今回は、MG 1/100 AMX-004DMD キュベレイダムドのレビューをご紹介します!
MG キュベレイダムドは、ガンダムビルドダイバーズ公式外伝『ガンダムビルドダイバーズ GIMM&BALL’s World Challenge』より、キュベレイをベースに頭部や腕部など各部の形状を一新した「AMX-004DMD キュベレイダムド」の1/100スケールモデルキットです。頭部、ファンネルポッド、腕部などが新規パーツで造形され、妖艶かつ禍々しいシルエットに仕上げられています。価格は5,400円(税込)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
ノズがキュベレイをベースに製作したガンプラで、劇中ではEpisode. 2で初登場し、ボールの愛機の180mmキャノンを破壊。その後Episode. 8ではマーキーと共にジオング・スペクトラに挑むも、スーパー・ウルトラ・サイバー・ウェポンによって大破した「AMX-004DMD キュベレイダムド」がMGでキット化。
2001年に発売されたMGキュベレイをベースに、頭部や腹部、腕部巨大マニピュレーター、ソール部などが新規造形で再現されています。『ダムド』とは、「のろわしい」「忌まわしい」といった意味。新規パーツには細かなモールドが多数施され、メカニカルな造形に仕上げられています。
成形色はホワイトとブラック(グレー)を基調に、大腿部丸モールドにレッドを配色。その他、肩部や巨大マニピュレーター、内部・関節などがメタリックダークグレー成形色での再現で、ダークな印象のキュベレイに仕上がっています。ホワイトはパール調の成型色で、光が当たるとわずかに輝き、特殊な粒子感を楽しむことができます。
素材は殆どがPS素材で、KPSやABSは不使用。塗装による破損はひび割れは心配せずに済みそうです。MGですが大きめのパーツが多く、組み立ては比較的スムーズ。大味な部分もありますが、キュベレイらしい独特の造形はしっかりと再現されているかと思います。
ポリキャップはMGキュベレイと同じくPC-121が各部に使用されています。関節強度は全体的にあまり高くなく、肘部はポージング中に外れることもあるので注意が必要です。脚部もヒール型のため若干安定しにくい部分はありますが、全体的な重量バランスは良く、それほど自立に問題はありません。
■付属品
ビームサーベル刃✕2が付属。
MGキュベレイ用の余剰パーツが多数付属します。ハンドパーツが付属しませんが、それ以外のパーツが揃っているのでハンドパーツなしのキュベレイ(カラバリ)として組むことはできます。
キュベレイダムド専用の水転写デカールが付属します。③はキュベレイダムドのエンブレム。
■各部形状
MG キュベレイダムドの各部を見ていきます。
■頭部
頭部。長い後頭部を持つキュベレイらしい流線型のデザインですが、メカニカルなモールドが施されたものがダムド用に新造。よりクセの強い容姿に変化しています。白成形色でモールドがあまり目立たないので、メリハリを付けるためにスミ入れしたほうが良さそうですね。
上下ともに1枚ものパーツで作り自体はシンプル。裏打ちパーツにはスリット型のモールドが入っています。
カメラアイはクリアーパーツにシールを貼るだけのシンプル構造。塗装でクリアパーツを活かすこともできます。首はポリキャップを交えた構造で広く引き出せるようになっています。
■胴体部
胸部、腹部。胸部形状はキュベレイから変わらずですが、グレー系成型色でヒール感が強調されています。動力パイプパーツなどはメタリック調の成型色での再現。腹部は丸筒型のキュベレイに比べ、蛇腹状の骨組みのような造りで禍々しい雰囲気が感じられるようになっています。腹部も複数パーツ構成。
胸部の表面装甲を展開し、長方形のハッチを開くことで内部コックピットが露出。
コックピット内部はシートが造形されていますが、キュベレイのようなパイロットフィギュアはありません。
腰部。こちらはフロントアーマーと背部ファンネルポッドがキュベレイダムド用に新造。両側ともスリットダクトがパーツで細かく色分けされています。背部ファンネルポッドにはメカニカルなモールドもデザインされていて見応えがあります。
