ENTRY GRADE νガンダム&フィン・ファンネル[リサーキュレーションカラー/ネオングリーン] ペーパーレス レビュー

今回は、 ENTRY GRADE 1/144 νガンダム&フィン・ファンネル[リサーキュレーションカラー/ネオングリーン] ペーパーレスのレビューをご紹介します!

ENTRY GRADE νガンダム&フィン・ファンネル[リサーキュレーションカラー/ネオングリーン] ペーパーレスは、「ENTRY GRADE νガンダム」と「オプションパーツセットガンプラ19(フィン・ファンネル)」のリサーキュレーションカラー/ネオングリーン仕様のキットセットです。リサーキュレーションカラーならではのネオングリーンを成形色で表現。フィン・ファンネル付属し、多彩なポージングが可能となっています。価格は3,190円(税込)です。

『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』に登場するアムロ・レイ搭乗機「RX-93 νガンダム」がリサーキュレーションカラーのネオングリーンで登場。

ENTRY GRADE νガンダム(2022年4月発売)とオプションパーツセット ガンプラ 19(フィン・ファンネル)(2026年1月発売)の組み合わせにより、フィン・ファンネル装備型のνガンダムがどの世代でも楽しめる、魅力の詰まったオールインワンセットになっています。アクションベース7も付属。

成形色はリサーキュレーションカラー。リサーキュレーションカラーとは環境への配慮を目的にした「エコプラ」仕様の限定カラーバリエーションです。通常版にはない特別カラー成形色で、ブラック(ダークグレー)を基調に、各部にネオングリーンを配色したインパクトのあるカラーリングになっています。ホイルシールは付属せず。

このキットは説明書が付属しないペーパーレス仕様。パッケージのQRコードを読み取るなどして下記URLのサイトにアクセスすることで組み立て方法が確認できるようになっています。

⇒(公式)ENTRY GRADE νガンダム&フィン・ファンネル[リサーキュレーションカラー/ネオングリーン] ペーパーレス 説明書

素材は殆どがPS。フィン・ファンネルとアクションベース7の組み立てにはニッパーが必要です。νガンダム本体はパーツが手でパチパチと簡単に外せるタッチゲート仕様ですが、アンテナなど細身なパーツは破損につながりやすいのでニッパーで切り出すほうが無難です。

ポリキャップは不使用。背部フィン・ファンネルの重量でやや後方に負荷がかかりますが、自立は問題なく可能です。

■付属品

シールド、ニュー・ハイパー・バズーカ、ビーム・ライフル、ビーム・サーベル2種、ダブルフィンファンネル用のバックパック、ジョイントパーツ3種、アクションベース7が付属。

アクションベース7様のジョイントが余剰で付属。余ったパーツはお好みでご使用くださいとのことでした。

[リサーキュレーションカラー/ネオングリーン]専用のマーキングシールが付属。アムロ・レイのエンブレムの他、資源循環(リサーキュレーション)をイメージしたマークが収録されています。

■各部形状

ここからリサーキュレーションカラー/ネオングリーンのνガンダムの各部を見ていきます。まずは全身から。

■頭部

頭部。全体的にバランスがよく、シャープで洗練されたデザインになっています。額センサーやツインアイがパーツで色分けされているため、シンプルな2色構成でもきっちりとディテールが表現されていて見栄えがしますね。

メット部は1個パーツ構成で合わせ目はなし。くまどりは隙間で表現するようになっています。なかなか思いつかないようなアイデアで構造的にも秀逸。ただ、この蛍光グリーンだとパーツの凹んだ部分まで見えてしまうので、可能であればクマドリ部分を塗装したほうが良いかも。

■胴体部

全体的にエッジの効いた装甲を採用し、がっしりとした硬派なデザインでまとめられています。漆黒の中に組み込まれた鮮やかなグリーンが印象的且つ神秘的に造形。

腹部には可動ギミックがあり、腰部ボールジョイントの可動も交えつつ上半身を幅広く前後させることができます。

首はダブルボールジョイントで柔軟に可動します。肩はボールジョイントの受け口で構造が簡易的。経年で緩くなる場合があるので注意です。

腰回りも簡易的な構造ながら、腰アーマー裏はフロントとリアにメカニカルなモールドがデザインされていて見栄えがします。

■腕部

腕部。簡単組立仕様ながら破綻がなく、HGにも負けない質の高いデザインで造形されています。黒成形色でも前腕アポジが埋もれることなくメリハリがありますし、肩ダクトもネオングリーンカラーでインパクトが感じられるようになっています。

