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HGUC ロト ツインセット レビュー

今回は、2010年3月に発売されたHGUC 1/144 D-50C ロト ツインセットのレビューをご紹介します!

HGUC ロト ツインセットは、『機動戦士ガンダムUC』に登場する小型変形MS『D-50C ロト』の1/144スケールモデルキットの2体セットです。肩部センサー、ロング・キャノン、メガ・マシン・キャノンといった武装を持つ特徴的な機体形状を新規造形で再現。マシン・キャノンや投光器への組み替えギミックの他、タンク形態への変形が可能なキットになっています。価格は1,760円(税込み)です。

『D-50C ロト』はサナリィが地球連邦宇宙軍特殊作戦群「エコーズ」の専用機として開発し、主に特殊任務、特に隠密作戦にて運用された特殊部隊用モビルスーツ。この商品には『D-50C ロト』2機分が入っています。

メガ・マシン・キャノン✕2、、ロング・キャノン✕4、マシン・キャノン✕2、投光器✕2、展開型のビームバーナー(左右)✕2、ハッチオープンタイプのミサイルコンテナ✕4ディスプレイ用ジョイントパーツ✕2が付属。

2体とも形状は同じなので、1体分のみの各部を見ていきます。まずは全身から。

『D-50C ロト』は主に隠密作戦を遂行するための機体ということで、ダウンサイジング(小型)化された機体形状やタンク形態への変形のための無限軌道などが再現されています。

成型色はブラウン(ダークグリーン)とくすみのあるイエロー(ミドルストーン)がベースのミリタリー調エコーズカラー。肩に組み替えで装備するメガ・マシン・キャノン、ロング・キャノン、マシン・キャノンといった武装類はグレー成型色での再現となっています。

シールは頭部バイザーや一部センサーを補うくらいでわずか。頭部のセンサーや腕部ミサイルコンテナの弾頭などを塗装する必要がありますが、素組みでも十分なくらいの色分けが再現されています。

関節や一部の内部パーツなど、強度が必要な箇所にはABSが使用されています。KPSは不使用。

ポリキャップも不使用。パーツのみで構成されています。背部に無限軌道を持つバックパックを装備しているため、後方に負荷がかかります。接地面も小さいので倒れやすいですが、うまくバランスを調整することで一応自立は可能です。

頭部はエッジの効いたモールドでメカニカルに造形。オレンジのバイザーやセンサーなどが細かくデザインされています。バイザー、センサーともにオレンジのシールでの色分けで、劇中のようなバイザー内部の1つ目センサーは造形されていません。とさか前後や一部のライン型センサーはオレンジに塗り分けが必要です。

メット部は前後2個パーツ構成ですが額上部から側頭部の合わせ目はモールド化。小型キットなのでその分組み合わせがシンプルですが、全く違和感や落ち度のない作りになっているのがいいですね。頭部は変形用に押し込むことができます。

胴体部。派手さはないですが、厚みのある装甲でミリタリー感が強く表現されています。胸部下の白い装甲部分は白いシールでの色分け。

両肩には武器マウント用のハードポイントが造形。

メガ・マシン・キャノンを装備する場合は右肩に組み付けます。

メガ・マシン・キャノンは表面に細かなモールドが入るなどメカニカルに造形。

左右の組み合わせで上下に合わせ目ができます。

銃口は4基。

ロング・キャノンを装備する場合は両方に組み付けます。

ロング・キャノンはメガ・マシン・キャノンよりも細身。左右の組み合わせで上下に合わせ目ができます。劇中での射撃シーンも印象的でした。

砲口は深くまで開口。

メガ・マシン・キャノン、ロング・キャノンともに45度程角度を変えることができます。左右へのスイングも適度に可能。

フロントアーマー裏にモールドはなく簡易的な作り。フロントアーマーは前後スイングと、タンク形態への変形用に左右への展開が可能です。サイドアーマーは上下にスイングするのみですが、裏面には少しモールドが造形。股間部はボールジョイント接続です。

股間部には変形用のアーム展開ギミックがあります。小型ながらも設定通りの変形ギミックを搭載。

腕部は細身ながらも、肩のハードポイントや前腕のミサイル・コンテナなどがメカニカルに造形。前腕には特徴的なビーム・バーナー(収納状態)を装備しています。

二の腕は筒型で合わせ目はなし。前腕のミサイルコンテナは左右の組み合わせですが、合わせ目は前面が段落ちモールド化。後面も合わせ目が端にくるようになっています。肘関節は分離できないですが、合わせ目を消す場合はマスキング塗装が適しているかと。

前腕のビーム・バーナーは付属のパーツと組み替えることで展開状態が再現可能。ビーム・バーナーはビーム束が刃を形成するビームサーベルとは異なり、高エネルギーのメガ粒子を溶断対象に直接吹き付けるとのこと。