背部はファンネルポッドを外すとシンプルな装甲が露出。フロントアーマー下部にはメカニカルなモールド入りのパーツが増設されています。
フロントアーマー裏はメカニカルな裏打ちパーツが造形。サイドアーマー裏もきっちりと裏打ちパーツが造形されています。こちらはシンプルなデザインでモールドは少なめ。
ファンネルポッドを前後から。表面の装甲はキュベレイダムド用に新造されていますが、裏面のファンネル射出口はMGキュベレイからの流用になります。
ファンネルは脱着が可能。ボールジョイント型ポリキャップの軸に差し込みますが、差し込みが固く取り付けにくいです。取付時に力を加えすぎて砲口を折ってしまわないよう注意が必要。取り付け後のファンネルは少し角度調整が可能です。
ファンネルは通常の3.0mmダボで接続できないので、射出状態はアームやアクションベースなどをうまく使ってディスプレイするようになるかと思います。
■腕部
腕部。全体的にキュベレイのシルエットを踏襲していますが、ハンドパーツは巨大マニピュレーターが新造。ワイルドな容姿に変化しています。肩部はキュベレイらしいショルダーバインダーが造形。前腕は各部が新造され、表面にはメカニカルなモールドがデザインされています。
上腕は左右の組み合わせですが、中央の合わせ目はモールド化されています。前腕も白い外装が左右の組み合わせですが、中央の合わせ目は段落ちモールド化。前腕内部にはビームサーベル柄が収納されています。
サーベル柄は手前のパーツを外すことで脱着が可能。取り外したサーベル柄は、付属のビーム刃を組み付けることで武器として使用することができます。前腕内部はスリットモールド入りのカバーパーツで蓋がされています。
ちょっとわかりにくいですが、肘のメタリック成型色パーツが外れやすいので注意。多少強度アップなどしたほうが、ストレスなくポージングできそうです。
巨大マニピュレーターは鬼腕のような特殊なデザインで造形されています。独特の形状で禍々しさがかなり強調されていますね。
指パーツはモナカ割ですが、合わせ目は段差モールド化されているので処理は必要なさそうです。
各指が付け根がボールジョイント接続で適度に可動。表情を細かく変化させることができます。第1関節、第2関節部分に可動ギミックはありません。
ショルダーバインダーはキュベレイと殆ど同じですが、丸型ダクトのみ、モールドが入ったメカニカルなパーツが新造されています。
バインダーは肩内部のアームとボールジョイントによってフレキシブルに展開、可動します。前後のバインダーを重ね合わせる際は、上部のダボによって固定されるようになっています。
裏打ちパーツのデザインは前後バインダー共に同じ。
■脚部
脚部。大部分はキュベレイと同じですが、ソール部がキュベレイダムド用に新造。高さが増し、より妖艶で禍々しい雰囲気が感じられるようになっています。各部のスリットモールドは裏打ちパーツとの兼ね合いで細かく色分けされています。
大腿部は前後の組み合わせですが側面の合わせ目はモールド化。膝から下は左右の組み合わせですが、前面の合わせ目は段落ちモールド化されています。ただし弄っていると合わせ目が開いてくることがあるので注意が必要です。
大腿部側面の丸型モールドは赤いパーツでの色分け。脚部内部や膝アーマー裏にもモールド入りの裏打ちパーツが造形されています。
ソール部はキュベレイダムド用に新造。キュベレイの形状を踏襲しつつも、ヒール型の装甲、スリット型の踵が印象的に造形されています。つま先側は裏打ちパーツきっちりと蓋がされていて肉抜き穴などはありません。
■他キットとの比較
MGジム・コマンド(コロニー戦仕様)、MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと並べて大きさを確認。ハイヒール型のソールによって全高が増したことで、ダブルゼータと同等程度の大型キットになっています。ちなみにキュベレイの頭頂高は18.4m(全高18.9m)。キュベレイダムドの全高は未定です。(MGキュベレイが手元になく、比較ができず申し訳ないですm(_ _)m)
■各部可動域
