MG FAZZ Ver.Ka レビュー

今回は、MG 1/100 FAZZ Ver.Kaのレビューをご紹介します!

MG FAZZ Ver.Kaは、『ガンダムセンチネル』より、『FAZZ(ファッツ)』の1/100スケールモデルキットです。カトキハジメ氏監修によってハイパー・メガ・カノンやダブル・ビーム・ライフル、各部追加装甲を新規解釈で造形。各部装甲は手動でのハッチ展開により、内蔵されたミサイル発射状態でのディスプレイも可能。重厚感を維持しつつ、鈍重にならないプロポーションが追求されたキットになっています。価格は12,100円(税込み)です。

ZZガンダム用フルアーマー・システムの評価を行うために試験的に開発され、α任務部隊に配備された機体がVer.Kaでキット化。MGダブルゼータガンダムVer.Ka(2017年9月発売)や強化型拡張パーツ(2017年12月発売)、そしてMG FAZZ Ver.Ka用新規パーツを交えて構成された重武装型キットです。

成型色は増加装甲が純粋なホワイト、内部のZZガンダム本体はライトグレーという全体的に無機質感のある量産機カラー。増加装甲内部のミサイルランチャー弾頭は赤いパーツ、新規造形のバックパックはネイビーブルー、ハイパー・メガ・カノンはミッドナイトブルーと、各部ユニットのカラーリングはこだわりを感じるものになっています。

外装は一部がアンダーゲート仕様で、ゲート跡が露出しにくい作りになっています。ポリキャップはPC-211を使用。

ハイパー・メガ・カノンやダブル・ビーム・ライフルといった重量のある武装をしていますが、関節強度がまずまず高めなのでしっかりと自立してくれます。ですがMGダブルゼータガンダムVer.Kaは経年などで関節が弱くなってヘタレやすくなっているので、このキットも経年によって自立が難しくなる可能性はあるかもです。

ハイパー・メガ・カノンとダブル・ビーム・ライフルを外した状態を全身から。

白い増加装甲が印象的な重厚感あるフォルムになっています。

頭部。FAZZ特有の形状が新規造形で再現されています。額にあるダミーのハイメガカノン内部もパーツで細かく色分けされています。

FAZZの旧キットが手元にないので、MGフルアーマーダブルゼータガンダム(画像左)やMGダブルゼータガンダムVer.Ka(画像右)の頭部と並べて比較。シャープで整ったイケメンフェイスになっています。MGダブルゼータガンダムVer.Kaの頭部ともだいぶ印象が違っています。メット部は左右挟み込みタイプですが、後頭部にできる合わせ目は段落ちモールド化されています。

首の付け根は新規パーツになっています。

胸部の装甲はハッチが開閉可能。内部は赤い成型色で別パーツ化されたミサイルがメカニカルに造形されています。

ツインアイや胸部増加装甲中央のセンサー類はクリアーパーツにシールを貼っての色分けです。

腰は艶のある動力パイプパーツが造形されています。動力パイプはリアアーマーに接続。リアアーマーにはハイパー・メガ・カノンのエネルギーケーブル接続用のパーツも造形されています。

サイドアーマーはダブルゼータガンダムのサイドアーマーに増加装甲を被せるかたちで造形されています。裏面にも裏打ちパーツが造形されています。

腕部。肩と前腕を包むように増加装甲を纏っています。肩側面の装甲は展開が可能。

前腕の増加装甲は合わせ目ができない組み合わせになっています。右前腕にはダブル・ビーム・ライフルがマウント可能です。

左の前腕はハッチが開閉可能で、展開すると内部のミサイルランチャーが露出します。

脚部は強化型ダブルゼータガンダムに白い増加装甲を被せることで構成されています。膝や外側のダクトは黒いパーツでの色分け。

裏打ちパーツも簡単に造形されています。

ハイパー・メガ・カノン。多数のパーツ構成で、各部ともメカニカルな構造が再現されています。色分けも良く、細部までこだわった作りになっています。合わせ目もできない構造。

砲口周り。上下の動力パイプは艶ありパーツで再現。側面のモールドもイエローパーツで色分けされています。下部中央の合わせ目も段落ちモールド化。

側面の白い装甲部分もラインモールドが別パーツで色分けされ、フックのような箇所も可動します。上部のセンサーはクリアーパーツにグリーンのシールを貼っての色分けです。

反対側も動力パイプが造形されるなど、メカニカルな構造に。

下部も艶ありの動力パイプが造形。ハッチを開くことでグリップが展開可能です。

上部のアンテナや装甲は少し可動します。

上部の合わせ目も段落ちモールド化。

後部のアームは前後、左右、回転などフレキシブルに可動します。複数パーツの組み合わせでしっかりとした作りになっています。

ハイパー・メガ・カノンは背部のミサイルランチャーを外して取り付けます。少し斜めにしたりしながら引き抜き・差し込みを行いますが、脱着はカンタン。

エネルギー供給用のケーブルはMGガンダムヘビーアームズなどに付属しているものと同じです。リボンケーブルに同型パーツを複数通すことで造形されています。接続部が抜けやすいので注意です。

