今回は、タミヤ エンツォ・フェラーリの製作4をご紹介します!
主に内部フレームやエンジン周りを組んでいるエンツォ・フェラーリですが、今回も引き続き内部構造を完成させていきます。その中でフレームの一部やウインドウ枠の色分けなど、なかなか面白い作業が続きます。
内部フレームの主な部分は黒い色分け箇所が多いですが、エンジンまわりはアルミ系で色分けされています。塗装でフレームやシャーシを塗り分けてもいいのですが、今回はこの色分けをハセガワのチタンフィニッシュシートで補っていきます。
別売りのエッチングパーツにはこの色分け用シールが付属しているのですが、コストもかかるのでアマゾンからの画像をプリント。それを頼りに切り出します。(プリントはパーツのサイズに合うよう、サイズを調整する必要があるので注意です。)
あとはパーツに合わせて貼り付けるだけです。右側のシャーシに貼る部分は、プリント画像が表裏で反転しているので、その部分だけ注意して切り出します。
フロントの足回りを一通り組んでおきます。説明書にはパーツごとに色分けが指定してありますが、外装で隠れて見えなくなってしまうのでセミグロスブラック一色にしています。
続いてウインドウのフレーム部分の色分けです。
付属のマスキングテープを切り出し、クリアーパーツの内側に貼り付け。アルファベットが記載されているのでわかりやすいです。綿棒でしっかりとなぞって塗料が浸透するのを防いておきます。
バルクヘッドのエンジン部のぞき窓は、マスキングテープのサイズが微妙に合わないので、中央に切り込みを入れて左右に分け、形状に合わせて貼り付けました。ふちは爪楊枝などでなぞってしっかりと貼り付けておくといいですね。
一通り貼り付けたら、塗装時に表面に塗料がつかないよう、全体をマスキングテープで覆います。こちらも隙間から塗料が入り込まないよう慎重に。
エナメルのフラットブラックで塗り分けます。エナメル塗料なのでミスっても溶剤で拭き取ることができます。ですが修正しても汚くなる場合が多いので、できれば一発で色分けを完了させたいですね。あと、溶剤は極力少なめにし、エアブラシからなんとか吹き出るくらいが垂れないのでいいかと。
マスキングテープを剥がすとこんな感じに。なんとかうまく色分けできました。バルクヘッドののぞき窓は塗り分けがいまいちだったので、マスキングテープを貼った状態で筆塗り足しておきました。
バルクヘッドと組み合わせるとこんな感じに。まずまずかな・・・;
シャーシにバルクヘッドとエンジン部、マフラー部を組み付けるとこんな感じに。だいぶ見栄えが良くなってきました^_^ こういったフレーム部分は少しだけ接着剤を付けて組み合わせ、組み合わせたあとで流し込み接着剤を流して強固に接着したほうが見た目がきれいに仕上がります。
とりあえずエンジン周りを簡単に済ませて切りがいいので、今回の製作はここまでです。最後に古くなったデカールを修正するリキッドデカールフィルムについて少し。
今回のエンツォ・フェラーリ用水転写デカールもそうですが、昔発売されたキットに付属している水転写デカールは、経年で劣化している場合が多く、水に浸すとバラバラに散ってしまって修復ができなくなったりします。
ですが予めリキッドデカールフィルム塗っておくことで、そういった分離を防ぐことができます。塗り方は極細の筆や綿棒を使ってデカールの表面に塗るだけ。リキッドデカールフィルムは透明で少し粘りがある液体なので簡単に塗りつけることができます。
少し見にくいかもですが、塗って乾燥させた状態です。表面にのりが付いているのがわかるかと思います。はみ出た部分は余白として残るので、パーツに貼るとシルバリングが起こりやすいです。ですが軟化剤を使って貼ればそこまで目立つ感じではないかなと。
リキッドデカールフィルムをたっぷり塗ってしまうと、その分デカールの厚みも増すので注意が必要です。あと、塗ったあとはデカールが台紙から剥がれにくくなります。少し長めに水に浸しておく必要があるかもですね。
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