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MG ジンクスIII (連邦カラー) レビュー

今回は、MG 1/100 ジンクスIII (連邦カラー)のレビューをご紹介します!

MG ジンクスIII (連邦カラー)は、『機動戦士ガンダム00』に登場するMS『ジンクスIII』の地球連邦軍カラー仕様1/100スケールモデルキットです。赤いアロウズ所属機カラーとは異なる2色のブルーが成型色で再現され、GNランス、GNビームライフルなどの各種専用武装が付属。セルゲイ・スミルノフやパトリック・コーラサワーが搭乗した印象的なジンクスⅢになっています。価格は4,644円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。

キットの造形は2018年5月にプレミアムバンダイから発売されたMG ジンクスIII (アロウズ型)と同じですが、アロウズ型とは配色が異なるため、余剰パーツの種類が異なります。付属する武器類もアロウズ型と同じ。LEDユニット(赤)を使用することでGNドライヴが発光可能なのも同じです。

アロウズ型はホワイトとワインレッドの成型色でしたが、こちらはブルーとライトブルーの2色がベース。上半身の大部分ブルーで、下半身の大部分がライトブルーという配色。

関節強度は高く、自立も安定しています。ただ、これまで組んだMGアドヴァンスドジンクスやMGジンクスⅢ(アロウズ型)は徐々につま先がゆるくなり、倒れやすくなってしまったので、この連邦カラーも劣化やヘタレによって自立が不安定になってくる可能性があります。

頭部。ジンクス特有の4つ目。額にはクリアーパーツで楕円形サブ・コントロール・システムが造形されています。

首は別パーツ構成で少し広めに可動するようになっています。4つ目はクリアーパープル成型色パーツにシールを貼っての色分けです。額のサブ・コントロール・システムもシールを貼ってクリアーパーツを被せる構成。

胸部。部分的にライトブルーがありますが、全体的にはブルー成型色になっています。左右にはジンクスⅢ特有のショートタイプクラビカルアンテナを装備。

GNドライヴはドーム型のクリアーパープルパーツによる造形です。クラビカルアンテナは裏打ちパーツが造形されています。

腰部。フロントアーマー中央はライトブルーで、両脇に装備したクラビカルアンテナはブルー成型色になっています。

クラビカルアンテナはジンクスやアドヴァンスドジンクスのような湾曲したものではなく、メカニカルなモールドの入ったボリューム感あるものになっています。

両脇にクラビカルアンテナを携えたフロントアーマーは手前に展開させることができます。

そして可動させた状態でフロントアーマーのハッチを開くとコックピットが露出します。コックピット内部にフィギュアはありません。

リアアーマーの両サイドは付け根ボールジョイント接続によって回転、上下などフレキシブルに可動。下部の薄型のアーマーも左右に可動します。

中央下部のアーマーも上下に可動します。

リアアーマー裏面もモールドや裏打ちパーツで造形され、バーニア内部もまずまずの造形になっています。

腕部。全体的にブルーの配色になっています。

肩、二の腕、前腕にかけて複数の外装パーツを被せることで、メカニカルな造形が再現されています。前腕は左右で挟み込む部分もありますが、合わせ目は段落ちモールドになっています。

ハンドパーツは親指と人差指が独立し、残り3本が一体型の可動式タイプ。手首も可動します。

脚部。ジンクスらしい大腿部が肉厚な造形になっています。全体的にライトブルーの配色で、足首から下の部分のみブルー成型色になっています。こちらも複数パーツの組み合わせになっていて、合わせ目はモールド化されています。

後部の装甲は可動式。裏面にもモールドが造形されています。

大腿部は下げるように展開。

内部にはビームサーベル柄を収納可能です。

足首から下の部分。ブルー成型色で、扁平な草鞋型の造形。つま先とかかとが折りたため、足裏もバーニアも別パーツで造形されています。

背中にはGNドライヴを内蔵している擬似太陽炉搭載型(T(タウ)型)。GNドライヴが格納できるよう、胸部内部は空洞になっています。

GNドライヴ。複数パーツでメカニカルなコーン型ドライヴが再現されています。

内部にはLEDユニットが2個内蔵可能。

GNドライヴを発光させるにはLEDユニット(赤)を使用し、LR41型のボタン電池が4個(ユニット2個×電池2個)が必要になります。LEユニットは電池の格納が不十分だったりすると、ものによっては点滅したりきれいに発光しなかったりする場合があります。

LED発光状態のGNドライヴを内蔵して。それほど華やかではないですが、発光によって動力源に存在感を感じます。

ジンクスⅢのその他の可動域や詳細については以前レビューしたMGジンクスⅢ(アロウズ型)と同じなのでそちらをご参考くださいm(_ _)m ⇒MGジンクスⅢ(アロウズ型)レビュー

アロウズ型のジンクスⅢと並べて。グレー成型色パーツはアロウズ型のほうが濃いグレーになっています。配色や色味の関係からか、この連邦カラーのほうが細身に見えます。

GNランス、GNビームライフル、GNビームライフル用ロングバレル、GNシールド、GNビームサーベル刃☓2、アクションベース用マウントパーツ、GNビーム・ライフル用マウントパーツ、GNドライヴ用台座が付属。(ビームサーベル柄☓2は大腿部に収納)

