こんにちは!今回は、1/100 フルメカニクス ガンダムバルバトスルプスレクスのレビューをご紹介します!
1/100 フルメカニクス ガンダムバルバトスルプスレクスは、鉄血のオルフェンズ第2期の主役機、ガンダムバルバトスルプスレクスの1/100サイズモデルです。フルメカニクスとしてメカニカル感あるディテールが再現されていて、リード線を使用することによってテイルブレイドを敵機に襲いかかるようなシーンも再現可能。初回限定特典としてスペシャル台座と鉄華団マーキングシールが付属しています。発売日は2017年2月18日。価格は税込み3,456円です。
ガンダムバルバトスルプスの進化形態。HGと同様に腕部が拡大し、獣感が増した姿になっています。ガンダムフレームが再現され、ガンダムフレームに外装パーツを被せていくというこれまでの鉄血のオルフェンズ1/100シリーズと同じ構成。
背中にテイルブレイドを装備。バックパックはHGと違って白い箇所がパーツによって色分けされています。全体的にはバルバトスルプスがベースですが、各部が細く変更されています。
関節強度がやや弱め。直立は問題なく出来ますが、少し動かしたりポージングすると不安定になるところもあります。
関節強度に不安はありますが、バックパックに付いているテイルブレイドの影響はほぼ無く、素直に立たせておくことが出来ます。
ガンダムフレーム。ベースは1/100ガンダムバルバトス、1/100フルメカニクスガンダムバルバトスルプスに使用されているものを使いますが、新規パーツとの兼ね合いでガンダムバルバトスルプスレクス用のガンダムフレームが構成されています。
1/100フルメカニクスガンダムバルバトスルプスのガンダムフレームと比較してみました。右が1/100ガンダムバルバトスルプスのガンダムフレームです。額とアンテナ、腕部、足首から下の部分が大きな変更点です。
ガンダムフレームは軽量なので直立も問題なし。ただし、脚底面積が狭いので、ちょっとしたポージングで不安定さを露呈することもあります。
ガンダムフレーム頭部。フェイスはガンダムバルバトスルプスとそれほど変わりませんが、頭部パーツがごっそり新規なので全体的には違った印象があります。外装を被せていく場合はアンテナを取り外します。ツインアイはグリーンのパーツによって色分けされています。
拡張された腕部にはサブアームを内蔵。ガンダムフレームからはそのサブアームが露出している状態です。腕部外装はガンダムフレームながらもかなりメカニカルにディテール化されています。腕部の付け根も別パーツ化され、肩のボールジョイントが大型化されて腕部の保持力が強化されています。
サブアームは各部が細かく可動。ただしHGと同じく挿し込み型なので、挟み込み型ほどの耐久性はありません。何度も可動させると外れてしまう可能性もあります。アーム先端はHGと違い、可動箇所が追加されています。
サブアームの反対側には数カ所の肉抜き穴があります。アームには1/100グレイズに付属するバトルアックスなどの武器を装備可能。1/100フルメカニクスガンダムヴィダールのバーストサーベルやライフルを持たせることはできませんでした。
頭部。アンテナが4本ディテールに進化。外側のアンテナには安全対策がされています。各部パーツによる色分けがしっかりとされていて、シールを使用しているところは全くありません。バルバトスルプスと比べてシャープになった印象。マスクは小さく取り付けが少し難しいので紛失に注意です。
バストアップ。HGと同様に胸の鉄華団ロゴは別パーツによる色分け。ただし胸部中央下は黒いシールで色分けするようになっています。ショルダーアーマーのサブアーマーは黄色いパーツに青いパーツを被せることで色分けされています。
腹部。ガンダムフレームおなじみのシャフトとシリンダーの形状。フロントアーマーはルプスレクス用の形状ですが、全体的にはバルバトスルプスとそれほど変化は感じません。中央のパーツが青から赤に変わっています。サイドアーマーは大型だったスラスターユニットが小型に変化。
腕部。バルバトスルプスレクスになって一番変化した箇所です。外装を被せたことでサブアームは腕部に格納された形になっています。マニピュレーターも腕部に合わせて大型され、掴みかかるようなポージングが楽しめるようになりました。
腕部外装は左右での挟み込みタイプですが、できるだけ合わせ目が出ないような組み合わせ方になっています。手首に少し合わせ目が出る程度。マニピュレーターの指先は特に色分けされておらず、塗装による塗り分けが必要です。
