に吹くといいのかなと思います。
ブライトシルバーに吹いた状態。多少ツヤ感が出たのと、粒子によって少しラメ感が出ているくらいです。
角度を変えて一通り。
次に、プレミアムガラスパールを吹いた各色に艶ありとつや消しコートをしてみました。艶ありはMr.スーパークリアーⅢ、つや消しはMr.スーパークリアーつや消し(C182)を吹いています。左が艶ありで右がつや消しを吹いた状態。
下地がファンデーションホワイトの場合、艶ありだとパール感はより強く表現されますし、映り込みもくっきりとしていてパールがきれいに輝いています。一方のつや消しはパール感を残しつつも、マットで落ち着きのある仕上がりになっています。
下地が艶ありブラック(Ex-02)の場合も同様、艶ありクリアーを吹いたことでパール感がより強くなっていますし、角度を変えた際のブルー気味の輝きも少し強くなっている気がします。一方つや消しのほうは粒子がきめ細かくなり、メタリック感が強調されています。
下地が蛍光オレンジの場合はどちらも同じくらいのパール感で、艶ありと艶なしどちらも色味がいいですね。プレミアムガラスパールを吹いた状態でも、ブラックライトで照らせば発光します。
下地がブライトレッドの場合、艶ありのコートをするとパール感が強調され、つや消しのコートをするとパールの粒子感(ラメ感)が強くなります。下地が艶ありブラック(Ex-02)と同じような感じですね。ただしつや消しでは角度を変えると若干白っぽい感じになっています。
下地がウルトラブルーの場合も上記ブライトレッドと同じような感じ。艶ありコートをしたほうがパール感は強いですね。つや消しは粒子のラメ感が強く、角度を変えると白っぽいです。
総合的に見ると、パールを活かしたいなら艶あり、メタリック感を強調したいならつや消しといった感じでしょうか。
ブライトシルバーの場合はどちらもパール感があまり出ないので、アクセント程度にプレミアムガラスパールを吹くとほんのり上品になっていいのかなと思います。
つや消しを吹いた状態で各色を並べて比較。
おまけでプレミアムガラスパールを吹いてつや消しコートをしたファンデーションホワイトとフラットホワイト(ガイアカラー)を吹いたものを並べてみました。やはりただのつや消しホワイトに比べるとパール感が表現されていますね。
以上です。結果としては、ファンデーションホワイトや艶ありブラックに吹くと見違えるようなパール感が出るのと、以外にも蛍光オレンジに吹くといい感じにパールが表現されていました。明暗に差のある色味のほうが、パール感が活かせそうではありますね。
一方ブライトレッドやウルトラブルーといった基本的な赤、青などだとパール感は出るものの、少し印象が弱い感じがありました。ブライトシルバーなどメタリック下地に吹くのも少し表現に乏しいのかなという印象。(ものによると思います。)
コートに関しては、艶ありを吹くとよりパール感が活きますし、つや消しを吹くと粒子が強調されたパールになるようです。
ガンダム系だと白い外装が多い分重宝しそうですし、ティターンズ系のダークブルーも色味が濃いので活きそうです。うまく組み合わせることで美しい塗装面が表現できるので、プレミアムガラスパールを使ってワンランク上のカラーリングを施してみるのもいいのではないでしょうか。
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