シンプルな1個パーツ構成で裏面は肉抜き穴です。劇中ではシナンジュにひん曲げられたシーンが印象的でしたが、隔壁を溶断する様子を再現しても面白そうですね。

左右へは幅広くスイングさせることができます。主な使い方が分からないので、この可動が良いのか悪いのか・・・・;

ミサイル・コンテナは付属のパーツに組み替えることで、ハッチを展開して射出するシーンを再現することができます。弾頭はオレンジに塗り分けが必要。

ショルダーアーマーは左右の2個パーツ構成ですが合わせ目は端でモールド化。

右肩は付属のマシン・キャノンに組み替え可能。マシン・キャノンは1個パーツ構成ながらも細かく造形されています。銃口は開口されておらず。センサーはオレンジに塗り分けが必要です。

裏面は一部に肉抜き穴があります。

左肩は付属の投光器に組み替え可能。投光器も1個パーツ構成で裏面が肉抜き穴ですが、ライトのシャッターなども細かくデザインされています。

脚部。前面はフラットな装甲と側面のミドルストーン色装甲が印象的に造形。背面はタンク形態を重視して全体が無限軌道になっています。無限軌道は軟質素材ではなく通常のPS素材なので、密着剤不要で塗装がラクなのはいいですね。

大腿部は筒型で合わせ目はなし。膝から下もコの字型パーツを被せるなどの組み合わせで合わせ目はありません。膝はヒンジ接続ですが、前後で挟むのでチープな感じもありません。無限軌道は履帯と転輪が一体で固定。履帯のスライドギミックなどはありません。ですがそれと分からないくらいのリアルな作りになっています。

膝の装甲は変形用に前後スイングが可能。

ソール部はコンパクトに造形。足甲やアンクルガードは別パーツで色分けされるなどデザイン性の高さを感じさせる作りです。

つま先は前後にスイング可能。アンクルアーマーも変形用に引き出しが可能です。引き出し、押し込み先で簡単なロックがかかるので自然に閉じたりすることはありません。

背部にはボックスタイプのバックパックを装備。下部には無限軌道を装備しています。無限軌道の中央には劇中で兵士(アルベルト他?)が出てきたハッチが造形されています。

バックパック上部が別パーツ構成でふちに合わせ目ができます。そのままモールドとしておいても良さそうですね。ロト本体とは角型ダボ接続ですがダボだけでなく、形状に合わせて各部を組み合わせるようになっているのでまずまずの固定強度があります。

こちらの無限軌道も履帯のスライドギミックはなし。タンク形態への変形用に基部が反転するようになっています。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと並べてサイズを比較。陸ジムの2/3程度というかなり小型なキット。手のひらに収まるくらいの大きさなので取り扱いやすいです。ロトの全高は12.2m(MS形態時)。キット自体の大きさは8~9cm程度。

劇中episode1で戦闘を繰り広げたHGUCクシャトリヤと並べて。クシャトリヤがかなりの大型キットなので。小柄のロトと並べると圧倒的な差があります。このサイズ差でエコーズの兵士が逃げ腰になっていないのはすごいですね。むしろ小回りが効くほうが優位なのかも・・・。

同シリーズのHGUCユニコーンガンダム(ユニコーンモード)HGUCシナンジュとも並べて。これらと並べてもかなりの差がありますね;

頭部はボールジョイント接続でわずかに上下することができます。左右へは首が短く、頬が肩と干渉するため45度程度までのスイングとなります。

腕は水平以上に上げることができます。肘は1重関節で90度程度まで曲がります。

腕の付け根がボールジョイント接続で、肩は前後とも少しスイングさせることができます。

腰が軸接続で腹部なども可動しないので、上半身の前後スイングはありません。画像は省きました。

アクションベースやスタンドへは、付属のジョイントパーツをバックパック下部に組み付けてのディスプレイとなります。しっかりと固定されるのでディスプレイは安定します。

前後開脚は、前方へはフロントアーマーが適度に可動するので水平まで展開可能。後方へはバックパックが干渉するので制限されます。

腰はわずかにひねることができます。膝は大腿部と無限軌道が干渉するので90度曲がらないくらい。ヒンジ接続でパーツが引っかかりやすいので、無理に曲げて破損させないように注意です。

足首は少し前後させることができます。左右へはまずまず広めにスイング可能。

股間部がボールジョイント接続ですが、左右への開脚はハの字以上に幅広く展開させることができます。

内股、がに股は45度程度まで展開可能。

大腿部と膝から下との長さに差があるため、立膝をきれいな姿勢で再現するのは難しいようでした。

可動域の総括としては、頭部や腰部など多少可動が制限される箇所はあるものの、腕部や股間部、足首などは適度に可動するので、ある程度自然なポーズを取らせることはできそうです。