腕部には簡単な内部フレームが造形。

上腕、前腕共に筒型パーツ構成で合わせ目はありません。

左前腕にはサーベルホルダーが造形。ただしサーベル柄の展開、脱着ギミックはオミットされています。サーベル柄は内部パーツと一体になっているので、塗り分けたりするのはラクですね。

ショルダーアーマーは側面ダクトを挟んで前後から組み合わせる3個パーツ構成。合わせ目は一応端でモールド化されています。組んだ後上から被せる仕様。

■脚部

脚部。丸みのあるスタイリッシュかつスマートなデザインで造形。安価で少ないパーツ構成ながら、膝のダクト周りがパーツできっちりと色分けされていて質が高いです。膝回りのメカニカルさも上手く表現されていますね。関節などはメタリック調で塗り分けても面白いかも。

大腿部は前後の組み合わせで側面の合わせ目は段落ちモールド化。膝から下も驚きの筒型パーツ構成で合わせ目はモールド化されています。

膝はヒンジ接続構成。大腿部と膝から下の部分を組んでから組み合わせられるので、組み立てがしやすく構造も分かりやすいです。

足の付け根は1個パーツ構成。内側の肉抜きは気になりますが、組み付けるとほぼ隠れるので問題はないかと。

ソール部。エッジの効いた装甲でバランスよく造形されています。つま先のクローも蛍光グリーンで色分けされていていてインパクトがありますし、足首周りの構造も特徴的。

脚底は簡単な1個パーツ構成なため、足裏はふちが肉抜きです。価格と組み立てやすさを考慮するとこの辺りはどうしても造りが簡易的になってしまうのかなと思います。背部バーニアが細かく造形されているのは良いですね。

後部スラスターカバーは内側にメカニカルなモールドがデザインされています。

■バックパック

バックパック。左のファンネルラックと右のサーベルホルダー、左右スラスターユニットで構成されたメカニカルなバックパックが再現されています。サーベルホルダー基部の円形部分が蛍光ネオングリーンで色分けされているのがオシャレ。サーベルホルダーにロールギミックはありません。

下部のバーニアは基部ごと(基部共々)ですが別パーツ化されているので塗り分けはしやすいかと。

νガンダム本体とバックパックは2ダボ接続。一部のHGUCや近年のHGと共通なので、様々なバックパックと組み合わせてカスタマイズすることができます。HGケロプラのNewケロロロボのバックパックも装備可能。

フィン・ファンネル。バックパック左側に装備する無線式の誘導攻撃端末です。こちらも他と同様、黒(ダークグレー)基調ですが、中央部のネオングリーンで色分けされた部分が印象的で良い味を出しています。

裏面には細かなモールドが造形されていますし合わせ目もなし。見た目だけだとHGUCと遜色無いような仕上がりになっています。

上下装甲を折りたたんでコの字型にすることで、攻撃形態を取ることができます。後部には3.0mm穴があり、アクションベースや他社製のスタンドを使用することで、フィン・ファンネルを単体でディスプレイすることが可能。

RG Hi-νガンダム用のエフェクトセットのエフェクトは一応取り付けられますが、しっかりと固定されずずれるのと、少し隙間が出来てしまいます。

ファンネル内部構造。内部のジョイントを展開することで、ファンネル同士を連結させることができます。爪を引っ掛けてロールさせることでジョイントが展開します。組み付け位置を変えることで、画像のように段差を付けた状態で連結させることも可能。

オプションパーツセットのフィン・ファンネルを装備する際は画像左のコの字型ジョイントを使いますが、画像右のジョイントに組み替えることでHGUCのフィン・ファンネルを装備することもできます。

■他キットとの比較

HGUC RX-78-2ガンダム(リバイブ版)、MG ジム・コマンド(コロニー戦仕様)と並べて大きさを確認。νガンダムはHGの中では比較的大型のキットですが、ファンネルを装備させるとその分全高が増し、小型MGを超えてきます。ですが細身で幅や奥行きは少ないため、ディスプレイスペースはMG1体分ほどでよさそうです。