ダブル・ビーム・ライフル。MGダブルゼータガンダムVer.Kaの基部をベースに、MGディープストライカーの改良型ビーム・カノンに似た形状の砲身が新規パーツで構成されています。

MGダブルゼータガンダムVer.Kaのダブル・ビーム・ライフルと並べて比較。砲身のサイズ感が違います。

変形時に頭部を格納するスペースはパーツを埋め込んで塞ぐようになっています。

キャノピーは展開しますが、内部にパイロットフィギュアはありません。グリップは展開可能。

センサーは収納可能で、手前の装甲も変形機構の名残で展開収納が可能です。

砲身は左右挟み込みタイプですが、上下にできる合わせ目は段落ちモールド化されています。

砲身は後方に向けることはできますが、干渉するので折りたたむことはできません。

MG FAZZ(旧キット)が手元にないので、MGフルアーマーダブルゼータガンダムと並べて比較。プロポーションが違いますが、各部の情報量もかなり違っています。

同シリーズのMG Sガンダム(2019年4月発売のMG Ex-Sガンダム)と並べて。並べてもそんなに違和感はなさそうです。

頭部は少し上下可動させることができます。左右へはスムーズに可動します。

ショルダーアーマーが干渉しやすいですが、腕は水平程度にまで上げることができます。肘も割と深くまで曲げることができます。

肩は若干後方にスイングが可能です。

上半身はわずかに前後スイングさせることができますが、バックパックに重量があるので反らせてもすぐに戻ってしまいます。MGダブルゼータガンダムがコア・ファイター内蔵ということもあり、腰の回転もできないようになっています。(画像は用意しませんでした。)

前後開脚はある程度開きますが、干渉しやすく、ぎこちない感じがあります。

左右への開脚はハの字程度まで展開が可能。

可動域の総括としては、そこそこ動いてはくれますが、装甲が大きく干渉しやすいのでおとなしめのポージングで済ませておいたほうが良いのかなとも思います。

各部増加装甲は脱着が可能です。装甲の脱着は容易で、各部とも固定強度は高めでバラけにくいようになっています。

増加装甲をパージした強化型ZZガンダムの状態を全身から。

ヒロイックなZZガンダムとは対称的に、量産機らしい全身グレーの地味なカラーリング。

各部をMG強化型ダブルゼータガンダムVer.Ka(MGダブルゼータガンダムVer.Ka+強化型拡張パーツ)と比較しながら各部を見ていきます。

胸部。胸板のアンテナがオミットされ、フロントアーマー中央ランディングギアハッチの形状なども変更されています。なので、増加装甲を被せてフルアーマーダブルゼータガンダムを再現したい場合は、一部パーツを組み換える必要がありそうです。

サイドアーマーも装甲を被せるため、一部形状が異なります。

リアアーマーも動力パイプが接続できるよう、新規パーツに変更されています。

サイドアーマーは基部以外はMGダブルゼータガンダムVer.Kaと同じ。なので翼が前後に可動します。

フロントアーマーは左右に広く展開可能。中央部はランディングギアを含め、装甲も展開が可能です。

フロントアーマー、リアアーマーともに裏打ちパーツが造形されています。

説明書に記載はありませんが、上半身をパージすることでコア・ファイターが脱着可能です。

コア・ファイター。MGダブルゼータガンダムVer.Kaに付属のものと同じですが、グレー主体の地味なカラーリングに。余剰のランディングギアパーツ(クリアー成型色)を使うことで駐機状態でのディスプレイが可能です。

キャノピーは開閉可能。コックピットにはパイロットフィギュアが造形されています。変形時、ちょっとわかりにくいかもですが、変形に応じてコックピットの位置を回転させることができます。

下部に3.0mmジョイント穴が空いているので、アクションベースなどへのディスプレイもカンタン。

腕部をMG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと比較して。シールドがありなしで大きな違いがありますが、前腕も変形がオミットされたものが新造されています。肩前後にはハッチ(赤◯)が造形されていますが、増加装甲の取り付けには使用しません。

腕部は簡単な内部フレームが造形されています。前腕に変形機構はなく、シンプルなパーツ構成に。

二の腕などはダブルゼータガンダムと同じですが、新造された前腕は付け根がロール可動するようになっています。ハンドパーツはダブルゼータと同じで、親指のみ可動し、のこり4指を組み換えるタイプです。

ショルダーアーマーの装甲は強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと同じロングサイズのものが使用されています。ただ、基部が新規パーツになっていて、増加装甲を取り付けられるようになっています。

脚部は強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaとほぼ同じ。違いは膝左右の角型ダクトパーツが小型化されているくらいです。複数パーツの組み合わせて、メカニカルな肉厚装甲が造形されています。

