RG サザビー レビュー

今回は、RG 1/144 サザビーのレビューをご紹介します!

RG 1/144 サザビーは、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場するシャア専用MS『サザビー』の1/144スケールモデルキットです。RGならではの緻密なパーツ構成や質感を持ち、腕部のシリンダーやファンネルなどを忠実に再現。リアアーマーの放熱機構やメンテナンスを想定した展開機構もRG独自のアレンジで再現されるなど、リアルな外観と可動機構を追求したキットになっています。価格は4,860円(税込み)。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャアに登場したRG No.29のサザビー。RGらしいメカニカルな造形と、最新の可動機構を持つ、密度の高いガンプラに仕上がっています。アドヴァンスドMSジョイントは全身に内蔵されているわけではなく、腰と肩、手首のみになっています。

外装はサザビーらしいレッドカラー。MGサザビーVer.Kaでは外装が3色に分けられていましたが、このRGのレッドは2色に分けられています。部分的に内部パーツが露出するので、適度に付属のリアリスティックデカールを使用すれば、細かい塗り分けなども必要なさそうです。外装パーツも各部がアンダーゲート仕様になっているので、素組みでも十分な仕上がりになります。

可動箇所が多いキットながら、各部の強度は高め。脚部が肉太なので自立も安定しています。

頭部。サザビーらしいシャープな造形。全体的に被せるタイプで、額のハッチとマスク部分、アンテナ以外は一個パーツなので合わせ目はできません。額のセンサーはクリアーパーツでの色分けで、表面にグリーンのシールを貼るようになっています。

コックピット部分は劇中と同じような脱出ポッド型。頭部装甲の裏には細かいモールドが造形されています。首周りも動力パイプなどが造形されています。

頭部は展開可能。上部のバイザー部分とマスク部分を上下に可動させて開きます。モノアイが折れてしまったので接着剤で接着しましたが、このクリアーのモノアイパーツはしっかりと差し込まないとバイザーが閉まらなかったりするので注意が必要です。小さいパーツで破損しやすいので、ややデリケートな扱いが必要かと。(個体差があるかもです。)

胸部。複数パーツの細かな造形で、モールドも適度に入っています。他のシリーズに比べて若干小ぶりになっています。

腹部、腰部。肉厚で、サイドアーマーやリアアーマーがワイドに造形されています。各アーマーとも外装パーツと裏打ちパーツの組み合わせになっていて、部分的に内部パーツが露出・色分けされた形状になっています。

サイドアーマーはスライド可動し、内部パーツが露出します。バーニアも細かく造形されています。

リアアーマーも左右に展開。内部パーツは1個パーツのそれほど複雑ではない作りですが、細かな造形がされています。下部のスラスターなどもパーツによって色分けされています。裏面もかなり情報量の多い造形になっています。

フロントアーマーの中央部は少し手前に引き出すことができます。フロントアーマー裏も情報量の多い造形になっています。

腰はアドヴァンスドMSジョイント構造になっていて、フロントアーマーやサイドアーマーを左右に広げることができます。さらに左右にもスイングするので、腰の可動がかなり柔軟になっています。これだけ柔軟ながらも、強度もまずまず高めです。

腕部。複数パーツの細かな組み合わせで、複雑かつメカニカルな造形になっています。

肘を曲げると前腕裏のシャフトが露出。手首も外装パーツを展開して手首を引き出すことで、ポージングの幅が広がるギミックを内蔵しています。

ショルダーアーマー。これまでのサザビーとは少しことなり、肩にアンテナが造形されています。部分的に内部パーツが露出し、外装の赤も2色に分けられています。側面から見える内部もメカニカルな造形になっています。

サブのアーマーも内外ともに細かい造形になっています。

ショルダーアーマーはハッチオープンギミックによって各部が展開。アーマー裏にも細かくモールドが入っています。

脚部。全体的な形状はこれまでのシリーズとあまり変わらずのサザビーらしいフォルムです。大腿部、膝から下ともに左右挟み込みタイプですが、中央にできる合わせ目は共に段落ちモールド化されています。

脚部もフロントガードやサイドアーマーが展開するオープンギミックを持っています。内部もかなりメカニカルな造形で、脚部アーマー裏にもモールドが入っています。バーニア内部もしっかりとモールドが入っています。

足首から下の部分。これまでのシリーズよりもさらにカクカクした印象。モールドなどの情報量も多めです。足裏もかなり細かな造形が再現されていて、フロントガードの内側までもモールドが入っています。

バックパック。ファンネルコンテナとプロペラントタンクを2基ずつ装備した、サザビーおなじみの形状です。カラーリングもブラックで統一されています。

バックパックはダボ2箇所による接続。強度も高めですが、脱着もしやすいです。背中にもバックパック裏にも細かくモールドが入っています。

バックパックのスラスターが可動し、上部の展開に連れて下部のスラスター基部も可動します。左右の外装パーツも展開。

ファンネルコンテナ。3基のファンネルを装備しています。裏面もメカニカルな造形で、全体的なモールドも多めです。

ファンネルコンテナが展開。外装の内側にもスリットが入っています。展開時には後部もスライド可動します。

ファンネルは羽を開き、上部をスライドさせて(凹ませて)ビーム口を露出させます。スライドさせることで、ビーム口が露出すると同時に展開した羽が固定されます。羽を閉じるとスライドさせた部分も元に戻ってビーム口が収納されます。羽がポロポロ抜け落ちることもなくかっちりとしています。