EGνガンダム+フィン・ファンネルエフェクトセットと並べて。同じキットなのでシルエットは同じですが、カラーリングが大幅に違っているので印象がかなり違って見えますね。リサーキュレーションカラーは黒基調なのでヒール的にも見えます。

ENTRY GRADE RX-93ff νガンダムとも並べて。デザインが違っています。背部装備品が異なるため、シルエットにもかなり差がありますね。組み替えて見ても面白そうです。

HGUC νガンダムと並べて。デザインはHGUC νガンダムと似ていますが、こちらのほうがパーツ分割による色分けが細かく、全体的に洗練されています。ただし構造が簡略的なため、各部関節はHGUCのほうが優れていてポージングがしやすいです。関節の耐性もHGUCのほうが上。

見栄えの良いキットをサクッと組み立てて飾るならEG、グリグリ動かしてポーズを取らせたり、長期に劣化しない状態で楽しみたい場合はHGUCといった感じ。

■各部可動域

頭部や腹部が柔軟に可動するので、上半身をしっかりと反らすことができます。腕はY字程度まで上げることが可能。肘は1重関節でV字程度まで曲げることができます。

腰は干渉なく360度回転可能。膝は2重関節でこちらもV字程度まで曲げることができます。立膝はまずまずな姿勢で再現可能。

股間部がボールジョイント接続なので、左右への開脚は制限されます。ですがそれでも、ハの字程度までは展開することができます。

■武装類

ビーム・ライフル。νガンダム専用に開発されたビーム・ライフルです。黒基調かつEGで少ないパーツ構成ながらも、モールドがしっかりと造形されていてメカニカルさは感じられる造りになっています。中央の動力パイプのようなモールドは別パーツ化されていて塗り分けがしやすくなっています。

左右と上面の3個パーツ構成で底面に合わせ目ができます。

銃口周りは開口がなく若干造りが甘いですが、ピンバイスで開口するなど少しの加工で十分対応出来そうです。

ニュー・ハイパー・バズーカ。背部にマウント可能な280mm口径の実弾兵器です。細身の砲身に平たい装甲やセンサーが設置されたタイプで、黒基調の成形色で通常のものよりも重厚感が感じられる仕様になっています。残念ながら砲身の伸縮ギミックはありません。

砲身部、本体部は簡単な左右の組み合わせで上下に合わせ目ができます。

砲口は開口。弾頭は内部が別パーツ化されているため、外観の見た目がかなりよく、造形にメリハリが効いています。塗り分けもしやすい仕様。

ニュー・ハイパー・バズーカのグリップは折りたたみが可能。背部バックパックに組み付けることができます。

シールド。左腕部に装着する実体盾です。シンプルながらもシャープなデザインで造形されています。通常のものが白基調なのに対し、こちらは黒基調の真反対のカラーリング。モールドも全て黒で統一されているため、アムロのエンブレムシールを貼るとかなり際立ちそうです。

裏面はメカニカルなモールドが造形。

先端部のビーム・キャノン口は開口されていませんが、ミサイルなどは別パーツ化されているので塗り分ける場合はラクそうです。

■ポージング

一通り武装して。

真っ黒な中にグリーンが点在するため、グリーンが際立ちますし、白い通常のνガンダムとは全く別機体のような雰囲気を感じさせてくれます。

ビーム・ライフルはハンドパーツ穴にグリップを差し込むだけで保持が可能。ハンドパーツをバラすなどの手間がなくサクッと保持させることができます。

伊達にνガンダムではないので、ポーズがかなり格好良く決まります。カラーリングが違っていても造形はそのままなので映えるポーズが十分に楽しめますね。肩などの関節が簡易的なため、どうしてもへナッとなりやすいところはありますが、ポーズを付けて飾る分にはそれほど気にはならないかと。

浮かせてディスプレイさせる場合、股間部の3.0mm穴に隙間ができやすいため、スタンドで飾るとややふらつきやすいです。キットの角度によってはクルッと反転してしまう場合があるので注意です。

シールドは前腕組み付けるだけで装備が可能。カチッとハマるので、特にキットを弄っていて外れるようなことはありませんでした。配置変更ができないのは難点ではありますが、ロールするので向きは変えられますし干渉も避けられます。