脚部。足首から上はバルバトスルプスと似ていますが、スラスターや膝に異なるディテールが追加されています。太もものディテールは黒いシールで色分け、膝のマークはグリーンのシールによって色分けされています。かかとにはヒールバンカーが追加されています。かかとの内側は色分けされていないので、赤色で塗り分ける必要があります。
足首から下の部分。こちらも形状こそバルバトスルプスと似ていますが、爪に別パーツを被せて色分けしたり、かかとにヒールバンカーを装備するなど、各部に変更が加えられています。爪の裏側と赤いパーツの裏側には肉抜き穴があります。
HGガンダムグシオンリベイクフルシティ、1/100フルメカニクスガンダムヴィダールと。かかとが高い分、ガンダムヴィダールよりも少し長身です。
胸部と顎が干渉するため、顎引きはほとんどできず。見上げる状態にも襟が干渉してそれほど上がらず、全体的に頭部前後の可動域はかなり狭い状態です。
左右へは申し分なく水平以上に可動できます。襟のパーツもほとんど干渉することがありませんでした。このあたりはだいぶHGよりも柔軟性があるようです。
腕部上げは1/100ガンダムバルバトスルプスとほとんど同じくらい。
気になる肘の可動ですが、やはり外装パーツが大きいため、広い可動域は確保されていないようです。HGと同じ程度の可動域。
ショルダーアーマーのサブアーマーは可動式。適度に動かせるのでちょっとした表現が演出できます。ショルダーアーマーは真横にパーティングラインが入っています。気になるならヤスリがけなどの処理が必要です。
前かがみや胸ありスタイルは適度に可動。外装が影響するわけではないですが、最低限の可動域と言った感じ。
HGとは違ってガンダムフレームが細かく組み合わせてあるので、可動箇所が多いです。このため、画像のように左右に胸部を降ることが可能になっています。この時にシャフトが伸縮し、柔軟性のあるモーションが演出できます。
シャフトが伸縮するため腹部の表現は豊かですが、腰部アーマーの干渉によって腰の可動がかなり制限されています。なので腰の回転は画像の程度と低範囲。腰部が回らないことでポージングもかなり制限されるので、ワイルドなポージングに物足りなさを感じるかもです。
付属のアクションベースはストッパー付きの最新型。単独では販売されていないアクションベースです。MG フルアーマーガンダムVer.Ka用オプションセットの『MG ウエポン&アーマーハンガー FORフルアーマーガンダムVer.Ka』に付属しているのも同じです。色はパール調と、初回限定特典としては申し分ないアイテムです。
設置は股関節をU字型パーツではさみこむタイプなので、前後に負荷がかかると倒れやすいといった不安定さがあります。
前後への開脚は申し分なく。水平に可動します。リアアーマーが可動しないので後ろに水平にとはいきませんが、リアアーマーもそれほど大きくはないのでまずまず後ろに可動させることができます。膝の可動は外装パーツの干渉や可動範囲がそれほど大きくないこともあり、HGよりも若干狭い状態です。
足首の前後の可動もわずか。あまりムリに可動させると脚の甲が抜けて外れてしまったりします。一度抜けると外装パーツを外してからガンダムフレームを差し込まないといけないので少し手間です。
内股は干渉による制限がありますが、がに股は水平に可動。この辺りは1/100フルメカニクスガンダムバルバトスルプスや1/100フルメカニクスガンダムヴィダールなどとほとんど同じ可動域です。
開脚は水平に。サイドアーマーも干渉すること無く柔軟です。
足首の可動はかなり制限されます。ガンダムフレームでは90度可動しますが、外装パーツを被せることで可動域は大幅に減ってしまいます。
立膝もかなり不安定。ゴツゴツとした外装ということもあり、立膝ポーズには不向きなキットです。
サイドアーマーは前後に柔軟に回転可動。パーツで色分けされているので塗装も比較的ラクです。
サイドアーマーを正面から。水平程度に可動させることもできます。
バックパックを含むテイルブレイド。テイルブレイドの黄色い部分は黄色パーツによって色分けされています。白い部分も黄色い部分もモナカ割ですが、合わせ目は目立たないような組み合わせ方にしてあります。マークはシールによる色分けです。
バックパックにはHGと同じく左右に穴が開いていて、特にこの穴を使用する説明はありませんでした。穴の周りはシールによる色分けもないので、塗装時に黒く塗り分ける必要があります。テイルブレイドの可動部はパーツによる色分けですが、スラスター部分はシールによる色分けとなっています。