頭部は顎引きはわずかですが、首の可動によって見上げる動きはかなり広く可動します。左右へは頬と首周りの外装が干渉するのでごくわずか。
腕の可動は、ショルダーバインダーは大きく展開しますが、腕部自体は付け根が干渉するので45度程度までしか上がりません。
肘は1重関節で90度程度曲げることができます。
肩部は少し前後する程度。ですが前方へはやや広めにスイングするようでした。
腹部ボールジョイントにより、上半身を少し前後させることができます。微動なので赤いラインを引いています。
腰は90度程度回転させることができます。干渉するのでこれ以上の回転はできませんでした。
上半身は画像のように少し左右に傾けることができ、適度にひねる動きも可能です。
ディスプレイ用のジョイントパーツは付属しておらず、浮かせた状態でのディスプレイは考慮されていないようです。アクションベースに付属するコの字パーツも組み付けがきついですが、一応それなりに挟めるようでした。
前後開脚は思いの外広く展開することができます。
膝は2重関節ですが、装甲が干渉するのでくの字より少し深めに、曲がるくらい。膝アーマーは上下させることができます。
足首はそれほど広くはないですが、適度に前後します。左右へも適度に可動。
つま先は少し可動します。こちらもわかりにくいので赤ラインを引いています。
股間部がボールジョイント接続で干渉するため、左右への開脚は僅かです。
内股、ガニ股も共にそれなりでした。
立て膝はかなり厳しい状態。派手な外装で干渉しやすいこと、ベースキットの発売がだいぶ前ということもあり、全体的な可動域はかなり控えめといった感じでした。
■ポージング
ビームサーベル刃を前腕に組み付けて。シンプルな素立ちでも、大型キットなので重量感と迫力が感じられて良いですね。
サーベル刃、柄ともにしっかりと固定されているので、ポーズを取らせても抜け落ちたり外れたりということはありません。
肩のバインダーを展開することで、よりダイナミックなポージング演出が可能です。武装類が少ないためポージングのパターンは限られますが、バインダーを大きく展開するとそのぶん存在感が増します。
指が曲がらないですし、武器保持用ハンドパーツが付属しないので、基本的にはサーベル柄を外して保持させることはできません。ですがそれなりに挟んで持たせるようなことはできました。
背部からファンネルを取り外し、単体で浮かせてディスプレイ。様にはなりませんが、ちょっとした表現の変化は楽しめると思います。
では適当に何枚かどうぞ。
以上です。可動域や各部強度はお世辞にもいいとは言えず、緩かったり外れたりディスプレイしにくかったりと、どうしても不満を感じてしまうところはあります。ですがキュベレイらしい造形や新規パーツのメカニカル感、妖艶な造形などはなかなか楽しめますし、キットサイズも大きいのでポージングすると圧倒される部分もあって好感が持てます。
造形がいいのでアクションポーズも映えますし、ダークなカラーリングも特徴的。ワイルドな巨大マニピュレーターも存在感があって、一味違ったキュベレイとして楽しめる、面白いキットになっていました。
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3 件のコメントがあります。
匿名
on 2018年11月19日 at 02:21 -
>モノアイはクリアーパーツにシールを貼るだけのシンプル構造。
モノアイの「モノ」ってギリシャ語由来の英語連結系で「単一」という意味だからな?
ザクのモノアイってのは目が一つだからだぞ。
シールに目ン玉が2つあるんだからツインアイが正解だ!
nori
on 2018年11月19日 at 02:51 -
コメントありがとうございます!
ご指摘感謝ですm(_ _)m
ウィキに「イラストや劇中の作画によって、頭部のカメラアイが単数であったり複数認められたりと一定しない。」と記載があったので、『カメラアイ』に修正しておきました。
ご了承下さいませm(_ _)m
アンコモン弁護士
on 2018年11月19日 at 07:45 -
アイン〇様専用機ぽいと思った。(喝采せよ!)
古いキットを出す時に必ずついて回る関節強度問題
ポリキャップだけ改良したキットとかあってもいいんじゃないかな?