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HG ガンダム G-セルフ(アサルトパック装備型) レビュー

今回は、2015年4月に発売されたHG 1/144 ガンダム G-セルフ(アサルトパック装備型)のレビューをご紹介します!

HG ガンダム G-セルフ(アサルトパック装備型)は、『機動戦士ガンダム Gのレコンギスタ』に登場するMS『ガンダム G-セルフ(アサルトパック装備型)』の1/144スケールモデルキットです。脚部に新規パーツを追加し、アサルトバックパック装備時の赤いカラーリングを再現。大型ビーム・キャノンやビーム・ライフル、ミサイルポッドを持つ特徴的なバックパックが再現されたキットになっています。価格は4,180円(税込み)です。

G-セルフがアメリア軍開発のアサルトバックパックを装着した状態『ガンダム G-セルフ(アサルトパック装備型)』がHGでキット化。2014年9月に発売されたHGガンダムG-セルフ(大気圏用パック装備型)(以下、通常版)のG-セルフをベースに脚部装甲を新造。大型ビーム・キャノンやビーム・ライフル、ミサイルポッド、対艦用大型ビーム・サーベルといった多数の武装を持つアサルトパックが新規造形で再現されています。

成型色はアサルトパックの基本色であるレッドがベース。G-セルフはホワイトとレッドをベースに、各部にイエローやダークレッド、クリアブルーが配色されています。アサルトパックはレッドをベースに、各部にグレーやダークレッドを配色。

シールはG-セルフ用とアサルトパック用で2枚付属。G-セルフ用は各部ラインモールドなどを、アサルトパックはダクトやスラスター口などを補いますが、全体的にそこまで多くはありません。(G-セルフ用は一部のシールが余ります。)

一部ダクトやミサイルポッドの弾頭などを塗装する必要がありますが、大部分がパーツで色分けされているため、素組みでも十分な色分けが再現されています。

G-セルフの内部、関節パーツ、アサルトパックの各部にグレー成型色のKPSが使用されています。

ポリキャップはGセルフ本体にPC-002、アサルトパックにPC-200を使用し、関節強度はまずまず高め。付属のスタンドを使用してディスプレイさせるので、接地は安定します。

トワサンガ製のビームライフル、武器持ち手(右)、ディスプレイ用ジョイントパーツが付属。

通常版の余剰パーツがいくつかと、スタンドの支柱が余剰で付属します。脚部パーツが付属するので、シンプルな軽装状態のG-セルフカラバリとして組むことはできます。

まずはアサルトパック仕様のG-セルフ各部を見ていきます。形状の異なる脚部は通常版と比較しながら見ていきます。G-セルフ本体をアサルトパックを外した状態で。

頭部は通常版と同じ。愛嬌のある個性的なデザインです。額の装甲や前後のラインモールド、左右の装甲などはシールでの色分け。上部左右のバルカンは黄色に塗り分けが必要です。

メット部は前後とひさし・アンテナパーツの組み合わせで頭頂部真横に合わせ目ができます。消す場合は後ハメが必要。額は一部だけパーツで色分けされています。

胸部、腹部も通常版と同じ。ですが通常版では青だった胸部や肩部ダクトが赤成型色に変更されています。腹部(コックピット)はクリアブルー成型色パーツでの再現で、各部モールドの青やエアインテーク内部はシールでの色分け。背部モールドはブルーなどに塗り分けが必要です。

腰部は通常版と全く同じ。アーマー4箇所のヘリウムコアは黄色パーツで、中央はシールを貼り、クリアブルーパーツを被せての再現です。

腰アーマー裏にモールドはなく簡易的。

腕部も通常版と同じ。ですが通常版では青かったショルダーアーマーが赤成型色に変更されています。

二の腕は筒型で合わせ目はなし。前腕も左右と後部、手首の4パーツ構成で合わせ目はモールド化されています。肘の角型モールドは青いシールで、手甲は白いシールでの色分け。

ショルダーアーマーはポリキャップを挟んで前後の組み合わせで、上部の合わせ目は端でモールド化。側面には合わせ目ができます。側面のダクト口は黒く塗り分けが必要。

脚部は通常版の脚部をベースに、起伏の少ない、赤い装甲が新造。側面にはクリアブルー成型色パーツを使用したスラスターが造形されています。スラスターは通常版では白でしたが、アサルトパックでは赤い成型色での再現となっています。後部ラインモールドなどはグレーに塗り分けが必要。