ファンネルは3ミリ穴で、アクションベースなどにマウント可能。

プロペラントタンクは後部は筒型ですが、中央部はモナカ割なので合わせ目ができます。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと。比較にならないくらいのサイズ差があります。ちなみにサザビーの頭頂高が23.0mで、陸戦型ジムが18.0mです。

続いて他のRGと。RGの中でもかなり大きいキットです。(HGサザビーやMGサザビーVer.Kaとの比較がなくて申し訳ないですm(_ _)m)

頭部の前後可動はそれなり。大きい頭部装甲がかなり可動の妨げになります。それでも顎引きは空間があるので少し可能です。左右へは水平にまでしっかりと可動します。

大柄なショルダーアーマーがありますが、腕部はY字くらいにまで上げることができます。肘もしっかりと折り曲げることができます。

肩は前方へは広くスイング可能。後方へもまずまず可動します。肩パーツは根元1本で支えているので、他の可動箇所に比べて若干デリケートになっています。ポージングに大きく影響したりはないですが、無理やり展開しようとすると破損したりすることもありそうなので注意です。

腹部や胸が可動するので、上半身を自然な形で前後可動させることができます。

腰も少し上半身を浮かせたりすることで360度回転可能。付属のマウントパーツを使用してアクションベースにディスプレイ。キットが大きいので、小さいアクションベースだと少し物足りないかもです。マウントパーツはスライドさせてカチッと固定するので、ポージングはしやすくなっています。

股間のアーマー(マウントパーツを取り付けている部分)を下げ、股間部をスライドさせることができます。脚部を元の位置に戻し、股間のアーマーを元に戻すとストッパーがかかるようになっています。

脚部は腰アーマーを左右に広げて干渉させないようにすることで、RGではありえないくらい広く前後可動します。リアアーマーも可動しますが、交わすようにすることで後方へも広く可動します。

膝も外装の大きさはありますが、しっかりと折り曲げることができます。可動もきつくなくゆるくもないちょうどいいレベル。

外装パーツでちょっとわかりにくいですが、足首も割と深めに前後可動します。左右へもしっかりと可動します。

つま先も中央と先端の2箇所を曲げることができます。画像は用意していませんが、反対側にも適度に曲げることができます。

左右への開脚も水平にまで上げることができます。内股は大腿部と股間部が干渉するのでそれなり。がに股は水平以上にしっかりと可動します。

リアアーマーと大きい脚部外装が干渉して妨げになりますが、割とキレイな形で立て膝もできました。この重厚なサザビーにおいてこの可動域はほぼ奇跡といってもいいくらい素晴らしいものになっています。

ファンネルコンテナは上下左右に可動し、プロペラントタンクも付け根のボールジョイントによって適度に可動します。

シールド、ビーム・ショット・ライフル、ビーム・サーベル柄☓2、ビーム・トマホーク、シャア・アズナブルフィギュア、ビーム刃各種☓2、平手ハンドパーツ(左右)、武器持ち手(左)、握り手(左右)が付属。付属のハンドパーツはどれも手首が可動式です。

その他、手甲と手首パーツが余剰で付属します。

リアリスティックデカールが付属。組立時にもいくつか貼るようになっていますが、今回はモノアイしか貼っていません。

シールド。HGやMGのシールドとは少しディテールが異なり、ややシャープさを感じる造形になっています。裏面にも細かくモールドが入っています。

マウント部はスライドし、パーツの組み合わせによってフレキシブルに可動します。先端のミサイルは脱着可能で、ビーム・トマホークがマウント可能です。ビーム・トマホークのマウント部は、前後2箇所、お好みで配置が可能です。

シャア・アズナブルフィギュア。逆襲のシャアに登場したスタイルです。

ビーム・ショット・ライフル。本体部分は左右挟み込みタイプですが、上下の合わせ目は段落ちモールド化されています。

グリップは持ちやすいように可動し、マガジンは脱着可能。銃身下部のグリップはスライド式です。

お好みですが、手首を引き出したほうが、ビーム・ショット・ライフルのストックが干渉しないので持たせやすいです。シールドもまずまず固定され、ポージング時に外れることはなさそうです。

では適当に何枚かどうぞ。

フルハッチオープン。

以上です。この造形にして圧倒的な可動域なので、その可動域をフル活用することでかなり派手で柔軟なポージングが可能です。これは素晴らしいの一言です。しっかりと可動させてもポロリ箇所はほぼないですし、ポージングにワイルドさが出るので取り扱うのがかなり楽しくなってきます。

頭部や肩部など、若干破損などに注意する部分はありますが、ガンプラ史上最高峰の完成度を誇るキットになっていると思います。アドヴァンスドMSジョイントなどこれまでのガンプラの不満点を研究しつつ反映させ、より良いキットに仕上げた感がありますね。

かなり素晴らしい構造なので、もはやこれ以上のキット化は必要ないかと。あとはRGのνガンダムもこの品質できれば文句ないですし、ガンダムの中でも王道のサザビーなので、ぜひ入手して、思う存分楽しみたいですね。

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