右肩にマシン・キャノン、左肩に投光器を組み付けた状態で。

ちょっとした変化ですが、何も装備していないよりはだいぶ雰囲気が変わっていると思います。小型(12cm程度)のキットですが、一般的な16cm程度のキットと変わらないくらい、細かなモールドや全体的なデザインがしっかりとしています。

後方に負荷がかかって自立が難しいため、背部にジョイントパーツを組み付けて市販のスタンドで支えています。左右への開脚幅はありますし、足首も適度に曲がるので、スタンドで支えてやればある程度の表情付けは可能です。

前腕のミサイル・コンテナ先をハッチ展開型のものに組み替えて。これだけでも十分に攻撃的な表情は付きますね。

両肩にロング・キャノンを装備して長距離支援兵装に。ガンキャノンではないですが、肩にキャノンを装備したことでシルエットが変化しています。

ロング・キャノンが上下や左右に動くのでポージングでの表情が付けやすいです。ただ、ロング・キャノンのボールジョイント接続基部がややふらつきやすいので注意です。角度を変える箇所が硬めなので、動かすとたまに基部が抜けてしまうこともありました。

右肩にメガ・マシン・キャノンを装備して。こちらも劇中に何機か登場していたと思いますが、太い武装なので肩に目が行きますね。『メガ』なだけに・・・・(笑)

こちらも肩への接続基部が少しふらつきやすいです。左右に向きが変わりやすいのと、上下に向きを変えたいとき、力が加わって外れることがあるので注意です。

基本的にロトは2機を一組として行動するということで、2個セットというのは理にかなっていていいですね。2体で攻撃するシーンが再現できるのでその分、シーン演出でも臨場感などが感じられるようになっています。

どういったポーズで使うのがいいのか分かりませんが、前腕に展開状態のビーム・バーナーを組み付けて。炎のエフェクトパーツを使って火を吹き出すシーンを演出してみても面白いかも。

タンク形態への変形は、頭部を押し込んでフロントアーマーを左右に展開。(説明書とは若干異なるのでご注意を。)

股間部のアームを展開しつつ、脚部の膝を三角座りのように曲げて前方に展開(赤◯)。ソール部はアンクルアーマーを引き出してつま先を上向きにします。

バックパック下部の無限軌道を反転させて左右の装甲を後方にスライドさせます。

最後に肩部を内側に押し込み、前腕ミサイルコンテナの角度を90度曲げたらタンク形態への変形完了です。

タンク形態。無限軌道をしっかりと接地させ、脚部を前方に展開したことで小型タンクらしいバランスの取れたデザインに変化しています。機動戦士ガンダムF91に登場した後継機であるガンタンクR-44に近い変形方法になっているのがなかなか秀逸でいいですね。

タンク形態をいろんな角度から。各部にロック機構がないですが、浮かせない限りはしっかりと接地してくれるのでディスプレイはラク。浮かせると膝の部分が垂れる場合があるので注意です。

ロング・キャノンを装備して。タンク形態でも肩の装備は問題なく組み替えることができます。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。細かなパーツ構成で落ち度がないですし、合わせ目もほとんど露出するところがなく、小柄ながらも完成度の高いキットになっています。パーツによる色分けの再現性が高いのもいいですね。2体付属しているのでディスプレイ時の臨場感もしっかりと表現できますし、装備を変えて組み合わせることで、戦術等に沿ったディスプレイが再現できるのも嬉しいところです。

気になる点は腰回りが比較的分解しやすく、手に持って弄っていると下半身が外れて落下したりする場合があるので注意です。それと、膝がヒンジ接続でC型部分が細身なので、膝を曲げる際に少しでも引っかかると破損しやすいです。自分は足1本がやられましたが、その後は慎重に動かすことでなんとか対応できています。ゲート跡などをきれいに処理した上で組み付けると少しはマシになりそうです。股間部が硬いのはそこまで気にはなりませんでした。

メガ・マシン・キャノンやロング・キャノン、マシン・キャノン、投光器などの組み換えによる装備バリエーションも豊富ですし、組み替えることで多種の仕様を再現して楽しむことができます。ビーム・バーナーやミサイル・コンテナのハッチ展開など細かなギミックも抜かりなし。変形までできるという充実ぶりで、脇役ながらも全く侮ることのできない、豊富な遊びのバリエーションを持ったキットになっているのがいいですね。

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キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。薄刃ですが強度が高く長持ちするのでおすすめです。⇒ヌルっと切れる片刃ニッパーのレビューはこちら

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