その他、大量の各部パーツが付属します;キットの配色が違うため、余剰パーツもジンクスⅢ(アロウズ型)とは違ったものになっています。全身をブルー、もしくはライトブルーにするにはパーツが足りませんが、組み換えでいろんなカラバリキットにすることはできます。スピアをブルー成型色にするのはいいかもですね。

連邦カラー専用の水転写デカールが付属。外装が淡めのブルーなだけに、白いマーキングはあまり目立たないような気がしないでもないです。

GNドライヴ用の台座が付属。ジンクスⅢに内蔵しているGNドライヴをディスプレイしておくことができます。

GNランス。ランス部分はライトブルーの成型色です。

ランス部分は挟み込みタイプなので合わせ目ができますが、段落ちモールド化されています。ビーム砲も別パーツで色分けされています。グリップ部分には保持用のダボ穴があります。

ランスの中間部(グレー部分)を引き出すことで同時に上部のグリップが展開します。

下部のグリップは手動で展開。これでGNランスのライフルモードに変形完了です。

GNランスのライフルモード。

中間のグレーパーツには合わせ目ができます。

GNビームライフル。合わせ目は段落ちモールド化されています。

フォアグリップは左右に可動し、センサーはクリアーパープルパーツによる色分けです。グリップも少し前後に可動。クリアーパーツは抜けなくなるのではめ込んでいません。

ロングバレルを装着してロングサイズのGNビームライフルに。ロングバレルも合わせ目は段落ちモールド化されています。

GNビームライフルはマウントパーツを使用することで腰のクラビカルアンテナにマウント可能です。

GNシールド。ライトブルー成型色ですが、余剰パーツを使ってブルーにすることもできます。

ディフェンスロッドは可動し、裏面のマウント部も回転可動します。

武器各種を装備して。GNランスのライフルモードは、グリップにダボ差し込みの溝があるのでまずまず保持が可能です。ただ、経年劣化でき固定が甘くなり、保持が難しくなる可能性もあります。

ビームライフルは前腕にマウントできるので、しっかりとした保持が可能です。

肩の可動域がそれほど広くないので、GNビームライフルの両手持ちをきれいに再現するのは少し難しいです。

GNビームサーベルも手のひらにあるダボでの接続。そこまで固定強度は高くないですが、軽量なので指でつかんでおけば外れることはありません。

武器の種類が豊富なのと、GNランスがランスモードとライフルモードに変形するのでポージングの幅が広がるのがいいですね。

以上です。この落ち着きのあるブルーは従順な軍機感が出ていていいですね。アロウズ型に比べて素朴なところもありますが、逆にそれがクールさを感じさせてくれます。

欠点は武器が少し持ちにくいということと、肩の可動がそれほど柔軟ではないのでポージングに少し不十分さがあるかなというところです。武器はグリップと平手ダボのみでの保持なので、ポージングしていて外れやすいのはちょっと残念。MGのジンクス系は数種類が発売されていますが、未だに固定式の持ち手が付属していないのは痛いところです。

全体的にはよく出来ていて申し分ないので、劇中シーンを楽しんだり、ジンクスバリエ機を揃えたり、余剰パーツを組み換えたりと、いろいろと楽しめそうなキットなのがいいですね。

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4 件のコメントがあります。

  1. 安藤隆浩

    on 2019年1月4日 at 23:37 - 返信

    こんにちはorこんばんは

     まずはじめに
     MGジンクスⅢは待ちかねていたキットですが
    予算の問題で未購入となっております。

     しかしプレバンで再販頻度がやや高そうなので
    見送っています、それにしても連邦とアロウズ両方ともプレバンとは思いませんでした。

     顔は4つ目で好きになれませんが体型とランスが好みなので…HGでⅣも出ているのでⅣも期待したいもんです。一番発売して欲しいのがスペルビアジンクス!

     
     

    • nori

      on 2019年1月6日 at 14:06 - 返信

      コメントありがとうございます!
      カラバリはプレバンになる傾向が強いですよね;
      値段が高いのはちと辛いところです。
      スペルビアジンクスは自分もぜひ発売してもらいたいです!
      量産型機でも一味違ったあのスペシャル感がたまりません!

  2. 名無し

    on 2020年8月13日 at 11:03 - 返信

    初コメント失礼します(__)

    最近、ガンプラ復帰したのですがいきなりMGは無理だと思いHGジンクスⅢ連邦軍型を購入したのですが気になったのはGNランスのカラーがHGだと白色でMGは写真の通りなのですがどっちに塗装するか迷っています。敢えて、金属色でやろと考えてたりもします;

    • nori

      on 2020年8月13日 at 15:25 - 返信

      コメントありがとうございます!
      ガンプラ復帰いいですね~(^^)
      ん・・?HGもMGもジンクスⅢ連邦軍型はGNランスが水色ではなかったですかね?
      違ってたらすいません^^;
      個人的には白にしても面白いと思いますし、金属色にするのも映えそうでいいですね!

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