今回は、コトブキヤ プレイングベースAのレビューをご紹介します!
コトブキヤ プレイングベースAは、M.S.G モデリングサポートグッズとしてモデラーサポート用に開発されたディスプレイベースです。多数の付属アタッチメントや支柱を組み合わせることで、武器を投げ放つシーンなどが再現可能。価格は2,000円です。
スプリングやラチェット機構を採用し、ロックパーツを通して固定するなど、保持力や遊びやすさがアップした新型ベースになっています。今回、ファンネルを散らしたようなディスプレイやFXバーストっぽく円形で飾れるディスプレイベースはないかと思って購入してみました。
成型色はすべてクリアーパーツ。すべてABS素材で、各部のダボ接続強度は固めになっています。
ベース本体のほか、固定用のパーツやディスプレイ用のアタッチメントパーツが多数付属しています。ガンプラなどをディスプレイできる3.0mm軸パーツも複数付属。
まずは底板。クリアーの長方形板になります。大きさは12cm×16cmくらい。7~8mm穴が12箇所、均等な位置にあるので、好きな位置に支柱を差し込むことができます。バンダイのアクションベース支柱はサイズが違うので差し込むことはできませんでした。
端には接続部が造形されていて、他のプレイングベースに付属のマウントパーツを使ってベースを連結させることができます。
小さい方の支柱はシンプルなスタイル。先端は3.0mmダボ型で脱着が可能。左右に振ることもできます。強度が高いので、多少重めのキットをディスプレイしても傾くことはなさそうです。
支柱の高さ調整には、内外の支柱をスライドさせて高さを調整し、長短のロックパーツを穴に差し込んで固定します。短いロックパーツは差し込みが硬いので、グリスなどを塗って抜き差しをラクにしておいたほうがいいかも。長いロックパーツを差し込むと左右にダボ軸が出来るので、他のパーツを使った違うディスプレイ方法も楽しめます。
続いて長い方の支柱ですが、小さい支柱よりも一回り太めになっています。長短のロックパーツを使って長さ調整が可能なのも同じです。
上部にはパーツが複雑に組み合わさったフレキシブルアームが造形されています。フレキシブルアームを外すと少し小さいダボ穴が。
曲型のレールパーツのマウント部は、付け根が可動するので、適度にスイング可能です。
他の箇所も回転可動するので、レールを上下に配置することもできますし、
縦回転もするのでレールを縦型円形に配置することも可能です。
さらに配置を変えてずらしたり、
支柱に差し込んで段差をつけたりすることも可能です。
一番上部にはメインアームが配置され、付け根が回転可動します。
そしてメインアーム2箇所の可動部も可動して伸ばしたりすることができます。
メインアーム内部はスプリングとラチェットが入ったロック機構になっていて、カチカチッと曲げ伸ばしが可能になっています。
フレキシブルアームは細かくパーツが分割が可能。
なので、若干の合う穴、合わない穴はありますが、様々な組み合わせが可能です。自在に配置変更することができるのがいいですね。
付属のアタッチメントをレールに差し込み、それぞれ好みの形状のアタッチメントを介すことで、武器やキットをレール部に配置することが可能です。
レールはガンプラを2体配置するとたるんで下がってしまうので、できるだけレールの付け根側にキットを配置したり、ディスプレイ数を制限したりする必要がありそうです。
キットを横に配置してディスプレイするだけでなく、縦関係の配置変更も容易なので、ディスプレイエリアに幅がでますし、シーンにも迫力やリアリティが生まれます。
SDCSキットはだいたい3体、レールに取り付けが可能ですが、3体取り付けると重量でアームが垂れることがあるので注意です。
MGやRE/100などの大型キットは、マウントパーツが微妙に支柱の穴のサイズに合わないようで、はめ込むことはできませんでした。なので、アクションベースに付属のパーツを使って3.0mm軸に差し込んでディスプレイする必要がありそうです。
ただこの場合、支柱の3.0mm軸にかなりの負荷がかかってしまうので、軸を折ってしまったり、重量でキットがクルッと返って落下し、破損させたりしないよう注意が必要です。
別にこのプレイングベースAでなくてもディスプレイできますが、フェネクスの鹵獲シーンを再現してみました。(ユニコーンモードじゃないしアームドアーマーも装備したままですけど;)
レールパーツを使うことでドラグーンやファンネルを円形に配置することも可能。派手なシーンが演出できていいですね。
アタッチメント数が6個しかないので、全ファンネルを射出、ディスプレイというわけにはいかないようです。レジェンドガンダムのファンネルは角ダボ固定なので、アタッチメントのダボに添えているだけです。
主要な支柱が2本あるので、バトルシーンを演出したりすることも可能です。
HGストライクフリーダムは少し工夫すれば、ファンネルを射出したシーンやハイマットフルバーストモードを演出したディスプレイをすることができました。(アタッチメントが足りないので、プレイングベースA1体では全ファンネルをディスプレイすることはできません。)
HGガンダムAGEⅡマグナム SV Ver.を使ってFXプロージョンを再現。円形のとてもきれいなディスプレイが可能です。このキットのためにあるようなくらい。
非常に鮮やかなディスプレイが可能です。
以上、プレイングベースAのレビューでした。続いてプレイングベースAのパッケージ・ランナーレビューです。
パッケージは派手さのないデザインになっています。サイズはHGガンプラパッケージの2/3くらいの大きさかな?
裏面には特徴やパーツ類が掲載されています。
全部で6袋分のランナー。ナンバーごとに細かく梱包されています。すべてABS素材。
説明書は白黒のシンプルタイプ。
組み立てはベースにしてはそこそこ複雑ですが、特別迷う箇所はありませんでした。ABS素材だからか、3.0mm軸なんかはバンダイのものよりも強度が高めなので、比較的破損しにくいと思います。
↑A、Bランナー。A支柱やフレキシブルアーム、ロックパーツなど。Bはレールパーツなど。Bランナーは2枚あります。
↑Cランナー。アタッチメントパーツ各種です。
↑Dランナー。支柱パーツです。
↑E、ベース本体(底板)、スプリング×2です。Eはフレキシブルアーム用パーツ。
以上です。コトブキヤならではの特徴的な形状をしたベースになっていると思います。FXバーストやFXプロージョンといったファンネルを円形にディスプレイする際や、乱れ撃つシーンを再現できたりするのは助かります。このような形状のベースは少ないだけにかなり重宝しそう。
ヘタれてくるかどうかはわかりませんが、どの部分も固定強度が高いので扱いやすいです。逆に頻繁に抜き差しする箇所にはグリスを塗ってスムーズに脱着出来るようにしておいたほうがいいくらい。ガンプラなどをディスプレイする3.0mm軸も複数用意されているので、万が一破損しても替えがきくのも助かります。
バトルシーンの演出もしやすく、これ一つで複数機のディスプレイも可能なので、ワンランク上のディスプレイベースとして楽しんでみてはいかがでしょうか。
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