バックパックの前面にもダクト型のディテールがあり、シールでの色分けとなっていました。
テイルブレイドは上下に可動。
リード線が付属。リード線はHGガンダムバルバトスルプスレクスに付属しているものよりも長く太いです。HGモビルアーマー・ハシュマルに付属しているものと全く同じでした。
リード線を使用してテイルブレイドを放つシーンが再現可能です。
リード線をアタッチメントに挿し込み、先を曲げて取り付けます。先を曲げずにはめ込むとテイルブレイドが回転してしまい、思ったスタイルに落ち着かせることができません。
リード線を差し込んだアタッチメントをバックパックに設置してリード線を固定します。
テイルブレイドを使ったワイルドなポージングが楽しめます。
超大型メイス、テイルブレイド用の台座、超大型メイス用アタッチメント、握り手(左右)が付属。
ガンダムフレームが流用されているため、過去の1/100ガンダムバルバトス、1/100フルメカニクスガンダムバルバトスルプスなどに使用したガンダムフレームの余剰パーツが多数付属。
初回限定スペシャル特典用台座の余剰パーツも付属。
そしてもう一つの初回限定特典、鉄華団のマーキングシールが付属します。
HGガンダムバルバトスルプスレクスに付属している超大型メイスと比較してみました。モールドが多数追加され、メカニカルな印象がより高まっています。大きさも超ビッグサイズ。重量もかなりのものです。
持ち手(柄)は伸縮可能。
超大型メイスの先にはパイルバンカーの伸縮ギミックが追加されています。
超大型メイスはかなり重量があり、片手で保持させることはできませんでした。
サブアームでの保持ももちろん不可能。テイルブレイド用の台座を使用して固定させてみました。
サブアームを利用しても片手持ちは難しかったです。保持は出来ますが、腕部の関節が重さに耐えきれませんでした。マニピュレーターも外れやすいので注意です。
付属のアタッチメントを使用して超大型メイスをマウント可能。設置はかなり安定していて、ポージング時も外れることがありませんでした。
付属のテイルブレイド用台座。組み換えによって長さを調整することが出来ます。
テイルブレイドを台座に固定。挟み具合も悪くなく、ゆったりとしているので擦れによる塗装剥げはなさそうです。
では適当に何枚かどうぞ。
直立時に超大型メイスを保持させると、ポージングによっては脚部の各関節が少し耐えきれず、不安定になる場合もあります。
超大型メイスの両手持ちはなんとか可能でした。
以上です。関節が弱いこともあり、思ったようなポージングが出来ずストレスがたまることもありますね。特に超大型メイスを保持した場合には全体の関節に影響して不安定さを見せる部分が多々あります。腕部も新造されてボールジョイントが大型化されている割には保持力に乏しいところがありますね。
ですが手を加えてこれらの関節強度を強くしてやることで問題点は一気に解消されるので、その他のギミックは目新しく楽しめるものばかり。台座を使うことでテイルブレイドの表現はHGよりも増えましたし、超大型メイスのパイルバンカーやガンダムフレームもいいですね。ガンダムバルバトスルプスとはまた一味違ったワイルドさが楽しめるのが嬉しいキットなので、初回限定特典の台座を使用してディスプレイしておくのもいいですね。
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2 件のコメントがあります。
capeta185
on 2017年2月19日 at 19:32 -
常々、やり過ぎた色分けありきのパーツ
分割は止めて欲しいと考えている者ですが、
今回の1/100バルバドスレクスでは
逆に何故、手の指を黄色の成形で別パーツ
にしなかったのでしょうか?
こういった部分を丁寧に再現してこその
多色成形だと思うのですが…
1/144は大きさ的に仕方ないとしても
1/100のキットでこうなってしまったのは
残念ですね。
nori
on 2017年2月20日 at 01:12 -
コメントありがとうございます!
ガンプラの高い質を求める方ならではのコメントで参考になります。ありがとうございますm(_ _)m
1/100というHGよりも高品質化を可能にできるサイズなだけに、そういった残念な部分も見受けられるキットですね。
ひょっとしたらMG化も考慮しているのかもしれませんが、ガンダムバルバトスルプスレクスの今後の活躍次第かな~って感じです^_^;