大腿部やヒザ下内部は通常版の装甲がそのまま使用されています。後部スラスターもそのまま造形され、各部ラインモールドはシールでの色分けが再現されています。

大腿部は前後の組み合わせで側面に合わせ目ができます。膝から下の赤い装甲は左右と後部スラスターカバーで構成されていますが、合わせ目はできない構造になっています。

ソール部はハイヒール状のものが新造されています。簡易的な構造ですが、足裏はモールド入りの裏打ちパーツで肉抜き穴はありません。

続いてアサルトパックです。アメリア製造の長距離戦用パックで、主力兵装となる2門の大型ビーム・キャノン、近距離用のビーム・ライフル2基、左右前方に配備された複数門のミサイル・ポッド、対艦用の大型ビーム・サーベル、背部の大型スラスターで構成されています。

構造がシンプルで各部を分解することができます。

上部には2門の大型ビームキャノンを装備。

上部装甲は2枚重ねの簡易的な構造。前面のセンサーは青いシールでの色分けです。

大型ビームキャノンの砲身は上下2枚重ねで側面に合わせ目ができます。

砲口は別パーツ化され、適度に開口。

グリップは簡易的な1個パーツ構成。適度にスイングさせることができます。

基部はグレー、ワインレッドの装甲共に左右の組み合わせですが、合わせ目は端にくるようになっています。

G-セルフの接続部もメカニカルに造形されています。中央のセンサーは青とグレーのシールでの色分け。モールドは造形されていません。

側面にはボックスタイプのダクトが造形。赤い基部装甲は左右の簡易的なパーツ構成ですが、合わせ目は端にくるようになっています。黄色のダクト内型は黒く塗り分けが必要。

後部には複数基の噴射口を持つ巨大スラスターを装備。下部のスラスター口は全て黒いシールでの色分けです。

下部スラスターは上下にスイングが可能。スタンドを使用していると支柱が干渉して可動が制限されます。

裏面もメカニカル。前側のダクトは青とグレーのシールでの色分けです。こちらもモールドは入っていません。

背部左右に装備している対艦用大型ビーム・サーベル。劇中では使用しておらず、ビーム刃も付属していません。表面は各部がパーツで色分けされています。丸モールドは青いシールでの色分け。先端はグレーに塗り分けが必要です。

赤いパーツを上下に組み合わせる仕様で側面に合わせ目ができます。ビーム発生器?用の隙間あり。

近距離用のビーム・ライフル。大型ビームサーベルと似た丸みのあるデザイン。グレーの部分はパーツでの色分けです。丸モールドは青いシールでの色分け。

アサルトパック側面のダクトボックスの内側にアームで接続されています。

赤いパーツ2枚を重ねるため、側面には合わせ目ができます。一部は青いシールでの色分け。内側のグリップは上下にスイングさせることができます。銃口は少し開口。

アームはフレキシブルに可動します。一部が肉抜き穴。

ミサイルポッド。コンテナような大型サイズで造形されています。グレー、イエロー、ダークレッドなどのパーツで色分けされ、塗装の必要はありません。前側の丸モールドは青いシールでの色分け。

前側のハッチは展開可能。内部のミサイル弾頭はふちをグレーやブラックに塗り分ける必要があります。

後部は縦型の大型スラスター口が2基造形。内部は黒いシールでの色分けです。

側面の黄色いハッチも開閉可能。展開することで内部ミサイルが露出します。こちらのミサイルもふちをグレーやブラックに塗り分けが必要。

基部は2枚パーツ重ねで合わせ目はありません。

大型ビームサーベルやミサイルポッドはボールジョイント接続でフレキシブルに可動します。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと並べてサイズを比較。アサルトパックはなかなかの大型ユニット。ディスプレイエリアは横幅20cm、奥行き30cm、高さ25cm程度のスペースが必要そうです。

通常版(HGガンダムG-セルフ大気圏用パック装備型)のG-セルフと並べて。ハイヒール型のソールで頭一つ分全高がアップ。ホワイトも成型色が異なり、アサルトパックではよりピュア感の強いホワイトになっています。