脚部内部フレーム。変形機構もそのまま残されています。

膝やスネの各部装甲はそれぞれ可動します。

後部の装甲も上下にスライド可能。

スネ左右の装甲も少し広げることができます。

膝のランディングギアも展開可能。

ふくらはぎ左右のハッチを展開し、増加装甲を取り付けるようになります。

ソール部は強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと全く同じ形状です。ダブルゼータガンダムに比べてつま先が延長されたタイプ。

足裏はモールド入りのパーツで色分けされ、踵は内側に収納可能です。

バックパックを強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと並べて比較。部分的に強化型ダブルゼータガンダム用のパーツを使用しつつ、大部分が新規パーツによってFAZZ特有の形状が再現されています。強化型ダブルゼータガンダムに比べるとだいぶ小型に。

スラスターカバーは少し可動します。

側面のウイングは広く展開が可能。

上部のミサイルランチャーはハッチが展開可能で、内部ミサイルが露出します。ミサイルは赤いパーツで色分けされています。

側面のビームカノン。形状はMG Sガンダムとほとんど同じですが、構造は異なります。

下部の装甲は左右に可動します。

付け根がボールジョイント接続で、左右への可動や回転などが可能です。

下部スラスターは強化型ダブルゼータガンダムと同じ形状で、内部は青いパーツでの色分けです。

バックパック接続用のアームはMGダブルゼータガンダムVer.Kaと同じです。

MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと並べて。頭部や腕部、バックパックの形状が違っているだけでなく、カラーリングも異なるのでだいぶ印象が違っています。

その他の各部可動域はMGダブルゼータガンダムVer.Kaと大体同じなので、以下のリンクからそちらのレビューをご参考くださいm(_ _)m

⇒MG ダブルゼータガンダムVer.Ka レビュー

武器保持用の指パーツ(右手用)、アクションベースジョイントパーツが付属します。

MGダブルゼータガンダムVer.Kaや強化型拡張パーツ用の余剰パーツが多数付属します。バックパックパーツなどがないので完全なMGダブルゼータガンダムVer.Kaとして組むことはできませんが、各部を組み換えることでそれらしい形状にすることは可能です。コア・ファイターやクリアーのランディングギアパーツは予備パーツとして付属しています。

専用の水転写デカールが付属します。α任務部隊に投入された3機用のナンバーデカールも付属。

武器保持用の指パーツを使うことで、ダブル・ビーム・ライフルが保持可能です。

余剰の平手を使うことで表現力も少し高まります。

強化型ZZガンダムだと軽装なので、ある程度ガシガシと動かせます。

増加装甲を取り付け、ハイパー・メガ・カノンを背負ったFAZZ状態で。自立がそこそこ安定するので、接地状態でのポージングもストレスなく楽しむことができます。

ハイパー・メガ・カノンを背負わせた状態だと片側に比重がかかってキットが落下しやすくなるので注意です。

胸や前腕のハッチを開いてミサイルランチャーを露出させると、より重武装感が増したようなポーズが再現できます。

ハイパー・メガ・カノンを外してアクションベースにディスプレイさせると安定します。

ハイパー・メガ・カノンはグリップを握らせて保持することで、より迫力のある演出ができます。

以上です。武装モリモリで存在感が際立つキットになっていると思います。大型のハイパー・メガ・カノンやダブル・ビーム・ライフルを装備しながらも、しっかりと自立してくれているのには感動しました。干渉しやすいため、派手なポーズを演出するのは難しいですが、関節やパーツの固定強度が高めである程度動かしても耐えてくれるのがいいですね。

欠点的には、ハイパー・メガ・カノンを装備して浮かせた状態でディスプレイさせると、どうしても右側に比重がかかって傾きやすいですし、最悪落下して破損してしまうこともあるので注意です。浮かせたい場合はハイパー・メガ・カノンを外し、重量が均等になるようにしてディスプレイさせたほうが良さそうです。

普通に構えたり、簡単にミサイルランチャー用ハッチを展開するだけでも十分な迫力が出せますし、少し動きをつけてディスプレイしておくだけで楽しめる優れたキットになっていると思います。機体は『ハリボテ』と揶揄されることもありますが、キットはしっかりとしていて頼もしいです。MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Ka(別売り)に増加装甲を装備すればフルアーマーダブルゼータガンダムも再現できそうですし、独特の重武装感が味わえるキットとして楽しめそうですね。

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3 件のコメントがあります。

  1. ken

    on 2020年2月15日 at 11:53 - 返信

    充实的套件 可玩性超高😄

  2. 匿名

    on 2020年2月16日 at 02:37 - 返信

    早く、フルアーマーダブルゼータガンダムが欲しいっ!ww
    レビューお疲れ様です、今日出て今日組み上げるとは見上げたものですっ!!

    • nori

      on 2020年3月7日 at 09:50 - 返信

      コメントありがとうございます!
      レビューをご覧いただき感謝ですm(_ _)m
      組み立て頑張りました^^;

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