前を覆って防ぐポーズも問題なく再現可能でした。

バズーカはグリップが前後に可動するので、肩に担ぐポーズはきれいな姿勢で再現することができます。

一方、脇に抱えるポーズは干渉でやや制限され、少しぎこちないポーズになってしまいます。ただ、うまく調整すれば構えられなくはなさそうです。

足首が深くまで曲がるので、接地状態でのポージングは良好。ただし膝関節の強度が少し弱いため、経年でヘタれると背部フィン・ファンネルの重量で自立が難しくなる可能性があるので注意です。

ビーム・サーベルもハンドパーツ穴にグリップを差し込むだけで保持が可能。グリップが細身でハンドパーツからスルッと抜けやすいので注意です。上手く角度をつけて保持させる必要がありそうです。

ビーム・サーベル刃は蛍光クリアグリーン成形色での再現。ブラックライト(UVライト)で照らすと鮮やかに発光します。また、外装のネオングリーンパーツもブラックライトに反応するようでした。黒い外装の中のネオングリーンが、発光でより強調されて神秘的な雰囲気を感じさせてくれるのが良いですね。

ユニコーンガンダムっぽく見えるのは気のせいですかね・・・。ネオングリーンがサイコフレームの発光っぽい・・・?

アクションベース7が付属するので、別途スタンドを購入する必要がありません。このキットを一つ購入すれば浮かせた状態でポーズを付けて飾っておけます。他社製のスタンドを使う場合は、そこそこ重量があるので支柱の細いスタンドを使うと支柱が傾いて倒れやすいかも。

フィン・ファンネルを単体でディスプレイさせ、射出状態を再現。3.0mmジョイント穴があるので、手持ちのスタンドを使えば華やかで迫力のある攻撃シーンを演出することができます。

コトブキヤのプレイングベースAを使用すれば、ファンネルが等間隔で攻撃を繰り出す演出も再現可能。

■ダブル・フィンファンネル装備型

ダブル・フィンファンネルを再現するためのバックパックが付属するので、バックパックごと組み替えることでダブル・フィンファンネル装備仕様のνガンダムを再現することができます。ダブル・フィンファンネルを装備する場合は画像のように、左側のコの字型のジョイント、右側に1軸のジョイントパーツを組み付けます。

ダブル・フィンファンネル装備型で全身から。CCA-MSVの武装プランの一つです。ファンネルが片側3基ずつ装備する仕様で、アシンメトリーですが通常のνガンダムとはシルエットが違っています。

オプションパーツセットガンプラ19(フィン・ファンネル)のキットがジョイントパーツまで一式付属するので、こういった異なる仕様も再現できるようになっているのはプレーバリューが高くて良いですね。

■ジョイントパーツを使ったカスタマイズ

付属のジョイントパーツを介せば、他のキットにダブル・フィンファンネルとしてバックパックごと装備させることもできますし、3.0mm穴のあるキットであれば両腕にフィン・ファンネルを装備して個性的な武装として楽しむこともできます。

背部が1軸ジョイントのENTRY GRADEストライクガンダムにも装備させることができますし、バックパックのジョイントを組み替えることで、画像のようなシンメトリーのフィン・ファンネルとして装備させることもできます。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。何と言っても黒と蛍光グリーンの配色に独特の個性が感じられて良いですね。νガンダムの左右非対称のシルエットにもとても良く合っていますし、バランスよくネオングリーンが点在しているので見栄えも良いです。何気にブラックライトに反応するため、暗闇で発光させるとより神秘的で格好良く、どことなく西尾フレームが発光しているようなユニコーンガンダムをも感じさせる雰囲気も持っています。

気になる点は、外装が真っ黒なため、細部のモールドの造りが分かりにくいというのがありますね。まぁ他のエコプラも同様ですが、各部ディテールを楽しみたいなら、このキットを買うよりは通常のEGνガンダム+フィン・ファンネル拡張パーツセットを購入するほうが良いと思います。

やはりタッチゲート仕様&構造が最適化、簡略化されているため、とにかく組み立てがラクで良いですね。ガンプラ初心者の方でもなんとか完成にまで持っていけるくらいの組み立てやすさにはなっていると思いますし、苦労してでも完成すればクォリティの高いガンプラとして楽しめます。また、フィン・ファンネルがセットになった充実の内容で、あらゆるνガンダムのギミックがリサーキュレーションカラーで楽しめるのが良いですね。

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執筆者:nori
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