手持ちなところでHG G-アルケインHG マックナイフと並べて。マックナイフはかなり小柄。アサルトライフルの巨大さが目を引きます。

G-セルフの可動は通常版とほとんど同じ。頭部は適度に見上げることができ、腕も水平以上に上げることが可能。肘はV字程度まで曲げることができます。

腰は干渉しやすいですが、少し浮かせることで360度回転させることができます。脚部装甲が変わっていますが、膝の曲げる角度は通常版と同じでした。立膝をきれいな姿勢で再現するのは難しいようです。

左右への開脚や足首の可動も通常版と同じ。ハの字より少し広めに開脚でき、足首も適度に曲げることができます。

可動域の詳細に付いては以下のリンクから通常版のレビューをご参考くださいm(_ _)m

⇒HGガンダムG-セルフ(大気圏用パック装備型) レビュー

トワサンガ製のビームライフル。G-セルフの主兵装で、メガ粒子を弾丸として発射します。威力は高め。通常版に付属しているものと同じです。部分的に白や黄色で塗り分けが必要。

本体部分はモナカ割で上下に合わせ目ができます。

スタンドはMGフリーダムガンダムVer.2.0などに付属しているものと同じですが、支柱はアサルトパック用に新造されています。支柱はロック機構によって角度変更が可能。

付属のジョイントパーツを使用することで、アクションベースでのディスプレイが可能です。

巨大兵器なのでそのままでもかなりの迫力があります。

大型ビーム・キャノンもビームライフルと同じく、手前のグリップを握らせます。グリップが可動するので保持はラク。できれば砲身が上下にでもスイングすると良かったですね。

肩が大型ビームキャノンの基部と干渉しやすいので、腕の可動は制限されやすいです。ですが大型ビームキャノンと近距離用ビーム・ライフルのグリップを握らせるだけなので派手な動きは必要ありません。

赤いカラーリングが印象的。通常の青いG-セルフよりも攻撃的な雰囲気がよく表現されています。

ミサイルポッドのハッチを展開してより攻撃的に。派手に可動するわけではなく、ハッチを開くだけなので変化としてはややおとなしめ。もう少し派手に可動したり、背部大柄ビーム・サーベルもビーム刃などが付属していると良かったかもですね。

G-セルフ本体のみでビームライフルを装備して。ハイヒール状の脚部装甲を装備したことで、よりスタイリッシュなG-セルフになっています。

Gセルフ単体だと、通常通り、股間部に3.0mm軸を差し込んでのディスプレイが可能です。

関節強度も高く、ビームライフルもしっかりと保持できるのでポロリはなし。多少可動にぎこちなさはありますが、ストレスなくポージングを楽しむことができます。武装類が少ないので、G-セルフ単体だと少し物足りなさを感じるかも。

クリアブルー成型色パーツはブラックライトで照らすと発光します。

通常版の胴体部にアサルトパックG-セルフの脚部を組み付け、更にトワサンガ製のシールド(HG ガンダム G-セルフ用オプションユニット宇宙用パックに付属。)を装備して。

劇中、ドレット艦隊との戦闘時のスタイルになります。パーフェクトガンダムにも似たカラーリングなのがいいですね。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。大型で迫力あるユニットなので、シンプルにディスプレイさせるだけで十分に映えるキットになっています。ロングサイズの大型ビーム・キャノンやミサイルポッドなどに重武装感あって魅力的に映るのがいいですね。G-セルフ単体もアサルトパック仕様でスタイリッシュに仕上がっていますし、赤いカラーリングでインパクトは十分です。

気になる点はそれほどないですが、可動が比較的おとなしめなので、ポージングの表情にそれほど変化がないかなというところです。大型ビーム・サーベル刃などが付属していると、もっと派手な演出もできたのかなと。

劇中の再現性は高く、通常版やトワサンガ製のシールドと組み合わせることで、劇中、ドレット艦隊との戦闘時のG-セルフも再現可能。G-アルケインと組み合わせれば、姉弟での会話シーンや緊迫感のある射撃シーンなども再現でき、劇中の雰囲気がより高まるのではないでしょうか。

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キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。(一度切りです。)切れ味はもちろん優秀。薄刃ですが強度が高く長持ちするのでおすすめです。⇒ヌルっと切れる片刃ニッパーのレビューはこちら

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長太郎様 ガンダムブログ、とても参考にさせていただいております!MGEX ユニコーン、自分も楽しんで製作しようと思います(^^♪

おっさn様 いつも参考にさせていただいております

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